仮面ライダーフォーゼ 最終話「青・春・銀・河」

 2012-08-26
狙うは友情、目指すは宇宙、青春の果て無き頂上(てっぺん)。
銀河の渦はでっかい嵐。銀河上等!

「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」
宇宙船アポロ11号の船長として、人類として初めて月に降り立ったニール・アームストロング氏の訃報に際し、心よりお悔やみ申し上げます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0

たったひとりの若者が踏んできた、出会ってきたひとりひとりと友達になっていくという小さな一歩。そしてそれは、全宇宙に繋がっていくはずの大きすぎる友情という飛躍へのステップ。

実は最終回で期待していたのは、ウルトラマンマックス最終回、マックスとの再会を自分の孫に託し、その孫を乗せて旅立つ宇宙船を希望に満ちた眼差しで地上から見送る老いた主人公・カイト…という壮大にして感動的な叙情詩。
宇宙へのアプローチという、SF的側面からすればそれもまた美しい終わり方ではあるんだけれど、「仮面ライダーフォーゼ」が選んだのは最後まで“友情”というテーマに拘りぬいた故の最終回。
それでも、実のところイロイロと物足りなさを覚えてしまうのは、どうしても前回で上げに上げられたハードルに対しての尻すぼみ感を勝手に感じてしまったが故というか…。

最後に、賢吾がユウキに託していた手紙に書かれていた親友たち――ライダー部へのメッセージと、そして最後の願いとしての、自分の夢を叶えたいあまりに道を踏み外してしまった鶴見辰吾への救済。
最終決戦を控え、鶴見辰吾が学食に残していた手製野菜スープをかっ食らってから決戦に挑む弦太朗というのは、何よりも賢吾との最後の約束を必ず果たすという決意表明。
最終回を手がけたのが、第1話も劇場版も担当した、まさにフォーゼの主力たる坂本浩一監督として、番組に与えられていたもうひとつのテーマは徹底的なるアクション面の追求。最終回に至ってもそのスタンスは変わることなく、マシンマッシグラー&メテオスターによる爽快なまでの戦闘員ぶっ飛ばしアクション(戦闘員もバイクに跨っての騎馬戦とかあったら大喝采だったですけど)に、連続ステイツチェンジによるフォーゼVSサジタリウス。そして互いの持てる技を駆使し合ってのメテオVSレオと、それぞれの最後の一騎打ちに至るまで見所満載。

ええ、そりゃあ予算の問題があるにしろ、最後にライダー部が中心となって執り行われる鶴見辰吾理事長への卒業式、ライダー部の連中だけの参列でなく正直それこそ全校生徒をかき集める勢いで、多くの生徒たちに見送られる…という形でやってほしかったなあと。
学園物の最終回を卒業式で締めたいという意図は判るんだけど…それならそれで、最終回、卒業式を執り行うための、学校中に向けたライダー部の奮闘というのも見たかったんだわなあ。ええそれはまだ上映中の劇場版と内容被るとしても。

レオVSメテオは、さんざ番組のアクション路線を体現する決闘として(Gメン'75で言えば、香港カラテシリーズにおける倉田保昭VSヤン・スエに匹敵するな)、最後まで肉体派アクションを存分に視聴者の瞼に焼き付けての最終決着。メテオストームの最終キックがレオに胸板に炸裂した際、二人とも変身が解け、流星のキックが横山一敏さんに直撃した瞬間に…って演出が鳥肌。この二人の最終決着については、まさに番組のもうひとつの締めとして感無量であります。流星、昨年末のMOVIE大戦から始まって、良くぞこの9ヶ月間を戦い抜いた!

そして、サジタリウスの胸に炸裂するライダーロケットドリルキック。――自身のエゴが自身の未来そのものを阻んでいたことを、無限の未来の持ち主たる弦太朗に喝破される形で…膝を着くこととなる鶴見辰吾。
賢吾との約束どおり、鶴見辰吾とも「友達」として握手を交わす弦太朗。それは鶴見辰吾にとって、自分の夢を託すに相応しい――「友達」と出会えた瞬間。だけど、もうすべては遅すぎたこと。
最後に、アクエリアススイッチの能力でコアスイッチを復元させ、自らは宇宙への夢を「友達」に託してひとり息絶える鶴見辰吾…。

賢吾との辛い別れの象徴たる、最後の手紙を持ち続けることに耐えられず、橋の上からその手紙を捨てようとする弦太朗。その弦太朗の手を止める、自分の、この学校で出来た一番の親友の手。1年前のあの日、二人の出会いの瞬間を反復するがごとくに――。
…えーと、賢吾の帰還にしても、まあ視聴者を寂しい気持ちのままで終了させないという「フォーゼ」らしい前向きな良さは凄く出てたと思うんですよ。ただ、それで「宇宙との架け橋」という賢吾の使命があっさり解消されちゃったのはどうかと…。

まあ新生「宇宙仮面ライダー部」の新たな目標が、賢吾の使命を全員で共有して、自分たちの力でプレゼンターに会いに――宇宙中のみんなと友達になりに行くというのになって、そんなポジティヴな未来への希望感は、「フォーゼ」の企画段階からであろう番組の使命としての「みんなを元気にするライダー」を存分に全うしたものと思います。
最終回を迎えても、予告されている次なるフォーゼの活躍は年末のMOVIE大戦。まがりなりにも3年生として卒業を控えた時期となっても、弦太朗はやっぱり誰とでも友達になることを目指し、そして、ライダー部の仲間と共に宇宙を目指しているんだろうなあ。そんなどこまでも前だけを向いた弦太朗に、再び会えること楽しみにしてますです。
テレビを通した、視聴者の一方的な思い入れとしても、自分もまた弦太朗の友達になれて良かった。

ラビットハッチという、みんなの夢の在り処は失われたとしても、宇宙に直接繋がる青空の下は何処だって宇宙仮面ライダー部の部室。そして見上げる青空の彼方には、まだ見ぬ、大勢の宇宙の友達が待っている。
銀河の渦は大きすぎるまでの友情の輪。宇宙仮面ライダー部が、その大きな輪のすべてを巡るその日を夢見て――。
スポンサーサイト

仮面ライダーフォーゼ 第47話「親・友・別・離」

 2012-08-25
友よ、羽ばたけ! 俺達の友情の想いを宇宙中に広げるために。
選ばれし者よ、その道を譲れ! 自分の昔からの大いなる夢のために! 銀河消滅!?

