ひだまりスケッチ×☆☆☆ 特別編 後編「6月23日~6月25日 帰っちゃった」/「7月30日 バベキュ」

 2010-11-03
ゆのさん故郷に帰る話。そして夏休みの真っ最中、ひだまり荘メンバーでバーベキューする話。

もはや吉野屋先生と校長先生による寸劇は、観客を暖める前座の役割を越えてエピソードへの導入部。校長先生、吉野屋先生作の省エネルック着せられて羞恥プレイ強要の巻(笑)。
そして珍しくひだまり荘恒例行事・ラジオ体操に顔を出さないゆの、早朝から電車に揺られて帰郷。原作の帰郷話をほぼまんまアニメ化したエピソードとして、ひとり暮らししてる娘の帰宅が嬉しいご両親のハシャぎぶりが微笑ましいわ。
久々に出会うご近所のおばさんからは「大人っぽくなった」「綺麗になった」との社交辞令をもらえるものの、再会した同年代の友人からは頭パチパチで「ちっこくなった?」(笑)。この再会のリアクションの年齢差が、同世代の中でのゆのさん発育ちょっとだけスローペースの残酷さ…。しかし社交辞令に対するゆのの「あらやだー」の反応は、確実にヒロさんから影響貰ってる気がするです。

そして時はちょっと流れて夏休み。宮ちゃん烈火の思いつき、全員これからバーベキューじゃぁ! OBみさとセンパイの残した数多のガラク…青春の成果ばかりでなく、たまに普通に生活に役立つものも収まってるひだまり荘の納屋。宮ちゃんによるバーベキュー台の発見とともにひだまり荘焼肉大祭開催決定。自らの前髪をチリチリにされたトラウマにも物怖じしない宮ちゃんの食欲があまりに素敵というか、いつものひだまり荘お食事ディスカッション話に思えて、実質は思わぬ形でバーベキューのお誘いを受けた夏目さん主役話だったというのがなんという俺得!
つかね、なにげに特別編前後編の主役が事実上夏目さんだったというのは、三期で控え目だった夏目さん成分をほぼ一気に取り戻したというか(笑)。前編で「いいツンデレ夏目さん」誕生秘話が明かされて、後編で更に夏目さん活躍編のサービスというか、特別編の存在そのものか、ラストの夏目さんの「今日は楽しかった、ありがとう」の笑顔に行き着くためって気もしましたです。

そういうことで特別編終了。まあさすがに「ひだまり」が毎週これだけ内容が薄い(汗)アニメでもないというのは視聴者周知として、あくまでファンサービスのための特別編と思えば、久々のキャラクターたちとの再会も存分に楽しめましたです。もちろん、「夏休みだからって、私より先に大人になっちゃダメですよ♪」という吉野屋先生のナイスセクハラ発言も含めて(素敵だ…)。
キャラクター同士のホンワカコミュニケーションのみならず、ものづくりの道を志した女の子の葛藤苦悩の物語という見応えも含めて「ひだまり」って自分にとっては良い作品。半ば製作は決定済みかもしれないけど、今回の特別編もぜひアニメ4期に繋がっていってほしいですな。
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ひだまりスケッチ×☆☆☆ 特別編 前編「6月11日 ファミレスわっしょい!」/「4月7日~4月17日 なつめ・・・」

 2010-10-26
ひだまり荘ご一行様ファミレスに行くの巻。そして時は遡って2年前、夏目さんと沙英さんがが入学したての話。

特別編だろうが、のっけから職員研修サボろうと目論み校長先生をブチギレさせる吉野屋先生。ああ、このいつものホノボノした寸劇を見ると「ひだまり始まったな」って思えますですよ。
シリーズ3期の11話と12話の間の時期の話ということで、今年からひだまり荘恒例行事のラジオ体操にヒロさん寝ボケて棒立ち状態ながらも参加。そんなヒロさんの眠いまなこを覚醒させる、ファミレス新装開店のチラシ(の、下段に並んだクーポン券)。
おらが町にもファミレスできたー♪ 学校の目と鼻の先という立地環境ゆえ、学校帰りに何処かに寄るという行為と無縁なひだまり荘住民達も、「全員で新装開店の店に行こうイベント」となれば心は女子高生。まあたしかに、この6人で制服姿で学校帰りのままお出かけというのも、なにげに初めてというかまさに特別編ならではのイベントというか。
いえまあ、みんなでわいのと立ち寄ったファミレスに待ち受けていた、大家さんセクスィー(巨乳)強調制服でウェイトレスのバイト中というのがぶっちゃけ視聴者にとってもまさに特別編サプライズ。色気と無縁というのがシリーズ通してトレードマークだったキャラの突然の色気付加は、マヂで見ながらゴクゴク飲んでた午後ティー吹いたんですけど。

いつもは貧乏キャラが板についてる宮ちゃんも、本日ばかりはみんなに混ざってご馳走ガツガツ。ドリンクバー全飲み物制覇にチャレンジは、あまりに視聴者の期待裏切らなすぎで噴いた。つか、喰い過ぎ&飲みすぎでスカートのホックが吹っ飛ぶという女の子にとっての圧倒的な悲劇も、宮ちゃんの健康的キャラがまた際立ったようにしか見えない自分はどんだけ宮ちゃんマンセーだよ。帰り道、パンパンなお腹を押さえた宮ちゃんと遭遇した吉野屋先生の「宮子さんまさか私より先にー!」の絶叫は、ああ、俺やっぱり「ひだまり」見てんだなあという安心感(笑)。
ぶっちゃけ6人揃って飯屋行って箸つっついてる話なんだけど、ついついニヤニヤしながら見れてしまう居心地の良さが「ひだまり」というか、作品タイトルがこれだけ物語の世界観を如実に現してる作品も稀であります。

