特命戦隊ゴーバスターズ Final Mission「永遠のキズナ」

 2013-02-10
ほんのちょっとだけ、子供心を傷つけるほろ苦い終わり方は、いつかヒーロー番組を卒業していくチビっ子たちに向けた「それでも、強くなって前に進むしかないんだ」というメッセージ。

「きっと全部元通りにしてみせるから」。番組序盤から提示されていた、13年前の約束を果たせることなく家族を失う結果となったゴーバスターズにとって、約束すべてを反故にしてしまう結末となる、その13年前亜空間に消えた人々の最後の生き残りであるマサト消失…というラストについてはやっぱりスタッフ内でも相当協議がなされたはずで。

初心を貫徹できず、かけがえないものを失う結果となってしまった戦隊。実はこれは小林靖子脚本に限らず昭和時代の戦隊でも散見された最終回パターン。
「絆」という、東日本大震災を経てヒーロー番組が冠することを使命としたこの文字を最終回タイトルに選びつつ、あえてこの悲劇性も残したラストにした意図は…決してひとりの英雄の自己犠牲による平和を讃えるためでなく、

「信頼する仲間たちのために自分自身が立ち上がることが出来るか?」
「仲間の辛い決意を前に、自分に何が出来るのか」

ヒロムたちが、最後にマサトの悲壮な決断を受け入れたのは、もはや自分たちに出来る最後の手段がこれしかないという諦観では決してなく、自分たちがマサトの想いを受け継ぐため。
すべての物質も、生命さえもデータとしてしか捉えられない敵に対して叫ばれるのは、データという完全無欠の“1”と“0”ではない、迷いもすれば立ち止まりもする不完全な生き物だからこそ、その迷いも一時停止も乗り越えて先へと進める。
マサトの「先へ進め」という想いを背負い、エンターとの最後の対決に挑むゴーバスターズ――。

前作ゴーカイジャーというヒット作の後を受けて、スタッフが選択したのはロボ戦における特撮の強化と一貫した筋の入ったドラマ。その特撮面の技術の強化が、ゴーカイジャーにおけるロボ戦の奇想天外さほどに画面に派手な彩りを与えられなかったことと、ドラマ面においても決してメイン視聴者層を沸かせられるものでなかったことは残念にしても…(ビートバスターという、番組強化要員の最後で最終回を迎えるというのも皮肉な)。新たに培ってきた巨大戦特撮も、そして「生命を持つもの・持たざるもの」たちが織り成してきたドラマもまた、今後視聴者の胸に残り続けると共に、新たなシリーズに繋がっていくことと信じられます。そうして37作、ずっと繋がり続け、時代時代の子供たちの憧憬の対象となってきた戦隊シリーズとして。

ラスト、戦いを終えて各々が新たな道へと歩み始めるメンバーたち。移り変わる四季に感銘を受け続けてきたJが、森の管理人になるというのにちょっとホロリと来た…。マサトを失ったJに、きちんとこの世に生まれてきた意味が与えられたという感慨と共に。
13年間に渡る因縁は終わりを告げ、その誇りある“不完全”な心と生命の尊厳を守り抜く特命、実行完了。さらば、特命戦隊ゴーバスターズ。待ち受けるのは新たな未来――。
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特命戦隊ゴーバスターズ Mission49「覚悟と選択」

 2013-02-03
13枚目のメサイアカード=マサト復活の伏線と思いきや、悲劇的展開のための伏線だったでござる。
学習したヒロムのデータを元に、レッドバスターの姿を暗色に模した、言わばダークレッドバスターという姿にさえなってみせるエンター。たとえゴーバスターズのチームプレイによる連携攻撃を受け倒されようとも、これもヒロムから得た「不屈の闘志」のデータで再び立ち上がってくる。
たとえ倒されても、また強くなって立ち上がる。過去数多のヒーローたちが、ずっと悪を恐れさせ続けてきた「不屈の闘志」という意志の力。それすらもデータという「道具」扱いでしかないと嘲笑うエンター。

今のエンターの得た力は、データ化された経験値。どんな学習、どんな努力も、そのデータを飲み込んでしまえば同然というエンター。だけど、経験地を得るために果たしてきた努力と時間、その中で培われた心までは決してデータ扱いできるはずはない。
最終決戦が、心を持つ者と持たざる者の構図に落ち着くのはもはや確定事項だなあ。人間のデータを集め、学習していたようで、すべてをデータとしてしか理解できなかったエンターは決して人間になれなかったという皮肉(むしろ、人と共に時間を過ごしてきたバディロイドたちのほうがよほど「人間らしい」というのも…)。

たったひとりでエンターと決着を着けようとしたことを、リュウジに叱責されるヒロム。どうしても、ヒロムを削除しなければならないのなら自分がやるというリュウジの悲壮な決意。
ある意味、エンター同様孤独な心境の持ち主だったはずのヒロム(だからこそ、互いの合わせ鏡としてエンターはヒロムに執着したのかも)が知る、自分は既にひとりという“個”でなく、仲間たちと共にある運命共同体――“絆”の中にいたこと。

心がリンクしてる。戦う、全ての仲間と。
主題歌歌詞と綺麗に重なったこの一瞬は、きっとゴーバスターズ1年間の到達点。

そして、エネトロンタンクとその中にいた職員たちをも融合し、最終作戦を決行するエンターとそれに立ち向かうべく出動するゴーバスターズ。そして、自身の犠牲もいとわず、ヒロムの中から13枚目のカードを抜き取る手段を思いつくマサト。その覚悟に対し、共にマサトの親友同士としてJも黒木も言葉もないというか…。ラストに向けて、悲劇性を煽ってくる小林靖子脚本また極まれり。タイムレンジャーみたいにほろ苦さも残る結末にするかなあ…?

エネトロンタンク施設に突入したゴーバスターズが目撃する、子供たちを庇い、自らはエンターに融合されてしまった大人たち。あの日、自分たちを守るために、決して手の届かぬ場所へと消えていった自分たちの親と同様に…。
全てのエネトロンタンクと融合し、世界をも呑み込もうと目論むエンター。その飽くなき野望を阻止するため、そしてヒロムの身体から鍵となるカードを抜き取るための…最後の戦場は亜空間。
亜空間転送のため、エンターの乗ったメガゾードをどうにか格納庫まで引きずり込みながらも、崩壊の危機に陥るゴーバスターズ基地。もはや最終決戦と、あちこちが火を吹く司令室にて最後までゴーバスターズと共に戦おうと奮闘する内勤メンバーたちの雄姿にまた涙。本当に、この内勤メンバー3人の支えがあってこそのゴーバスターズであります。
仲間たち全員の尽力にて、ついに亜空間へと降り立つゴーバスターズそしてエンター。最後の悲劇の影をちらつかせながらも、次回、ついに最終回――。

特命戦隊ゴーバスターズ Mission48「仕掛けられていた罠」

 2013-01-27
改めて、エンターというキャラを創り上げるにあたっての性格付けとかが秀逸だったと思わざるを得ないというか、ええ魅力的な悪役あってこそ物語の存在感が際立つものとして、ゴーバスターズってエンターという敵キャラがあってこそ成り立つ物語なんだよなあ。

エンターによって、自らバックアップとしてヒロムの身体に一体化されていた13枚目のメサイアカード。その13枚目には今までの全てのデータが記録されているというか、これはマサトの人間としての復活フラグと思っていいんだろうか?
ヒロムからカードを取り除く方法として検討されてる転送→ヒロム自体の再構成というのは映画「ザ・フライ」のアレか。もはや運命共同体とも言える関係になってしまっているヒロムとエンター。この二人の因縁がさんざ際立たされてたのは、終盤のこの展開に持ってくるためだったんだろうか。

そして今回も再生されるエスケイプながら、度重なるリセットと再生によってそのデータは劣化…。最後にエスケイプを見捨てるエンターながらも、その言に苦渋という“感情”が覗いてるあたり、今までのエスケイプに対するエンターの無機的な接し方があっただけに…劣化していく同族と裏腹に、エンター自身が人間に近付いているという皮肉。
もはや、再生されては同じ行動を繰り返すだけの劣化品と成り果て、その融合能力を暴走させ動物をも取り込んで醜悪な姿へと変貌していくエスケイプ…。ええスタッフは、絶対判ってて石川賢の「魔獣戦線」させてるわなあ。

エンターと決着を着けるべく、ニックと共にエンターの元に赴くヒロムと、それを追うリュウジたちの前に立ち塞がるエスケイプ。
誰よりも、エスケイプと因縁深いリュウジからすれば、もはや今のエスケイプは哀れに徘徊するゾンビも同然。もう本物のエスケイプは、自分たちの手で「イイモノ」として最期を迎えている。その虚しく彷徨う魂は、デリートという形で救済するしかない。
リュウジ駆るゴーバスターキングの刃の一閃にて、ついに斃れるエスケイプ。いえこの二人の因縁を思えば、巨大戦でなく、最後の最後まで等身大のままタイマンで向き合ってほしかったというのもあるなあ。

そしてヒロム対エンター。ヒロムのデータをもコピーし、レッドバスターと同じ技をも揮ってくるエンター。倒されても更に強化されて復活してくるエンターはまさに「ウィザード」のフェニックスさん同様の不死身の存在。きっと春映画のスーパーヒーロー大戦ではフェニックスさんとの不死身タッグで立ち塞がってくるに違いあるまい。
決死の賭けとして、エンターを捕まえ自爆をちらつかせ、カードを抜かせようとするヒロムながらも、そのヒロムの自殺行為すら許さないと爆発からヒロムを守っているエンター…。
ヒロムの目前で、ヒロムと同じ顔にさえなってみせるという悪戯的行為も、それはもはや自身がヒロムの分身になったという悪意の表明。
エンターが人間になるための手段が、自らがヒロムそのものになってしまうことだとすれば、やはりこの二人の対決は避けられなかったもの。
プログラムに宿った自我が、自ら人間になろうとする物語。そんなハードSFとしての骨子を前面にいよいよ最終決戦間近――。


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石川 賢

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特命戦隊ゴーバスターズ Mission47「リセットとバックアップ」

 2013-01-20
お前は俺のクワガタなのか!? まさかの終盤も終盤でのJ主役回www(違)
自らが飼っていたと思われるクワガタがまさかの怪人化を果たしてしまってのJの葛藤と、何故かJに対してただならぬ因縁を感じ取り対戦を希望する怪人。あのクワガタは俺が倒すとのJの決意の何たる勇気何たる決断。
これだけて1エピソード作れそうなネタを、本来のエピソードの横軸にしてしまえるあたりが戦隊スタッフの偉大なところですよ。

自らが、アバターでなく“完全な人間”となる、そのためにメサイアをも取り込み人間の感情のデータを集め、ついには昆虫・植物といった「生命」すら怪人に融合することを可能としてしまったエンター。
何故か、これまで頑なに守られてきたヒロムの弱点までエンターが承知というのもラストーンのための伏線ながら、最終回間近という緊迫した空気の中でのクワガタとニワトリの葛藤克服エピソード(笑)。まあゴーバスターズの緊張しすぎの作風においてはこのぐらいのユルさも視聴者のチビっ子へのサービスではあるんだけど、そこはもうちょっと真面目な対策を考えようよと思わざるを得ない。オーレンジャーだったらというか三浦参謀長だったら、ここで精神修養とニワトリごときに心を惑わされない集中力を研ぎ澄ますための兜割り特訓を課してくるところですな。

ゴーバスターズとの再戦を望み、正々堂々とゴーバスターズを呼び出し挑戦状を叩きつける怪人ながら、さすがにこれ以上クワガタネタで引っ張るわけには行かないとJは対メガゾード戦行き。
再び復活を果たそうと、その度にエンターへの嫌悪感も、ゴーバスターズに関する記憶さえもリセットされて立ち塞がってくるエスケイプに、さすがに因縁のライバル的関係でもあったはずのリュウジすら苦汁を覚えるというか…。幾度となく刃を交えてきた強敵として、その相手が、自我を消失したただの道具扱いという、考えうるもっとも残酷な目に陥っている。
敵が「心を持たない、データの産物」という設定がこと重くのしかかるというか、そのエスケイプに対する苛立ちは、“完璧な人間”になろうとするエンターもまた同じ。あたかも、命を弄ばれ何度も存在をリセットされて再誕するその様が、所詮自分もまた「決して人間にはなれない」と宣告されているがごとく。

思わず、自ら復活させたばかりのエスケイプに刃を振り下ろす苛立ちといい、ある意味エンターは人間に近付いているとはいえるんだわなあ。データから収集、生成してきた感情とはいえ、その感情の昂ぶりを制御できなくなっているあたりからして。

感情を律することが出来るのはそれは人間としての強さ。
データとして得てきた感情を持て余しているとも言えるエンターは現状、求めてきたはずの“人間の感情”に押し潰されての自滅の道が待ち受けているようにも思えるんだけれど…果たしてどういう結末を迎えることか。

ヒロムの弱点克服手段は、フリーズを防ぐのではなく、フリーズした瞬間に「なんでやねん!」のどつき攻撃によるフリーズ急速回復。いえPCのフリーズは叩いたって直るもんじゃないんだけれど、ヒロムの弱点は所詮ブラウン管テレビ並みでしたということで(苦笑)。
怪人撃破の横で、展開される巨大戦はJ駆る“スタッグビートル”対クワガタメガゾードによる巨大昆虫対決。嗚呼、本当にビートバスター組って巨大戦要員だったわなあ…バスターヘラクレスは遊びがいのあるいい玩具だったです。

