仮面ライダーW 第20話「Iが止まらない/仮面ライダーの流儀」

 2010-01-31
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父よ、母よ、妹よ! 赤い仮面が怒りに叫ぶ。
あの夏の日、俺の家族を殺したのは貴様か!?

タメに溜めての「変っ…身!」の掛け声だけでなく、そのビギンズナイト(バックボーン)まで昭和ライダーっぽかった仮面ライダーアクセル=照井竜。とことん昭和親父泣かせのライダーというか、肉親を殺害された復讐を戦う動機とするライダーってのも平成ライダーではかなり稀(「龍騎」のファム=霧島美穂ぐらいか?)。
幸福のさなかにあった照井家を襲った悲劇。竜が目撃する、凍てついた我が家と「Wのメモリ」との言葉を残し、砕け散る家族…。つい、今の今まで自分と言葉を交わした肉親が砕け散る様は、まさに竜自身の心が砕ける心象風景。怪人による殺人の被害者遺族として、竜の嘆きと痛み、怒りがストレートに伝わりますです。

竜にエンジンブレードやアクセルドライバーを渡した謎の女、シュラウドの正体は今のところは自称“竜と同じ痛みを持つ者”。アクセルメモリが明らかにダブルの6つのメモリと同系統なあたり、あるいはスカル=鳴海壮吉の持っていたスカルメモリも含めて仮面ライダーの使用するすべてのメモリを作った張本人なのかもと状況証拠だけで予想。しかしそうなると翔太郎とフィリップに接触を図ろうとしない謎が残るし…。シュラウドにとっては「ガイアメモリに対する怨み」というか、明確な復讐心という目的意識を持つ人間が必要なのかも。

仮面ライダーの力を手に入れ、復讐に逸る竜に対し、仮面ライダーが個人の復讐のために戦うことを決して許さない翔太郎。戦う動機は友を、師を、肉親を殺され、身も心もズタズタに切り裂かれた憎しみと怒り。だが、その得ることとなった力で戦うべきは、自分と同じ悲劇を誰にも味合わせないため。
昭和ライダーから脈々と伝わる、今回サブタイ通りの“仮面ライダーの流儀”。今回ラストで竜が案外素直にその流儀に従うこととしたのは、製作側としてもアクセルをれっきとした“仮面ライダー”として描きたいという意思があるからですかね? 平成ライダーっぽい反目しあうライダー達って描き方から、いい意味での原点回帰が図れればいいんですが(「響鬼」ではあくまで同じ会社の同僚、って描き方だったし)。

今回の怪人の正体は、案の定大沢逸美のドラ息子。自分の家族を殺害した、凍結能力の持ち主としてその怒りの大剣を振り下ろすアクセルながら、しかしドラ息子が持ってたのはWのメモリでなく、サブタイ通りのIのメモリ。
そして…冴子と若菜の前に現れる、本物の――“W”のメモリの持ち主! 園崎家をして敵に回してはいけないと言わせしめるあたり、これまた正体不明の大幹部登場ってシチュエーション。
考えてみりゃ、例年今ぐらいの時期が新ライダーの放送開始って時期でもあったんですなあ。アクセル登場と同時、番組がいい緊張感を孕んでリスタートしたと思うべきですかね。
なんだかんだで鳴海探偵事務所にまで馴染んだ様子を見せる竜。翔太郎にとっては忌々しい本物のハードボイルドというか、またまた番組に愛すべき好漢となってくれそうであります。

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