そして沙英さん、ファミレスでやはり学校帰りの夏目さんとバッタリ。Bパート、視聴者にとってもうれしはずかし夏目さん話。
原作4巻収録の夏目さんエピソードめっちゃ待望のアニメ化。嗚呼、夏目さんの乙女心の純情さにひたすらニヤニヤが止まんねえ(笑)。トラブルと不幸が重なる入学式の日、その日出会えた偶然から沙英さんのかっこよさ(笑)に心ときめかす夏目さん。あまりに恣意的でありすぎる夏目さんの百合モノローグが盛り上げるwktk展開ながら、意中の相手に既に同棲の彼女(大笑)がいたショックを前に夏目さん爆発! ああ畜生やっぱり夏目さん可愛いよ夏目さん(喜)。

とことん陽性でありつつ、決して眩しすぎることのない日常に足の着いた居心地のよさ。「ひだまり」って自分にとってはそんな空気の作品なんですな。ええもちろん必ずや製作されるであろう第4期に期待しつつ、また来週放送の特別編後編も楽しみなんですが。
うぅむ久々に夏目さん成分を堪能出来たおかげで明日も頑張れそうというか(笑)、夏目さんメインの2期のみならず、1期から再見するひだまりブートキャンプにでも挑戦してみっかなあ。

ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第12話「7月12日 みつぼし×リコピン」

 2010-04-23
珍しくヒロさんが早起きし、ひだまり荘住民全員でのラジオ体操が実現した休日、みんなで栽培したトマトを収穫して料理を作る話。

三期最終回に至り、とりあえずドラマとか特になしで女の子6人集まってのかしましいお食事会。まあこんなにも最終回らしくない話こそ最終回というのも「ひだまり」の空気だわなあ。
みんなで育て、みんなで収穫したトマトをみんなでわいのわいのと手料理。女の子同士のディスカッションで成立する「ひだまり」の真骨頂というか、考えるのをやめて見ている分には、なんだかチリトマトヌードルが無性に食べたくなってきました(ジュルッ)。

キャラクターが6人体制になって、各々の描き方が散漫になるのではと思われた三期ながら、新メンバーとしての乃莉となずなを物語に馴染ませるためのシリーズだったのではないかと。でもこの二人が物語に加わったからといって、物語に幅が増えた訳ではない(一期、二期と比べてもシリーズ上の仕掛けとか伏線とかは明らかに影を潜めているし/汗)。
それでも「けいおん」ほど閉塞感や箱庭的雰囲気を感じないのは、やっぱり「ゆのの成長譚」という縦軸がブレずに貫かれているあたりの好感が大きいですかね。

きちんと時節の時間軸が存在する物語として、避けて通れぬ「進級」というイベントが待ち構えている限り、暑い時期が過ぎ、雪が降り止む頃間違いなく訪れる3年生メンバーの卒業。今のひだまり荘の空気を愛するゆのにとって、ひだまり荘黄金期メンバーとの別れ。そんな予感を否応なしにゆの本人に突きつけた前回を経て、それでもまだゆのを待っているはずの、限りは刻まれているけれど楽しく過ごせるはずの日々。
宮ちゃん作「リストランテひだまり」の看板が掲げられたヒロさんの部屋での晩餐会。みんなで空を見上げれば、夕暮れに瞬く一番星。
楽しくも心地よく充実した休日を終え、ひだまり荘の居心地いい日常はエンドレスとゆの、ラストシーンで自身の成長を否定しかねないおいおいな発言(苦笑)。まあまたゆののまったりな成長のウォッチング再開と、ひだまり荘の心地いい空間との再会を楽しみに、四期の製作発表のその日を待っております。
とりあえず四期は、二期メインヒロインだった夏目さんの逆襲(出番増)があればいいなと(含笑)。

ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第11話「6月5日 マッチ棒の謎」/「2月16日 48.5cm」/「3月7日 春」

 2010-04-14
ゆのさん電脳に目覚める話。またまた時は遡って2月、学校に3年生の卒業制作が並ぶ話。

冒頭の吉野屋先生と校長先生との相合傘。まがりなりにも男性とのファースト相合傘を生涯大事に取っていたのにと叫びつつ、校長先生はノーカウントという吉野屋先生はいつだっていい性格。知り合いに目撃されての「たった一度の過ちなの!」の絶叫は、やべえ吉野屋先生、校長先生の面目を丸々潰す気満々だ(笑)!

ケータイを所持してるけどケータイですらネット使ったことがないゆの、宮ちゃんと一緒にひだまり荘で唯一PC(ネット環境)のある乃莉の部屋でネット三昧の巻。てか、一応今時分の女子高生なのにネットどころかPCに触る反応さえ初々しいゆのというのはあからさまに狙ってる(誰を!?)。ゆのっち初心者だから、乃莉ちゃんのPCのデスクトップにある過去封印ってタイトルのフォルダもついついクリックしちゃうの(苦笑/つかそれは、外付けHDにMicrosoft Private Folderでガッチリとパスワードかけとくもんだろ常考)。
ネットでわいわいと楽しみ、お絵かきソフトに未知の表現方法を知る。初めて触れるもの目にするものに、素直な感動をもって接することが出来るのがゆのの長所。またゆのが自分の知らない世界に触れるという話ながら、最終的に結局乃莉の部屋にひだまり荘一同が集まってのわいわい騒ぎといういつものかしましいパターン。
乃莉のPCに届く、友達からのメッセージでの締めも微笑ましいというか、そしてなずなは今回も思いっきり空気読んでませんでした(笑)。なんだかんだで新1年コンビも二人でキャラが立ってきましたです。