倒されようと復活する、メサイアとしてのエンター。自身が語るそのバックアップの衝撃の在り処は…ヒロムの中! 存在不明だった13枚目のメサイアカードという最後の伏線が明かされたというか、いよいよ最終回に向けて盛り上がってきたなあ。

特命戦隊ゴーバスターズ Mission46「新たな融合と熱暴走!」

 2013-01-13
のっけから、季節外れに飼われているJのクワガタがまさかの伏線。
年明けラストバトル編開幕。ヨーコがとうとう迎えてしまった反抗期に、お父さんモードのリュウジ涙目。そんな折でも鳴り響く出動コールというか、リュウジウザいとばかりひとり、男二人と離れてひとりニックに跨るヨーコ。ええ小柄な女の子がでかいバイク乗り回すというのは自分の性癖ストライクです(すんまそん)。
そして、これまでに滅多になかった山中――人工物が一切ない場所への出動に対するリュウジの違和感と、待ち構えていたとばかり姿を現すエンターそしてエスケイプ。

アバターという擬似肉体による存在とはいえ、エスケイプが機械的に、記憶をリセットされて姿を現すというのに、案外一番衝撃を覚えていたのはリュウジって気もするな。
たとえ記憶を失っても、この二人の因縁はまるで運命付けられていたがごとく。やはりリュウジに対して「いいモノ」と称して銃口を向けるエスケイプと、さの髪に挿した花――有機物を取り込むという、これまでのヴァグラス怪人に有り得なかった進化を遂げて怪人態へと変身するエスケイプ。
そして引き起こされるリュウジの熱暴走…。

いよいよラストバトル編ということで、今回クローズアップされるのは、13年間実の家族同様に一緒に暮らしてきたリュウジとヨーコの絆ですかね。
反抗期という、自身の家族に向ける我侭じみた自我をぶつける行為は、逆に家族がそれを受け入れてくれるという無意識な信頼の裏返し。我侭を――自分を受け止めてくれる“家族”がいることがどれだけ幸福なことか、どれだけ信頼に足る相手と絆に恵まれていることか。

熱暴走モードとなり、戦う相手としてのエスケイプばかりでなくヨーコにまで容赦なく銃口を向けるリュウジと、そんなリュウジを救うため、リュウジごと決死の海へのダイブを決行するヨーコ。
強敵、新エスケイプに立ち向かうゴーバスターズの絆ゆえの勝利。それでもなお、野の花一輪から――まるで雑草を扱うがごとく、新たに「リセット」された更なるエスケイプを生み出してみせるエンター。
そして、Jの飼っていたクワガタ――「生命体」さえも融合した新たな怪人まで生み出してみせる!
もはや予想されたとおりの流れとして、新たなメサイアと化し、全ての生命体への脅威となってしまったエンター。次回、なお今さらヒロムのウィークポイントとしてのニワトリがクローズアップされるのは、番組を殺伐としすぎないためのギャグ展開かヒロム自身の弱点克服のための展開か。まあヒロムのウィークポイントって、それこそリュウジとヨーコの深刻な身体的弱点と違って、精神面で克服できそうなもんでもあるしなあ(苦笑)。

特命戦隊ゴーバスターズ Mission45「謹賀新年 小さな強敵、再び」

 2013-01-06
戦隊のお正月はやっぱり視聴者のみんなへのご挨拶でスタート。
今年はどんな演芸大会見せてくれるかなとwktkしてたら、去年ある意味ゴーバスターズを最大の窮地に陥れた人気怪人ケシゴムロイド、正月らしくオモチロイドとして再登場。
正月のっけからの残党戦闘員相手の出動をこなし、リュウジそしてヒロムの姉さん吉木りさ、揃ってお見合いイベント。もちろんメンバー一同変装してそれぞれのお見合いを野次馬というか、いやあ、戦隊メンバーのお見合い話というドタバタ劇から新春の幕が上がりますか。

一方、残党戦闘員が拾ったのは、これってエスケイプのiPad? 半ば偶然の産物ながら、屋台の焼餅から新年一発目の怪人オモチロイド爆誕と、リュウジのお見合いを守るため、リュウジに内緒で出動したゴーバスターズの静かなる激闘開始。
ケシゴムロイド同様、ヒロムの背中にくっついてリュウジのお見合い会場に潜入するオモチロイドというのがもはや常套ギャグだなw とりあえずオモチロイドのやった悪事=トリモチ吹いて見合い会場の人をこけさせる。いやあ、こいつ何がしたくて誕生したんだろうなあ?
とにもかくにもリュウジ本人に知られないよう見合いを守るため、とりあえず転送されてくるメガゾードの相手は例によってマサトとJが担当。完全に巨大戦要員扱いというか、見合い会場の外でのバスターヘラクレス対メガゾードによる巨大戦、沸き起こる爆音に対してヒロムの「もっと静かに戦ってください」吹いたw こういうあたりも、ロボ戦とドラマが密接に絡み合うゴーバスターズです。

先代ケシゴムロイドになかった能力として、お餅だけに熱せられると膨らむオモチロイド、ついに等身大となってレッドバスターそしてイエローバスターと激突。つか、クロ高のメカ沢をまんま四角くしたデザインだからそりゃそうだとはいえ…倒れたら自力で起き上がれないのが弱点というのは腹筋に対して卑怯すぎるwww くそっ、こんなくだらんギャグで笑いすぎちまったwww

正月らしく豪勢に、ゴーバスタービートもバイクモードのライオーに跨って突撃。オモチャの仕様でできないことをやっちゃう演出は、まさに年末商戦終わって最終回も近いからゆえか。
怪人、メガゾードともどもリュウジに最後まで知られることなくなんとか撃破。結局リュウジのお見合いは相手が付き合いで仕方なく出ていたことが発覚して破綻。吉木りさのほうは単なる仕事の打ち合わせでしたということでチャンチャン♪
なんともほのぼのオチというか正月らしい楽しい回でしたというか、とりあえず予告でエンターさんもエスケイプもしっかり復活していたので、いよいよ次回から最終決戦モードに入るかなあ。
小林靖子脚本戦隊らしく、また一筋縄ではいかないラスト展開になるんだろうけどどうなることか。また来週から緊張モード、背筋を正して視聴しなきゃいかんなあ。

特命戦隊ゴーバスターズ Mission44「聖夜・使命果たすとき」

 2012-12-23
年末商戦クリスマス決戦・ゴーバスターズ巨大戦力総力戦! でもエネたんの声は劇場版のライブラリだよなきっと。

憎きエンターさんを握り潰し、メサイアの新たな器として成長を続けるエスケイプ専用メガゾート“ζ(ゼータ)”。エンターさんが潰されたことで、そのエンターさんと一体化していたメサイアカード――マサトの肉体の再構成に必要なデータが消滅したことにひとり表情を曇らせる(素振りを見せる)J。嗚呼、ゴーバスターズというか小林や過去脚本のこういった心理描写はやたら上手いですよ。
なお“ζ”――メサイアが亜空間から呼び寄せようとする10体のメガゾートに対抗すべく体勢を立て直すゴーバスターズと、ひとり負傷してなお治療の完了を待たず再出撃に逸るヒロム。そのヒロムに対するニックからの、両親が託したのは使命ばかりでない、ヒロムたちの命との説得。
生きてこそ、ヴァグラスの脅威からすべての命を守るという使命は果たせる。そして自身の子供たちが生き延びることこそがヒロムの両親たちの願い。本当にこの二人の関係性は良太郎とモモタロス(電王)、映司とアンク(オーズ)ぐらい深く、強く掘り下げられそして描かれてるよなあ。
人と人ならざる者、出生のまったく違う二者が育んでいく絆。小林靖子が好んで描くこのモチーフは、また新たなコンビがいつか誕生すると共に描かれ続けていくんだろうか。

ヒロムの治療完了を待って、ひとりエースで出撃するニックと、共に立ち向かうゴーバスターズ。いきなりJの“スタッグ”と組んでのエース・スタッグカスタムの速攻かっこよすぎ。
続けざまのゴーバスターオー、バスターヘラクレス、そしてゴーバスターケロオーへと合体を経ての連続バトル。そしてなお、自身の呼び寄せたメガゾードそしてエスケイプをも取り込んで成長を果たしていくメサイア。つか、久々に合体を遂げたグレートゴーバスターの出番あっさりぶっ飛ばされて終了って(泣)。

そして治療を終え、ひとり奮闘を続けたニックの元にライオーで駆けつけるヒロム。思いは同じだと、ヒロムにライオブラスターを託す黒木もまた、このクリスマスを守ろうという決意を持った仲間のひとり。要所要所で、熱い部分を見せて視聴者をグっとさせるあたり黒木は本当に理想の司令官だわなあ。
司令室スタッフたちと、バディロイドたちも合わせたすべての仲間、全員集結! 初代主題歌って、こういう決戦シチュエーションに似合いすぎる…ッ!
ゴーバスターキングによる最後の突撃。そして、激しい反撃からバスターヘラクレスパーツをパージしてのゴーバスターライオー特攻。仲間たち全員の思いをこめて、メサイアを貫くゴーバスターライオーの剣。

メサイアへの勝利と、無事開催される児童館でのクリスマスパーティー。いえチビっ子たち主役のパーティーに、エロいサンタコスで駆けつける吉木りさ姉さん反則過ぎます(嬉)。
賑やかなパーティーと共に、自分たちの使命を噛み締めるヒロムと、そしてやはりというか復活を遂げているエンターさん。本当にラスボスはエンターさんで決定状態だな。願わくは、リュウジとの決着の意味も込めてエスケイプも復活してほしいところ。
次回は年明け。やっぱり戦隊お正月恒例宴会話? 今年の正月(ゴーカイジャー)がニンジャマン登場というイベントもあってやたら楽しかった分期待も膨らむのですが。

特命戦隊ゴーバスターズ Mission43「決意のクリスマス」

 2012-12-16
クリスマスはゴーバスターズにとって運命の日。そして同時に、黒木とリュウジがクリスマスを悲しい日にしないために始めた、毎年恒例の児童館でのクリスマスパーティーの日。自らサンタ役を引き受けるヒロムのはっちゃけぶりが際立つというか、そういやヒロムが学生時代大道芸人部員だったというのも、やっぱり根底には同じ思いがあったりするんだろうか?

もちろん戦隊のクリスマスといえば、クリスマス商戦を控えた年内最終決戦展開。エンターさん、久々にコスプレ姿を披露しつつ繰り出す今回の怪人は…おお、合身銀河闘士(ファイブマンの)! そういや今回の怪人役沖佳苗(キュアピーチ)はたしかファイブマンのファンを公言していたっけ。
今日がゴーバスターズにとってのトラウマの日であることを知って、逃げ惑う人々への容赦ない攻撃と共に、憎々しげにゴーバスターズへの挑発を繰り返す怪人。もちろん、怪人のコアとなっているメサイアカードが学習する今回の人間の感情は「怒り」…。ゴーバスターズの怒りのエネルギーを吸収しなお憎々しさを増していく怪人というか、メインライターの仕事として、小林靖子が筆を執って描くエンターさんの仕事はホントえげつなさが際立ってるわなあ。

合体怪人は一時退散させたものの、すぐに転送されてくる2体のメガゾード。あの日の当事者のひとりとして、クリスマスを決して悲劇の日にしない。黒木による特命発令がいつに増して力強さが入ってますよ。本当、番組初期のイメージから比べて、黒木は理想の戦隊司令官になってくれたわなあ…。

メガゾードをリュウジたちに任せ、ひとり怪人に挑むヒロム。怪人から浴びせられる容赦ない下劣な罵声ながらも、そのヒロムの耳に届くのは…あの日、両親からクリスマスプレゼントとしてもらう物だったオルゴールの奏でるクリスマスキャロル。
ひとりこっそり、手回しオルゴールを回すニックという画が地味といえば地味シュールといえばシュールでもあるんだけれど、オルゴールの音に続いて、ニック役ひろし本人によるクリスマスソングというのはもはやサービスの粋。
クリスマスは決して悲しい思い出の日ではない。あの日、両親から「希望」をもらった日。仲間たちと誓った決意の日。そのクリスマスを踏みにじる邪悪に、ゴーバスターズは決して負けない。
合身銀河闘士という見かけからして強力そうな怪人を、タイマン(正確にはニックと共に戦うパワードカスタムだけど)にて圧倒し粉砕するレッドバスターのなんたる格好よいこと!