1969年7月、人類が初めて月にその足跡を刻んだ日に宇宙からの…プレゼンターからの声を聞いた鶴見辰吾少年。なんとも情緒的なシーンというか、そりゃ鶴見辰吾だってプレゼンターとの出会いに運命を見出す人生を歩んでいくわなあ。
12個のホロスコープススイッチは揃ったものの、コアスイッチである賢吾の存在の影響で宇宙への扉であるダークネヴュラを塞がれてしまった壮年鶴見辰吾。幼い日の宇宙からの声に導かれ、他者を裏切りその命を奪うことも厭わずに「自身がプレゼンターと出会う」ことに捧げてきた人生。最後の一歩というところでのつまづきに怒り心頭。
怒りのあまり超新星に覚醒というか、超新星化した射手座サジタリウス・ゾディアーツの姿がいかにも怪人然した有機的ラインからライダーに酷似した硬質なライン(ライダーの意匠たる複眼まである)に変化したというのは、フォーゼを開発した風間トオルと鶴見辰吾が共同研究者だったという設定に何気にリンクする部分を感じてしまうところ。

前回、コアスイッチの謎パワーに覚醒した賢吾、自らがコアスイッチそのもの――プレゼンターによる宇宙の異文明情報収集端末としてばら撒かれたシステムにて実体化した「地球人のサンプル」であることを告白。そして、コアスイッチの研究者として賢吾の父親という立場になった風間トオルが造り上げたワープ航法による外宇宙移動機器「フォーゼドライバー」は、まさに賢吾がプレゼンターの元に帰還するための宇宙船にして地球文明の象徴。
旅立ちを控え、自身の身辺を整理し、弦太朗にフォーゼドライバーの返却を迫る賢吾。
コアチャイルドとしての使命に覚醒し、感情は捨てたとうそぶく賢吾ながら…その賢吾の最大の親友であった弦太朗が、賢吾の真意に――使命の辛さに対する精一杯の虚勢に気付かない訳がない。
やっと、ライダー部の仲間たちと別れたくないという本音を吐き出し、自身の重い運命に涙する賢吾と、同じく泣きながらも精一杯賢吾を励まし、ライダー部の代表として、自分たちと共に培ってきた友情をプレゼンターの元に持って行けと檄を飛ばす弦太朗。

1年間、出会ってきた多くの「友達」のために涙してきた弦太朗。転校してきて真っ先に友達になることを宣言した相手である賢吾のために流す涙もまた、今までの友達へのものと変わらない、重く、清らかに、誰の胸にも届く尊いもの。
宇宙へ還る運命にあった賢吾が、宇宙へと持っていく――どんなに遙かな距離を隔てた異なる文明、異なる知性とも、命ある者同士は必ず手を取り合えるという確かな証。
弦太朗と賢吾の、二人の涙ながらの別離が役者の本心からだったと言われても信じられる場面というか…。「俺たちも、自分たちの力で必ずお前に会いに行く」という弦太朗からの約束こそこの物語の頂点。
「仮面ライダーフォーゼ」という番組の、1年間の集大成として、視聴者としても否応なしに涙腺滲ませたところであります。

そして、自身の最後の障壁である賢吾を抹殺すべく、遂にラビットハッチを強襲する鶴見辰吾――! ラビットハッチの自動ドアが開き、獅子座横山一敏さんが姿を現す絶望感。嗚呼、それでも最終編2話が坂本浩一監督だけあって、やっぱり流星VS横山一敏さんのガチバトル凄ぇ!
何気に生徒のために身体を張ったアンガールズ田中先生、ボロボロになりつつ弦太朗にライダー部の危機を知らせるという男気を見せて出番終了。ホントお笑い担当として番組に招聘されたはずなのに、最後に格好いい役を与えられたよなあ。番組開始当初我が身大事の権化だったアンガールズ田中先生もまた、弦太朗と接して大きく変わることの出来た「友達」のひとりであります。
炎に包まれたラビットハッチにて、遂に対峙する賢吾と鶴見辰吾――最初から道を約束されていた者と、その道に乗るために“道を踏み外してしまった”者。
醜悪なまでに賢吾の持つプレゼンターに会いに行く資格を奪おうと足掻く鶴見辰吾ながら、もはやゾディアーツごときでは覚醒したコアチャイルドは止められない。賢吾に手も足も出ないまま吹っ飛ばされてしまうサジタリウスとレオ。このシーンに至って露になってしまう、尊大であったはずの鶴見辰吾の器が、自分自身を満たすのに精一杯な張りぼてに過ぎなかったこと…。
そして、弦太朗の手から、まさに賢吾へと手渡されるフォーゼドライバー。最後に交わされる握手は、再会を誓う永遠の約束。
フォーゼドライバーを身に付け、月面からまさに宇宙に旅立とうという賢吾。その賢吾へと炸裂する、サジタリウスの執念の攻撃と、その手中にて砕かれるコアスイッチ…“賢吾”という個もまた、その姿を維持できずに消滅する。

最後の最後で、何たる絶望的な画。最終回への引きとしては実に完璧な展開を用意したというか、ただ、実は「パートナーとの別れ」というラストが3年連続で続いてしまったというのもあって…。その辺の無慈悲なツっ込みに対して、番組は果たしていかなる結末を示すか。
次回、最終回。友情は頂点(てっぺん)に至るか――?

仮面ライダーフォーゼ  第46話「孤・高・射・手」

 2012-08-18
渦巻く策謀と裏切りが宇宙への扉を開き、
そして、偉大な叡智からの最初の贈り物が姿を現す。両極磁流!

