革命機ヴァルヴレイヴ 第24話「未来への革命」

 2013-12-29
「裏切り者の名を受けて、すべてを捨てて戦う男」
「はじめて知った人の愛、その優しさに目覚めた男」
ヴヴヴがサンライズ版デビルマンとして、どっちもむしろエルエルフさんを指してるから困る(苦笑)。

ハルトたちが暴いたマギウスの真実を、たちどころに報道管制で隠蔽してしまう101人評議会。だが「嘘をつくには、繋がりすぎてしまった」世界の、疑惑と混乱の拡散はもはや101人評議会の目論見を隠せない。
第1話からして描写されていたSNSによる情報拡散による混乱というのは、総じてヴヴヴという作品の重要なファクターであり続けていたというか、「嘘が暴かれ、悪意が猛スピードで広がっていく」というアイロニーが描かれ続けていたあたりの現代性こそ、今さらながらもこの作品の骨子。

腹が読めない悪役の代表格でありつつ、カインが抱いていたのはマギウスを迫害し続けてきた人間たちの歴史への恨み。新たな四肢を得たヴヴヴⅡ号機を駆っての最後のハルトとの対決。
経験値において圧倒的に劣るハルトを手助けするため、自身の身体を差し出すエルエルフさん。
ああ、アモンの身体を乗っ取り、人間でありつつ悪魔の能力を得た不動明というか、ヴヴヴは最後までデビルマンであることを貫いたんだわなあ。

マリエ同様の末路として、仲間たちとの、そして最愛のショーコとの記憶を打ち砕かれつつ、「最後まで、あきらめず」カインのⅡ号機に肉薄し、ついに勝利を収めるハルト。
ルーンを、そして自らの記憶すべてを失い、息を引き取るハルトに対してのエルエルフさんの「お前は俺の友達だ」の台詞は、むしろこの悲劇に対する、視聴者に対しての救いでもあるんだよなあ。

ヴヴヴの勝利がもたらしたのは、モジュール77の学生たちにとっては自分たちの居場所を取り戻した安堵。だけど世界にもたらされたのは、かつて地球に漂着したマギウスが受けた異物に対する疑念と魔女狩りの粛清という血の混乱。
実は、むしろまた新たにモジュール77は世界から粛清の危機に晒されるはずというのもあって…200年後の第三銀河帝国は、恐らくはアードライらドルシア王権派からの支援を受けて国を立ち上げつつも、ひょっとしたらモジュール77という箱舟に作られた、故郷を捨て新天地を目指す旅人たちの国なのかも知れない。
人間、デーモン、そしてデビルマンの三者が最後まで相容れず最終戦争の道に進んだ結末に対する、番組の回答が箱舟に築かれたデビルマン(カミツキ)たちの独立国。むしろそんなロマンチズムで締められたほうが物語に救いがあるではないか。

そして200年後、第三銀河帝国に訪れた新たな来訪者に対し…ハルトの形見のパイロットスーツに身を包んだショーコは「痛みも、喜びも、半分こにしよう」と手を差し伸べ対話を持ちかける。
刺激的なまでの描写で不信と不和の悲劇を描き続けていた番組の回答は、第1話でのハルトの姿勢にて既に語られていたのだ。
「人間をやめた」登場人物たちに課せられていたのは、「人間を信じられるか」という過酷でもあった問い掛け。今後、ショーコが対話による信頼を築き続け、新たに出会った文明、そして生命と手を携えていけるのならば、それこそ「カミツキという呪い」は、人と人を結べる「神が憑いた祝福」へと変えられていくのではないか。
歴史の上で人がまだ成し得ていない、「相互理解」という革命を成し遂げるために。
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革命機ヴァルヴレイヴ 第23話「モジュール77奪還作戦」

 2013-12-29
革命機ヴァルヴレイヴ、それは世界を暴くシステム――。
番組のキャッチコピーが、本当の意味を露呈する瞬間のテンションにちょっと「おお…」って唸っちゃったというか。
ジオールがヴヴヴを作ったのは、アルスの経済支配にドルシアの軍事侵略からの板ばさみから国を守るためというのが理由なんだろうけど、今回101人評議会の台詞のとおり、まさにマギウスの存在を暴きだすために生み出されたという気がしないでもないんだよなあ。

そのマギウスの存在が暴かれる過程で、ハルトとの溝を決定的なものとしてしまい、彼がマギウスになった経緯を知りつつ衆人環視の前でハルトを冷たく突き放すしかないショーコ。
誰よりもこの二人のもどかしさを目の当たりにしてるサキに、ハルトから告げられる「絶対あきらめないようにしよう」との約束。
200年後、サキが守り続けている「約束」がこれだとすればサキがどれだけ、今、この瞬間だけ、ハルトと仲間として理解しあえた思い出を大切に抱き続けるか…という切なさに繋がるなあ。
これから、この「約束」に支えられるサキの200年は、彼女にとっては長い孤独な時間ということになるのかも知れないが。

モジュール77を舞台にしたアルスとドルシアの同盟宣言という最後のチャンスを狙い、一発逆転の作戦にかけるヴヴヴチーム。ドルシアに潜入したエルエルフさんとアードライの和解と共同作戦というのが今回一番の安心ポイント。
ああ、黄色い、Ⅲ号機に乗ってる、男前で気のいい癒しキャラというだけで既にフラグは立っていたんだよなあ…。亡き友の仇を討ち、今の友達を守り続けたサンダーさん、カミツキになったことを悔いもせず偉大な遺産を残し散る…。自分の中で、サンダーさんがムサシとキタンに並ぶ誇り高き男前パイロットに名を連ねた件。もしスパロボにヴヴヴ参戦したら、ハルトなんかほっといてサンダーさんをひたすら育てるよ俺(泣)。