そして巨大戦でも、クリスマスらしく久々にヘリ形態からアニマル形態に変形した“ラビット”の奮戦とか、久々のタテガミライオー単独必殺技など見所を魅せつつ、そして今回の怪人のメサイアカードを取り込み更に強化を果たすエスケイプ専用メガゾード。
そして――エンターを創造主メサイアに取って代わろうとする者と断じ、視聴者誰もが思ったところとして、エヴァのカヲルくんのごとくエンターをメガゾードの手で握りつぶす…!
ええ設定上エンターさんアバターだから死んでる訳ないってわかっちゃいるけど、なんともショッキングな画で今回締めてくれたわなあ。
次回、予告からしてwktkするバスターマシン総力戦。いよいよテレビでもゴーバスターケロオー登場か! 来週のクリスマスに、多くのチビっ子たちの枕元にエースやライオーがプレゼントされるぐらいのいい活躍を願いますですよ。


特命戦隊ゴーバスターズ SSBL チダ・ニック特命戦隊ゴーバスターズ SSBL チダ・ニック
(2012/07/21)
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特命戦隊ゴーバスターズ Mission42「突撃!メガゾードの中へ」

 2012-12-14
クリスマス決戦前フリ回。今回、メガゾードが変形した電車のCGがカキワリレベルなのは次回からのクリスマス決戦編のために予算を注いでるからです。そうであってほしいなあ。

今回のメサイアカードが収集するデータは人間の弱さ。落ち込んでる人間の前に次々とデンライナーのごとく現れ誘拐していくというのはなんともシュールな画ながら、電車の中に囚われた人間たちが落ち込めば落ち込むほどメサイアカードが成長→それを阻止するため、身体を張って絶望する人々を励ますヨーコというのは非常に正しい戦隊のストーリーの流れ。ここまでの素直な流れを思いっきり裏切るのはもう小林靖子の真骨頂だわな。

電車に囚われた人々を救おうとして、自らもミイラ取りがミイラの憂き目に遭うヨーコ。そのヨーコを誰よりも心配して冷静でいられなくなってるマサト。こういうあたりはこれまでのマサトとヨーコのドラマがきちんと効いてるなあ。
ヨーコ救出作戦は手っ取り早く囮作戦。公園で泣いて落ち込んでる(フリをしてる)仲村さんがやけにハマり過ぎ吹いた。
一方電車内では、ヨーコの身体張りすぎのおかげで囚われた人々にも笑顔…。さっきまで落ち込んでいたお姉さんが、笑顔でヨーコのデコに絆創膏貼ってる画が微笑ましいよ。
異空間に飛び込んで逃げ回るメガゾード電車(カキワリCG)ながら、車内の人間が前向きになったおかげで体調不良。思わず現実空間に飛び出したところを、待ち構えていたゴーバスタービートの無限パンチでガッチリ捕まえる。
捕まえたメガゾードの体内に突入すべく、無限パンチの上を走るレッドバスターとブルーバスターというのがなんとも既視感ある画。メガゾードの動力部の破壊を目論むものの、そこに立ち塞がる、エンターさんとエスケイプ。
やはりレッドバスターVSエンターさんのガチタイマンはライバル同士ゆえに燃えるわなあ。この時、初めてメサイアカードの1枚がエンターさんと融合している事に気付くヒロム。

メガゾードの動力部を内部から破壊し、無事に人質を救出。しかし「戦闘に勝利しても、敵側の目的は果たされる」というシニカルさこそ小林靖子の恐ろしさ。
絶望から、再び立ち上がる人間の勇気。人の「弱さ」と「強さ」。相反する二つの感情を、同時に学び取ることこそ今回のエンターさんの目的。
ヨーコの人々を再起させた奮闘が、ヨーコに励まされ再び笑顔を取り戻した人々の勇気が、新たな敵を誕生させてしまったと言わんばかりに…メサイアカードの成長が電車メガゾードの体内から誕生させる、エスケイプ専用の新型メガゾード!

ヒーローの奮闘を裏切るというのは、何度となく言ってきたとおり小林靖子の常套パターンなんだけど、それだからこそ「運命に立ち向かう」ヒーローの強さが描かれてきたのもまた事実。
もう予告からしてクリスマスに向けてテンションを上げてる状態というか、ゴーバスターズにとってもクリスマスは自分たちの運命が決したまさにその日。また凄く因縁深い激闘が描かれそうだなあ。

特命戦隊ゴーバスターズ Mission41「怪盗ピンクバスター!」

 2012-12-02
ピンク色のウィッグって、現実世界の存在として浮きすぎていて実写ではとことんコスプレにしか見えないわなあ。
「オーズ」が実質特撮デビューという毛利亘宏脚本らしく、今回のテーマも「欲望」というか、怪人が人間の所有欲を反転させてサービスサービスぅにしまうというのは、何気にオーズでこそ見たかったというのはあるなあ(冒頭のカード拾った強欲収集家あたり絶対ヤミーを生み出してそうだ)。

自らがカードを拾ったことで怪人を生み出し、責任を感じてヒロムを伴い怪人を探す女泥棒ピンクバスター。ヒロムを執事姿に扮装させて連れ回すピンクバスターというか、無駄にラブコメドラマ的に絵になってるコンビだわなあ。シンケンジャーでの殿執事の回といい、今後のレッドには執事姿が似合うことも求められるんだろうか?

泥棒には泥棒の仁義がある。ターゲット以外の他人に怪人の被害が及んでいたことを気に病んでいたピンクバスターの心情を知り、共に怪人に立ち向かうヒロム。ぶっちゃけ番組中盤ぐらいで彼女が登場していれば、準レギュラー化してヒロムを翻弄する面白い役どころになれたのかも知れないが、まあそんな大きいお友達視聴者しか得しない展開は戦隊には無用か。

とりあえず終盤クライマックス前の中だるみ話…ではあるので、やっぱりどうしてもJの話芸リアクションのほうに刮目してしまうわなあ。盗品である昆虫の絵を見て「かっこいい絵だ!」と感動するあたりやら、巨大戦にてメガゾードに自機スタッグを奪われての「俺が盗まれた!」やら、ボケ役としていちいち美味しいキャラに育ったわなあと改めてしみじみ。

ピンクバスターとの共闘によって怪人も撃破。ヒロムに泥棒廃業を約束したはずの彼女から、ヒロムのもとに新たに届く予告状には…いやあ安定のオチだ(笑)。
次回はまた巨大戦中心回か。そろそろクリスマス商戦時期として、巨大戦描写に力が入ってくれると特撮親父的には楽しいな。

特命戦隊ゴーバスターズ Mission40「カブるJとメサイアロイド」

 2012-11-25
たぶん最後のJ主役回。ヒロムたちとともに13年間を生きてきたニックたちと違い、マサトが13年がかりでやっと現実世界に送り出したばかりというJ。毎度のJがJである自己主張的な表現ながらも、移り行く季節の変化に対する感受性からして、意外に情に厚いメンタルの持ち主であることは伺えるなあ。
その感傷の象徴として、何よりも、未だ亜空間に囚われたままのマサトの身を案じてるJ。

今回、エスケイプがカード捜索のために独自に用意した再生怪人パラボラロイド、意外に優秀なことに週のうちに2枚カードを発見。1枚のカードは既にエンターさんが握っており、自身と融合済みだったというのが第2部以降のエンターさんの凄味の秘密だったというか、この抜け目なさは番組当初の優秀な営業マンとしてのエンターさんを髣髴とさせるですよ。
怪人が発見したもう1枚のカードには、実はマサトのデータの欠片が入っている。カードと融合してしまったがゆえに(それまでの怪人の、控え目で小心な性格が一変するあたりからしてメサイアカードの怖さが判りやすい)怪人を倒す訳にも行かず、ゴーバスターズからも怪人を守ることとなってしまうJ。

今回浮き彫りになる、自身の身もいとわず悲壮な決意で戦い抜いていたマサトと、誰よりもマサトのために、そして初めて知った世界の美しさのために戦っていたJ。「俺に冬は越せるか?」の台詞があまりに切ないな…。
今回、Jの「あきらめるな」という説得に対する、マサトからのJへのマジ蹴りの様がいつに増して半端なさすぎなんだけど、それは誰でもない、気持ちを分かち合った相棒同士だからこそのこと。
マサトに銃口を向けてまで、怪人(と融合したカード)を守ろうとするJ。その矛盾さえもJのマサトの身を案ずる願い。そして、そんな二人に対しての嘲笑か救出フラグか、自ら、ついに怪人態に変身して、怪人からカードを抜き取ってしまうエンター。

今回の怪人、カードと融合する前の素のままでは単に探し物してただけというのもあって、なんとなくぶっ倒されるのに微妙な気持ちが残ってしまうんですが…。ともあれいよいよ番組のクライマックスに向けて、まだ亜空間に残ったマサト本人の救出という目的=希望が残ってくれたわなあ。ひょっとしたら、自分たちの親を救い出すことも出来るんじゃないかというヨーコの、叶えられない淡い期待という切なさを残しつつも。
Jという中途参加からの人気キャラの、思わぬ深みまで見せてくれたあたり小林靖子脚本の安定っぷりと思いつつも良かった。
次回、美女ゲスト話。ええ本格的なクライマックスは年明けからだろうしな。

特命戦隊ゴーバスターズ Mission39「必殺!メサイアの拳」

 2012-11-18
金田治監督回としてアクション重視の演出は当然だけど、今回、主役であるカラテ少年役の子役のこれでもかのプロモーション的プッシュが目立つなあ。
演じた橋本仰未くんは、まだ幼いながらも極真空手世界三連覇を成し遂げたガチのマスター・カラテカとのこと。劇中のキレの良すぎるアクションにも納得というか、こりゃ金田治監督が好きそうな逸材だわ。
http://newboy.blog50.fc2.com/blog-entry-192.html

劇中では気弱なカラテ少年である橋本仰未くん、本来の夢はリュウジ同様エンジニアの道であるが、その気弱さを道場主である父親に叱咤される毎日。そんな橋本くんのグローブに、メサイアのカードが取り付いてさあ大変。
今回は全編に渡る橋本くんプッシュ回のアクション編ということで、あんまり内容は重視されてないかもしれないけど、主題としては戦隊ヒーローと少年の交流という王道でもあるんだよなあ。
メサイアカード挿入済みグローブのおかげで大人(スーツアクターの皆さん?)もぶっとばせるだけの腕力を手に入れた橋本くん。実は本人は例によってメサイアのデータ収集に利用されてるんだけど、このにわか腕力で親父をぶっ飛ばして自分の夢を認めさせようという反抗期的ガキ発想。その本人の意に反して、ストリートファイト上等で暴れまわるグローブの拳を熱暴走寸前になるまで受け止めるリュウジと、そのリュウジを守りたい一心で、ついに、気合でグローブの暴走を止めてみせる橋本くん。

今、目前に自分の拳を受け止め続けたお兄さんは、エンジニアに憧れる自分にとっての先輩。自分と同じ夢を分かち合った仲間。
志を同じくする友達を守りたいという橋本くんの思いが、心を持たないメサイアの悪意に打ち克つ瞬間。少年の、内に秘めた強さを演じきったことで、橋本くんプッシュまさに真骨頂。
つか、この後のグローブから怪人成長とか、久々のリュウジ熱暴走による「地獄に落ちろ!」とか、巨大戦に至るまで完全にオマケ状態。

今回、一応のトピックとしては「仲間意識」から、ゴーバスターズの攻撃に晒されるエスケイプを庇うエンターさんというか、いやあ、こうして「女子を庇う」というシチュエーションをやらせてみるとエンターさんが普通にイケメンだってよく判るわ。むしろ庇われるエスケイプが怪人態に変身してるのが残念なぐらいに。
なにげにこれまでエスケイプとは険悪とはいかないまでも一線を画した関係だったエンターさんとして、彼女を庇ったのは、ゴーバスターズとの数々の戦闘を経て学んだ「人間性」ゆえかあるいは今後エスケイプを利用して裏切るという展開の伏線か?

