ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第9話「11月22日 三年生と一年生」/「5月21日 泣く女」

 2010-03-31
ゆのと宮ちゃんがひだまり荘に入居する前年、ひだまり荘伝説の人、みさとセンパイ伝説な話。そして時は2年後、ゆのが石を投げる話。

2期でチョイ役として登場し、アニメオリジナルキャラクターとしての存在感を確立したみさとセンパイ。あくなきアートを追求するその探究心と行動力、まさに好奇心旺盛な悪戯坊主そのものという往年の大暴れっぷりは、ある意味間違いなくひだまり荘の今現在に続く空気を築いた人というのが判りやすいなあ。なんか普通にみさとセンパイスピンオフで作品作れそうなほどキャラが立ちすぎてるというのも(苦笑)。
ヒロさん沙英さんこの頃はまだ下っ端の1年生。まだ少女小説家本格デビュー前として、奨励賞を取ったばかりで次回作の創作に悩む沙英さんに対し、その旺盛なチャレンジ精神から「自分がおもしろいと思ったことは迷わずやれ」とハッパをかけるみさとセンパイ。単に伝説の変な人でなく慕われる人柄だったと描かれているのは何もキャラを立たせるためだけでなく、もちろんヒロさんと沙英さんという次の世代への、先輩から後輩への労わりの精神にとどまらない、ひだまり荘という空間そのものの継承。
たった6部屋しかない小さなアパートに形成されている、先輩後輩という縦社会の中でも気兼ねなく、悩みも辛さも助け合い喜びも楽しみも分かち合える理想的なコミュニティ。

入居初日に初対面のお隣さんにバスタオル一丁で「フロ貸してー」と突撃できる宮ちゃんの物怖じなさは、実はみさとセンパイがひとりで築いたであろう「やんちゃアパート」たるひだまり荘の称号に相応しい住民だったというか、俄然宮ちゃんがひだまり荘エリートに思えてきた(笑)。
そのみさとセンパイの部屋だった201号室に住み始めた頃、みさとセンパイが部屋に残したやんちゃな置き土産にその伝説を垣間見たゆの(苦笑)。なんだかこのまま、みさとセンパイの生き証人であるヒロさん沙英さんが卒業していっても、みさとセンパイ伝説はひだまり荘黄金神話として語り継がれていくことだろうなあ。

そして時は流れて五月晴れのスケッチの課外授業。クラスの女子で流行っている「泣く女」への石ぶつけというか、ううこのホンワカアニメですら現実の学校生活の荒んだ側面が描写される時が来ようとは。ゆのでなくても泣きたくなるわなイジメカッコ悪い。
まあ公園の池にある、ピカソ描く「泣く女」に似た岩に投げた石が当たると絵が巧くなるというおまじない。しかし校庭の吉野屋先生作のやまぶき地蔵への豊胸おまじないといい、変なおまじないにこと欠かさない学校ではあるなあ。
さすが天才肌の一発必中にてあっさり石を当てる宮ちゃんに対し、何回投げても当たらないゆのがうんせと持ち出す大石。いえ球が大きくなれば命中率が上がるってボーリングじゃありませんから。ゆの乾坤一擲の投石は見事に「泣く女」の一部破壊に成功。この場合やっぱり公共の場所の景観を壊したということで叱責の対象になるんだろうか?
かくして「泣く女」の呪いにて、腕の筋肉痛に泣かされるゆのということでチャンチャン。そんなゆのや宮ちゃんも、直接の後輩となるなずなと乃莉から見れば充分に愉快な凸凹コンビのセンパイ方(苦笑)。
ひだまり荘のルーツというべきエピソードと、それに続くひだまり荘住民のホノボノした現在。ひだまり荘という場の空気はこれからも変わり映えなく続いていくんだろうなあというあたりはなんとなくニヤニヤする余韻であります。
あ、言及し切れなかったけどみさとセンパイの相方、リリさんはひだまり荘歴代住民の中でも異彩を放つクールレディ。沙英さんが彼女の佇まいを目指そうとしているというのがなんとなく伝わるというか、頼れる先輩を装ってすぐボロが出るというのも既に沙英さんの常套ギャグですが(ニヤリ)。
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