あまりに多くの犠牲を払い、ついに暴かれる世界の欺瞞。なんとも前回の建国の誓いから、サンダーさん散華まで含めて急速に話が畳まれてきたというか、次回、最終回。

革命機ヴァルヴレイヴ 第22話「月面の拳」

 2013-12-21
200年後の世界、学園が聖域化してるってことはモジュール77はあの時代でも現存してるのか、第三銀河帝国自体がモジュール77のことなのか。

脱出船内にて追い詰められた状況の中、ショーコ、ヴヴヴⅠ号機のコクピットに座りハルトが誰でもない自分のために人間でなくなったことを思い知る。
その自分がハルトを化物扱いした上にドルシアに売ったというのはキッツいよなあ…。
前回がデビルマンで言えば牧村邸襲撃というショッキングな流れでもあったんだけど、残念ながらショーコは決して牧村美樹の役割ではなく、「だがお前たちは人間のまま悪魔になったんだぞ!これが俺の守ろうとした人間の正体か!」って糾弾される側。
一方アードライ、自分を撃ったエルエルフさんがハルトにジャックされてたときだったことを知る。色々と誤解が氷解する回ではあったんだけど、結果が出たあとの後悔はすべて遅いというのはヴヴヴの平常運転。今回はことさら辛辣な。

無事月面に流れ着いたハルトとエルエルフさん、互いに大事に守りたかったものを失って、初めて対等の立場になって取っ組み合う。ああそうか、今回までエルエルフさんはリーゼロッテがマギウスだったのは知らなかったんだよなあ。
ヴヴヴの登場人物たちに架せられるのは、いつも結果が出てしまった後の後悔。だが、たとえやり直しは聞かなくても、出た結果をマシな方向に持って行くことは出来る。二人が生き延びて成すべきことは、マギウスに操られた世界の真実を暴き、人間もマギウスもない新たな国を作り上げること。

世界を暴く――1期からの番組のキャッチコピーが、ようやく物語の目的として息づく瞬間。

アードライによって開放されたサキが二人の救助に駆けつけ、いよいよクライマックスに向かって動き始める物語というか…いえたぶん残り2話として、話が畳めるかが不安になってきたんだがなあ(汗)。
ハルトとエルエルフさんがようやく、対等な「約束」を結んだことで、その後の200年に繋がるスタートが描かれたというのは本当に盛り上がった。もうあとは、最終回にて「続きは劇場版にて」にならないことを願うばかりw

革命機ヴァルヴレイヴ 第21話「嘘の代償」

 2013-12-08
メディアを味方につけたことで世界中の支持を受けていた新生ジオール、逆にドルシアの行ってきた罪をすべて被せられ一転世界の敵に。
大人の策謀の前に限界を露呈する子供たちの国。てか、エルエルフさんをこの展開において脱落させていたのはまさにこの瞬間のためというか、嗚呼、この視聴者を一気にゲンナリさせる悪意の見せ方こそヴヴヴ。

ハルトに一途な信頼を寄せていたが故に、そのハルトの嘘を前に信じていたすべてを決壊させてしまうショーコ。父親の死の引金を引いたくだりといい、絶対に決別の危険性を孕んでいた二人とはいえ、仲間たちのハルトに対する裏切りを認め、保身のためにハルトを売り渡すなんとも無残に過ぎる末路。
嘘をついていたが故の自業自得としても、ショーコにとっての大切な共有の思い出を失い、彼女に拒絶され、それでもなお犬塚先輩の問いに対してショーコへの報われぬ思いを口にするハルト。
第1話から、そのハルトの苦悩をずっと見守ってきた理解者たる犬塚先輩、最後に自分たちが化け物ではない、神憑きだという尊厳を叫び、仲間を庇って宇宙に散る…。
いくらヴヴヴパイロット中一番自己主張のなかった人とはいえ、真っ先の犠牲というのはあんまりだよ。

ひたすらラストに向かって、急転直下で盛り上げるための衝撃ジェットコースター回だったというか、ホント、エルエルフさんにさっさと復活してもらわないと、ストーリーに逆転の道筋が見えてこんよ。


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革命機ヴァルヴレイヴ 第20話「暴かれたカミツキ」

 2013-12-01
ヴヴヴチームが留守の間も、あの強引なペースで学園を守るばかりでなくいつの間にか世論をも味方につけていたショーコ。
そのショーコの支えがハルトの存在だと判りやすいだけに、エルエルフさんとリーゼロッテを通じて人とマギウスが触れ合う末路を見てしまったハルトには、彼女の屈託のない好意が辛いよなあ。
案の定というか完全に心を閉ざし引き篭もってしまっていたエルエルフさん。いつものペースが健在だったとしても、今回のオーラスの崩壊展開を食い止められたかどうかは不明だけど。まあエルエルフさんは、預言者扱いの割に起こる事態に対しては基本対処だけで予防はノータッチだからなあ。

若者だけの国として、咲森学園改め新生ジオールが国を守る手段として講じてきたのがメディアの活用。メディアを使って世界中から味方を取り付けてきた国が、同じく映像メディアによって積み上げてきたすべてを破壊されてしまう皮肉。前回囚われたサキが、人体実験の憂き目ぐらいは想像してたけどこういう使い方されるとはなあ…彼女の救出フラグはアードライに任せるしかなさそう。
裏切り者扱いにて始末されたハーノインの遺品から、何かしらの仕掛けを発見するイクスアイン。もう番組も終盤だし、ここから逆転フラグが立ってもらわないと本気で困るんですが。

いつかは明かされなければならない信実とはいえ、もっとも最悪な形で世界中に暴露されてしまう神憑きの秘密。次回がもう鬱展開になるとしか思えないのでまたどうなることやら。
現状、本当に学園が生き残る道は…これまでも断片的に描写された未来のとおりの、学園の生徒全員の神憑き化しかありえないんじゃないかと思えてきた…。