橘さん校長…やっぱり地獄大使閣下と同じく忠義の人だったんだね! 痛快なまでにいやむしろ清々しく弦太朗を裏切り、最後には鶴見辰吾理事長を庇っての最期があまりにイケメン過ぎる…。ええ理想としては、ライダーとの一騎打ちの末敗れ、「おのれライダー、必ず甦って貴様を倒してやる…ゾディアーツ軍団、万歳ーーーっ!」って爆発してくれればもう喝采だった。
思えば初登場からやたらと美味しいキャラを貫いてきた人だったというか。もはや伝説となった蟹座との漫才とかところどころで見せる可愛らしくもあるヘタレさとか、気がつきゃ本当に地獄大使閣下並みに悪役ながらもどこか愛される名幹部だったわなあ。
「フォーゼ」という番組が終わっても、間違いなくもっとも記憶に残る幹部足りえるんでしょうねえ…さらば橘さん校長!

そういうわけで、先人、地獄大使閣下に倣ってライダー部を完全に信用させての橘さん校長オンドゥルルラギッタンディスカ大作戦。
最終回まで後3回というというところで、初めてというか思い出したように明かされる、ホロスコープススイッチがライダーの腕力を持ってしても破壊できない事実。これでやっと、これまで数少ないながらもホロスコープススイッチを処分する機会あったじゃねえかというツッ込みをブロック。そして魚座ピスケスのスイッチは、資格者である蘭が自らの意思で押さない限り完全に覚醒しないというこれまた取ってつけた設定ゆえのめっちゃ回りくどい作戦。
何気に、今まで鶴見辰吾が幹部集めるのに使っていた部屋もラビットハッチへの扉同様空間を歪めて出入りしていたことが明らかになったというか、つか双子座ジェミニゾディアーツの分身爆弾、まだひとり残っていたのが驚愕というよりむしろナチュラルに吹いたわw 今回、何気についにゾディアーツのアジトに潜入→爆破(アジト放棄)と、なんだかな、校長の退陣劇まで含めてやたらと昭和ライダーの脚本上の不文律が踏襲されてる件。今回の脚本、実は生き返った伊上勝じゃないの?

蘭とダブルライダーを引き離す罠にまんまと嵌り、前回に続いて最強クラス戦闘員の足止めを喰らってしまうフォーゼとメテオ。玩具の仕様上ではエレキスイッチトファイヤースイッチのみなれど、何気にフォーゼのアストロスイッチの能力を引き出せるあたりはメテオドライバーもかなり便利な変身ベルト。たぶん今回が最後の出番かもしれないマグネットステイツと、分割したマグフォン(マグネットスイッチ)を分けてのダブル超磁力攻撃。
かつて、弦太朗と賢吾の仲違いの原因となりつつ、流星が二人を和解させる形で完成させたマグネットスイッチが今まさに流星の手に託される…最終回間際ともあって感慨深いな。

そして校長の作戦は達成され、遂に覚醒するピスケススイッチ…揃ってしまう12個のホロスコープススイッチ。巨大ダークネヴュラを発生させ、日本壊滅を引き起こして宇宙に旅立とうとする鶴見辰吾理事長――射手座サジタリウスゾディアーツと、そこに現れ、前回の江本教授の部屋から見つけたKENGOメモリの中身から、サジタリウスの弱点が、まさにこの旅立ちの瞬間、攻撃能力が失われてしまうことを叫ぶ賢吾。
嗚呼…鶴見辰吾理事長に協力してスイッチを集める一方で、フォーゼとメテオそれぞれ用意していた江本教授の壮大な計画もまた遂に明かされる…。ここで弦太朗と握手する江本教授のイメージカットでも挿入されればちょっと感動的だったものを。
千載一遇、最初にして最後のチャンスを得てサジタリウスに斬りかかるフォーゼながら…そのサジタリウスを庇い、最後まで、大恩ある理事長に忠義を貫き、深遠の闇に散る天秤座リブラゾディアーツ――橘さん校長。

その最期は、弦太朗から――ライダー部からすれば、最後に命懸けで“友達”を守った誇るべき尊い行為。だが、当のサジタリウスの口から発せられるのは、自身の配下が自身を守るのは当然という傲慢さ。その言葉に、誰よりも激昂する…弦太朗との出会いを通して、誰よりも“友達”の尊さを学んだ賢吾と、そして賢吾の感情の高ぶりに呼応するように――やはり、賢吾の体内からその存在を現すコアスイッチ。
いよいよ最後の伏線たるコアスイッチの謎も明らかになるということで、本当、1年間見続けてきた物語も終わるのだなあという感慨が染みるですよ。
予告で示されるは切ない別れの予感、ついに仮面ライダーフォーゼ、最終章。

仮面ライダーフォーゼ  第45話「天・秤・離・反」

 2012-08-11
迫る約束の日と運命のタイムリミット!
焦燥が最後のスイッチの覚醒を促し、敵もまた正体を現す。銀河混沌!

読めた! 今回次回、たぶん地獄大使の最終決戦エピソードのパターンだ! 橘さん校長、次回、ギリギリのところで魚座のスイッチ取り上げて「これですべてのホロスコープスイッチが揃ったぞ!」っつって鶴見辰吾理事長に献上するに違いない。てかそんな橘さん校長が凄く見たい。

賢吾の誕生日を機に、いよいよ(てかやっと)物語に関わってくるコアスイッチの伏線と決戦の予感。
夏休みなのに学食で執り行われる賢吾の誕生日パーティーと、その場に居合わせた鶴見辰吾理事長とライダー部の交流。生徒思いな一面を見せつつ、例によってダチになろうとする弦太朗に対しては「世の中には友達を必要としない人間もいる」と拒絶。
なんだかな、劇場版での意外な活躍といい、この時点で鶴見辰吾の顛末を垣間見てしまった気がするんだ。ええ、弦太朗がダチになろうとした人間と、必ず友達になった的に考えて。

