仮面ライダーウィザード  第50話「大切なものは」

 2013-09-14
すべては笛木の凶行ゆえとはいえ、多くの罪なき人々の(ソラ除く)命と、晴人の普通の人間として全うされるはずだった人生をも踏み台に生まれた存在――賢者の石の器、コヨミ。
どこかでこの呪われたと言って過言でない命にケリを着けなければならなかったのは当然のことで、とは言っても…予想された顛末としても、この親子の消滅は切ないな。
(笛木に運命を捻じ曲げられ家族の命まで危険に晒されたひとりとして、今回の轟鬼さんの憤りがそうしたコヨミの存在の負の面を代弁してるんだよな)

笛木の凶行を止め、コヨミを救う。そのために笛木に立ち向かう晴人ながらも、晴人の腹のウィザードライバーも、ドラゴンの魔法石さえもすべては笛木が晴人に与えてきたもの。またも敵わずコヨミを連れ去られる展開というか、ここは前回のかっこいい引きがある分、致命傷とまでは行かずとも、晴人の怒りの一撃が笛木に喰らいつく部分があっても良かったっておもうんだよなあ。
その能力は悪が与えたものとしても、創造主の思惑以上の力を持って悪を討つ仮面ライダー…という浪漫的に考えて。

そしてコヨミの内の賢者の石を狙ういまひとりとして、自宅に戻った笛木を襲うソラ。返り討ちと思われつつ、腹に突き刺さった白い魔法使いの武器を手放さなかったのは、執念とともに、最後に笛木の間隙を突くための布石。
笛木邸から逃げ出したコヨミと晴人の再開と、やっと晴人の手に戻るインフィニティーの指輪。
唯一、笛木の手に頼らず、晴人自身が生み出した――無限の希望の魔法。
あの日、初めて魔法使いの資格を与えられた日から、いつか来ると約束されていたであろう…ウィザードと白い魔法使い最後の対決。
誰から与えられた魔法ではなく、自らが生み出した魔法たるインフィニティーこそ、晴人自身が笛木と同格に立った証。キックストライク同士の激突が、まさに拮抗する魔力の威力を端的に現してるというか、ビジュアルの迫力もあってまさに最終決戦に相応しい一葉なのかも。

同格の力同士の激突として、ダブルノックダウンを余儀なくされる二人の魔法使い。なんとか立ち上がるも、漁夫の利を狙い、突如乱入してきたソラ/グレムリンによって、コヨミの目前で討たれ、消滅する笛木…。
ここに至るまでに多くの人間を犠牲にしてきた悪党として、すべては、あまりに自業自得に過ぎる最期とはいえ…あるいは父親である前にひとりの人間として、最愛の家族の死、それを受け入れることが出来たのなら笛木の運命もまた変わっていたはずなんだがなあ。
そしてあまつさえ、賢者の石を取り出せるアイテムとしての白い魔法使いの武器にて、コヨミを斬り裂きその内の賢者の石を引きずり出すソラ――。
これはなあ、笛木がかかってしまった…愛する者を救うことも出来ず、みすみす目前で死なせてしまったという後悔と呪い、すべてが晴人に継承されてしまった悪夢でもある訳で…。予告でもコヨミに未練を残す台詞を言っているし、ソラとの決着は当然描かれるとして、本当に、またなおコヨミを取り戻そうと晴人が醜く足掻く…笛木と同じ人生を辿ってしまう展開まであり得るんだろうか。
消滅の間際、すべての元凶、賢者の石の破壊を晴人に託すコヨミ。湖畔に響く、彼女の名を呼ぶ晴人の絶叫虚しく――。

次回、本編最終回。今まさに、笛木と同じ立場になってしまった晴人の決断や如何に?
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