Bパート、やまぶき高校の校内各所に3年生たちの作品の自主展示が始まる時期は、もう卒業のシーズン。校内の3年生の作品に目を輝かせつつ、実感するのはいやがおうにも迫りくる別れの季節と、来年にはもう沙英さんもヒロさんもひだまり荘からいなくなるという現実。そんな寂しさを募らせるゆのに直撃する一撃必殺のフライングボディアタック! その攻撃を仕掛けた当の本人、以前ゆのをモデルに絵を描いた3年生有沢さんの、無事に希望の大学に合格したことの喜ばしい報告。

時間の流れとともに厳然と受け止めなければならない別れの季節という現実。だけど去り行く者に待っているのは新しい世界、新しい出会い、輝かしいはずの未来。
寂しさをかみ締めつつも、送り出す側の最大の役目は、去り行く者の未来を祝福すること。新たな世界に巣立つ者たちへの最高の祝福――卒業式。
本当にゲストキャラ中のゲストキャラという有沢さんとの出会いもまた、寂しがり屋のゆのに、他者の未来を祝福することを教えてくれたかけがえのない出会い。

そして3月、桜の花に彩られつつ、ひだまり荘のベランダから巣立つ者たちに贈られる祝福の言葉。今回EDテーマがなんとも染み入って聞こえるなあ。主人公が様々な人たちと出会い、学び、成長していくというプロットがこうも心地よく見れるのは、群像劇に見えつつもゆのを主人公とした視点がブレてないがゆえ、ゆのの目にした素直な感動がそのまま視聴者(読者)の視点に繋がるから…と今さらながら言ってみたり(苦笑)。
正直、原作でも桜の季節、卒業式という格好のテーマの回というのもあって、最終回に来る話と思っていたんですけどね。いよいよラス1回。ひだまり荘のかしましい1日の話で、またいつか来るはずの4期に繋がっていくって締め方になりますかね?

ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第10話「5月28日~6月2日 ひだまりパレット」

 2010-04-07
ゆのがひだまり荘を流浪する話。

部屋のカギを学校のトイレ掃除の途中にドポンして哀れゆの、大家さんが予備カギ発見するまでの間ひだまり荘のみんなの部屋を漂流スカイハリケーン心はジプシー。光溢れる未来もとめてWhere are you coming home。昨日のために涙、明日のためには愛(ケーシー・ランキンさんがSHOGUNのメンバーだったって、恥ずかしながら訃報のときに始めて知ったのですよ)。

原作での宮ちゃんの部屋に1泊のエピソードを、ひだまり荘メンバー全員の部屋への道中記にスケールアップさせた話であります。ゆのの失敗によるホノボノ1泊エピソード、かくして個々人の部屋の様子を通してのひだまり荘メンバー改めて紹介のエピソードに。
女の子5人の部屋のかしましい雰囲気が描写される中、ゆのの部屋の予備カギを探して散らばり荒む一方の大家さんの部屋。世の中女子高生と社会人女性の描写にはこれだけの格差が生まれるものなのかと切なくなりつつ、捜索6日目にして発見される予備カギの在り処が相当酷い(笑)。

原作1話分をいい意味で膨らませたエピソードであります。住民5人もいて誰ひとりとして自身のプライベートな空間にゆのが立ち入ることを拒まないあたりの人間関係の良さと、部屋に現れる個々キャラの判りやすいまでのパーソナリティー。乃莉の部屋でパソコン雑誌に目を丸くし、ヒロさんの部屋で年頃の女の子らしくお肌のケア講座。個々の部屋を流浪するゆのの、改めて目の当たりにするみんなのパーソナリティーへの素直にして新鮮な驚き。つか何気にみんなで愛玩小動物としてのゆのを飼い回してるようにも見えてしまうのが(苦笑)。

つか似たもの同士のなずなの部屋に一泊の、この微笑ましくも可愛らしい擬似姉妹っぷりはなに!? 見ててニヤニヤが止まんねえというか、これが巷に聞く「可愛すぎて生きているのがつらい」って感覚か!? こんな微笑ましいアニメ見た後で、明日からおっさんおばさんばっかもとい社員の平均年齢高めの職場になんか戻りたくねえ(泣)!
かくしてやっとのことで自分の部屋に戻ったゆのを待ち受ける壮絶に非道いオチ。まあ今回もまた素直に見ててニヤニヤするための回でした。ああ、地方在住ゆえBS-TBSで遅れて視聴とはいえ、もうすぐ3期も終了…。

ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第9話「11月22日 三年生と一年生」/「5月21日 泣く女」