革命機ヴァルヴレイヴ 第19話「悲しみは降る雪のごとく」

 2013-11-30
愛の戦士エルエルフさん奮闘す。
一気に明かされる、リーゼロッテ自身とマギウスの秘密。以前の感想で、すべての黒幕はなぞの宇宙人マギウス星人の仕業だったんだとか書いたら本当にそうだった。
実のところは、エルエルフさんと触れ合っていたリーゼロッテ自身はずっとマギウスがジャックしていた人格。それでも、彼女が101人委員会に逆らい、人間との共存を提唱したというのは、エルエルフさんとの出会いがあってのことなのかなあ(それ故にルーンを搾取される憂き目にも遭っていた訳だけど)。
エルエルフさんの身を案じ、彼とマギウスである自身とは相容れない運命であることを自嘲するリーゼロッテに対するハルトの励ましは、そのまま自身がもはやショーコと相容れない存在となってしまったトラウマが故。だけど、相手を守るための力と、守り続けようという願いがあるのならその想いを否定する必要はない。
されど、その結実として、リーゼロッテのために命を投げ出そうとしたそのエルエルフさんの目前にて、マギウスとしての自らを命を振り絞って、最後に脱出ロケットを守って散っていく姿はあまりにも儚いなあ。

当初の目的は占領下のジオールへの威力偵察だったのに、うっかりドルシアに降りたら全部の謎が氷解してしまいました(苦笑)。ストーリー展開上とはいえ、あんまりスケール的な広がりはなく地上編は終了。だけど、残ったサキはアードライに囚われる。
まがりなりにも神憑きのひとりがドルシアの手に落ちてしまったことで、次回以降の展開がまた人体実験がどうたらとか嫌な話に陥ってしまいそうだなあ。
まあストーリー上の注目点は、戦う目的どころか生きる意義まで失ってしまったエルエルフさんの今後なんですけど。
エルエルフさんを再起させるぐらい、ハルトたちとの絆は育っているか?

革命機ヴァルヴレイヴ 第18話「父の願い」

 2013-11-17
エルエルフさんのドラマティックに過ぎるプロフィールに対して今までハルトの過去が描かれなかったのは、生まれる前から運命を決められていた人間として、ヴヴヴに乗るまでの人生は描くまでもなく不毛にして不必要…ってことになるのかなあ。
「半分こすれば喧嘩もなく平和」って思考のルーツはどこからだろうというのもあったけれど、単純にトラブルを避けるための詭弁であり処世術として身に付いただけのものに過ぎないのか。
今回、初めて自分含む学園の多くの仲間たちの運命、そのすべての元凶が父親であったことを知るハルト。親父役関俊彦が今まで予告ナレーション担当だったのは、なんらかの重要な役のためだろうとは思っていたがこういうことか。
父親との決別が描かれたことで、今後ハルトの決意がきちんと中心になって物語を動かしますかね?

1期の頃からカインに対して裏切りフラグを立てていたクリムヒルトは、ああなるほどそういうことかと納得。
そのクリムヒルトの発言が元で、自身の唱える革命の最大の目的、リーゼロッテがこの場にいることを悟り駆け出すエルエルフさん。
3年前、若さゆえの暴走でリーゼロッテを連れ去ろうとしたエルエルフさんを止めたのは現実主義視野でもあったリーゼロッテ本人。ある意味、エルエルフさんを(精神的な意味で)大人にしたのが彼女とも言えるんだけど、彼女のためなら情熱的な子供に戻ってしまうエルエルフさんというあたり、父と子の縦構造、男と女の横構造という話でもあるのな。

リーゼロッテのために、彼女を守れる大人となったエルエルフさん。
ハルトとエルエルフさんが、対照的に見えて同じ道を進んでしまう二人として、ハルトが愛すべき肉親と決別したという道をエルエルフさんも辿ってしまう気がしてならないんだよなあ…関俊彦による次回予告のサブタイからして不安で仕方ない(汗)。
関俊彦は、番組に不穏をもたらす役割かよw

革命機ヴァルヴレイヴ 第17話「情報原子の深淵」

 2013-11-10
ドルシア側というかカルルスタイン機関急変。カインはマギウスになったのではなくて、マギウスにジャックされた存在になってたわけか。ドルシア総統も既にジャックされた身として、ドルシアは完全にマギウスの手に落ちているというか、今回老齢のマギウスの新たな身体にされかかったイクスアイン(メガネ)といい、こうなるとカルルスタイン機関そのものがマギウスの新たな身体の候補たちだったってことか?

マリエの死をきっかけに、ヴヴヴ子さんが語るヴヴヴがルーンを食い荒らすことの危険性と、その事実を耳にもはや戦えなくなってしまうハルト。そのハルトの目前で委員長をⅠ号機に乗せようとしたり、挑発も飴と鞭も含めてエルエルフさんはうまいことハルトを意のままにコントロールしてるよなあ。
革命という自身の目的のためなら、いずれはマリエ同様自滅の道を辿ることも厭わないエルエルフさん。そしてハルトに覚えていた苛立ちの一因は、自身がヴヴウという力を扱うことの出来ない悔しさ。力を持ちながらも戦わないという甘えを、力を持たない人間としてエルエルフさんは許さない。
心ならずもハルトが得たマギウスの力と、その力を利用するため使い方を指し示すエルエルフさん。今さらながらこの二人の互いの依存にニヤリとさせられるわ。

エルエルフさんがコンタクトした反政府組織からの支援を受ける条件は、国内で暗躍する輸送船の撃破。その輸送船に潜入したエルエルフさんとハルトが見る、ドルシアもまた人間からルーンを採取しているというおぞましい画。
カインの謎を追い、視聴者の視点の代表として、ドルシアとマギウスに関わる驚愕の事実を知るところとなったハーノイン。いや演出的には間違いなく始末されていそうなんだけど、一応の生死と、そして前回カインに囚われてるも同然のリーゼロッテもどうなっちゃってるのか気にかかるところ。
俄然侵略SFの要素が強くなってきていて、これはこれでハルトたちが最終的に戦うべき敵が明確化してきているんだけど。

革命機ヴァルヴレイヴ 第16話「マリエ解放」

 2013-11-03
「僕は、友達が欲しいんだよ!」
そういやマリエとエルエルフさんって、中の人的にははがないの理科さんと小鷹じゃねーか。
はがない2期最終回を思い起こせば、エルエルフさんがマリエを撃つって展開が余計残酷に思えるわ。