そして橘さん校長まさかのきれいな橘さん化。今回、本人の口から堂々とライダー部に語られる動機は、12個のスイッチが揃えば自分が用済みになることと「わが身のためならなんでもする!」という最低な理由ながら(笑)、ついに判明してしまった魚座ピスケスの候補者を守るために、今回やたらとヒーローばりに大活躍。
魚座ピスケスの候補者だったのは、元蝿座の新入生ハルと共に、ライダー部の仮入部部員扱いである蘭。てか、最終回間際になって存在思い出してもらえてよかったなあ…映画でも(ちょっとだけ)活躍してるけど。
鶴見辰吾の元を裏切り、蘭を守るために自らの正体も明かし、ゾディアーツスイッチの秘密と首領たる鶴見辰吾の名前も明かす橘さん校長。鶴見辰吾が12個のスイッチを集める目的は、スイッチの力で宇宙の門であるダークネヴュラを開き、自らが宇宙の創造主・プレゼンターの元に赴くこと。ただし、その深宇宙に至るダークネヴュラ開放の衝撃は日本を崩壊させてしまう。
大規模破壊の阻止という明確な目的が加わったあたりも、番組がラス4話というクライマックスに対して緊張感をもたらす良い効果。ええ、せっかく校長から取り上げた天秤座スイッチをその場で破壊するなりラビットハッチに持ってって地球から引き離しておくなりしていれば…(その詰めの甘さにツっ込み入れるのは野暮)。

蘭は美羽の自宅に匿われるものの、なんかドクター真木の屋敷くさいなと思ったら本当にあっさり獅子座横山一敏さん強襲してきてどうしたもんだか。
フォーゼとメテオはレオ・ゾディアーツの差し向けた最強戦闘員に苦戦。つか、背中合わせに互いの必殺技を放つコズミックステイツとメテオストームって画がやたらかっこいいですよ。
一方、橘さん校長も蘭を狙うレオに対し、高所から生身で「ハアッ!」とフライングボディーアタック! 嗚呼、本当に今回は橘さんが橘さんとして輝いている回だ…誰か早く橘さんにギャレンバックルを渡すんだ!
その、かつての事件の原因ともなってしまった強い正義感ゆえに、橘さんの危機を見過ごせず、とうとう魚座ピスケスのスイッチを押してしまう蘭…!

かつて、賢吾の父(風間トオル)が月面にて発見し鶴見辰吾がそれこそ血眼となって探すプレゼンターからの贈り物・コアスイッチ。
最近忘れられていたのにここぞの賢吾の身体を苛んでくる病弱設定と、そして故・江本教授の部屋から発見される「KENGO」の名のラベルが貼られたメモリ。
いよいよ次回あたりでやっと賢吾関連の伏線は回収されるかなあ。そして、遂に魚座スイッチが覚醒したその機を見計らったかのように、ゾディアーツの首領としてライダー部の前に堂々と姿を現す鶴見辰吾…。
その、もはや人間の常識の枠を超越してしまった思想と存在感に言葉を失うしかないフォーゼというか、いやあ、劇中初対面の人間ほぼすべてを魅了してきた人物像としてこのカリスマ性はヤバいなあ。改めて、インテリヤクザな雰囲気満々だったはずの鶴見辰吾という役者の凄みを思い知らされるというか。
いよいよ最終決戦間近。本当、弦太朗の培った「友情」が、劇場版の大仕掛けに対してテレビではどう結実するかなあ。あと3回。

仮面ライダーフォーゼ アストロスイッチEX フュージョンスイッチ スペシャルセット仮面ライダーフォーゼ アストロスイッチEX フュージョンスイッチ スペシャルセット
(2012/08/11)
バンダイ

商品詳細を見る

仮面ライダーフォーゼ 第44話「星・運・儀・式 」

 2012-08-03
消える! 消える!「私」が消える!
存在を繋ぎ止める思い出は何よりも絆深く。四段直撃!

流星、またしても爆発して入院! つかホントこいつ、正式にライダー部の一員(明確なフォーゼの味方)化したとたんに扱いが仮面ライダーアクセルと変わらなくなってきました(汗)。全身黒焦げになりながらも「危なかったな、弦太朗…」と弦太朗の無事に安堵する流星というか、いやお前の命の灯火のほうが危ないよ。

偽者のユウキに怒り心頭のライダー部と、その偽者に我が物顔で自宅まで踏み荒らされ(しかも本人が本人の証である顔まで奪われ!)、もはや完全に行き場のないユウキ。なお恐ろしいのは、顔を奪われたばかりでなく、言葉で自身を証明するための記憶まで失い始めているということで…。
前回の感想で書いたドラえもんの影切りばさみの回、あれもだんだん影のほうが自我と実体を持っていくにつれ本体の存在が薄らいでいくという非常に怖い回。いえ正直、冗談半分的にユウキのパパであるドクター真木にゾディアーツスイッチ握らせ、偽ユウキを捕まえてもらうというオチになるんじゃないかとか思ってました(苦笑)。

顔を奪われてしまったユウキ、偽者と取っ組み合いの末にスイッチを奪うもそこへタイミング悪くライダー部とバッタリ。本人を偽者と誤認し、集団で偽者扱いがなんていじめかっこ悪いの図(冗談抜きで、例の事件のせいでまたこの手の子供番組の表現が規制されそうな気が凄くする…)。混乱したままスイッチを押してしまい、双子座ジェミニに変身してしまうユウキに対し、今回のフォーゼは弦太朗の怒りがモロに反映されたかの凶悪装備…。右手にクロー、左手にシザース、右足にチェーンソー、左足にスパイク…ガチで殺る気まんまん状態じゃないですかー(こえぇ)!
ガチぬっ殺される寸前の本物ユウキを、彼女が本人と気付く賢吾がさすがの古参参謀。状況を憎ったらしく残念がり嘲笑する偽ユウキというか、もはやユウキを救う手段は、幼なじみとして弦太朗が過去にユウキと交わした約束を思い出すのみ…。
ヒロインを救う手段が、主人公との幼い頃の約束というのはあまりにベタと言えばベタながら、そんな定石――どこかで視聴者に「安心」と「希望」を与えるのが似合うのが「仮面ライダー」という、どんな人間の憧憬にも訴えかけるヒーロー。

