あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 最終回「あの夏に咲く花」

 2011-08-11
なんかのラノベかゲーム原作の田舎系萌えアニメかと思って見始めて、その実原作のないオリジナルアニメで、やってることは生々しいまでの過去への確執と各々のキャラクターたちのコンプレックスのぶつけ合い(汗)。
そして最終的に至る結末はベタな泣かせ系と、アニメというよりは実写ドラマ向けの話ではあったかなあ。いえまあ、劇中の事象と人間関係のあらゆる原因でもあるメインヒロイン・めんまの天真爛漫さと萌え度はアニメでしか表現不可能ではありますけれど(苦笑)。

各々の本音をぶつけ合うことで(嗚呼…やっぱりぽっぽがある意味一番重いところ背負ってた)、やっと各々のわだかまりを捨て、再びお互いに仇名で呼び合うかつての関係へと戻っていく超平和バスターズ。
明かされるめんまの願いは、生前じんたんの母ちゃんと約束した、母ちゃんの入院を機に気張って感情の発露を乏しくしたじんたんを「泣かせる」ため。超平和バスターズとの再交流を機に、次第にじんたんがかつての、みんなに頼られていた元気なガキ大将としての姿を取り戻していった時点で果たされていた約束と、最終的に、じんたんのみならず全員が全員、かつての仲間達としての自分自身を取り戻していって、やっと叶うこととなる「めんま自身」の願いとしての、仲間たちとの再会と永遠の友情――。
めんまが消えていくその瞬間、最後の最後で、超平和バスターズ全員がめんまの姿が見えるようになったというのは…、ぶっちゃければじんたんの母ちゃんとの約束が果たされた段階で、じんたんだけが「特別」でなくなったということ。それだけに、何よりも、めんまがじんたんへの最後の手紙にしたためた…今まで特に明かされなかった「めんま自身の、じんたんへの気持ち」が…本当に、何よりも泣けるんですよ。

再び学校へ通い始めるじんたんとあなる、
相変わらずな距離感を保ちつつも互いに気心の知れた様子が伺えるゆきあつとつるこ、
自身も進学を果たすべく勉強を開始するぽっぽ。
泣かせ系最終回の定番とはいえ、きちんと各々の「前進」の様子が描かれたのは良かった(あなるの友人達が、きちんと彼女の復学を迎え入れるのも含めて)。
最後のじんたんのモノローグ、自分たちは大人になっていくというのは、きっと年齢を重ねた分の役割も、責任も背負っていくという「事実」と共に、きっと「だからめんまの死(消滅)から先に進まなければならない」という決意表明にして、みんながいつまでも仲良くあってほしいというめんまの願いを守っていくという誓い。
夏のゴーストという普遍的なテーマを扱ったアニメとはいえ、全体的に丁寧に作られた作風は、普遍的なものであろうときちんと視聴者の胸に訴えかけることが出来るという良い証明。ある意味今後の同テーマ作品のベーシックとなりうる良出来なアニメだったです。
いえ、ゆきあつについてはもう今後の作品で真似できない、このアニメにて燦然と輝く類を見ないキャラクターとして(苦笑)。
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