さよならマリエ。
マリエが記憶を持たなかったのは、ヴヴヴのテストパイロットとして、記憶を「忘れた」のでなく「喰われていた」から、ハルトの発情にはバンザイして喜んでたヴヴヴ子さんも、流石にマリエの人生を喰らっていた張本人として肩身を狭くする。
マリエの設定がああだったんなら、1期の時点で伏線入れときゃいいのにとか一瞬思ってしまったが、本筋に関わらない余計な伏線を入れる間もなくイベントが連発するのがヴヴヴだもんなあ。
マリエはルーンそしてヴヴヴの設定公開展開のための犠牲になったんだな。

ストーリーのほう、何故かフラグが立つアードライとサキ(子供の身体ジャック中)。てかサキ、身体ごと脱出口から置き去り。流石に200年後の展開があるから身体は無事としても、彼女は彼女でドルシア側の内面を観察する役割になるのか。久々に姿を現したリーゼロッテは、ハルトに対するエルエルフさんのように、カインのためにルーンを提供する役になってるのか?
ドルシア側新兵器の弱点は、モデルとなったヴヴヴ同様極端に燃費が悪いこと。なんかヴヴヴって、スパロボに参戦してもすぐエネルギー切れ起こす使いづらい機体になるよなあ絶対。
ヴヴヴの戦闘力をハルト以上に引き出せるものの、記憶をルーンとして奪われてしまうことから欠陥品としてテストパイロット登録を外されていたマリエ。最後のハルトとの通信で、自分に共に笑いあい、未来を作っていける親友がいたことに感涙して果てる。人死に当たり前の血生臭い番組としても、こと彼女の死がより悲劇性を持って目に映るのは、彼女の決して嫌味でなかったキャラと共に、ヴヴヴの得体の知れない恐ろしさが視聴者にも刷り込まれているからでもあるよなあ。

1期を思い起こせば、ジト目サブキャラなれど選挙とかで友達想いの一面を見せていたキャラとして、僅かな友達との時間と思い出を大切にしていたことがうかがえるだけに、その思い出もヴヴヴの糧として「友達」を守るために捧げるというなんとも悲壮な展開。マリエの悲劇を経て、きちんとヴヴヴの秘密にハルトたちがたどり着く展開を願いたいところ。

革命機ヴァルヴレイヴ 第15話「カルルスタインへの帰還」

 2013-10-27
ああ、冒頭のまた200年後の世界にて、11歳で人類初の神憑きになったのってマリエのことなのか。あそこにいた委員長は本人かはたまた200年後の委員長の子孫か。
ホント、学園にはパイロット候補生から機密に関わる重要人物まで含めて寄せ集められていたというのが判りやすいわ。

エルエルフさん故郷に帰る。ドルシア領内に不時着した降下メンバー、エルエルフさんの育った場所であるカルルスタイン機関の養成施設へ。番組の常識(汗)として、エルエルフさんあのガキ二人をてっきり殺すもんだと思っていたが、ジャックしてスパイに仕立てるというのは、むしろエルエルフさんというより番組の良心(苦笑)。
今回、ジオールまでの移動手段強奪作戦という本筋よりもクローズアップされるマリエの葛藤というか、久々に口を開いたヴヴヴ子さん、記憶を失っていて戸惑うマリエになんともフレンドリー。
エルエルフさんがガキ二人殺さなかった代わりのショッキング展開として、さくっと射殺されるマリエながらもあっさり復活。彼女も神憑き(マギウス)であったこと確定ながらも、次回以降、彼女がどうした立場になるのかまたサッパリ読めんなあ。
ショッキング展開で視聴者を煽って次回への興味を引く。ヴヴウって番組の基本姿勢みたいな話だわな。

あ、今回から登場し、初陣でさっそくサンダーさんのⅢ号機を中破させた敵側の新型可変機。ああ、やっとヴヴヴへの本格的な対抗メカが登場してくれたということでこちらも今後が楽しみ。

革命機ヴァルヴレイヴ 第14話「大気圏の兄妹」

 2013-10-20
生徒会長そしてアキラ兄妹因縁の過去。1期から、この兄妹を追い詰めていたのは毒親というのがアリアリというか。
学園が元々ヴヴヴの実験施設として、兄妹二人ともそれに見合うだけの能力(雑多な声から正確な情報を聞き分ける耳、ハッキング能力)はあったってことなのか。

大気圏突入はファーストガンダム以来ロボットアニメの危機的シチュエーションの舞台。このタイミングでの新兵器登場というか、インパクトブースターがヴヴヴのシンボルであるヤタガラス型というのはナイスアイデア。てか、そのまま背中に合体してヴヴヴの単騎大気圏突入を可能にする黒いジェットスクランダーだとばかり(苦笑)。ヴヴヴの弱点である排熱をカバーするばかりでなく、巨大カギ爪に変形するあたりの凶悪さは確かにヴヴヴのパワーアップパーツだが。

インパクトブースター同様、大した前フリもなく唐突にクローズアップされるマリエの存在。記憶喪失らしかったりアキラと友達関係になったりハルトの神憑きとしての能力を目の当たりにしたりと、死亡フラグが立ちまくったようにしか見えない(汗)。
もちろん大気圏突入時の戦闘で突入位置が狂うのはお約束。リーゼロッテが見た流星とばかり、不時着したのはドルシア領内。そこまでファーストガンダムの定石を踏まなくてもいいとも思うが、地球編とも言うべき新展開の導入としてはwktk物だな。

革命機ヴァルヴレイヴ 第13話「呪いの絆」

 2013-10-13
2期スタート。
冒頭、マギウス(101人委員会)に裏切り行為を指摘され、噛み付かれてしまったドルシア総統は、これは噛み付いたマギウス本人にジャックされたかなあ。

半年空いたけど前回のすぐ続きからスタート。カイン駆るヴヴヴⅡ号機はⅠ号機を追い詰めつつもオーバーヒートにて撤退。そして学園が到着した月での2ヶ月間は、まさに視聴者が待たされていた時間そのもの。
子供だけで国を運営する現実の困難と、その克服として国力を誇示するための地球降下作戦。ええ物語の舞台が宇宙から地球へと切り替わるのは、ロボットアニメらしい起伏ある展開として楽しみ。
自らを被験体とした人体実験により、ヴヴヴの動力となる情報原子ルーンの存在を知るハルト。そしてルーンの摂取には、人間に噛み付くことが必要…。