鶴見辰吾理事長と偽ユウキに捕らえられ、「宇宙の声を聞いた」という共通の体験を持つこの二人のホロスコープスの、新たな宇宙の扉を開く生贄へとされかかる本物ユウキ。
いえまあ、劇中でも一応言及があったけど、本物に対する偽者というよりは光と影、陰と陽の関係ではあるんだよなあ。だからこそ、二人に分かれた分身のうち、鶴見辰吾――射手座サジタリウスにとって都合がいいのは、自身の欲望に忠実である「影」のほうのユウキであるわけで。
だけど、ライダー部にとって仲間であるのはあくまで、今、存在が曖昧になって消えかかっている「光」のほうのユウキ。そのユウキに、確固たる自我と存在を取り戻させる、弦太朗が遂に思い出した幼い日の自分とユウキの約束の象徴――。

つか八名信夫じいちゃん、せっかくの再登場の出番が弦太朗の家捜しのせいで叩き起こされるだけかい(泣)! 大切なものは神棚に大切に保管しておくのが日本人の精神的美徳。大切にしすぎて記憶の奥底にしまいすぎて引き出せなくなってしまっていたのが、今回の弦太朗の最大の愚行。謝罪の末に、その罪悪を償って余りある、消滅の直前から救出される…皆が愛した、いつも、自身の夢に向かって眩しくあり続け、ライダー部のムードメーカーとして部内を明るく照らし続けた「光」のほうのユウキ。

残るは、逆に存在が希薄化し始めた「影」のほう――双子座ジェミニとの決着のみ。つか、ここで発生してしまう謎の賢吾バリアー…予告がなかったら、実は賢吾が魚座なんじゃね? って思ってしまうとこだったわ。ああ、そういやもうひとつ賢吾がらみで忘れかけてた伏線あったね…鶴見辰吾も探しているスイッチ…。
玩具的仕様として遂に果たされるバリズンソード+ストームスイッチ。この仕様の宣伝のためいやあくまで友達のため、怪我を圧してこの場にストームスイッチを持って駆けつける流星がさすが誰より友情に熱い(誤字にあらず)男。そうだねストームスイッチについてるストームトッパーって、エネルギーを吸収するベイブレードだったんだよね。もはや単に便利なベイブレードってだけの認識だったわ。
大逆転の末に勝利するライダー部ながら、すべてのホロスコープスのスイッチを覚醒させるという鶴見辰吾の野望に際してはなんの歯止めもなし。そして、残るはうお座ピスケスのスイッチのみ。ええ鶴見辰吾に必要なのが十二使徒でなくそのスイッチのみと知った時点で、残り最後のスイッチの発見=自身が用済みであることを敏感に悟ってしまっている橘さん校長…。

ごめん弦太朗とユウキの約束の象徴が「宇宙行きチケット」と判った時点で「またふたつのスピカネタかよ!」って思ってしまった(汗)。改めて、弦太朗との絆としてばかりでなく、ライダー部の絆そのものの象徴としてライダー部員全員に配られるユウキの宇宙行きチケット。てか、友子によって流星のチケットがペアチケットにされてたあたり…流星もう逃げられねえ!
早くも予告で明かされてしまう最後のホロスコープス・魚座ピスケスの正体というか、実は今回、一番熱かったのが橘さん校長最後(?)の大暴れを報じたこの予告だったわw 橘さん校長、生きて最終回を迎えられないこと確定なか?? ある意味、出てくるだけで画面を盛り上げてくれるキャラだっただけに、本気で生き残ってほしいんだがなあ…。

仮面ライダーフォーゼ 第43話「双・子・明・暗」

 2012-07-15
果たすべき夢を目前に、二つに引き裂かれる魂。
光は闇に戸惑い、闇は光を侵食していく。捕縛発射!

ユウキ、実は双子座ジェミニの星座を持っていたことが判明。宇宙飛行士選抜試験の際、橘さん校長のラプラスの瞳を持ってしても見抜くことが出来なかったというのは星座覚醒が遅かったのか単に橘さん校長の目が曇りすぎてるだけか。
ユウキが星座の持ち主だったことを鶴見辰吾理事長が気付くきっかけは、ユウキが幼い頃、宇宙からの声を聞いたという彼女自身の思い出話。ラスト間際になって思い出したようにメインヒロインっぽい設定に目覚めるユウキというか、まだ未解決の伏線もあるのにまた新たな伏線張ってどうするというか。

校長そして獅子座横山一敏さんに無理やり黒くて硬いスイッチを握らされ、双子座の星の元に二人に分裂してしまうユウキ。顔が白いマスク(怖っ!)のままの分身ユウキ、本人の本音の赴くままに学校中で悪事開始。当然のごとく悪事の犯人として疑われる本物というか、こういうとき、一番ユウキの味方であるはずの弦太朗まで分身の悪事を目撃していたために疑念を捨てきれないというのが、むしろユウキ本人からの信頼も失うって展開辛すぎ。あと、なにやらユウキと交わしていたはずの約束まで忘れてるしと、今回は弦太朗の、抜けている部分ゆえの苛つく展開が目立つなあ。
分身ユウキのせいでついに美羽まで危険に晒され、そしてついに弦太朗たちの前でゾディアーツ怪人へと変身を遂げる分身ユウキ。双子座ジェミニゾディアーツの武器は、自由に爆発のタイミングを操れるカード爆弾。さらに道化的なトリッキーにして機敏な動きと、本当にユウキが変身したのかという弦太朗の疑念もあいまって異常に厄介な敵。

疑われ、傷心のままに帰宅するユウキ。エキセントリックな門構えながらも意外と立派なユウキんちというか、間違いなくユウキの親らしいエキセントリックな父ちゃん…ドクター真木じゃねえか! うわ肉体までグリード化して最終的に木っ端微塵になったはずなのに、生き残って家庭に戻っていたんだなあ…。自宅をクスクシエ化してしまったあたり、まだグリード化してた頃の悪影響が頭に残っちゃってるんだろうか?
そして、自室にて待ち受ける分身という衝撃と、やがては自分が本物と取って代わるという恐怖の宣告…。うわ今回、普通に怖くて泣いちゃったチビっ子視聴者が全国で大量発生!