リュウジとの交流を通じて、自分が夢を使うために必要な「情熱」を学び得た橋本くん、親父にその気合いを褒められ自分の夢を認められる。子役話回は、少年の輝ける明日を暗示させて爽やかに終わってこそだわなあ。橋本くんについては、ぜひ今後の成長とアクション俳優としての大成を期待したいところであります。
次回、エンターさんもついに怪人態に変身。うーん、エンターさんについては最後まで怪人態なしの素顔のままでゴーバスターズとぶつかってほしかったんだが。

特命戦隊ゴーバスターズ Mission38「実況!エースデスマッチ」

 2012-11-11
実際には亜空間にいる本人ではなくアバターの身とはいえ、13年ぶりの現実世界を実にエンジョイしてるマサト、今回は異種格闘技大会にヒロムたちを誘うも見事にスルー。もちろんそれは本編への伏線ですってことで、今回、圧倒的にロボ話とばかりゴーバスターズの主力ロボ、エース単騎対メガゾード軍団ロープデスマッチ。
実際に自らも何度も剣を交えた身として、決して重火器、重装備のロボではないとしてもエースこそがゴーバスターズの主力であると見抜いているエンターさん、エース単騎を白いマットのジャングルにおびき出し、覆面リーグ戦ならぬ4大メガゾードリーグ戦開幕。おお、今日も決戦の嵐が吹き荒れる。

一方、謎のバトル空間ドームに引きずりこまれたヒロムとニックそしてエースを救助すべく、リュウジたちは今回の事態を引き起こした今週の怪人を捜索。まあドーム(舞台)自体が今週の怪人だったというのは、ジェットマンの地獄行きバスとかの亜流ということで割と判りやすかったな。むしろこの空間にどうやってエースの救援に駆けつけるかが見所でもあった訳で、ゴーバスターズたちの悪戦苦闘の様と、さらにハンデデスマッチに苦しむエースというのがなんとも視聴者の不安感を煽りますです。

一方エース、ルール無用の悪党に正義のパンチをぶちかませ! 初期回ではほぼ完勝できた相手だったαタイプは苦もなく倒すものの、重量級のβタイプと、ゴーバスターオーでなければ太刀打ちできないはずのγタイプの極悪タッグにやはり苦戦。つかγタイプ、ムエタイ戦法に、スペクトルマンの怪獣ギラギンドを髣髴とさせる戦いの前のダンスと、更なる強化のアピールなのかギャグキャラに陥ったのかいまいちよく判らん(汗)。
先にβタイプを撃破するものの、今度はパンチ力を強化したδタイプの出現と(律儀なまでに、名前の順番どおりに参戦してくるな…)結成される新極悪タッグ。ロープに追い詰められて両腕を絡め取られ、胸部コクピットに風穴を開けられ、大ピンチに陥るエース…。
イベント的なプロレス回ながらも、この辺の一部破壊という危機的描写はきちんとロボ物になっててやたら拳を固めるところ。

もはや虎の穴のプロモーター・ミスターX状態にてエース――ヒロムに降伏を迫るエンターさん。だが、チビっ子ハウスどころか人類全体の命運を背負ったヒロムにここで倒れるという選択肢はない。亜空間を目指した13年間を思えば、ここでの苦闘――仲間たちが必ず救援に駆けつけてくるまでの時間など一瞬にも満たない。長年の相棒としての、ここでのニックとのやり取りがなんとも熱いよ。

そして、ヒロムの危機を前にいても立ってもいられずに駆けつけたタテガミライオー、4機のバスターマシンとついに最終最強合体・ゴーバスターキングへ!
グレートゴーバスターが格納庫での外部補助工程を受けての合体に対し、そんな工程なしで場所を選ばず合体できるゴーバスターキング。これはやっぱりあれか、ライオー自体が合体のための磁力エネルギーじみたものを放出できるからってこと?
最終合体で1号ロボが合体からハブられるというのは本当にかつてなかったパターンながら…それだけエースの存在感が突出してるからってことか。ともあれ今回、実はゴーバスターキング以上にエースのかっこよさが目立ってるんですけど。

1号ロボの危機に新ロボが駆けつけてくるのはお約束。ついに今週の怪人(最初から巨大!)のバトル空間も崩され、脱出に成功するエース。
あとはもう、極悪タッグプラス1圧倒的にボコられモードというか…。玩具の設計上、ゴーバスターキングがグレートとシルエットが変わらないのが惜しいな。
ロボの扱いが戦隊メンバーと同頻度でメインとなるゴーバスターズとして、ある意味その象徴ともなる回でしたかね。格闘技好きの男の子ゴコロに訴えてくるエンタメ回だったです。楽しかった。
そういえば、ヒロムのニワトリ落ちもかなり久々だ(笑)。


特命戦隊ゴーバスターズ バスターマシンCB-01 DXゴーバスターエース特命戦隊ゴーバスターズ バスターマシンCB-01 DXゴーバスターエース
(2012/02/25)
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特命戦隊ゴーバスターズ Mission37「黒と白の花嫁」

 2012-11-04
まだ子供ゆえに自身の初恋の定義さえ理解がまだ及んでいないヨーコと、父親とも言えるメサイアからの愛情に飢え愛情を理解したいと願うエスケイプ。善悪双方のヒロインがともに愛情を理解しようという脚本は発想からして面白い。

「愛情」をデータとして捉え、豊崎愛生声の今週の怪人を使って結婚式場を強襲しては花嫁の「愛情」という感情を奪っていくエスケイプ。
対抗措置のための偽装結婚式、というのも何気に戦隊ではおなじみの話ではあるけれど、今回、ヨーコの偽装花婿としてのゲストは仮面ライダーW事実上のラスボス、ユートピア・ドーパント/加頭順を演じたコン・テユ。何気に今回、声優的にも配役的にもゲストがやたら豪華な回だわなあ。
ヨーコの真白い花嫁衣装に対し、漆黒のウェディング・ドレスを纏った苛烈にしてそして美しき姿で偽装結婚式に姿を表すエスケイプ。今回が善悪双方のヒロインの対比というのがこれでもかと判りやすいです。

エスケイプとの1対1での死闘を演じつつ、エスケイプの父親に対する「愛情」に圧倒されるヨーコ。集めた「愛情」のデータを元に、自らを怪人同様のメタルティックな姿へと変貌させたそのエスケイプの姿は、彼女の「愛情」への憧憬と飢餓がそのまま象られた歪でそして悲しさすら漂わす形状。
アバターという人外の存在である彼女が、「愛情」という人間の証明でもある感情を求め、人間的な感情を発露させた――「もっとも人間に近付いた」姿が仮面を纏った歪さというのはなんたる皮肉な。

今回、まだまだ年末商戦に向けた販促期間ということで巨大戦特撮も見所たっぷり。トライク(三輪バイク)形態に変形したタテガミライオーにエースが跨っての騎馬戦。ミニチュア特撮にて、車輪を装備したマシンが激走するこの質感この迫力。やはり戦隊メカの描き方については、CG特撮という時代の流れを受け入れるのは仕方ないとしても、根っこの部分で「ミニチュア特撮でしか描けない画」をバンバン撮ってほしいですな。

エスケイプとの決闘を通して、初恋の相手と思っていたコン・テユに対する感情が、「愛情」でなく親身に接してもらったことへの「感謝」だったことに気付くヨーコ。今回、実はエスケイプがヨーコに対して「愛情」の定義と重さを教えたというのもなあ。実は姉妹的にも見えるという今回の二人の描き方はなんとも面白く見れたです。
あと、ヨーコの偽装結婚を巡って、各々父親や兄的立場からしてジタバタするリュウジやウサダそして黒木もやたら見所ではありました(笑)。花婿コン・テユに対する黒木の憤然とした顔だけで今回は喝采だわ。

特命戦隊ゴーバスターズ Mission36「ゴーバスターライオー ガギーン!」

 2012-10-28
バディロイドにしてメガゾード。タテガミライオーというまったく新しいタイプの味方登場ということで、改めてのバディロイド話。つか、日頃KYに過ぎるヒロムのフォローというばかりでなく、ニックがひたすら苦労人であるのが改めて浮き彫りになったというか。

水木一郎博士の遺産・タテガミライオーの登場でその解析に忙しいゴーバスターズというか、おかげで何かと存在感を蔑ろにされてるウサダとゴリサキのフラストレーションも爆発寸前。労働者の権利と存在感を守るべくバディロイド組合結成というか、巻き込まれた形でありつつ、何とか事態を収拾させようとするニックの努力が涙ぐましいなあ。
ニック、組合内部から撹乱工作を狙ってJを召集。狙い通り組合活動を見事に混乱に陥れてくれるJだったが、組合によるスト決行と、事態をより深刻にしてくれるあたりがまさにJのJたる所以。

組合側の要求に対し、交渉のテーブルに着くどころかヒロムたちが「ハイハイわかったから仕事しようね」で完全スルーなのは、もちろんライオーの解析で多忙なばかりでなく、バディロイドたちへの相棒として、良き友人としての信頼感ゆえ(奇行もジョークの一環としか捉えられないあたり)。つか、こいつらの日頃のやたらな人間くささが、真面目な交渉も受け取ってもらえないというのは悲劇ではあるんだけどやっぱり笑えるわ。
仮面を被ったキャラクターたちが、決して表情を出せないマスクのまま悲喜こもごもを愛嬌たっぷりに演じる。ロボコンを筆頭格に、東映が長年積み上げてきた伝統芸としての仮面劇。ともすれば冷徹な表情でもあるバディロイドたちが、こうも愛される理由が判りやすいです。

今回の怪人、ブルドーザーから生まれただけあって、一撃で邪魔なビルを倒壊させる必殺技地上げクラッシュすげー。怪人の圧倒的なパワーを前に、組合ストのおかげでパワードカスタムできずに苦戦するゴーバスターズというか、組合ストでピンチに陥るヒーローというのも間違いなく前代未聞ですよ。ホントこういう話を作るのに東映は時々やたら柔軟だわ。
電池切れに熱暴走寸前と、危機に陥ったヨーコやリュウジを捨て置けず、たまらず緊急にストを解散して駆けつけるウサダたち。ええまあ、自分たちの不満や我侭よりも、優先すべきは仲間たちのピンチというあたりはきちんと東映ヒーローの良心。
パワードカスタムを果たし、逆襲に転じるゴーバスターズと、そのゴーバスターズの新たな力と戦うことを目的に戦場に横入りするエスケイプ。もちろんエスケイプの相手はリュウジ担当というか、もはやこの二人でライバル関係が成立してるわなあ。
今回、タテガミライオーの操縦アイテムであるライオブラスターの販促回でもあるので、ライオブラスター、水木一郎ボイスで怪人出現を警告したり必殺バズーカ形態で怪人をぶっ飛ばしたりと八面六臂の活躍。
そしてタテガミライオー、今回の話がウサダとゴリサキ中心だったことを示すかのように“ゴリラ”、“ラビット”と合体、更なる大型ロボ・ゴーバスターライオーに。あの逆立った髪型(苦笑)からして、てっきり必殺技は打撃系の鉄拳とかだと思ってたんだがなあ。

うやむやのうちに組合は解散し、ウサダとゴリサキがタテガミライオーを自分たちのバディと認めて今回も一件落着。しかしエースがライオーに合体出来ないのを理由にハブられる羽目になるニックというか、今回、ニックの最大の悲劇は玩具の仕様だったという悲しすぎるオチ(笑)。今回もやたら楽しかったわ。
次回、ウェディングドレス話。告知されてるゲスト及び怪人担当声優がやたら豪華だわなあ。

次回、声優の豊崎愛生(けいおん! 平沢唯役ほか)声の出演決定&コン・テユ(仮面ライダーW 加頭順役ほか)ゲスト出演決定!
http://silverfang777.blog114.fc2.com/blog-entry-1207.html



特命戦隊ゴーバスターズ バスターギアシリーズ08 DXライオブラスター特命戦隊ゴーバスターズ バスターギアシリーズ08 DXライオブラスター
(2012/10/27)
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特命戦隊ゴーバスターズ Mission35「タテガミライオー 吼える!」

 2012-10-21
自律意志を持った気難しいライオンロボということで、タテガミライオーのキャラが何気に「レスキューファイアー」のガイアレオンと被ってる件。

新ロボ・タテガミライオー登場回であると共に、見事なまでに客演水木一郎アニキ祭り。やたらテンション高い天才科学者(故人)役というか、師事していたマサトに与えた多大な影響といい、どうやらゴーバスターズの科学力は携わるエンジニアの変人度に左右されることが確定。そういう意味では、常識人ポジションとしてリュウジは永遠にエンジニアとしてマサトを超えられないのかもなあ。頑張れリュウジ、天才エンジニアになれないのならスーパーエンジニアを目指すんだ!

亡き水木一郎博士が生前に完成させていたタテガミライオーを巡る攻防劇。亡き博士がひそかに完成させた自律意識を持ったロボが、山中に隠れ、博士の娘がドラマの中心を担うという構造からして「マスクマン」のギャラクシーロボ登場編を彷彿とさせるよなあ。あえてリスペクト狙った展開なんだろうか。
エネルギー管理局によるのバスターマシンの開発方針がマシンとバディロイドによる構成となったため、その方針の違いからエネルギー管理局を去った水木一郎博士とその経緯から「父を見捨てた」とエネルギー管理局を憎んでいた娘。だが、その演じるご本人の大物っぷりそのままに、実はタテガミライオーをバスターマシンとの連携を前提として開発していた水木一郎博士。
エース対タテガミライオーの対決は、エースによるライオーのじゃじゃ馬慣らしであると共に、ライオーにとってもエース――それを操るヒロムを認めるための実力試し。互いにロボ形態に変形してのクロスカウンターがやたらと熱すぎるよ。今回、展開全般がアニキの熱に引っ張られすぎw

今回のエンターさんは、ひたすらライオーの引き立て役に終始してるあたりが悲しいなあ。今までエンターさん駆るライバルロボって立ち居地だった“ε”、ヒロムを認めそのコクピットに乗せたライオーの必殺技の一撃を受けて轟沈。
玩具でも再現可能なエースによるライオー騎乗→トライクチェンジによる激走→ヒロムをコクピットに乗せてのロボ変形、必殺技という直線的にすぎるバトル演出に、アニキ熱唱の挿入歌がひたすら似合いすぎてる!
たとえ自らは表舞台から退くこととなっても、第一線で戦い続けるゴーバスターズのためにライオーを遺す。水木一郎博士の本当の遺志を知った娘から、ゴーバスターズについに託されることとなるタテガミライオー。つかライオー操縦桿でもある新兵器アイテム・ライオブラスターに残されていた遺言ビデオメッセージに至るまでアニキの熱量が収まらねえ!
イイ水木一郎アニキ祭りを終え、この流れなら次回、ライオー座禅組んでオーラパワーの修得修行となるはずながらなんとバディロイド組合結成話。待遇改善の要求は労働者の権利だけど、民主党がすり寄ってこないよう気をつけろwww