衝動でサキを押し倒したばかりでなく、こと人外に陥った絶望に打ちのめされるハルトというか、現実を突きつける役ばかりでもなくエルエルフさんがそのハルトにルーン供給――自身を差し出す契約を了承するのは、自身の革命の野心のみならず、“仲間のため”に絶望から這い上がったハルトの認めてのことなのか。最終的に、物語はこの二人の友情で収束していくかなあ。

地球に向かい出撃するヴヴヴチームと、待ち受ける、2ヶ月の準備期間の間にドルシアが用意した量産型ヴヴヴ!?
また無闇に刺激感で煽ってくるシリーズが始まりそうというか、話が如何な方向に転がっていくか?

革命機ヴァルヴレイヴ 第12話「起動する異端者」

 2013-06-30
なんてこった! 物語のすべての黒幕はなぞの宇宙人マギウス星人の仕業だったんだ! 第三銀河帝国とはマギウス星人の地球侵略を阻止するため世界のすべての国が手を組んで結成した対抗国家だったんだよ!
てかね、まさにマギウスなる存在がいきなり物語の黒幕として現れるあたりがディケイドの大ショッカーのようだというか、カインが「人間じゃない」という正体を現してヴヴヴ2号機に乗り込むあたり、鳴滝が突然ゾル大佐に変身したようなショックだよw
分割2クールの1期最終回、ヴヴヴだけに普通に1期最終回から物語は200年後を描く2期になんてならないだろうと覚悟はしていたが、ええもう2期の予告からして本当にディケイド最終回の劇場版予告のような勢いだしw あの予告の内容はあんまり本気にせず、10月からはまた頭を真っ白にした状態で2期を見始めたいもんですが。

自身の不始末の責任を生涯掛けて償おうというハルトの真摯さに、そのハルトに付けこもうとしていた自身を恥じるように彼をショーコの元へ送り出すサキ。第1話から既に活躍しているキャラとして、彼女を主人公としてみれば、1期は彼女がハルトに惹かれ、傷つき、そしてハルトとショーコの想いのために自ら身を引く失恋物語でこれはこれできれいな流れの話なんだよなあ。200年後、彼女が生き残って歴史の語り部になっているというのは2期でもなお彼女に重大な役割が待ってるはずということで、それはそれで注目すべき要素ではあるんですが。

学校に撃ち込まれた毒ガス散布ドリルミサイルと、それを阻止しようにも全機が行動不能に陥ってしまうヴヴヴ。
アキラを救おうと駆けるショーコにも訪れる命の危機と、ショーコを守るために、まるで中二ソングの歌詞のように自ら過去の傷という壁を打ち壊してヴヴヴⅥ号機に乗り込むアキラ。
そして、ハルトとエルエルフさんの前でマギウス星人という驚くべき正体を現すカイン…。
1期最終回にもかかわらず、まだなお物語を埋め尽くす新たなキーワードの数々とか。大ハッタリに刺激的な要素で物語を引っ張りまくったヴヴヴ、賛否両論のまま2期へ続く。
なんとなく、2期スタートの瞬間が今回の直接の続きでなく、やっぱりある程度時間が経過したその時から始まる気がして仕方ないのは何故だろう(苦笑)。
またなお視聴者驚嘆の物語が紡がれることを、Ⅳ号機のプラモ発売と共に期待しますです。

革命機ヴァルヴレイヴ 第11話「軍事法廷第54号」

 2013-06-23
サキさん、ハルトの弱みに付け込んで篭絡してしまおうとしたら予想以上の成果が返ってきてしまって仰天。
元々の寂しがり屋の性質に、ヴヴヴの呪いの恐ろしさを身をもって知ったことで、ハルトを翻弄してるように見えて実のところはそのハルトに依存してしまっているんだわなあ。200年後の彼女が口にしていた「約束」ってのは、きっとこういうことなのかも。

視聴者的にはもはやヴヴヴⅥ号機のパイロットに半ば確定してるアキラ、思いっきり過去のトラウマ抉り出される。育ちのいい生徒会長の妹というか良家の子女として、心の傷を抱えることを許されなかった立場とはいえ、集団での「アキラちゃん学校行こー」攻撃とか生々しすぎて視聴者まで鬱になるレベル(汗)。
今回、目前で父親を失うショーコの悲劇とか、「自分に親身になってくれたショーこのため」という理由でヴヴヴに乗るようお膳立てされてるようにしか…てかエルエルフさんならマヂでそのぐらいのシナリオは描いていてもおかしくないわ(汗)。

ショーコの父親の死と引き換えに(知らずに、ショーコの父親を殺害する引き金を引いてしまったハルトというのも…)、開かれる約束の地・月までの航路とその間隙を縫って奇襲を仕掛けてくるカイン。エルエルフさんの師匠としてその手の内を読んだ上での作戦とはいえ、肝心のエルエルフさんがその襲撃以降姿を見せなくなってるあたり、この事態すらもエルエルフさんの掌のうちだったという展開を凄く期待してるw
サキとのくだりといい、今回のことでむしろショーコとの敵対フラグまで生み出してしまってるかのハルト。また「うわぁ…」って展開には今後もこと欠かさない様子というか、実はガルガンティアだけじゃなくこっちにも虚淵玄が関わってるんじゃないのか?
先が見えないオリジナルアニメ、いよいよ分割2クールの前半戦クライマックス間近。

