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氷菓 第十一話「愚者のエンドロール」

 2012-07-07
長編「愚者のエンドロール」編解決。
入須先輩の影のアドバイザーだった人物が最後まで固有名詞を明かされないのは原作どおりとして、まあ第1話から見てる視聴者には誰だったのかは判りやすいですかね?

自分の推理の矛盾に気づき、そして奉太郎が思い知る、自身が他者の感情を鑑みない故に、他者に容易く利用されていたことに気付けなかった辛辣な事実。
タロットカードが指す人物評から、奉太郎がやっと行き着く、事件がそもそも「フィルムの謎を解く」ことではなく「フイルムを完成させる」目的で起こされた茶番劇という真相。
「女帝」のカードを持った、すべての糸を引いていた“真犯人”は、いつになく感情的な声を発する“探偵”に「女帝」の称号に相応しく毅然と接する。“探偵”が求めていたものがあくまで“真相”として、それを、最も“探偵”が望む形で与えるために。あたかも、それこそが“探偵”に対する報酬のごとく。

奉太郎の「それを聞いて、安心しました」の言葉は、確かに“報酬”を受け取ったことの証印。まさに自分の推理が“真相”として認められたこと。
そしてそれは、自分が人形劇で踊る愚か者だったことを認めること。
今回、原作にない部分のキャラクターたちの心の機微を映像面でフォローする演出が目立ったけど、原作通過済みとしてはさすがにミステリー人形劇のポスターを忌々しく見つめる…ってのはやり過ぎな感じではあります。
視聴者誰もが原作――キャラクターたちの微妙な心境の揺らぎに目を通した上でアニメ見る訳でもないので、視聴者にわかりやすい形での主人公の心象描写は必要なんでしょうけど。

原作が淡々と進む分、原作からは意外な(抑制した演技としても)すぐ感情的になる奉太郎像というのは、演じる中村悠一(ブシドー)が、視聴者的に好感の持てる血の通った存在感を与えていると思えます。いえ映像面からして、淡々とした物語から時折背筋が凍るような描写をぶつけてくるあたり、まさしく「映像の力で魅せる」アニメになってるとも。そういう意味でも京アニという製作会社が任されるべくして任されたアニメなのかも。

その原作から大きく変わったエピローグは、ええもちろん原作どおりだと視聴者の目が疲れるからという理由以前にメインヒロインの顔出しの出番を増やす救済措置(笑)。
次回、実はやるとは思ってなかった長編「クドリャフカの順番」編スタート。やるとしたら二期製作決定か、劇場版かって思ってたんだがなあ(苦笑)。文化祭編楽しみです。
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氷菓「第11話 愚者のエンドロール」/ブログのエントリ 【anilog】
氷菓「第11話 愚者のエンドロール」に関するブログのエントリページです。
【2012/07/08 01:50】
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