ユウキの偽者の存在を確信し、ユウキ宅へ押しかける弦太朗たち。てか弦太朗、もう娘の友達として母ちゃん公認なのな(笑)。分身ユウキの存在を目の当たりに、弦太朗と流星、今回もダブル変身! 今回、なんか久々にコズミックステイツによるスイッチ重ねがけはランチャー+ネット。むしろ普通に怪人を捕らえるのに便利だったというか、そこに、姿を現す…射手座サジタリウス!
そしてサジタリウスが宣告する、あと12時間もすれば、分身と本物が完全に入れ替わってしまうという残酷な事実…。その宣告を裏付けるかのように、本物のユウキの顔を覆う、分身のものだったはずの白いマスク――!

ドラえもんでも影切りばさみとかの話であったと思うけど、自分の存在が偽者に取って代わられる恐怖と絶望を、むしろ予告が思い知らせているというのが怖すぎるわ。
メテオはまたも爆発に巻き込まれて次回にヒキというか、なんか流星、正体バレ以降は病院の世話になる展開が増えてきたなあ(苦笑)。八名信夫じいちゃんの再登場が実は次回一番楽しみだったり。

仮面ライダーフォーゼ 第42話「射・手・君・臨」

 2012-07-14
かつて、力を求めるあまり友情を裏切った男。
そしてその後悔を救うのもまた友情と絆。友情螺旋!

乙女座ヴァルゴ=江本教授退場。考えてみりゃ仮の姿であるヴァルゴや仮面のタチバナさんに比べて、素顔での出番は圧倒的に少ない人だったんだよなあ。
流星そして友子がダークネヴュラに飛ばされ、他の部員たちとも分断されて遂に弦太朗と賢吾の二人だけになってしまったライダー部。ライダー部を離れた美羽やユウキたちを笑顔でフォローする弦太朗というか、ああ、この笑顔はやっぱり裏切れないわなあ…。
自分たちのフォロワーでもあったタチバナさんに裏切られた形の弦太朗ながら、ストームスイッチ付属のベイブレード・ストームトッパーがメテオが消えても回転し続けていることから、流星たちの生存――タチバナさんが流星たちを殺していないことを確信する弦太朗。タチバナさんの真意を確認する方法はただひとつ、再びタチバナさんの特訓に身を投じ、タチバナさんと腹を割って話し合うのみ。
流石に制止しつつも、最終的には弦太朗に「地獄の果てまで付き合うぜ」と言ってのける賢吾が熱くなったなあ。たったひとり、悲壮な覚悟でゾディアーツとの戦いを開始したはずの賢吾もまた、弦太朗にいい影響をもらったのですよ。「決してひとりでは戦えない、仲間がいるから戦える」というね。

再びタチバナ=ヴァルゴとのもはや死闘と呼んで差し支えない特訓。かつて、友を裏切ったことでゾディアーツという強大な力を手に入れたヴァルゴ。だがその過去を後悔するがゆえに、その目的は――野望を膨らませ続ける盟友・鶴見辰吾を止めること。そしてそれができる希望はフォーゼの究極の姿・コズミックステイツ。自分と同じように、非情に手に入れた、甘さなどない力で。
そしてついに、ヴァルゴの目前にて、ヴァルゴの望んだとおり――ただひとりでコズミックステイツへと姿を変えるフォーゼ。だが、コズミックは決して「ヴァルゴの望む力」ではない。あくまで、ライダー部員たちとの友情と絆が結集した力。
それを裏付けるように、その場に駆けつけてくるユウキはじめライダー部員たち。

強制でも、服従でも、義務でもない。ライダー部の仲間たちが弦太朗の元に駆けつける――コズミックステイツへの変身を可能にするのは、あくまで純然たる弦太朗への友情。一本気な馬鹿で、よく笑って、そしてすぐに泣く弦太朗を知ってるからこそ、そんな弦太朗の力になりたい――友達になりたいという純粋な願い。
今回が最終決戦前のライダー部意識再確認編として前回、ある意味コズミックよりも先にライダー部の友情が生み出したとも言えるロケットステイツを再登場させたのがなんだか象徴的だなあ。あくまでフォーゼは、友情が繋がり続ける限りどこまでだって強くなれるライダーという魅せ方にグッと来ますですよ。

自身の敗北を素直に認め、メテオと友子を現世に呼び戻すと共に、遂に弦太朗たちの前で仮面を取るタチバナさん…江本教授。
弦太朗が理解した、江本教授の真意…本人さえ言葉に出来なかった本当の気持ちは「一緒に戦ってくれる仲間がほしかった」こと。最終的に、弦太朗にどんなことがあっても友達を守ってくれと願いを託す江本教授と、その江本教授と、ダチになった印と握手を交わす弦太朗。そしてその江本教授を、裏切り者として貫く鶴見辰吾理事長――射手座サジタリウス・ゾディアーツの矢…!

画面的に、ついに果たされることとなる弦太朗と流星待望のダブル変身という画ながら、ラスボス(?)の風格にて、ダブルライダーを圧倒するサジタリウス。「W」のテラー・ドーパントが接触した相手に抗えない恐怖心を植え付けるという形で君臨していたのを思い起こすに、圧倒的実力で最強フォームのライダー二人を手玉に取るという射手座が半端なく凄い。
そして、負傷しつつも賢吾と共に逃亡した江本教授が、父親の死にまつわる謝罪とその秘密を賢吾に告げようとしたまさにその時、裏切り者である江本を抹殺するべくその場に現れる獅子座と天秤座…!