革命機ヴァルヴレイヴ 第10話「恋の選挙公約」

 2013-06-16
「よくもこんなスバラシイ身体にしてくれたのお! 最高じゃあ!」サンダーさんのおかげでヴヴヴパイロットとしての神憑き化=極道兵器化と判明w 男パイロット同士の猥談といい、サンダーさんはヴヴヴパイロットのいいムードメーカーになってくれてるなあ。
学園選挙話として、今回このムードのまま話が進んでくれれば普通に学園アニメだったんだけど、明らかになる学園がヴヴヴパイロットの養成期間であったことと、ヴヴヴの根幹を成す情報原子の存在。唯一ハラキリ攻撃と萌えエロAIを有するⅠ号機の秘密。そして、ヴヴヴパイロットが増えたことによる連帯感よりも疎外感を感じるサキ。

選挙出馬をショーコが決意するまでの、学園ドラマパートがやたら爽やかな分不穏要素との温度差が激しいなあ。
ショーコの素直な心根が多くの学生たちを沸かせる一方、神憑きになったことの衝動でサキを押し倒してしまい、そのショーコとの距離が決定的なものになってしまうハルト。同時に描かれてるⅠ号機のエロAIの反応といい、何気にエロAIがもはやハルトの衝動を操ってる気さえする。
神憑きが、自身を特別な存在にしてくれるものではなく「呪い」であることを理解するサキというか、本当の意味で、ハルトの背負った苦痛も運命も受け入れたということになるかなあ。


敵側は敵側のほうで、司令官カインが握っているであろうヴヴヴの情報を知ろうとするクリムヒルト。発言から匂わされるカインのイロイロありげな過去といい、カインもまた神憑きというのは確定事項なんだろうか?
分割2クールアニメとして1期そろそろクライマックス。人間関係の破綻まで含めていよいよ話が大きく動き出すんだろうけど、もはや視聴者として1期終了で期待するのはヴヴヴチームが月まで学園を守り通せるかということ。ショーコが神憑きたちが失った「未来」(肉体の不老という呪いも含めて)を象徴するキャラクターとして、最後まで学生たちの希望足りえる存在であってほしいんですが。


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革命機ヴァルヴレイヴ 第9話「犬と雷」

 2013-06-09
エルエルフさん、正式に亡命して学園の軍事顧問となり、ヴヴヴⅤ号機とⅢ号機にはそれぞれ金儲け先輩こと犬塚先輩そしてサンダーさんが搭乗。
まんまとハルトとの契約も取り付け、学園内で立場を握ったり実は密かにあの二人がヴヴヴに乗り込むよう仕向けていたり、紆余曲折はありつつ実のところは自身の思い通りにコトを進めているエルエルフさん。まがりなりにも、ショーコのみがエルエルフさんの想定の上を行く存在なのが明らかになってるのは番組の安心要素なのかこの二人の本格的な敵対化フラグなのか。

眼鏡っ子の復讐を苦渋の思いで自制していた犬塚先輩、サンダーさんの意地とド根性に後押しされ、自らもハルトの背負った重い運命を受け入れる。葛藤と決断があって起動するⅤ号機とⅢ号機、もろ接近戦仕様だったⅠ号機とⅣ号機をカバーする攻防及び砲撃戦に秀でた機体というか、つかプラモの発売順(Ⅰ号機→Ⅲ号機)的に、サンダーさんが試聴者から愛されるキャラとして作られていたのがよく判るわ(笑)。

エルエルフさんがついに突き止める、やはりこの学園がヴァルヴレイヴのためにあったことと、学園内の大人たちがほぼ全員軍属だった事実。こうなると、ハルト=最初からヴヴヴパイロットとして人造的に作られた人間。サキがアイドルをクビになって学園に流れてきたのも、ヴヴヴに対する適正を見出されて仕向けられた…って陰謀説も信憑性帯びてくるなあ。
BS-TBSの放送ではなくなったため、公式サイトで見た予告では次回、選挙話? 校内の雰囲気がやや殺伐化しようと、学園モノっぽいイベントはきちんと消化されるんだろうかw


1/144 ヴァルヴレイヴIII 火神鳴 (革命機ヴァルヴレイヴ)1/144 ヴァルヴレイヴIII 火神鳴 (革命機ヴァルヴレイヴ)
(2013/06/08)
バンダイ

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革命機ヴァルヴレイヴ 第8話「光の王女」

 2013-06-02
割とあっさり明かされるエルエルフさんとリーゼロッテとの邂逅そして絆。現状、判断材料だけで思えるのはエルエルフさんの目論むドルシア革命はリーゼロッテのためであるはず…ではあるんだけどね。
第1話においてハルトの「すべてを等しく分け合うことが平和」というのを断固否定していたのは、自らがリーゼロッテに命を分け与えられた存在というのを示唆された苛立ちと、リーゼロッテとの関係に踏み込まれたように感じたからでもあるのか。

学園独立後初の死者が出たことで暗い影を落とすこととなる校内と、アードライによる再度の学園潜入制圧作戦。眼鏡っ子の死に慟哭し、復讐を誓う金儲け先輩、実際に銃弾飛び交う戦場にて己の非力さに泣く。いよいよもって話が殺伐とした方向に行くというか、そろそろお祭り気分な雰囲気も潮時なのかもなあ。この学校の空気がある意味キャラクターたちにとっても試聴者にとっても救いではあったんだけどね。

学園最大の危機に際し、ハルト、ついにエルエルフさんと契約する。当初の予定では8人の犠牲で状況を打破できると言っていたエルエルフさん、それが犠牲者ゼロで見事な逆転劇を見せるあたり、ひょっとして「犠牲8人」の計画のほうだったら敵艦隊全滅させてたんじゃ…?
予告にてⅤ号機がついに活躍してたり視聴者プレゼントのⅢ号機のプラモ、そして次回サブタイと…ああ、ここまで搭乗フラグを重ねてきた二人がついにヴヴヴパイロットとなってしまうか。
予想通りの二人が乗るとしたら、ヴヴヴのパイロットってサキ以外、みんな仇討ちが搭乗動機になってしまうのな。

革命機ヴァルヴレイヴ 第7話「瓦礫の下のハルト」

 2013-05-26
次のスパロボ新作は、新劇ヱヴァ・ラインバレル・そしてヴヴヴが参戦するスーパーロボット大戦ご長寿に決定。ヴヴヴパイロットの不死身要素は寿命もそうかと思いつつ、サキ、200年後も生き残ってグランゾートの敵みたいな顔メカと戦ってるのね。前回でのパイロットになる過程が過程なだけに、人間に戻りたいって泣き叫びながら壮絶に撃墜される役になるもんだと思ってたのが。