特命戦隊ゴーバスターズ バディゾード LT-06 DXタテガミライオー特命戦隊ゴーバスターズ バディゾード LT-06 DXタテガミライオー
(2012/10/13)
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特命戦隊ゴーバスターズ Mission34「敵はビートバスター?!」

 2012-10-14
前回の直接の続き2時間弱の間という話。なんだか時間設定的には果てしなくせわしないなあゴーバスターズ。
前回の怪人が呼び出したメガゾードが転送完了するまであと2時間。その間に出現する、新たなメサイアカード怪人と、その怪人の能力によって操り人形にされてしまうマサト=ビートバスター。

登場以降、緊張感に溢れていた番組の空気を緩和させたキャラというのもあって、毎度おちゃらけた態度が目立つマサトながら今回はそのおちゃらけぶりがまさにKYレベル。J曰く、マサトがふざけてるのは、心が泣いている時。ある意味、マサトの内面にスポットを当てた話はこれが初めてになるのかな。

メサイアをシャットダウンする。そのために亜空間に残った仲間たちと13年間の努力を経てゴーバスターズの前に現れ、そして13年間苦闘を共にした仲間たちを失った…。家族を失うこととなったヒロムとヨーコ同様、自分にとっての大切な人間たちを失いながらも、大人としてその悲しみはずっとひとりで抱え笑顔の下に隠してきたマサト(Jの性格付けが基本自己優先なのは、マサト自身が気遣われるのを嫌がったから…か?)。
だが、今のマサトの仲間はヒロムたちゴーバスターズ。悲しみも、辛さもひとりで抱える必要はない。仲間たちと共に苦楽を共にし、そして共に戦える。
今回、変身後はラストまでビートバスターとしての姿のままというマサトながら、ヒロムの説得にマスクの下で泣いていたのかも…というのはイチ視聴者としての感慨。

ニックの尽力もあって倒されるマサトを操っていた怪人と、一方ロボ戦では出現した2体のメガゾードに苦戦を強いられる。“ゴリラ”も操られ(ワイヤー吊りだろうけど、あの着ぐるみで逆立ちまでするかよ!)絶体絶命というその時、突如戦闘に割って入る謎のライオンメカ。さあさあ年末商戦の本丸来たぞー!
やっと描かれたマサトのドラマの切ない余韻を完全に消す勢いで存在感を残した新ロボ。次回、水木一郎アニキ博士登場というだけでやたらテンション上がるなあ。
当然、新ロボ挿入歌もアニキ熱唱だよな!?

特命戦隊ゴーバスターズ Mission33「モーフィン!パワードカスタム」

 2012-10-07
新章突入。
メサイアは破壊したものの、エンターの手に残された、そのメサイアをバックアップした13枚のカードと、エンターが提示する新たな挑戦として各地にばら撒かれてしまう12枚のカード。
最初のカードから出現した怪人の実力が、メサイアの分身として相応の強敵に描かれているとともに、エンターの新たな目的としての人間のデータ収集として、ヒロムたちの目前で学校と200人以上の生徒たちをデータ化して砂地獄に飲み込む――13年前の悲劇を別の形とはいえ再現するというのがえげつないなあ。

前々から伏線張られていたパワーアップ装備としての新プロテクターと、その能力を完全化するにはデータ化したバディロイドたちとの一体化が不可欠。砂地獄に飲み込まれそうになった人間を助けつつも、自らも砂地獄に飲み込まれてしまうニックが託すのは――ヒロムたち同様、13年前あの現場の悲劇を目の当たりにした者として、そして「すべてを取り戻す」という誓いを果たせなかった苦汁を経て…もう誰にも、あんな悲劇を繰り返させないこと。
毎度毎度、戦闘以外でもヒロムの精神的支柱を果たしていたニックの存在感がきちんと生きてる脚本が素晴らしいというか、こと人間と非人間の“絆”というテーマを描かせたらホント小林靖子は上手いよなあ。

今回、いつになく黒木が熱い口調でヒロムたちにハッパをかけるのは、単にヴァグラスがまだ存在していることの危機感ばかりでなく、黒木もまた13年前の悲劇を決して繰り返させないという使命感の持ち主ゆえ。なんだかな、EDでのダンス参加やウインクなどがネタ扱いされることも多いキャラクターだけど、戦隊司令官としての頼りがいは過去シリーズ五指に間違いなく入るわな。
番組初期で司令官としての非情さを滲ませつつ、変な裏切りフラグもなく若いメンバーたちを厳しくも暖かく導くという役割で本当に良かったよ。

プロテクター装着用の新アイテム、カスタムバイザーを携え怪人との再戦に挑むゴーバスターズ。怪人の戦闘能力が手強いとしても、その使命そして誓いゆえにゴーバスターズは決して負けない。捕えた人間たちをデータ化して閉じ込めていた怪人の腹の砂時計を破壊、救出したニックの手を取り、カスタムバイザーのスイッチをON――バディロイドと一体化しパワーアップした、新たな勇姿を見せるゴーバスターズ!

近年戦隊のパワーアップ装備って、単に新アイテムを使えるようになっただけってのが多くて見栄え以外のありがたみが欠けるのが多かったんだけど、きちんと「ヒーローそのものが、新たな力を得た」ってのを見せてくれたのはスーパーゲキレンジャー以来って気がする。
大地から巨大な岩塊を生み出し、ビルから電子化した鉄骨を抜き、空間を「接地」して駆け回り、自身を瞬間的に獣化させ敵に突撃する。ともすれば、体術と専用アイテムを駆使したプロフェッショナルそしてスタイリッシュなアクションが中心だったゴーバスターズだけに、余計「人知を超えた特殊能力」って描き方が目立ちますです。

そして今回、もうひとつ目立つのが新たな暗躍を開始したエンターの描き方で…。
これまでメサイアの命を受けて活動するプロの営業マンとしての立ち居地に甘んじていたのが、文字通りメサイアを「手玉に取る」存在になったということで、本格的にラスボスの風格漂わせてきたなあ。これまでエンターを単なるパパの部下扱いしていたエスケイプも思わず戦慄というか、なんとなく、今後エスケイプが今までみたいに生き生きと戦ってくれないんじゃないかって懸念も働くんですけど。

怪人を倒し、勝利を噛み締める一同ながら、まだメガゾード出現が残ってるってところで今回は終了。まあその分来週はきっとロボ戦が充実するんだよ。新ロボ・タテガミライオーの登場も控えているということで。
ところでカスタムバイザー装着時の「セェーット!」って雄叫び入ったシステム音声、なんかすっげー聞き覚えあるよなあ。40年も前からずっと聞いてるような気がして仕方ないなあ。うーんだれなんだろうなぞだなあ(ニヤニヤ)

特命戦隊ゴーバスターズ Mission32「ギャバンとの友情タッグ!」

 2012-09-30
先週に引き続き新ギャバンとのタッグ編。今回、物語としては影の薄い内勤、森下による「小さな英雄」的葛藤編ではあるんだけど、新ギャバンと組んでのアクション部分ばかりが目立つ以上脚本がほとんど添え物扱いだなあ(苦笑)。
ゴーバスターズの戦力は認めつつ、その相棒たちや内勤スタッフに対して感じた頼りなさを口にしてしまう新ギャバン=撃と、その言葉をつい耳にして落ち込んでしまう森下。
パートナーとなる女宇宙刑事との二人だけの活動が中心となる分、宇宙刑事がバックアップスタッフといった組織力に頼らないからこその発言というか、そこまで考えての脚本だったら大したものですが(苦笑)。
今回の脚本の主な意図は、おそらくはギャバンという第三者の目を通しての改めてのゴーバスターズをサポートする内勤スタッフの重要性。

撃の言葉を耳にイデ隊員ばりの無力感に捉われる森下ながらもそこはゆとり世代、同僚である仲村さんに励まされてあっさりやる気復活。イデにこのポジティヴさがあればとかついつい感慨深く思ってみる。
森下、なんか世界で最も優れた科学者三人のところに行って、魔空空間でも通信、武器の転送を可能とする新技術の開発を依頼。そこへ出現したライノダブラーにより、あっさり地底のマクー基地ならぬ魔空空間に囚われてしまう森下以下三人。
エンターさんと組んだライノダブラーの作戦は、優秀な人間をことごとく魔空空間の牢獄に捕らえ、地球を残りカスのアホばかりにしてしまう実にマクーらしいアバウトいや長期的視野に立った作戦(苦笑)。てか最初の三人(+オマケ森下)捕まえた時点であっさりゴーバスターズに察知されてるし。さいたまスーパーアリーナでアスリート捕まえようとのこのこ現れたところ立ち塞がるゴーバスターズと新ギャバン。その場に現れたエンターさんの挨拶もそこそこにお約束どおり魔空空間に引きずりこめ!

今回、先週ではおざなり気味だった魔空空間の描写としての極彩色の宇宙とか土星の輪の上の戦闘とか謎の骨が突き出した霧に覆われた地面とか映画「レイダース」ばりに転がってくる岩球とか、おいおい魔空空間の特色を2週に分けて描写しましたですか(笑)。謎の超空間なのに必ず「重力」は存在するというあたりも含めて、現在のデジタル技術で、あくまで「当時の雰囲気としての」魔空空間を描いた仕事はよし。
魔空空間におけるピンチ描写としての、魔空空間では3倍の強さになるダブルモンスターと、冒頭での森下の(あまり役に立たない)解説どおり基地から装備の転送が出来ずライノダブラーに決定打を与えられないゴーバスターズ。いやそこはギャバンひとりで奮闘してよかったはずなんだが(汗)、なんだかな、所詮ダブルモンスターって魔空空間だろうがギャバンひとりで対処できる相手だって判ってるだけに、もうちょっとギャバンとゴーバスターズが共闘するに必要な理由付けが欲しかったなあ。ライノダブラーに対処するゴーバスターズと、捕らえられた科学者たちを探すギャバンで一時戦場で分断するとか。

そして森下との再会と、囚われの身になろうと決して救助をあきらめなかった森下および科学者たちの努力の結実として、魔空空間からの基地との通信及び装備の転送が可能となるゴーバスターズ。いやそこは、せっかく転送されてきた武器をもうちょっと効果的に見せようよ。武器を手にした瞬間の逆転アクションとかあってもいいのにね。
ライノダブラーが倒されると同時、現実空間へと帰還するゴーバスターズたちながら、エンターさんの目的は最初からライノダブラーの地軸転換装置。
ヴァグラス怪人になかった特色としての「復活巨大化」を遂げ、さらに魔空空間と亜空間をごっちゃにしたヘンテコ時空を発生させようとする巨大ライノダブラー。もはやスタッフからして魔空空間と亜空間がどうちがうのか視聴者にサッパリ説明する気がない件!
「輝く王者ドルギラン」のメロオケBGMを背に颯爽と援護に現れる電子星獣ドルの勇姿も眩しく、ライノダブラーに炸裂するグレートゴーバスターの一撃。

今回、まさに森下の尽力あっての勝利だったことを称えるゴーバスターズながら、いないのに気付かなかったのヒロムのひと言が実に余計。森下がきちんと自身のアイデンティティを示した回というか、やっぱり内勤メンバーが活躍する回はやたらおもろいなあ。真ギャバンこと大葉健二さんだったら、ここであの人懐っこい笑顔で森下の手を取って称えていたんだろうなあと、またおっさんくさい感慨で思ってみる。
まがりなりにもギャバン登場回として物足りなかった部分は多々あるし新ギャバンに対するとっつきにくさも正直まだあるけど、まあサブタイが示すとおり、宇宙刑事とスーパー戦隊二大ヒーローによるコラボ祭りとしては存分に楽しかったです。ええ新作映画は見に行きますですよ。
ギャバンとのコラボ編を経て、いよいよ第2部ともいえる新たな戦いに突入するゴーバスターズ。次回、今回の銀河連邦警察からの技術供与を受けてゴーバスターズ、パワーアップ装備を蒸着!

