ひだまりスケッチ 沙英・ヒロ 卒業編「2月1日~20日 受験スケッチ」/「2月28日~3月1日 卒業スケッチ」

 2013-11-30
ついに来るべき時が来てしまったかの、先輩二人の受験・卒業編。
二人の受験の間、交代で先輩たちに弁当を提供して応援する下級生四人がいじらしいのか先輩思いなのか、てかそろいも揃って縁起担ぎのトンカツ弁当でヒロさんを3キロ肥えさせるw きちんとヒロさんのお腹周りネタを最後まで継続しきった展開に拍手するしかないwww

複数の美大を掛け持ち受験するヒロさんより先に合格を決めた沙英さん。3年に渡る親友、ヒロさんの志望校合格を示す、指で作った○(まる)サインに誰よりも号泣する。
人生の岐路に新たな道が開かれたことを祝福する反面、もうすぐ別れなければならない寂しさも募る。二人の合格決定に、ふと陰りを見せるゆのの表情が視聴者としても切ないというか、そうだよね、今までのこのメンバーたちの家族関係の暖かな描かれ方があって、もうすぐ訪れる別れの瞬間の切なさが画面越しにも否応なくシンクロしてくる…。

1年ぶりのスペシャル放映ではあるんだけれど、吉野屋先生や校長先生といったひだまり荘メンバー以外のレギュラーの出番が少なめでもあるのは、あくまでひだまり荘メンバーたちに主観を絞った卒業編だから。それでも、卒業式当日、やっと素直に沙英さんの前で別れの寂しさに泣き崩れ夏目さんが、ある意味誰よりも視聴者の気持ちの代弁者。
学び舎に最後の別れを告げ、校門に向かう沙英さんとヒロさんを待ち受けるゆのたちの、3分間だけの最後のわがままは、ずっと二人を家族として慕い続けた寂しさの証。
だけど、別れを惜しんで、本当に祝福すべくはこれから二人が向かう未来。

ふとゆのが垣間見る、ひだまり荘に来てから出会ってきた多くの、かけがえなき人たち。こうした心象描写ひとつで、ああ、ひだまりが終わってしまうのだなという寂しさもまた募る。
アニメが始まって足掛け6年、本当に、自分の生活にまで根付いたアニメになったというか…。見たもの、出会った人々、起こった出来事ひとつひとつを素直に受け止め、自身も一歩ずつ成長していくゆのの感受性を時に見守る気持ち手、時にシンクロして見続けてきたアニメだけに、本当に、今回が終着点だとしたら、まだもう1年――ゆのが、自らやまぶき高校を卒業して、自らの新しい未来に踏み出すその姿まで見てみたかったという無念も働きますが。

卒業していく二人に思いを馳せつつ、それでも、ゆのにはゆの自身のまた新しい明日が待っている。目が覚めたらどんな明日が待っているのか、そんな明日への期待を胸に寝床につくゆので幕というのは、どこまでも、ひだまりはひだまりらしい終わり方をしたとも思いますです。
また、ひだまりを見るという幸福な時間は終わるけれど、いつかこの物語の続きが――本当に、ゆの自身の成長譚の結実が描かれることを願いたいです。


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(2013/11/27)
阿澄佳奈、水橋かおり 他

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