 2010-03-31
ゆのと宮ちゃんがひだまり荘に入居する前年、ひだまり荘伝説の人、みさとセンパイ伝説な話。そして時は2年後、ゆのが石を投げる話。

2期でチョイ役として登場し、アニメオリジナルキャラクターとしての存在感を確立したみさとセンパイ。あくなきアートを追求するその探究心と行動力、まさに好奇心旺盛な悪戯坊主そのものという往年の大暴れっぷりは、ある意味間違いなくひだまり荘の今現在に続く空気を築いた人というのが判りやすいなあ。なんか普通にみさとセンパイスピンオフで作品作れそうなほどキャラが立ちすぎてるというのも(苦笑)。
ヒロさん沙英さんこの頃はまだ下っ端の1年生。まだ少女小説家本格デビュー前として、奨励賞を取ったばかりで次回作の創作に悩む沙英さんに対し、その旺盛なチャレンジ精神から「自分がおもしろいと思ったことは迷わずやれ」とハッパをかけるみさとセンパイ。単に伝説の変な人でなく慕われる人柄だったと描かれているのは何もキャラを立たせるためだけでなく、もちろんヒロさんと沙英さんという次の世代への、先輩から後輩への労わりの精神にとどまらない、ひだまり荘という空間そのものの継承。
たった6部屋しかない小さなアパートに形成されている、先輩後輩という縦社会の中でも気兼ねなく、悩みも辛さも助け合い喜びも楽しみも分かち合える理想的なコミュニティ。

入居初日に初対面のお隣さんにバスタオル一丁で「フロ貸してー」と突撃できる宮ちゃんの物怖じなさは、実はみさとセンパイがひとりで築いたであろう「やんちゃアパート」たるひだまり荘の称号に相応しい住民だったというか、俄然宮ちゃんがひだまり荘エリートに思えてきた(笑)。
そのみさとセンパイの部屋だった201号室に住み始めた頃、みさとセンパイが部屋に残したやんちゃな置き土産にその伝説を垣間見たゆの(苦笑)。なんだかこのまま、みさとセンパイの生き証人であるヒロさん沙英さんが卒業していっても、みさとセンパイ伝説はひだまり荘黄金神話として語り継がれていくことだろうなあ。

そして時は流れて五月晴れのスケッチの課外授業。クラスの女子で流行っている「泣く女」への石ぶつけというか、ううこのホンワカアニメですら現実の学校生活の荒んだ側面が描写される時が来ようとは。ゆのでなくても泣きたくなるわなイジメカッコ悪い。
まあ公園の池にある、ピカソ描く「泣く女」に似た岩に投げた石が当たると絵が巧くなるというおまじない。しかし校庭の吉野屋先生作のやまぶき地蔵への豊胸おまじないといい、変なおまじないにこと欠かさない学校ではあるなあ。
さすが天才肌の一発必中にてあっさり石を当てる宮ちゃんに対し、何回投げても当たらないゆのがうんせと持ち出す大石。いえ球が大きくなれば命中率が上がるってボーリングじゃありませんから。ゆの乾坤一擲の投石は見事に「泣く女」の一部破壊に成功。この場合やっぱり公共の場所の景観を壊したということで叱責の対象になるんだろうか?
かくして「泣く女」の呪いにて、腕の筋肉痛に泣かされるゆのということでチャンチャン。そんなゆのや宮ちゃんも、直接の後輩となるなずなと乃莉から見れば充分に愉快な凸凹コンビのセンパイ方(苦笑)。
ひだまり荘のルーツというべきエピソードと、それに続くひだまり荘住民のホノボノした現在。ひだまり荘という場の空気はこれからも変わり映えなく続いていくんだろうなあというあたりはなんとなくニヤニヤする余韻であります。
あ、言及し切れなかったけどみさとセンパイの相方、リリさんはひだまり荘歴代住民の中でも異彩を放つクールレディ。沙英さんが彼女の佇まいを目指そうとしているというのがなんとなく伝わるというか、頼れる先輩を装ってすぐボロが出るというのも既に沙英さんの常套ギャグですが(ニヤリ)。

ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第8話「5月13日~14日 ゆのクラブ」/「9月26日~27日 やっぱりナスが好き」

 2010-03-24
ゆののごはんが幸せな1日の話。また時は遡って去年の秋、ゆのが自身の立ち居地を思い知る話。

ラジオ体操は今週から沙英さんも参加。なかなかの大所帯になってきたものの、低血圧で朝の弱いヒロさんはみんなの運動を尻目に寝ボケ中。つか学校がすぐ目の前というひだまり荘の立地条件ゆえとはいえ、8時までまだ余裕で寝てられる環境ってのもなかなか垂涎な。
蟹と茄子ならナスのカニあんかけ。でもAパートはまずカニチャーハン。学食の中華フェアで、今をときめく人気メニューのカニチャーハンを巡る熾烈な争奪戦。勝った者は栄光のメニューを、負けた者には敗者の屈辱を。まあ別に屈辱って訳ではないけど、昼休みまで四時限目の課題が終わらず、とりあえずもらい物のサンドイッチとオニギリを頬張るふくれっ面ゆの吹いた。
かくして中華フェア中のゆののカニチャーハン制覇、最終日に至りゆのに付き合ったが故に巻き添え喰らった宮ちゃん共々失敗。代替メニューとして、ひだまり荘住民全員にカニカマチャーハンを振舞うヒロさんが本当にいいお母さんキャラだわなあ。
お目当ての学食メニューは食べ損ねたけど、ひだまり荘メンバーという擬似家族との楽しい晩餐というかけがえのない時間を得るゆの。幸福の青い鳥はすぐそばにいましたというホノボノ話に今回もニヤニヤ。とりあえずなずな空気読めというオチ(苦笑)。