特命戦隊ゴーバスターズ Mission31「宇宙刑事ギャバン、現る!」

 2012-09-23
今回黒木が銀河連邦警察の協力依頼をものすごくスパッと快諾したのは、世代的に考えて、実は黒木はかつてアバロン乗馬クラブに通って遊んでいた子供のひとりだったから説を唱えてみる。

映画公開記念、新ギャバンとのコラボ編。
新宇宙刑事ギャバン、マクーの残党、ライノダブラーを追って相棒シンケンイエローと共に地球に来訪。嗚呼、ことはもすっかり標準語を身につけて銀河連邦警察に就職していたか(違)。次元の狭間でギャバンとはぐれたことは、ライノダブラーに追われていたところをゴーバスターズに保護され協力を依頼。
わざわざヨーコとコンビを組むあたりは新旧イエローの競演の華々しさと微笑ましさ。劇中の割と日常生活における非常識さは先代ギャバンのパートナー、ミミー譲りか。いえミミーは宝石まんまで店の支払いとかなかったと記憶してますが(基本ドルギランの財政は、ミミーが持ってきた宝石頼り)。

そして現れるライノダブラーと、ライノダブラーの体内の地軸転換装置のために魔空空間へと引きずり込まれてしまう二人。てかダブルモンスターのクセに自前で地軸転換装置持ってんのかよ! 悪の組織の装備も、30年かけてダウンサイジングに成功してんだな。
そして魔空空間にて追い詰められる二人というか…違う! 魔空空間はこんな「なんか楽しそう」な空間じゃねえだろ! 虚無僧はあんなコント要員じゃねえだろ!
基本、元来魔空空間にあった、視聴者の理解を阻むシュールさ、不条理さも追われる恐怖も描ききれてないのは、コラボ回というお祭り編としてそこまで「戦隊」のカラーを宇宙刑事色に染めなくてもいいという判断なんだろうけど…。なんか「戦隊」における魔空空間の不条理と怖さは、劇場版ゴセイジャーのほうが出せていたなあ。

時同じくして、現実世界にて復讐のため再び怪人を放つエンターさんと、そのために各自分散してライノダブラー捜索とヴァグラスへの対処、そしてヨーコとことはの行方不明という数々の事態に当たらなければならない破目に陥るゴーバスターズ。
そして、ヒロムとニックの前にその姿を現す、新宇宙刑事ギャバン――十文字撃! 対峙したヴァグラスを前に、激しく唱えられる変身コード「蒸着」! 蒸着完了を果たしたギャバンの背に流れる「チェイス!ギャバン」のトランペットソロのイントロだけで…嗚呼、なんかダブルイエローの魔空空間のくだりなんか許されるわ…。
いやここは、蒸着プロセス紹介時のナレーターだけでも政宗一成さんにお願いしようよ!

転送されてくるメガゾードは(例によって)ビートバスター組に丸投げもとい対処を託し、先に魔空空間に引きずり込まれたヨーコ、リュウジたちやヴァグラス怪人を追って自分たちも魔空空間へと突入するギャバンとレッドバスター。
いえ採石場の砂利の荒野を疾走するサイバリアン(新規造形!)ってだけでも結構満たされるんだけど、いやここは空の描写を不気味な虹色に彩られた異空間にしとこうよ、画面に青みがかったフィルターかけておこうよ。新ギャバンのイメージカラーが青菜分、青フィルターかけちゃうと弱くなるのかもしれないけど。ヴァグラス怪人に、レッドバスターの斬撃と同時に叩き込まれる、必殺のギャバンダイナミック――!

かつての東映まんがまつりで培われた、番組、世界観が異なる二組のヒーローが、同じ世界観の中で手を結ぶ画のなんたる熱量なんたる感無量さ。今回、せっかくのギャバン登場編としてもかつての小林義明演出に思いを馳せれば喰い足りない部分は多々あるんだけれど…番組があくまで「ゴーバスターズ」である以上、番組見てるチビっ子たちには「ギャバン」というヒーローがいることを、一緒に見てるお父ちゃん方にはギャバンの勇姿に胸躍らせることをそれぞれ伝えられたのならいいのかもと納得。
今日、全国のTSUTAYAで、自分の子供にギャバンの勇姿を熱く語るお父ちゃん方がいっぱい出現する。そんな光景が見られることを願いますです。

なおライノダブラーは潜伏し、そしてエンターさんもライノダブラーと結託しその力を利用すべく暗躍する。宇宙刑事と特命戦隊、その手を組んでの戦いはまだ終わらない。


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(2012/09/21)
大葉健二、叶和貴子 他

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特命戦隊ゴーバスターズ Mission30「メサイア シャットダウン」

 2012-09-16
ゴーゴーファイブ以来の、佛田洋特撮監督による本編監督回前後編後編。そしてエピソード的には第1部完結。
そもそもゴーバスターズ結成の動機付けとなった、リュウジを交えたヒロムとヨーコの約束。物語的に、それを反故にして先に進むしかないという物語の流れがさすがに残酷だわなあ。マジレンジャーあたりの奇跡的(御都合主義的)なハッピーエンドを、キャラクターたちに背負わせた運命の重さ的に小林靖子脚本は許さない。

亜空間突入。研究所への侵入と再生怪人軍団を退け、3人が飛び込む、13年前のあの日、クリスマスパーティーの最中のままの研究室。そこに残された痕跡から推察される、エンターとエスケイプが研究所内の人々のデータを合成したアバターであるという仮説(エスケイプの銃の名前=ヒロムの母の犬の置物の名前という伏線回収)。そして、ついにたどり着いたメサイアの本丸メインコンピューターと、聞こえる父の、母の、研究所の人々の声。そしてエンターの口から明かされる、データ化した研究所の人々が、メサイアに取り込まれてしまっているという事実…!

マサトがゴーバスターズの前に現れたのは、何も亜空間で行動できるようを鍛え上げる目的ばかりでなく、この日の、この瞬間のための覚悟を身に付けさせるため。
あの日、たったひとり、研究室にいなかったがためにメサイアに取り込まれることを逃れていたマサトに託されていたのは、研究所の人々のこの時、この瞬間のために賭けていた13年間の切なる願い。
亜空間に閉じ込められ、メサイアに取り込まれてしまおうと、メサイアを封じるための努力を決してあきらめなかった人々の勇気が今ここにゴーバスターズを導いた。その背負った願いだけは、決して裏切ってはならない。たとえそれが、3人を結び付けたあの日の約束、それを破ってしまうことになろうとも――。

すべてを元通りに、すべてを取り戻すという、あの日の誓いを、約束を破り、メサイアのシャットダウンを敢行する。
涙ながらに、仲間たちに決意を促すヒロムの心情が辛いな。視聴者としてこれまでの半年間、どんなに冷淡な人物に見えようとも、本心から優先してきたのはあの約束のため――自分たちの家族を取り戻すためだったというヒロムを見てきただけに。

決意を込めて、再びメサイア怪人態に挑むゴーバスターズ。バックに流れる前主題歌イントロだけで盛り上がるというか、悲しみを秘めて前へ進むことを謳った2番の歌詞が泣ける。
そしてメインコンピューターを破壊すべくひとり“チーター”にて突入するレッドバスターと、その前に立ち塞がる、劇場版で登場を果たしたエンター専用メガゾードとも言うべき機体“ε”。
東京タワーを巡る攻防を再現するかのように、激しい一騎打ちを演じる“ε”とエース。嗚呼、やはりここ一番での決着を託される機体としてのエースというか。
単純な戦力差など、機体のスペック差など関係ない。今、ここで勝敗を決するのは背負った多くの願いに対する決意。チームワークにてメサイア怪人態を討つ4人と、“ε”を撃破し、その手で、メインコンピューターを破壊するヒロム。

亜空間から帰還するゴーバスターズと、コクピットの中、労うように、慈しむようにヨーコを背中から抱きしめる母親の幻影…って演出がことさら涙を誘うなあ。敵地からの生還、そのゴーバスターズたちの表情に悲壮さはない。あるのは、還れるべきところに戻れた安堵そして、13年間の家族たちの想いを受け取ることが出来た喜び。たとえ顛末が、現実の家族たちを連れ帰ることが出来なかったとしても…。
黒木ら内勤メンバーに迎えられ、帰還してきたゴーバスターズの笑顔で、視聴者としても本当に救われましたです。
メインコンピューター=メサイアは破壊したものの、持ち帰る手段がなく、まだ亜空間に残されることとなる、眠り続けるマサトの肉体。まだまだ亜空間を巡るドラマが今後も続くことを連想させるというか、新たなる戦いの日々となる第2部を前に、次回そして次々回、宇宙刑事ギャバン、ゴーバスターズの守る地球に降り立つ――!

特命戦隊ゴーバスターズ Mission29「亜空間への突入!」

 2012-09-09
ついに待ち望んでいた日、来たる。
亜空間から届くヒロムの父親からの、メサイア実体化を知らせる切羽詰った通信。そして、マサトの重い口から語られる、詳細こそ告げないもののヒロムとヨーコの家族の生存。
そして満を持して、ゴーバスターズに亜空間突入の特命を下す黒木司令官。ええ、夏休み編のコミカルテイストな楽しいムードが一気に引き締まっての、番組中盤の締めとなる決戦編、開幕。

もちろんそれを阻止するために、エスケイプと戦闘員軍団を引き連れ直接特命部にカチコミ仕掛けるエンターさんもいつになく本気。
今回、いつものように怪人を製造しないのは、怪人の主な役割がメガゾード転送のためのマーカーだからというのもあるんだろうけど、実は本気モードのエンターさんにとっては怪人など不要だった件。レッドと幹部のガチタイマンは、なくてはならない戦隊の華。自ら直接レッドバスターの前に立ち塞がり、スーツをズタズタにメットまで破壊してみせるエンターさん。

なおもヴァグラスによる特命部への襲撃が続く中、グレートゴーバスターの亜空間突入準備も完了し、機体に乗り込み出撃の時を待つメンバーたち。だが、エンターさんに足止めされたヒロムだけはまだグレートゴーバスターの元にたどり着けない。そしてとうとうグレートゴーバスター格納庫にまで姿を現すエスケイプと戦闘員軍団。
事態ここに至り、格納庫スタッフたちと共についに自らイチガンバスターを手に敢然とエスケイプたちを阻止せんとする内勤メンバー…!
やべえ、特に黒木や仲村さんが持ってるというだけでイチガンバスターがやたらかっこよく見える。玩具はスルーしてたのになあ…何気に物欲たぎってくるじゃねえか。

エンターの前に倒れるヒロム。だが、傷つきなおその身を奮い起こさせるのは、13年前の約束と、その約束の日となるたった一度の今日という日に賭けた決意。
そして、危険を承知で駆けつけ、ヒロムを無事救出するニック。「お前の13年間は、俺の13年間でもあるんだ」ってニックの、ヒロムとの絆を改めて強調する台詞に既に泣きそうですよ…。13年間、友であり相棒であり、そして、あの約束の場にいたひとりとして想いを共有する仲間。
ゴーバスターズとはヒロムたち三人+ビートバスター組だけではない、バディロイド三人も加えた「心がリンクした、共に戦うすべての仲間」たちのこと。

黒木ら内勤メンバーそして格納庫スタッフたちの奮闘もあって、グレートゴーバスターへと乗り込むヒロム。黒木たちの敬礼を背に、ついに、亜空間へと突撃していくグレートゴーバスター。待ち受けるは、人が本来踏み入ることの出来ない未知にして過酷なる環境、悪夢色の虹に彩られた世界。
そして、13年前に亜空間に飛ばされた研究所のその敷地に降り立ったゴーバスターズを待ち構えていた、ついに、物質化を果たし再生怪人軍団を従えた…ヴァグラスの頂点たる存在・メサイア!
嗚呼、すべての盛り上がりがもはや最終回級というか…。ええ今月はギャバンとの競演というイベントも控えてるだけに、ヴァグラスと一時的にどう決着を着けるのかという次回もまた楽しみ。
ええ、ヒロムとヨーコの家族や本物のマサトと、亜空間に取り残された人々はどうなったのか、その真実まで含めてね。

特命戦隊ゴーバスターズ バスターギアシリーズ 02 イチガンバスター特命戦隊ゴーバスターズ バスターギアシリーズ 02 イチガンバスター
(2012/02/25)
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特命戦隊ゴーバスターズ Mission28「ニワトリに注意せよ!」

 2012-09-02
戦隊OPらしいメンバーによるタイトルコールも入るようになって、今回から主題歌チェンジ。画的にはよりバディロイド達とのコンビネーションが強調される形になりましたかね。
そうか、特命課本部ってエクシードラフト基地の跡地に作られていたのか(笑)。あの建物(晴海ターミナルホール)、ホント特撮撮る人間から愛されてるよなあ。

前回の作戦が功を奏し、苦痛を伴う進化を開始するメサイアと、そのメサイアの進化からゴーバスターズの目をくらますためだけの陽動作戦による大騒動の30分。ええ、今回の怪人に課せられていたレッドバスター(ヒロム)のウイークポイントを探ることって、実のところより巨大な力を手に入れようとしているエンターさんにとっては凄くどうでもよかったのね。
ヒロムの弱点の由来がついにニックの口から暴露され、ヒロムを見つめるメンバーたちの優しい視線に全俺が泣いた(涙)。

そういうことで、今回は久々にヒロムの姉さん吉木りさ出演回。正装が白タキシードというのはやっぱりヒロムの浮世離れした価値観故と思いつつ(苦笑)、吉木りさ姉さんが挿絵を描いた本の受賞パーティーに向かうヒロムとニックながら、ここで今回の怪人出現。
今週の怪人の能力は、相手に直接スプレーアートすることによってまったく別の他人の姿に「塗り替え」てしまうこと。
結果、ニックはヒロムに、ヒロムはヨーコに、ヨーコもヒロムに、リュウジはエンターさんにとそりゃもう大騒ぎ。悪の戦闘員軍団と戦う正義のヒーローエンターさんカコエエ(笑)。
この混乱状態を救ったのはJながら、Jがひとり戦場に駆けつけてくる時点で、ええ司令室ばかりでなく、視聴者も思ってたよ…また混乱に拍車がかかるだけだって…w せっかくの「塗り替え」能力も、雨が降ったら使えないってのが実にわかりやすい欠点。こういうしょうもないことであっさりピンチ回避できるあたりも含めて、今回は徹底したギャグ回と思うべきか。

