仮面ライダーオーズ/OOO 第31話「恩返しとたくらみと紫のメダル」

 2011-04-30
与えられたものを返そうという真摯な願いが、
10枚から1枚を外されそれを満たそうとする願望が、
新たな欲望となり誰も思わぬ波乱をもたらす。

今まで半ばギャグ要員だったのが、カザリと完全に手を組み鴻上ファウンデーションに反旗を翻すというどシリアスな事態をしでかした真木。もう伊達そして左腕のキヨちゃんと組んでのトリオ漫才も、1000回記念映画制作でのノリノリのショッカー幹部役という勇姿も見ることはできないのね(悲)。
その真木が、退職金代わりに宇梶剛士の元からギッてきた10枚の紫のメダル。そこから1枚を抜き取ることにより、メダルに芽生える“欠けたものを満たそうとする願望”…新たなグリードの誕生か!? って、冬の劇場版で既に暗躍していたらしいギルなる恐竜系グリードの存在はなかったことに…??

今回の事件の発端となるのは、カザリが派手に暴れてる間闇金を運営して地道にセルメダルを稼いでいたウヴァ(嗚呼、なんて涙を誘う地道にして堅実な稼ぎ方)と、そのウヴァ金融の元で何も知らずにメダル運びのバイトに勤しんでいたゲスト・歌舞伎役者二代目坂東巳之助。つかなんでこんなにチンピラ役が板についてんだよ。
巳之助がバイトに励んでいた理由は、かつて世話になった亡き恩師へのお礼のため、遺族に援助するために稼いでいた…とまでは不器用なチンピラ青年のちょっといい話なんだけれど、実際巳之助が恩師の家族にもたらしていたのは、見知らぬ人間からの援助に甘えての堕落と借金漬けの生活。自分が援助していた家族が、自分のバイト先の闇金から借金していて、その闇金のバイトで稼いだ金が家族の元へ流れて家族を堕落させ…という愚にもつかない金のループ。
“金”を裏テーマとした番組として、この唖然とする展開がなんとも辛辣な。

恩師への恩返しをという巳之助の思いは決して間違ってはなくて、ただ、その恩返しの方法がズレていたことを巳之助に諭す映司。“金”は物理的なる万能の“資”にして、人間を惑わせてしまう欲望の媒介。黙って金を渡すことは、渡した当人にとっては自己満足を満たす行為であっても、渡された相手にとっては当惑と誘惑の対象…。
こうした“金”に対する辛辣な描き方が、視聴者の子供さんにとっての小遣いの使い道に影響を与えることに繋がってほしいと願うばかり。

自らの経営する闇金の存在を映司とアンクに突き止められ、巳之助からヤミーを誕生させるウヴァ。巳之助のおかげで溜めたセルメダルにより、地道に肉体強化を果たしているウヴァというか、何故だろう、なんか今回はこいつの地道で堅実な努力を凄く応援したい気がする(苦笑)。
駆けつける伊達と後藤の小粋な会話が、なんともこいつらはこいつらでもういいコンビとして結実してますですよ。なにげにこのコンビの新戦力となるのは、真木が研究所に忘れていった新カンドロイド・トリケラカンドロイド。バースバスターのメダル補充に可愛く尻尾でメダルを弾いて活躍というか、いや真木が盗聴器でも仕掛けて行ったんじゃないかとかちったあ疑え。
オーズもタジャドルコンボにフォームチェンジし、久々に活躍のタジャスピナーによる決め技でヤミー撃破。そして、そのオーズの元に、視聴者に何の説明もなく飛来する…5枚の紫のメダル!
次回、いよいよ最強フォームことプトティラコンボ登場。ちなみに今回ドサクサでアンクのメダルが1枚ウヴァに取られてしまったため、当分タジャドルへのチェンジはありません(泣)。タトバコンボをベースとしたフォームとして、むしろプトティラよりよほどオーズの最高位コンボって気がしてたんだがなあ。

ところで今回、闇金の所長役西山浩司って、あのイモ欽トリオのワルオだった西山浩司??
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北国に蠢く黒い影。心に星を持つ男。
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