時は遡って去年の学内コンクール。お題は吉野屋先生が選んだまるで関係性のないバラバラなモチーフ5種の鉛筆デッサン。吉野屋先生本人からそのモチーフの意図を説明するシーンはないけど、ゆのがその5種のモチーフ名を並べて呼んだ乙女チックな駄洒落が間違いなく正解(笑)。
自身の身体的小ささをコンプレックスとしてきたゆのにとって、時間的制限に選評もあるというプレッシャーのかかる舞台は大の苦手。自分を背中から見つめる吉野屋先生の視点にも、自信のもてない自分の作品の評価が気になるゆのながら、でもまあ大抵本人が思ったより作業中の仕事なんか気にされてないんだわな。吉野屋先生の熱視線の注がれる先が、ゆのの小尻への羨望というように。
結局プレッシャーにあたふたするままに描いたゆのの作品は、コンクールでは下から数えたほうが早いという評価…。
自分の作品を人に評価された現実としての結果。プレッシャーに弱い自身への自己嫌悪と、もし本調子だったらもっといい評価がという言い訳が渦巻く、もの作る者としての苦悩。それでも、絵を描くためにやまぶき高校へ入学したのは、誰でもない自分の決めた進路。

ものを作りたいという欲求があって、
ものを作っていくためには人の評価に晒されるという現実があって、
人の評価が突きつける自分の実力という圧倒的な結果があって、
されど、ゆのが決めたのはそんな道程も待ち構えている、自分の作りたいものを作っていこうという“創”の道。
ヒロさんがゆのに諭した「それでも続けられるのは好きだからじゃない?」という言葉は、悪く言えば苦悩を思考停止させる陳腐なひと言。だけど、今、うつむいているゆのが再び前を向くために必要な初心を取り戻すための言葉。

ゆのが完全主役の30分として、ゆのに幸福も苦悩も突きつけるエピソードながら、仲間たちと分かち合う幸福と、自分ひとりで立ち向かわなければならない迷いと、すべては酸いも甘いも噛み分けてゆのが成長の一歩一歩を積み重ねていく過程。
新1年生加入以降、やや心配していたゆのの成長譚が影を潜めるのではという杞憂を、過去と現在の出来事を交互に描くことで解決というのは、元より個々エピソードの時間軸がバラバラに放映されてるこのシリーズゆえの強みではあります(笑)。ひだまり荘メンバーの群像劇に見えて、ゆのの成長という要素は物語を貫く絶対の主軸。とりあえず今後もゆのがヒロインとして影が薄くなるという展開だけはなさそうなので安心。

さんざ悩んだ苦悩の日の翌朝、ゆのを待ち受けるは宮ちゃんの手によるドリフメイクギャグ(ブーッ!)。物語の空気を一瞬にしていつものホンワカ空気に戻す、このバランス感覚ももはや番組の好きな要素であります。原作準拠に過ぎる展開が目立つとはいえ、原作の語るべきところはきちんと語られているというか、三期もやっぱりいいシリーズになってますです。

ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第7話「5月3日~4日 7等分の日」

 2010-03-17
ゴールデンウィーク。沙英さんの妹・智花(声:釘宮)が久々にひだまり荘を訪ねてくる話。

アニメオリジナルキャラにして、1期にてゆのの謎のメル友という智花、劇中時間では年末に訪れて以来なので5ヶ月ぶりながら、うわアニメでの再登場が実に3年ぶりだよ(汗)。
お茶菓子は7等分ひとり51度切りのシフォンケーキと、今回はひたすらゲスト釘宮キャラの接待に始まり釘宮キャラとのお別れまでの30分。女の子6人が7人に増えても基本はいつもながらのディスカッション。ストーリーが大きく動くような展開とかなんもなしで、今回こそ本当にボケーっと見つめてニヤニヤするためのお話ではあるんですなあ。

同じ新1年生ということで、あっさり乃莉、なずなと打ち解ける智花。翌日のみんなでのお出かけに、帰るまでの時間の緩やかなティータイム。本当に内容がないようって洒落にならない話なのに、嫌味を感じることなく心地よく見れるのは、もはやイチ視聴者として3年がかりで「ひだまり厨」にされてしまったが故(笑)。つか、内容的に語る部分がないだけに感想の書きようがないというのはなんて感想サイト泣かせな(汗)。
智花、乃莉、なずなの女の子の秘密の話題はひだまり荘住民の動物キャラ化。ヒロさん=ツバメ、宮ちゃん=猫、ゆの=ハムスターはともかく、沙英さん=ヤモリってのは、まさに身内ならではの容赦のなさ。そういや今回、智花が乃莉、なずなと打ち解ける展開が目立って、(元々メル友だったはずの)ゆのの存在感が希薄になるという珍しい回でもあります。

今回の朝のラジオ体操は、いよいよ校長先生と吉野屋先生。つか吉野屋先生の体操服にブルマという出で立ちが素晴らしく視聴者サービス。女の子7人のほのぼのとした1日の日常話に、艶やかに非日常な空気を作る吉野屋先生は、やっぱりすべての男視聴者の味方だぜ!

ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第6話「10月15日 空の高さも木立の影も」/「4月29日~30日 恋愛上級者」

 2010-03-12
もはやすっかり恒例となってるひだまり荘朝のラジオ体操。今週からなずなも加わり現在1年組及び2年組が参加。最終回までに全住民参加行事ってなったりするんですかね。

春の陽気もうらうらら。花開く季節の雰囲気にアテられたかのごとくテンション高い吉野屋先生。そういや去年の秋もこんなことがあったとAパート、ゆのが回想する話。
去年の秋、静かな雰囲気に合わせるように憂いを帯びた佇まいでの吉野家先生授業風景。生徒を校庭に散らせたスケッチの授業でも、携帯を片手に覗かせる不安げな表情。さすがに心配になって沙英さんヒロさんに相談するも、女の子が集まれば必然的に話は恋バナ。あっという間に彼氏から不穏なメールを受け取りブルーになってる状態と思われる吉野屋先生、よりによって夕暮れの校舎の屋上でまで携帯の画面を見つめて泣きそうな表情。
「早まっちゃ駄目!」とその場に駆け込むゆのたちながら、実は吉野屋先生はずっとケータイ小説読んでただけでしたという、なんじゃその「おじゃまんが山田くん」みたいなオチ(汗)。
まあおじゃまんが的シチュエーションに振り回される主人公たちの右往左往ぶりを楽しむ話ですかね。吉野屋先生の様子を耳にして、真っ先に恋の悩みと断ずる沙英さん。一応プロの恋愛小説家でありつつ、年齢相応的に他人のゴシップに目がない様子というか、その沙英さんの力説に横から思いっきり側耳立てて赤面してる夏目さんが今週も可愛いですよ。
そして時期は現在に戻って、Bパート、ひだまり荘住民全員でなずなのモテモテっぷりが気になる話。

荷物運びやごみ捨てなどの場で、何かと男子に手伝ってもらっている姿を目撃されてるなずな。このモテモテっぷりを前に、女の子が集まれば必然的に話はcry。あっという間になずなの部屋に一同集まってのモテモテ指南ながらも、実のところは男子がなずなに対して抱いていたのは、その儚げな内気キャラに対する、恋愛感情以上に庇護欲の対象でしたというか。
つか、普通にゆのがなずなのポジションでいてもおかしくないんだけれど、そこは美術科と普通科で男女の比率が違うからって話だからですかね。まあ男キャラが一切存在しなくても成立する物語りだしなあ(このメンバー、極端に男キャラとの会話とかないし…校長先生ぐらいか)。まあなずなの愛玩動物っぷりをウォッチングする回でしたと。

小説の執筆はワープロでなくペン派として、実は沙英さんケータイ小説読んだことなかったというのと、日頃から沙英さんの話が気になってる夏目さん。そして同じ美術準備室を使用しているのに吉野屋先生に振り回されっぱなしの益子先生(♂)というのが今回のやたら見ててときめいたポイント(笑)。
嗚呼、今回もホノボノ話であります。吉野屋先生のために、もはや少女趣味の私室に居候状態で縮こまって働く益子先生。数少ない以前に番組で珍しい青年キャラなのに、益子先生の明日はどっちだ(次回以降出てくるかどうか判りませんけど)。

ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第5話「4月20日 オンナノコのきもち」/「1月31日 まっすぐな言葉」

 2010-03-03
ゆのの成長を吉野屋先生がきちんと見ていた話。あとゆのが学校へケータイを忘れる話。
まがりなりにも学園物アニメのニヤニヤイベント身体測定。自身の身体的数値が関わるネタにおいてのヒロさんダイエット地獄変はもはやお約束。作品ファンそして番組視聴者の要望として平均身長144.4センチから変わりばえしないゆのの体格ながら、そのゆのが1年間でもっとも成長した部分をきちんと見ていた吉野屋先生。ええ普通に美術に正面から向かう者としての心理的成長を褒めたのに、ゆの当人含め誰からもセクハラ発言としか思われないのは、まさに吉野屋先生が自ら築きあげたナイス深夜アニメ向きキャラゆえ(含笑)。
ひたすら身体的数値に一喜一憂するキャラクターたちにニヤニヤしつつ、回想される冬の一夜の出来事。

ゆのが学校で落としたケータイを発見してくれた、当時の3年生にして美術科の先輩有沢さん。ケータイを受け取りに行ったゆのと有沢さんの夜の学校での出会い。
卒業後の進路を決めつつもなお夜の学校で絵を描き続ける有沢さん。自らの目標を見つけ、その先へと向かい自身を伸ばそうとする有沢さんの姿勢を眩しく思うゆの。
有沢さんの希望で臨時モデルを引き受けるゆのながら、その有沢さんのスケッチの筆致に、なんの飾りもない、正直な感想の言葉を述べるゆの。

自分で自分を伸ばそうと決め、そこへと向かおうとする今だからこそ、自分の背中を押してくれる素直で、まっすぐな応援が、顔を真っ赤にするほど恥ずかしくも何よりも嬉しい。
自分を支えてくれた人たちの言葉を受け止めてきたゆの自身の素直さが、いつの間にか他の人を背中を押せるようになっている、誰よりも吉野屋先生が認めていたゆのの確かな成長。

原作の身体測定話と有沢さんとの出会い編、ぶっちゃけ関連性がないに等しいエピソードながら、続けて放送することで主人公の成長というテーマを浮かび上がらせるのは上手い感じであります。
もはやその身体的小ささがキャラの記号となっているゆの、小っちゃな女の子の成長譚という物語そのものの本筋が、三期を重ねたアニメでありつつ変わらず好感ですよ。
とりあえず、身体測定のその日だろうが変わらずバクバク朝から白米の宮ちゃん。彼女の物怖じしない健康的姿勢もまた三期を重ねて嬉し楽しい好き好きポイントであります(笑)。新レギュラーとしての1年生コンビの台頭がありつつ、やっぱりゆのと宮ちゃんコンビがメインであり続けてほしいなとしみじみ。

ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第4話「4月15日 日当たり良好」

 2010-02-24
謎のイタリア人ジモッティーさんがモテモテの話。

冒頭にてやっと本格的に出番到来の夏目さん。沙英さんとの本当にわずかな学校から家までの帰り道、まだまだ沙英さんに素直な気持ちで接するのは無理だけど、沙英さん自身にはきちんと友達と思われてるというのは視聴者的にも見ててニヤニヤ。「帰り道、付き合ってくれてありがとう」の沙英さんのちょっとした感謝の言葉に大赤面。あぁあやっぱり夏目さんのいいツンデレぶりは可愛いぜおい(GJ)!