エルエルフさん久々に校内にて暗躍開始。一人旅団だけあって、たかだかイチ学校の全校生徒を敵に回すぐらいは屁でもないというか、学校を掌握してるのは自己主張が激しいだけの生徒会長じゃなくてショーコと判断して彼女と接触。俺的には、ド根性で壁際の配水管を3階まで登りきるサンダーさんのほうがよっぽど超人だよw 
エルエルフさんに右目を撃たれつつも、アードライ、なおエルエルフさんへの説得を試みる。悲しいのは、エルエルフさんにとってアードライってハルトのような利用価値がない、無視する対象でしかないんだよなあ。後々のリスクも考慮しつつ、サブタイどおり瓦礫の下敷きになって動けないハルトに自身の身体をジャックさせたり、相手がかつての同僚と知って対処法メモをヴヴヴのコクピットに用意してたりと、久々にエルエルフさんの無闇な預言者っぷりは存分に堪能。OPに登場してる女の子の写真が出て、やっとエルエルフさんの過去掘り下げも来るかなと期待しつつ…今回アバンみたいに視聴者に先を読ませることを思いっきり拒絶してるアニメだからなあ。どう来ることやら。
戦闘シーン、Ⅳ号機の危機に主題歌イントロをバックに駆けつけてくるⅠ号機ってのがあまりに正当派ロボアニメ演出。本編で突拍子もないことばかりやってるのに、不意打ち的にかっこいい要素にはなんか痺れる。

番組序盤からハルトの秘密を知り、ハルトを「噛み付き」ならぬ「神憑き」と呼んで労ってた眼鏡っ子、初のレギュラーからの犠牲者となる。サキにとっても彼女の存在が学校生活の救いになってたというのもあって、次回の空気がどれだけ重くなることか。予告にて彼女の死に人一倍激昂してる金儲け先輩というか、果たしてハルトは、彼女の死に際してもショーコの仇討ちを誤解していた時のように振舞えるのかね? エルエルフさんの体をジャックしていたとはいえ、その手で無慈悲に殺人(あからさまな銃殺)を犯していたことについて現在まで何も思うところがないという描写とか、ハルト自身も何かしらサイコパス的な要素を持った人間じゃないかって懸念もあるんだけど。

冒頭、ヴヴヴⅣ号機の相手をしていた敵パイロットの「古代兵器」という呼称からして、これはヴヴヴが200年前に作られた機体というより異文明の発掘兵器なんじゃないかとまた妄想してみる。

革命機ヴァルヴレイヴ 第6話「サキ・カムバック」

 2013-05-19
嗚呼、サキが完全にヴヴヴのパイロットになることの負の面を見せるための役だ。もう戦闘で真っ先に犠牲になるか、二大陣営のどっちかに捕われモルモットにされるとかそんな末路しか見出せない。

両親のDVやアイドル時代に大人たちに受けた仕打ちに対し、世界への復讐半分で「ニンゲンヤメマスカ?」の問いにあっさりオーケー。「ハルトのことなんかなんとも思っていない」の台詞は、ハルトを利用しようという野心と同時、ハルトに対して自分の理解者役を求める気持ちであってほしいと願いたいんですけどね。
サキが自機ヴヴヴⅣ号機に付けたカーミラは女吸血鬼の名前。空間を蹴るタコ足キックによる機動力と超電磁ヨーヨーで敵を撃破。普通に接近戦だけならハルトのⅠ号機より優秀かもしれない。

とりあえず今回も暗躍中のエルエルフさんによる、学校自体がヴヴヴの実験場として仕組まれていたであろう推測と、そのエルエルフさんを謀殺すべく学校に潜入するかつての同僚。そろそろヴヴヴも1機ぐらい敵に奪われそうな気がするなあと思いつつも、何気に残った学校の連中のうち、ヴヴヴのパイロットになってほしい奴がサンダーさん含めていない件。そのぐらいはキャラたちに愛着もわいてきたんだけど、責任感が思わぬ方向に暴走するあたり、実はむしろショーコが一番うっかり乗ってしまいそうな立場でもあるわなあ…。

革命機ヴァルヴレイヴ 第5話「歌う咲森学園」

 2013-05-12
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模型誌等で公開されてるとおり、今回発見されたヴァルヴレイヴは3号機から6号機。たぶん2号機については先に発見したエルエルフさんが秘匿してるよな。

学校全体で歌ってみた動画、アニメーションであることを最大限に生かした楽しげな雰囲気というか、これは幾度と見返したくなる演出。
ダイソン球から独立したといっても、ライフラインが守られてるおかげで今は平和な学校、ちょっとその生活維持機能に支障が出ればあっさりギスギスした漂流教室に。上級生とトラブルを起こしかけてしまうサキというか、彼女が人間関係について不器用でもあるのは、元芸能人として他者に対する不信感が植え付けられているせいなんだろうか。
サキがハルトに思いを寄せるという展開は、ケンカトラブルを天然で諌めてくれたというばかりでなく(笑)、望まず大舞台に祀り上げられる境遇にシンパシーを覚えたからでもあるんだろうな。ヴヴヴ他機の発見にハルトの身体の変化と、ハルトと秘密を共有したり1号機の萌えAIの空気読みすぎ発言といい、ヒロイン力がウナギ登りや。

ヴヴヴの開発者がハルトの肉親らしいという伏線に、ハルトの噛みつき他人乗っ取りを真似する素振りを見せるサキと、なんか予告で動いてる4号機(武器は超電磁ヨーヨー)のパイロットのフラグが…現状ヴヴヴのパイロット=死亡フラグにも思えて辛いな。
すっかり常人側の代表キャラとなった山田くん改めサンダーさんには絶対乗ってほしくないよ。自分の怪我も構わず学校の仲間のために身体を張る姿勢といい、ここまでの回で学校一の男前であることがはっきり視聴者に認知されたサンダーさん。ずっとついていくっす。