まったく歯が立たず、余裕で立ち去る射手座の背中を見送るしかないダブルライダーと、賢吾は逃がしたものの自らは遂に幹部二人の(主に獅子座ひとりの)手にかかって絶命する江本教授。雨に打たれ、「最後に、友達が…」の呟きがあまりに泣けるなあ…この人もまた、弦太朗の友達になったひとりとして。
月にて江本教授に友達を守り抜くことを誓う弦太朗。鶴見辰吾理事長そして賢吾の父ちゃん(風間トオル)と友達同士であり、そして、賢吾の父親に対するコンプレックスから鶴見辰吾と結託して賢吾の父親を亡き者とした江本教授。本人が友情や他者との馴れ合いを否定していたのはその過去の後悔ゆえなんだろうけど、鶴見辰吾にとっても、ずっと“友達”だったんだろうなというのを匂わせる演出が切ないですよ。
次回、話数的にも最後のユウキ編? 映画が来月公開ということでその宣伝映像も目立ってきたけど、何よりネットムービーの宣伝でフォーゼとギャレン(橘さん校長)の握手に激しく吹いた。そうか、橘さん校長やっとライダーに戻ってくれるのかwww ホントこの人だけは最後まで生き残ってほしいわwww

仮面ライダーフォーゼ 第41話「部・活・崩・壊」

 2012-07-11
11121402.jpg

その何者にも真意を見せない三つの顔が問う。
選ぶべきは友情か非情か? 推力全開!

前回で衝撃的な正体を見せた江本教授ながら、今回の終盤で…えーっ!? 以前の感想で「仮面のタチバナさんの正体が~番組見るの投げる」とか言っちゃってた自分なんかどーすりゃええのん? とりあえず腹立つぐらい先が気になるようになったので継続して見続ける。前言撤回!

初めて、いつもの理事長室にて乙女座ヴァルゴからその素顔を露にする江本教授ながら、橘さん校長の「知らなかった」に素で笑ったw 案の定、フォーゼとメテオの存在をゾディアーツスイッチを育てるためのていのいい道具程度にしか思っていなかった鶴見辰吾理事長ながら、そのフォーゼたちをバックアップする存在は知らぬまま。
番組開始以来初めて、自身のスイッチである射手座サジタリウスのスイッチを押し、そのゾディアーツの王たる自身の姿を誇示する鶴見辰吾というか、いよいよラスボス怪人がその姿を現したということで…嗚呼、本当に番組ももう終盤に突入してしまったのだなあ。

行方不明になった友子の身を案じるライダー部と、その友子がダークネヴュラ送りにされたことを告げ、今度はライダー部全員が標的になると警告する仮面のタチバナさん。
果たしてその警告どおり、ライダー部全員を標的に定めて次々と襲撃する江本教授=ヴァルゴ。大文字さんのシャワーシーンが日曜の朝からなんたる視聴者プレゼントというか(笑)、そのヴァルゴのためにライダー部脱落を余儀なくされる美羽、大文字さん、ユウキそしてJK。
友達を人質にされてしまった美羽と、その美羽が狙われる危険を看過できない大文字さんはともかく、JKが無責任っぷりを装ってライダー部を抜けるのは、一番戦力にならない自分が逆に弦太朗たちの足を引っ張る枷や人質になってしまうことを恐れてのことなんだろうね。
今回、自分もまた戦力にならないことを自覚した上で弦太朗たちにハッパをかけ、JKのフォローを努めるアンガールズ田中先生が番組始まって以来のナイスガイっぷり。つか、JKにさえ見下されてるあたりいつものスベリ担当で安心したw

橘さん校長が今回もまた獅子座横山一敏さんにいらん喧嘩売って逆にボコられてる頃(校長の裏切りフラグが立ったというか…いやどう考えても校長が鶴見辰吾を出し抜ける気がしねえ/笑)、ついに、初めてライダー部部室であるラビットハッチにその姿を見せる仮面のタチバナさん。
ライダー部がサブタイ通りの崩壊状態となり、もはや絆の力たるコズミックステイツの変身もままならない状況にて、タチバナさんが提案するのはここでまさかのライダーらしいといえばライダーらしい「特訓」。
ライダーで特訓と来たら、鉄球や岩石を相手に行うものというのが根付いてる昭和親父として、師匠的立場であるタチバナさん自らフォーゼの相手となり翻弄しつつ稽古をつけるというのは…これはむしろドラゴンボールっぽい画だねえ。
罠仕掛けたり衛星やメテオのマシン・メテオスターから攻撃したりダイザー引っ張り出してきたり自ら宙を舞ったりと、自身を翻弄するタチバナさんに対抗するため、かつての、自分の初恋の苦い思い出とその相手の名前を呟き…封印されていたロケットスイッチS-1を引っ張り出すフォーゼ。去年の暮れのMOVIE大戦から久々に、フラれ男の純情爆発フォーム・ロケットステイツ登場!
自由に天翔ける姿たるロケットステイツの飛翔感は、ホント見てて気持ちいいなあ。その猛烈な推進力で遂にタチバナさんを捕らえるフォーゼながらも、その時、賢吾が突如伝える特訓の中止。そして、賢吾によって正体が暴かれる…仮面のタチバナさん=乙女座ヴァルゴ! つまり必然的にその真の正体は…えぇえええーっ!?

いやあ…こうなると江本教授の真意が本当に判らなくなってきたな。鶴見辰吾の盟友として、共に賢吾の父親を裏切り月面にて手にかけ、一方で秘密主義の反ゾディアーツ同盟の盟主として流星をメテオとして手駒にしライダー部に力を貸す。
素直に考えれば、メテオやライダー部を利用して鶴見辰吾をも手にかけ自身がゾディアーツスイッチのすべてを手にするって野望の持ち主ということになるんだけど、毎度視聴者の予想をいい意味でひっくり返す番組として、果たして最終的な江本教授の目的は何か?
激昂したメテオさえも非情にダークネヴュラに叩き込むヴァルゴ。次回、ヴァルゴとの決戦として、ところでそろそろ…研究者である弦太朗の両親が事故死したって伏線のほうも…(ある意味、一番回収してほしい伏線)。

仮面ライダーフォーゼ 第40話「理・念・情・念」

 2012-07-03
その理想の正体は、まっすぐなまでの愛情のため。
頑なな理念が情に溶ける時、その情をも野望が引き裂く。銀河星嵐!