別名美術科生徒の集う梁山泊ならぬやんちゃアパート、そんなひだまり荘の住人としては珍しい普通科生徒であるなずな。引っ越してきて間もないというのもあるけれど、同学年の乃莉をして日頃学校で接する機会があまりないというか、珍しくなずなを交えての乃莉のお買い物に際しても、なずなが周囲に対して抱いてる距離感というか疎外感の空気の描き方が上手くもあったりちょっと残酷でもあったり。

乃莉曰く地元住民のなずなの案内にて訪れたホームセンター。おらが地元でのコメリみたいな大型店舗というか、美術科生徒であるゆの、宮ちゃん、乃莉が店内で売っている数々の資材を指して「何か作れそう」ってワクワクしてるあたりはなにげに親近感。コメリって、一度店内に入ると意味もなくついつい店内を徘徊してしまうんだわなあ。売り物のチェーンソーを振り回すのは危険だから、みんなは宮ちゃんの真似はしないでね。
店内の買い物ひとつでも、やはり自分だけがみんなの輪の中に入れていないことをまざまざと実感するなずな。だけど、そんななずなの疎外感をくだらないと一蹴するのは、内向的ななずなと対照的な乃莉の気風のよさ。乃莉の買い物のお目当てはカーテン。「どの柄がいい?」と聞かれて「普通科の私が選ぶよりも――」というなずなの言葉に、それは偏った考え方と言い切る乃莉。

美術科だからってセンスがあるわけじゃない。
そのセンスを美術科で勉強しているというだけ。
なずなの抱いていた疎外感の正体は、自分の中でいつの間にか普通科・美術科と勝手に線引きしていただけのこと。

物を選ぶセンスに、自分にとって素敵なものを見つけるのに、自分の居場所は関係ない。
「私だったら、これにするかな」というなずなの選んだ淡い花柄のカーテンを、自分自身も気に入り、それを購入する乃莉。まだほんのちょっとだけ互いの距離を測っていた新1年生同士が、あっという間に自分達の距離を縮めて打ち解ける瞬間。物語のきれいなまとめ方に頬を緩めて鑑賞しつつ、今回別行動だった沙英さんヒロさんの上級生コンビが、乃莉の買ったカーテンと同じ柄の買い物を手にナイスオチをつけてくれましたと(含笑)。

原作の同エピソードで、雰囲気程度に描かれていたなずなの疎外感を、改めての1年生コンビの紹介話としていい意味で膨らませた好編であります。
序盤の学校であまり顔を合わせない二人という前フリがあっての、「今度昼休み一緒に学食に行こう」の約束が気持ちよく胸に残りましたです。
メインキャラが6人体制になっての番組の作り方について、スタッフ側としてもまだ方針を決めかねての原作まんまのエピソード…と愚考しますが、1期、2期と原作のエピソードをいい意味で膨らませてくれたアニメとして、6人体制の描き方がこなれてのアニメならではの展開をまた期待したいところ。

ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第3話「4月8日~9日 決断」/「12月10日 カップ小さいですから」

 2010-02-16
吉野屋先生が新学期からトバす話。
また時は遡って去年の師走、ゆのが沙英さんとのディスカッションを経て自分の進路をちょっとだけ意識し始める話。

今日から新学期、気が付きゃみんな学年ひとつ上がってゆのも今日から2年生。担任もやっぱり吉野屋先生で変わらず、三期もひとりで深夜アニメに相応しい空気を作り続ける吉野屋先生は相変わらずイイ女だぜ(OK!)。
二年生からの選択授業に何を取るかを悩むゆの。沙英さんやヒロさんたちに相談しつつ、袋小路にハマり込んで悩みつつ、それでもやっぱり決めるのは自分自身の意志。
相変わらずゆのの心理描写の丁寧さは見ていて好感なんですけど、こと三期において顕著になっているのは、そういう好感度高い部分がすべて原作のままということ。
三期になって、より内容が原作寄りになったことの是非はともかく、一期や二期で見られたアニメ版ならではの仕掛けとかオリジナル展開とかが今現在ほとんど見られないのは寂しく思いますです。むしろ原作読み始めたのは、何気なく見たアニメ一期の魅力が大きかったというのもあるので。
三期の製作コンセプトがアニメと原作をより癒着させることにあるのか、それとも製作の現場がアニメならではの展開を挟む余地がないぐらいにカツカツしているのかは想像の域を出ませんが、もはや原作読んでからアニメのほうを見ている視聴者として、原作を飛び越えて楽しませてくれる要素も欲しかったり。

とりあえず、原作で完全に脇キャラなのがアニメ二期でブレイクした夏目さん、今回の出番も些少ながら二期での印象が強いだけに、沙英さんの小説が掲載された少女雑誌を手にするという微笑ましくも可愛らしいシーンが映えてますです。