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革命機ヴァルヴレイヴ 第4話「人質はヴァルヴレイヴ」

 2013-05-06
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エルエルフさん=神竜剛次、ショーコ=流全次郎じゃないですかwww いえ、実は影の総理もとい大統領の娘だったというバックの権力的にはショーコのほうが神竜剛次なんですけどwww

ヴァルヴレイヴの奪取→量産を目論みドルシアとの全面戦争に踏み切るアルスと、その本国の理屈の体現者として恣意的なまでに汚い大人全開の本性を表し学校を冷徹に見捨てようとする議員。エルエルフのもはや予言の域の超予測によって、この危機から学校を守るためにエルエフとの契約を余儀なくされるハルトと、その予言と野望を覆す存在として頭角を現すショーコ。
第1話であっさり死んだと思われた時点で、まさかここまでショーコが番組引っ張ることになるとはエルエルフさんならぬ視聴者だって予測できねーよw 次回以降、本当にショーコとエルエルフさんによる学校の覇権(ヴァルヴレイヴ)を巡る血を血で洗う抗争が始まりそうじゃないですかw

ハルトの立場=元は神竜の子分だったのに改心して流の味方になった大田原源蔵。ショーコによる、アルスにもドルシアにも属さない、学校の独立国としての完全自立のためにヴァルヴレイヴの力を揮うハルト。今後、ショーコを自身の革命のための政敵と認めたエルエルフさん、今後そのカリスマ性で校内に自らの信奉者を募って反逆開始とかありそうだなあ。最終回、強大な権力者に白い学ラン羽織って斬りかかる――革命を手にすることは出来るのか?
予告での次回サブタイ、学校でワルシャワ労働歌でも歌うのかと思ってしまいますが(男組最終回で歌詞が引用されてたアレ)。
http://www.utagoekissa.com/warsaw.html


男組 (1) (小学館文庫)男組 (1) (小学館文庫)
(1997/01)
雁屋 哲、池上 遼一 他

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革命機ヴァルヴレイヴ 第3話「エルエルフの予言」

 2013-04-29
僕と契約して革命の同志になってよ。
銀髪細面の優男の肉体にシュワルツェネッガーやセガールの魂を宿した男エルエルフさん、本格的に活動開始。エルエルフのワンマンアーミーとしての戦闘能力は、まがりなりにもハルトとのダブル主人公というのを改めて強調するためでもあるわけか。
エルエルフさんの大暴れにて脱出不可能になってしまうダイソン球(スペースコロニー)というのは、番組の路線がバイファムというかリヴァイアスというか15少年モチーフになるってこと? まあでかい船に乗って徒党を組んで逃げ回るというあたりからしてサンライズのロボアニメですが。

再びハルトと接触し、自らが自国に対して行おうとしている革命にハルトをオルグしようとするエルエルフ。軍隊とともに乗り込みハルトを挙げ奉る若手上院議員。世界中に名前が拡散してしまったことでヒーロー化してしまった状況といい、当人を利用しようとする動きに、いよいよ主人公として話の中心を担うハルト。それだけに、今は限られた人間しか知らない、ハルトが吸血衝動を持った怪物化してしまったという事実が知れ渡ったときの悲劇的展開が怖くもあり目が離せないところ。

ハルトに乗り移られたエルエルフのせいで片目を失いつつ、まだエルエルフを信じて擁護するかつての仲間。
ハルトからヴァルヴレイヴを譲り受けて、襲撃の犠牲になった友達の敵討ちを果たそうと燃える昭和のツッパリ山田くん(声・ブシドー)。
物語が人智を離れた展開を見せるたびに、こうした人間味溢れるキャラの存在にほっとするよ。
起こりうる状況、すべてを予測のうちに計画に組み込み見事にハルトを誘い出すエルエルフがやたらと超人。エルエルフさん、まさか山田くんをまた刺したりしてないよね?

革命機ヴァルヴレイヴ 第2話「666を超えて」

 2013-04-21
なんかむしろハルトよりもエルエルフの名前のほうを覚えてしまったエルエルフ連呼回。もはや主人公がエルエルフにしか見えない件。
人間やめて、復讐のための殺人までも重ねた後として、ショーコが実は生きてましたってのはハルトを残酷なまでに追い詰める展開。

「譲らないためには戦うしかない」ことをハルトに説いたことで、そのハルトの暴走を招いてしまった責任を負ってるが状態のエルエルフ。エリート青年将校から、味方を撃った裏切り者(もちろんハルトのせい)という立場に蹴落とされたとして、むしろここからこいつがどう這い上がるかのほうが見所という気もする。
エルエルフの値踏みにより、製作者の偏執っぷりが目されるヴァルヴレイヴ。動力部に剣ぶっ刺して直接エネルギーをチャージするハラキリ戦法に「超機動員ヴァンダーって知ってるか?」と思わず口にした(苦笑)。

革命機ヴァルヴレイヴ 第1話「革命の転校生」

 2013-04-14
ああ、サンライズのロボットアニメだよなあと思いつつラスト直前で露になる…力を得た瞬間、主人公はヒトであることを超えるという永井豪要素(まあ、想いを抱いていた女の子を殺された怒りが主人公決起のきっかけ…ってだけで獣神ライガーなんだけど)。
ある意味AGE以上にガンダム第1話を踏襲して、そこから視聴者の既視感とか抱いた倦怠感を吹っ飛ばす魅せ方は上手いなとちょっと感心。
第1話の段階で、主人公の戦いも、その顔も思いっきり衆目に晒されていて、より主人公に迫られるはずの「人を守る神になるか? 世界を滅ぼす悪魔になるか?」の選択。
個人的にはプラモの発売も含めて今後が楽しみ。あと大河原先生がデザインしたのはコクピット昇降用のワイヤーです(半分マジで/笑)。


1/144 ヴァルヴレイヴ (革命機ヴァルヴレイヴ)1/144 ヴァルヴレイヴ (革命機ヴァルヴレイヴ)
(2013/04/27)
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