怪人、自ら吉木りさに変装することによってまんまとヒロムの姿のニックから「ニワトリ」情報を聞き出す。とっさの機転でその情報をごまかすニックながら、まあ確かに普通ヒーローの弱点がニワトリなんて常識的には考えられない。
そんな高度(笑)な心理戦を経ての、わざわざニワトリの写真持って来た怪人との再戦での勝利は実に胸のすく勝利。メガゾード戦はビートバスター組担当というか、メガゾード、自らをビルに「塗り替え」てのまた「志村、後ろ後ろ!」攻撃w まあサクっと撃退されるメガゾードながら、今回のメガゾード、ビルに半分偽装したままで全身像見せずじまいだっんだよなな。

無事やっとヒロムとニック、吉木りさの家族対面は果たせたものの…思わぬところから明らかになる、ヒロムの家族とエスケイプとの関わり。そして亜空間にて奪取されるマサトのエネトロン。
ええ、肩の力を抜いて楽しめるギャグ回だったはずが一気に反転してしまう空気になんとも慄然…。全体のスラップスティックなテイストから緊張感溢れる締めに至るまで振り幅が大きかったエピソードというか、次回、遂に亜空間突入! 物語全体のでかいターニングポイントがとうとう来たなあ。

特命戦隊ゴーバスターズ Mission27「暴走コンビで迷宮脱出!」

 2012-08-26
え、来週から主題歌変わるの? チビっ子に対する番組の最大の看板として、基本的に戦隊は主題歌は変更しない(カーレンジャーはフルアクセルver.にアレンジを変更しただけ)スタンスと思っていたんだが…。

ゴーバスターズ夏休みの思い出シリーズは巨大迷路編。冒頭のゴリサキ製作による大リーグボールならぬ亜空間行動養成ギプスはもちろんゴーバスターズパワーアップへの布石。まあ、さんざゴーバスターズの目的のひとつが亜空間に向かうことである以上、番組後半からはいよいよ亜空間を舞台にしたエピソードも描かれるのかもしれないし、そういった番組の空気の変化に合わせてのOP変更なのかも。
今回、エンターさんが狙いを定めたのは生体プログラム研究所という、名前からしてまるでゾイドでも作っていそうな研究所。ええ青いライオン的に考えて、ひょっとしたらここも番組後半に関わって…来るのか?
今回、エンターさんに娘を人質に取られた博士というのがキーパーソン。娘と一緒に写った写真というあまりに判りやすいキーアイテムの登場を経て、視聴者に対しても「この可愛いげな娘さんはどーなった!?」と緊張感を持たせるという前フリを経て…出てきた娘が思いっきり金髪アーパーになっちゃってたことにえぇえー!?(笑)

今回の怪人の能力は、建物内をホログラムを駆使して迷路にしてしまうこと。ええ個人的には、迷路回の見本としての「ウルトラマン/無限へのパスポート」みたいなシュールな異次元迷路を期待していたんですけどね。ひたすら空へと続く階段を駆け上がっていって、落っこちてしまったらスタート地点のゴミ箱に頭から突っ込んでいたみたいなw
先んじてその迷路に閉じ込められていた博士の娘を無事保護したリュウジ。金髪アーパー娘と説教くさいアラサーがコンビになってしまったらの、予定調和的なおっさんとギャルの会話が泣けるよ。娘が金髪アーパーになった原因が、仕事に忙殺される父親に構ってもらえない寂しさというのは東映作品的な良心的な描き方。リュウジの説得もあって、きちんと親子和解で締められるEND
に至るまでも含めてな。

今回、巨大迷路から脱出するリュウジと娘、ヒロム、ヨーコとJの三者三様の手段がそれぞれ功を成してる所も何気に見所。迷路を進むには手を壁伝いにという、アーパー娘の幼い日の父親との思い出が脱出の鍵になるあたり、毛利亘宏脚本らしい「親子の絆」がしっかり描かれてるわなあ。
ヒロムの脱出手段については、まがりなりにもニックへの信頼ゆえではあるんたろうけど酷ぇこれはあまりにも酷ぇ(泣)。

怪人を始末し、残るは転送されてきたメガゾードへの対処。今回も亜空間を発生させる敵なのでグレートゴーバスター出動。亜空間が圧縮されると、内部の圧力も高まるというこれまた新設定を経ての逆転の手段は、これまた冒頭の亜空間養成ギプスが伏線となってのタイムリミット付きの亜空間解除。てか、えーと…グレートゴーバスターが便利新機能で亜空間を消し去ったようにしか見えないというか…この辺、台詞での説明だけでなくビジュアルでの「あの養成ギプスが役に立っていた」という見せ方はあると思うんだけどなあ。
自分を命懸けで守ってくれた父親に感謝し、幼い日のものでない、今の自分の姿を写した写真を渡す娘。幼い日の思い出の中の自分じゃない、今の自分を見ていてほしいというちょっとだけ素直になった気持ちというか、毛利亘宏脚本はこういう「絆」を主題に据えたドラマ作りが本当に上手いですよ。
次回、アキバレンジャーでもやってほしかった入れ替わり回(笑)。入れ替わり回のカオス時空は毎度の楽しみであります。

特命戦隊ゴーバスターズ Mission26「小さな強敵!司令室SOS」

 2012-08-19
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番組もいよいよ1年間の折り返し。ある意味待っていたエピソードでもある内勤メンバー活躍編。
一緒に仕事始めてもう半年になるのに、ヒロムの性格がアレすぎるせいでなかなか打ち解けられない仲村さん。落し物のシャーペンもなんか返しにくいというか、もちろん判りやすいキーアイテムは物語展開上の伏線。

今週のエンターさん、夏休みの学校でひとり寂しく先生ごっこ。盆休みもなくひとり働くエンターさん、誰か生徒役付き合ってやれよ(涙)。今週エンターさんが作った消しゴム怪人はサイズまで消しゴムサイズ。おかげで作った当人であるエンターさんにまで気付かれないというか、エンターさんに褒められるのを夢見て健気にがんばってる怪人かわいそうです。てか妄想の中とはいえエンターさんから熱いブチゥー…うぅむ、いやだがエンターさんが相手なら…(ウホッ)。今週の怪人の姿が見えないのを、ゴーバスターズに対して必死でごまかすエンターさん、やっぱりお茶目な人だ。

怪人の姿は見えないけれど、その存在がマーカーとなってメガゾードももうすぐ転送にて襲来。前もって各バスターマシン出動ながら、ここぞと、ヒロムにくっつくことで司令室にまんまと潜入を果たしていた消しゴム怪人暗躍開始。
怪人の能力は、文字通り消しゴムとしてあらゆるデータを消してしまうこと。ああ、エヴァ13話のパロディー的な要素を持ったエピソードでもあるんだけど、恐るべきはメガゾード側もまた同じ能力を有していること。合体プログラムを消去され合体不能に陥ってしまうバスターマシンというか、司令室側と直接戦闘にあたるバスターマシン側、双方でソフトウェア面に打撃を食らうという何気な大ピンチ…! 前回もそうだったけど、怪人のコミカルな性格付けのおかげで番組の空気は陽性なれど、ゴーバスターズって結構洒落にならないピンチに陥るパターンが本当に多いわ。

この危機を脱する手段として、合体プログラムのマニュアル操作と、合体のための計算を自ら手作業で行うことを提案する仲村さん。消しゴムという“消去”という手段を使ってくる相手に、ヒロムのシャーペンという自身の手で“創る”手段を武器に反撃する。消しゴムの怪人に、落し物のシャーペンという相反要素が見事にドラマに息づく瞬間。
仲村さんの提案に半信半疑ながらも任せるしかないヒロムというか、まあ現場で大立ち回りしてる最中でのまわりくどい作戦として、まだかまだかって仲村さん急かす気持ちは判るけど、一生懸命頭脳労働してる人に横からうるさく口出ししてりゃそりゃ怒鳴られる。仲村さんに怒鳴られての、レッドバスターの縮こまっての「済みません…」って演出が神がかり過ぎてるわwww

ゴーバスターオー及びバスターヘラクレス合体不能という危機の中、とっさに“スタッグビートル”の取って置きだったエースとの合体プログラムを発動させるJ。いかにもな玩具仕様としての合体形態であるゴーバスターエース・スタッグカスタムながらも、エースに飛行能力付加させたり攻撃力をアップさせたりとまさにお盆商戦に相応しい大活躍。
Jが怪人がヒロムにくっついていたのを目撃していたことで(登場人物、視聴者全員から容赦なく突っ込むところ/笑)、司令室に潜入していたのが判明する怪人。仲村さんと、ハチマキ巻いて夏休みの宿題イッキ片付けモードの森下が必死こいて紙に鉛筆で計算作業してる傍ら、黒木司令官、消しゴムサイズの怪人相手にモップを手に敢然とクロリンジャンプ!
やべえwww やってることは大真面目に基地内に潜入した怪人VSその暗躍を阻止すべく自ら立ち向かう司令官って、過去戦隊でも見られた緊張感あるシチュエーションなのに変な笑いが収まんねえwww 毎週のように言ってるけど、本当、黒木役榊英雄は戦隊に来てもらってよかった俳優だわwww

内勤メンバーの奮闘もあって、ついにマニュアルによる合体を完成させるゴーバスターオー! 当然の一撃必殺にて瞬殺されるメガゾードと、自分を追い詰める黒木を逆に蹴散らし勢いに乗る消しゴム怪人は、緊急に基地に舞い戻ったレッドバスターにより削除完了。
今回、勝利の鍵となったシャーペンを自らの手でヒロムに返還しつつも、戦闘中怒鳴り返してしまったことで当のヒロムからは恐れられる存在となった仲村さんという微笑ましいオチにてチャンチャン♪ いやあ…バスターマシン合体不可能にあまつさえ司令官も倒したりと、今週の怪人、ある意味今まで最もゴーバスターズを追い詰めた最強怪人(イイオトコ)だったんじゃねえか…w ちょっと人見知り気味の仲村さんがヒロムと打ち解けるまで含めて、夏休みに相応しいおもしろエピソードだったですよ。やっぱり戦隊は見ていて「楽しい」であるべきだなとしみじみ。
前回の「夏の幽霊」編と今回の「夏休みの宿題」編に続いて、次回は「巨大迷路にお出かけ」編? 夏休み編はなんかおもろいエピソード続くなあ。

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特命戦隊ゴーバスターズ バスターマシン SJ-05 スタッグビートル特命戦隊ゴーバスターズ バスターマシン SJ-05 スタッグビートル
(2012/07/07)
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特命戦隊ゴーバスターズ Mission25「アバターの謎を追え!」

 2012-08-12
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お盆なので戦隊名物夏の怪談話。
今週の怪人ももちろん納涼系というか、てかゴーバスターズを完全に戦闘不能にしたという意味ではむちゃくちゃ大功績じゃないか! ええ、バディロイドだから幻覚の効かないJの存在を除いて。もはやJの常套ギャグである「前に被る」がきちんと戦法として有効になってる件。
今回、ヒロムが劇中のほとんどをフリーズ状態になってしまってるということで(でかいニワトリって、別にヒロムじゃなくても怖い気が)、物語のメインはほぼリュウジとマサトの葛藤。

アバターとして現実空間に出現したとはいえ、マサトが13年前の姿のままであることに対するリュウジの疑念と、その疑念に応えることを拒み続けるマサト。
マサトのあの陽性の性格は、番組のヘビーな空気に対するカンフル剤として効果的に機能したけれど、つまるところは「ヘビーな空気を隠すため」のものでもあって…番組そのものは、重い世界観であることを改めて主張するエピソードというか。
一見怪談話に相応しいだけの怪人の攻撃ながらも、幻覚という仮想現実の中での負傷が現実の自身の肉体にもリンクする。これが現実空間のアバターと亜空間内の本物にもあてはまる現象だとすれば、一度はアバターを通して「爆死」という凄惨を体験した、未だ亜空間にとらわれたままのマサト本人が如何な状態になっていることか。
そして、マサトが13年前の当時の姿のままである理由…。

答えを求め、戦闘のさなかながらエスケイプにまでアバターの秘密を聞き出そうとするリュウジ(今回、何気にアキバレンジャーでもクローズアップされた撮影所回だ!)。当のエスケイプにあるのは、戦闘にて快楽を求める本能のみというか、今回(劇場版でもそうだったけど)、あえて自らを熱暴走させて真正面からエスケイプに挑むというのは、もはや疑念も、苦悩も振り切るための――一時の現実逃避の行為でもあるんだよな。

メガゾード戦になって思い出したようにエースを駆って復活するヒロム。エースのアニマルモードでの活躍も久々というか、やはりスピーディーで使い勝手がいいという意味エースってほんとある意味ゴーバスターズのメイン戦力。なんだか龍星王とタッグ組ませたいわ。
改めて、アバターの謎という新たな疑念が生じたことで、安否が不安視される亜空間内に囚われたヒロムとヨーコの親族たち。すべての謎を背負うキャラでありつつ、マサトがその事実を隠し続けるのは真実の辛さゆえか――? マサトの目的が、ゴーバスターズを亜空間に向かわせることである限り、ゴーバスターズの目的である…肉親の救出というのは果たされてほしいもんですが。
唯一肉親が亜空間内にいるわけでないリュウジとしても、改めてヒロムたちと同じ目的意識を共有させるという意味でも重要回だったかも。
次回、内勤メンバー活躍話。予告のクロリンジャンプだけでwktkが収まんねえ!