小説家という自らの目標の中、進むべき進路に悩む沙英さんの姿を前に、まだまだ目標を迷ってる段階の自分の悩みなど目前のエスプレッソのカップのごとき小さなもの。そしてカップの中身の苦さは、いつか、自分も沙英さん同様に直面するはずのほろ苦さ。
自身の心身的な小ささというゆののコンプレックスの比喩は、原作よりも膨らんで見えましたですかね(苦笑)。やっぱりまったりと心地よく見れるアニメであります。

ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第2話「4月6日~7日 イエスノー」/「7月19日 オリーブ」

 2010-02-11
なずなが萌え殺しキャラとして覚醒する話。
あと時は遡って7月、ゆのと宮ちゃんが美容院へ行く話。

乃莉となずなの歓迎会。ついにネット回線が導入されたひだまり荘にて、初めてのネット利用入居者となる乃莉。とりあえず趣味の話を披露するものの、いえ普通に女の子がPCの話についていけないのは当たり前のことと思いたいですな(苦笑)。
一方、親の都合で半ば強制的にひとり暮らしをする羽目となったなずな。その不安げに怯える小動物のごとき様はまさに新規男性読者と男性視聴者獲得用キャラとしての本領発揮というか(苦笑)、普通だったらこの手のキャラは作り手側の照れが働いて「実は腹黒」みたいな性格設定がプラスされたりするんですけどね。
ひだまり荘初の普通科の新入生ということで、おそらくなずなに課された役割は客観的にひだまり荘の面々を見つめる役でもあるんだろうけど、むしろ小動物キャラとして、ひだまり荘の庇護対象としてその存在感を発揮していくことなんでしょうなあ。
彼女が普通科の学生としての(ひだまり荘に溶け込めていないキャラとしての)質問である「先輩はなぜ絵を描いてるんですか?」。その質問に対する言葉を持たず、頭抱えて悩むゆの。

そして去年の7月、ゆのと宮ちゃんが連れ立って、双子のお姉さんが経営する♪どぅんがんかさくやんいんどぅむーな美容院へ。
いつもはキャラデザインの記号としての宮ちゃんのぼさぼさ頭、トリートメントしただけで大人びて髪さらさらに。一方ゆのの美容師さんへの注文は「大人っぽくしてください」。
視聴者全員が「無理だ」と画面にツっ込む無茶振りがなんとも微笑ましいというか、ああ、Bパートはひたすら画面見ながらニヤニヤと楽しむ話だわなあ。
3期については(キャラデザも含めて)今のところ原作からいじったような展開はないけど、個人的にはゆのの成長譚であり続けた物語として、今回のなずなの質問の答えを模索し続けるシリーズであってほしいと願いますです。

ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第1話「2月27日~3月4日 真っ赤点」/「4月1日・3日 ようこそひだまり荘へ」

 2010-02-01
1年生最後の期末テスト、ゆのがグラマーで赤点取って追試受ける羽目になる話。そして春休み、ひだまり荘に新1年生、乃莉となずなが入居してくる話。

待ちに待ってた第三期。とりあえずはヒロイン紹介編を兼ねた赤点話と新キャラ登場編。つか学生時代リアルに普通科行ってなかった視聴者としてグラマーと英語の違いがわかりません(まあ英検の代わりに簿記3級取ったけど)。
テストが明ければ春休み。浮かれ気分でテスト終了後の予定に思いを馳せていたあたりでガツンと来る赤点追試決定の真っ赤な点数。ひだまり荘の面々によるフルサポートの追試対策勉強開始というか、毎度のことながら末っ子状態のゆのフル甘やかしの微笑ましい様。
勉強を沙英さんが、食事をヒロさんが、いい感じにボケるのを宮ちゃんがそれぞれ担当。みんなのサポートに応えようと頑張った結果は、追試ノーミスの一発クリア。
みんなに支えられての笑顔を振りまくゆのだけど、待っているのは否応なく、今度は自分が新しい後輩を支える立場にならなければならない2年生という立場。

新1年生、乃莉となずなの入居を控えて、大家さんに頼まれてみんなで空き部屋の大掃除。汚れてもいい服装ということで、視聴者サービスを兼ねた宮ちゃんのセーラー服姿が眩しすぎらあ(OK!)。
新しい住人を待つ広々とした部屋を掃除して、思い出すのは自分たちがひだまり荘へ始めて入居してきた日。入居早々いきなりゆのの部屋に豪快に風呂を借りに来た宮ちゃんというのは視聴者にとっても微笑ましい思い出ながら、今まで知る由もなかった、ヒロさんに対する沙英さんの第一印象は砂糖菓子みたいな女の子…。うわなんて男視聴者として鼻血出そうな甘酸っぱい展開(笑)。
そしていつもの面々の留守中に入居というすれ違いを経て、やっと一堂に集う今年度ひだまり荘入居人一同――。

乃莉となずな、二人の後輩を迎えて、おそらく最も立場的にも心情的にも成長を促されるゆの。視聴者にも認知された妹キャラとして、それはそれで可愛い末っ子として成り立つゆののパーソナリティーに危機が(苦笑)。どんな子たちが来るんだろうと期待と不安を抱くゆのに対する、ゆのより身長高いことだけは間違いないという宮ちゃんの弁がナイスにゆのにリラックス導入。やや気弱なゆのの不安を、廻りのみんなが支えていくって構造が変わらないのがなんとなく安心。
今までの4人のキャラの関係性が非常に円滑に機能していただけに、新キャラが加わることでその関係がどう変化していくことやら。

「ひだまりスケッチ×365」(二期)感想
http://yaplog.jp/x3318jp/category_59/


「ひだまりスケッチ」(一期)感想
http://yaplog.jp/x3318jp/category_10/
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