STAR DRIVER 輝きのタクト 第21話「リビドーなお年頃」

 2011-02-27
コウとマドカが最後の決戦を挑んでくる話。

サブタイトルはこうでも、今回は何気にショッカーが対ライダーキック用の強化怪人を繰り出してくるっていう伝統的なフォーマット(苦笑)。今回珍しく冒頭からのロボ戦が端的にそれを示しているというか、再戦を挑んだコウが先にタウバーンのタウミサイルに敵わず敗れ、そしてマドカ、自らタウミサイルを破る強化型サイバディにアプリボワゼ。
サイバディとスタードライバーをある意味限りなく一体化するというオーバーフェーズ・システムのため、もはや巨大化したマドカそのものとなってしまったサイバデイを前に、スタードライバーを殺さずサイバディのみを破壊するというタウミサイルは使用不能。いえまあタクトがここで相手を殺せるかどうかという覚悟が問われている訳なんですけど。

そのタクトの「覚悟」に実は人一倍こだわっているように見えるのは、番組のメインヒロイン(苦笑)であるところのワタナベさん。彼女自身、タクトを殺すのを覚悟して戦ったことがあるだけに、決して相手を殺すことなく勝ち抜いてきたタクトに対してそれを甘さと呆れているのか、或いはそのタクト自身の強さを認めかけているのか?

前回ハブに噛まれたところを助けてもらった礼をケイトに述べたり、マドカのちょっかいに対して赤面したりと、タクトの他の女の子に対する態度にジェラシー剥き出しな態度を見せるワコ。遂にはいよいよ次回開演される演劇部の舞台にて、キスシーン込みのタクトの相手役に自ら立候補。うわぁ、間接的にスガタとタクトの対決フラグを思いっきり煽ってるし(汗)。
スガタとヘッド、果たしてタクトが最終的に剣を交える相手はどちらになるんだろうなあ。

オーバーフェーズ・システムによる人機一体を果たしたマドカに対し、打つ手を見出せないタクト。
ワタナベさん自身が彼女との関係に苦慮した体験を口にしたとおり、自らのリビドーにどこまでも正直なマドカの“恣(ほしいまま)の本能に忠実”な様は、一度はワタナベさんの元を離れて彼女と同じバニシングエージ所属となったタカシをも慄かさせるもの。
もはやタクトと戦うというより、好きなようにいたぶれるのを心ゆくまま楽しむマドカに対し、怒りをぶつけるのは意外にもワコ。ここでワコの発動させた力がオーバーフェーズシステムをダウンさせ、マドカの人機一体を解いてしまうあたり…事実上ワコが初めてサイバディ戦に介入した理由として、「好きな男が他の女とイチャイチャしてたから」というワタナベさんの言がなんとも判りやすいわなあ。
今回、なんともタクトに対するリビドーに正直になりかけているワコというか、いやもうそんな挙動の積み重ねひとつひとつがスガタ黒化のフラグに直結してるような気がして仕方ないですよ(大汗)。ああもう何がしたいんだろうなあこの女。

タクトに度重なる敗北を喫し、正体も知られたことで島から出る決意をするコウとマドカ。その、潔く敗北を認めての後退は意外なまでに正々堂々した悪役という印象を残すものの…実は中盤でタクトに物理的な迷惑をかけまくったぐらいで、物語に大きい影響を与えることはなかった二人であります。まあ、綺羅星にとっての重要なファクターであるところのリビドー、その反面的な恐ろしさを視聴者に提示する役ではあったのかも。
そして、二人のリビドーのままの姿勢に着いていけなくなったとばかりワタナベさんの元へ戻ることとなるタカシ。ここでの、タカシの勝手な態度に憤るシモーヌに対しての「自分を裏切った相手を許せる強さを持ってほしい」というのは、あるいはシモーヌの自分に対する気持ちを知っての彼女なりの精一杯の願いなんですかね。

ワコとスガタを守る、それこそがタクトが銀河美少年として綺羅星に立ち向かう理由。そして戦った相手を殺さないのは…或いはそれは、覚悟にも勝る「たとえ敵としても、相手を許せる強さ」。
タクトの戦う姿勢に、最も感銘を受けているのがワタナベさんとして、嗚呼彼女に対する贔屓目が止まらないよ(笑)。本当にもう番組のヒロイン、ワコじゃなくてワタナベさんでいいや俺。

そしてヘッドは今回も、本来自分に“印”を受け渡すはずでありながら今回状態に陥ってる少年・シンゴの元へ(こいつはこいつでヘッドの過去にただならない関わりを持つキャラながら…ある意味こいつの存在のおかげでヘッドの過去推察が混乱しちまうんだわなあ)。
ここでヘッドが語る自身の目的が、ソラやサカナちゃんも含めて自身の失ったものを取り戻すことであることが語られるものの…つかサカナちゃんについては自分で追い出してるし、ソラについてはいつ島を出て行ったのかも記憶してないし(汗)。
なんだかヘッド自身が記憶障害を起こしてるように見えて仕方ないんですが。サカナちゃんも、おそらくはソラも間違いなく本気で愛していたであろうヘッドながら、愛した者との別れを記憶していない(できない)――というのがヘッドの病だとして、嗚呼、ヘッドとタクトが互いに素性を知っての最終決戦が悲劇的展開の予感しかしないわ。
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北国に蠢く黒い影。心に星を持つ男。
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