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特命戦隊ゴーバスターズ バスターマシン FS-0O フロッグ特命戦隊ゴーバスターズ バスターマシン FS-0O フロッグ
(2012/08/04)
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特命戦隊ゴーバスターズ Mission24「トレビアンな夏祭り」

 2012-08-05
仰げば尊しわが師の恩。夏祭り回にしてヒロム、珍しく率先して人情話。自己中で凝り固まったような性格のヒロムに、まがりなりにも「ひとりだけでは出来ないことは沢山ある」と教えてくれた中学校時代の恩師の先生のため、かつて所属していた大道芸部の一員として夏祭りのイベント参加でござる。
どうでもいいけどこれだけ恩師や友達に恵まれた青春時代を過ごしたはずのヒロムが、なんで社会人になったらああも空気読めない性格になってるか(汗)。きっと中学出てから特命部に就職するまでにまたイロイロあったんだよ、フラれたとか。

エンターさんも今日は粋な浴衣姿で夏祭りモード。もちろん夏祭りらしく、今週の怪人はワタアメの機械から製造。祭りの屋台の電源から地道にエネルギーワタアメを作る(=エネルギーをを吸収する)怪人に、集まったガキどもから小銭を回収できずテキ屋のおっさんも大迷惑である。電源戻ったら、きちんとタコの入ったタコ焼きと豚肉多めに入った焼きソバを売ってやってください(泣)。

怪人の狙いが祭り会場と知って、ヒロムのいるところも含めてゴーバスターズ夏祭り警戒態勢。仕事半分にしっかり夏祭りを(リュウジの金で)エンジョイしまくってるビートバスター組は本当ブレねえな。
案の定怪人の狙いはヒロムのいるところ。日頃自分に関するところじゃなければ即イベント中止も辞さないヒロムながら、今回のイベントが海外に旅立つ先生の送別会も兼ねてるというのもあって夏祭りを守る決意を。まあある意味、ヒロムに一番必要なのはチビっ子視聴者の親近感(笑)でもあるんだし、性格描写としては唐突ながらも、人情話のメインを振られるのは悪くはないか。
今週の怪人は戦闘員を連れず単独行動だったため、怪人自体は祭りに大きな混乱をもたらすことなくリュウジとヨーコで始末。えーと、イチガンバスターからのビームをソウガンブレードの刃先で受け、レーザーブレード化しての切断技! って連携があまりにかっこよすぎるんですけど。

メガゾードは、今回はゴーバスターオーに合体せずとも対処できるβタイプということでエースとビート、そして“スタッグ”で対応。劇場版でもそうだったけど、放映開始から半年経っても未だゴーバスターズの主力として活躍するエースの存在感はええなあ。
まあ今回ヒロムづくしの話として、最後までヒロムがきちんと主役張った話でしたと。どうでもいいけどリュウジとヨーコの想像するヒロムの休日…ヒロムの友達ってニックしかおらんのかい(泣)。
次回、戦隊名物夏の怪談回。

特命戦隊ゴーバスターズ Mission23「意志を継ぐ者」

 2012-07-29
前回、予告の時点で「次回、これまた戦隊らしい敵側の珍妙作戦翻弄話」とばかり思っていたのに、そろそろ番組半分折り返しということでやたらと重い伏線話。

ヨーコの誕生日、かつてヨーコの母親の同僚だった身として祝福に訪れるマサト。
つか、ヒーローの誕生日にわざわざ大人しくしている悪の組織なんて見たことないとばかり今回もセクスィー担当エスケイプさん、そこら歩いてた小学生から磁石奪って草尾毅声の怪人生成。マグネットパワーくっつき作戦にことごとく犠牲になるゴーバスターズ男メンバーというか、リュウジとJの真正面からの抱擁っぷりはもはや狙ってるレベル(卑笑)。
残ったメンバーとして、開発中のプロテクター(はい後半からのパワーアップ伏線)を身に纏い怪人に挑むヨーコとマサト。そして、その二人の前に立ちはだかるエスケイプ…。

メガゾードのテストパイロットだったということで、なんとなくヨーコの母親のアバターが敵に回るフラグまで立てられたんじゃないかという悲劇的予感。
なんだかなあ、今回も特にエネトロン強奪とはさして関わりない怪人の作戦が馬鹿馬鹿しさ極まるだけに、ドラマ面の重さがやたら際立つというか(怪人の髪が実は砂鉄だったというのに激しくワロタ)。
かつて、ヨーコの母親が親しい同僚だったということで、彼女への義理とばかりヨーコを気遣うマサトと、そんなマサトに対し、母親同様しっかりと自立した強さを見せているヨーコ。
今回のヨーコの強さの理由は、怪人の作戦のせいで磁石の同極同士とされてしまい手をつなぐことができなくなってしまった母子へのシンパシー…というのがあるんだけど、今回マサトとヨーコのダブル主役の物語として、マサトの厳しい前途に対するヨーコのヒーローらしい使命感が好対照。マサトの謎の一端が明かされたことで、ちょっと重い話になってしまうところを、きちんと「再び手を取り合う母子」という気持ちよい締め方に出来たバランス感覚が良いなあ。

マサトからして、母親と離れ離れになってしまいさびしがっている子供…と思っていたヨーコながら、彼女の胸に受け継がれていたのは母親同様の自立していた強い意志。ヨーコ母子の強い想い(絆)を目の当たりに、またゴーバスターズに対する視線を新たにするマサトというか、本当にこいつが登場してから番組の空気がぐっと良くなっただけに、今回の伏線の重さが辛いなあ。
アバターとして現実世界では不死身であっても、その捨て身の行動の度に亜空間内で命を削っているマサト本体。本編中を見ても、どう考えても仲良しコンビであっただろう黒木(クロリン)と本物のマサトの再会は描かれてほしいというか、クリスマス回がドラゴンレンジャー/ブライ同様の展開をなぞったりしたら…さすがに悲しすぎるわ(泣)。
次回、エンターさん夏祭りを浴衣姿でエンジョイ。エンターさん、非情な仕事つぷりと裏腹になんとも見てて癒されるキャラだわなあ(笑)。今回、余韻がちょっと重かっただけに陽性のエピソードになってくれること期待。

特命戦隊ゴーバスターズ Mission22「美しきアバター エスケイプ」

 2012-07-22
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特命を帯びて活躍するスパイ戦隊ながら、一般市民にも存分にその存在が知れ渡っているゴーバスターズ、「俺ゴーバスターズとダチなんだぜ」とかフカしこいた子供の悪戯でイベント中のビルへ出動でござる。実は小林靖子脚本でヒーローと子供が真正面から関わる話って、パッと思いつくのがギンガマンぐらいしかないんだよな。

そして苦労人中間管理職エンターさん、今回突然仕事関係のライバル登場でござる。グラマラスにして伸びやかな肢体も眩しく、二丁の銃を操るアクション武闘派女幹部エスケイプ(「キューティーハニーTHE LIVE」シスターミキ役水崎綾女)。
セクスィー系女幹部は戦隊にデンジャラスな香りをもたらす黒い花。赴任早々、自ら先頭に立って子供の悪戯に乗じ出動してきたヒロムの前に立ちはだかるというか、いやこれはヒロムも出会って早々高速土下座するしかない。
もちろんヒロムの土下座は、エスケイプが自分たちを狙ってきたことを知っての、ビル内に閉じ込められた市民を安全に避難させるため。ヒロムの醜態に子供たちがガッカリする一方で、誰一人として犠牲も出さずに人々を脱出させたことに満足げなヒロム。子供が大人の仕事の凄さを理解できないというのも、微妙に小林靖子脚本の「子供と大人の隔たり」というのを感じるところ。

ええ同じ小林靖子脚本たる「仮面ライダー龍騎」で、ライダーバトルに対する単純な憧れからカードデッキを盗んだ子供が、ライダーバトルの凄惨さを目の当たりにして反省するって話があったよなあ。
「大人」であるヒーローたちと子供の目線が極めて近いところに設定されるのが東映ヒーローの定石なんだけれど(最近だったらゴセイジャーあたり)、子供を未成熟な存在と見つめた上で、ヒーローが距離感を置いて諭すように接し、成長を促していく…というのが「ヒーロー番組に出る子供」に対しての小林靖子のスタンスなんですかね(逆に、この「大人側の視点」ゆえに小林靖子脚本が年長視聴者の支持を集めやすいというのもあるんですが)。

たとえどんなにみっともない姿を晒そうとも、得られたのは誰ひとりとして傷つけずに済んだという最良の結果と自身の仕事への誇り。
他人に対して格好をつけることが正しいんじゃない。あるがままの自分自身を認め、自分に出来ることを正直に貫いていく。
子供に対する教訓話として気持ちよく仕上がってるなあとも感じるのは、視聴者たる自分自身がおっさんじみてきたからか?(苦笑)

メサイアがエスケイプを派遣した最大の理由は、なかなか自分に「快楽」を与えてくれないエンターに業を煮やしてのこと。そのメサイアの期待に応え、人間に対する最大限の苦痛という「メサイアにとっての快楽」である擬似亜空間をメガゾードに発生させるエスケイプ。
グレートゴーバスター出動! てか、グレートゴーバスターへのスーパー合体バンクは青空をバックに大きく分散したパーツが気持ちよく合体…とかでなく、常に格納庫内での組み立てシークエンスになるということ? 画ヅラ的には新しいんだけど開放感には欠けるわなあ。
亜空間内に突撃しつつも、メガゾードの能力によって武装の一切を使用不能にされるグレートゴーバスター。その逆転の切り札は、ダイレンジャーの大いなる力って訳じゃないけどまさかの重甲気殿・大圧殺! ええグレートゴーバスターの玩具合体後のデカさを思えば非常に説得力ある戦法でありますw

次回、これまた戦隊らしい敵側の珍妙作戦翻弄話。何なんですかマサトとヨーコのドッジ弾平みたいなプロテクターは?(笑)

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特命戦隊ゴーバスターズ Mission21「さらば ブルーバスター」

 2012-07-15
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暑い夏は熱暴走の季節。そろそろパソコンの蓋開けて、ファン周りにエアーダスターでプシューッとやらなきゃな。
パソコン並みの弱点持ちながら、パソコンのように事前メンテでどうにもならないゴーバスターズ、今回はリュウジ回ということで、司令室のエアコン壊れただけでリュウジ熱暴走。
リュウジの体調を心配し、公園にてマサトに相談するゴリサキながら、相談する相手を著しく間違えてたおかげでそりゃもう大騒ぎ。ところでマサトへの相談シーン、バックにて公園の遊具で大いにはしゃぐJ吹いた。

マサトのタチの悪い戯言(笑えないのは冗談と言いません)を真に受けたゴリサキの話に、ヒロムとヨーコ、リュウジリストラを画策。ゴーバスターズにおっさんはいらんとばかりのリュウジハブりっぷりひでぇ。いまどきのご時世、いじめかっこわるい。
今週もエンターさん、現場の苦労も知らない上司に怒鳴られイライラも募る。今回、さして目的があったわけでもなく怪人及びメガゾードを暴れさせたのは、完全に個人的な鬱憤晴らしなんだろうなあ。
今回、ダンベルから作られた怪人はやたらと肉体派。捕らえた人間を操って無理やり肉体改造ブートキャンプ。今回被害に合われた人たち、むしろ事件後めっちゃ健康になってないか?
怪人を前に、リュウジをハブって駆けつけるヒロムとヨーコながらさすがにパワーファイター不在の状況にて肉体派に苦戦。一方、マサトは誤解を解くべくJをお使いに出すものの、八百屋の店頭でボケかましてるJすげえよ。ホント中途参加キャラなのに、バディロイドで一番人気っぽいなあ。

徹底的なリュウジハブりが続くさなか、ヒロムたちが自分をハブってた理由を知り、悲壮な覚悟で最後の戦いに挑むリュウジ。てか、話の出所がマサトと知って「その時点で誰も疑わなかったのか!?」と言ってしまう黒木がなんか可愛いよ(笑)。
ビートバスター組参戦も苦戦を強いられる怪人との戦いの中、自分の最後の戦いと命がけでたちむかうリュウジ。嗚呼…この時点でみんな戯言に踊らされていたと判ったとはいえ、そりゃ盛り上がってる本人に対して言えないわな。

転送完了したメガゾードには、お盆が来るまでまだ販促がんばるぜとバスターヘラクレス合体! そのすべてを持っていく“ゴリラ”圧倒的にすげえというか、マサト駆るバスターヘラクレスへの容赦ない攻撃もまたひでぇw
今回、ほぼ全編肩の力を抜いたギャグ回というか、マッスル隊長な怪人のいいキャラに、黒木はじめ内勤スタッフも目立っててやたら楽しかった。やはり視聴者が「楽しめて」こその戦隊であります。
次回、半年近くぼっちで現場でがんばってたエンターさんにやっと同僚登場。おぉう…「キューティーハニーTHE LIVE」シスターミキ役水崎綾女! アクションがきちんとできる女優と判ってるだけに、久々の顔出し女幹部というのをさっぴいて楽しみだわ。

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北国に蠢く黒い影。心に星を持つ男。
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