スイッチによる思想の暴走もあるとはいえ、牡牛座タウラスこと杉浦が頑ななまでに法度で生徒を縛り上げようとしていたのは、学校の自由な校風を盾に無法の限りを尽くした一部の生徒のために自分の想い人が怪我を負わされた為。
ぶっちゃけ、スイッチを手に入れた時点でそいつらに暴力的制裁を与えてそれで終了でよかったとも思うが、原因を作った馬鹿なDQNどもを更生(洗脳)だけで済ますというのは、そこまで番組の暴力描写的にNGってこたないよな? まあ杉浦の生真面目に過ぎる性格が、彼女が負傷させられたことでDQNどもへの怒りにとどまらず全校生徒を規律で縛り上げるところまでに飛び火して暴走した…ってことなんでしょうけど。

一方その杉浦、前回からのヒキでメテオとまさかのゴルフ勝負。てか、今回本気でメテオVSタウラスの非常識ゴルフ対決がエピソードの中心になると思い込んでいたので、ここまで話がやたら重くなりすぎてもはやゴルフ対決が本編から浮きまくっちゃってる件。
まるでゴルフ版アストロ球団のごとくのスーパーショット対決ながら、素人状態から徹夜で特訓した、森林破壊も辞さないメテオストーム必殺ショットでまさかの逆転勝利! てか、自分が負けた場合一方的に約束を反故にして逆にメテオを洗脳するタウラスの小物感最高すぎるw

一方、例によってライダー部員でありつつひとりフリーダムに行動していた友子、やっぱり生徒会に追いかけられるも、学園に招かれた例の大学教授のおかげで危機脱出。
非常にさえない風貌の大学教授――江本教授。
かつて、孤独感から月に自身のアイデンティティを求めていた友子と、日陰者的な立場の自身を月に例えて自嘲する江本教授。なにげに江本教授に共感を覚える友子というか、ああ…前回でちょっとだけ片鱗を覗かせたこの人のコンプレックスが実は相当深いものだったとは、京都編での初登場から誰が予想しえたことか。

めっちゃ小物というのが明らかになりつつ、杉浦の現在の理念は、負傷し入院した前生徒会長――杉浦の想い人その人が元々目指していたもの。“正義”の名を借りた個人的感情の暴走だとしたら、その頑なに凝り固まった理念を解きほぐせるのは、杉浦に薫陶を与えた当の本人だけ。
生徒会長自身の身体を張った説得に屈し、やっと素直に、自身の間違いも、彼女に対する想いも認める杉浦…。同時に解かれる全校生徒の洗脳というか、洗脳状態から脱したメテオが、ハネっ毛をユウキに引っ張られるシーンになんか和んだ(笑)。
杉浦と和解し、友情の握手を交わす弦太朗。やっと杉浦がスイッチを手放そうとしたそのとき、一堂の前に現れる乙女座ヴァルゴ。その直前に、偶然に、友子が見てしまったその正体は――江本教授!
怒り心頭でタウラスに変身し、挑みかかった杉浦を容易くダークネヴュラ送りにしてしまうヴァルゴ。そのヴァルゴに立ち向かうフォーゼとメテオ。
設定上、弦太朗と流星って現状敵を前にダブル変身って出来ないんだけど、あくまで「フォーゼとメテオ」としてなら、最強フォームへのダブル変身は可能。いやあ、やはりライダーのダブル変身というシチュエーションは問答無用で滾る。

今回、実は終盤に向けてのキーパーソンであることが改めて描かれたというのもあって、さすがにヴァルゴとの決着はなし。そのヴァルゴから雄弁に宣告される、ゾディアーツの目的が最終段階に入ったこと。
そして、鶴見辰吾理事長を前に…自らの存在を月に甘んじず、自身が手にかけた、賢吾の父親に代わって地球と称される座に着く野望を口にする江本教授。そのあくなき野望に向かって伸びる手が、ついに友子までも――!
まさかライダー部員のひとりがダークネヴュラ送りにされてしまうというのは、本気で予想もつかなかった展開…。次回以降、ライダー部が友子救出のために立ち上がるとして、ああ、なんか園ちゃん先生やら蟹座やらの再登場フラグが立った気がする。いよいよ終盤ということで、またまだ驚かされる展開が来そうだなあ。

仮面ライダーフォーゼ 第39話「学・園・法・度」

 2012-06-10
相反する行き過ぎる規律と野放図な自由。
強制に過ぎる掟が青春を侵食していく。鋸旋足撃!

前回にて賢吾、ユウキらとともに宇宙飛行士候補となった影薄い生徒会副会長杉浦、校長のラプラスの瞳を通して10人目のホロスコープス・牡牛座タウラスと判明し(やっと自分の誕生月の星座キタ)前回までとうってかわって濃い目に行動開始。
生徒会VS不良って画がまんま70年代学園漫画の世界でオラwktkしてきたぞ。第1話から弦太朗にブチのめされて以来、なにかと準レギュラー扱いだった番長が真っ先に生徒会に潰されてるというか、いやあ、この番長も番組の功労者のひとりとして、ぜひ役者インタビュー記事とか読んでみたいわw
生徒会が作った、生徒の自由を束縛する余りに厳しい法度に当然のことながら反感を覚える昭和の不良魂弦太朗、もちろん率先して杉浦の元へ抗議決行。

一方杉浦、ユウキ・賢吾と共に宇宙飛行士スペシャルコース授業へ。賢吾、ここで京都で会った父(風間トオル)と鶴見辰吾共通の友人であった大学教授と再会。鶴見辰吾を太陽、風間トオルを地球とするなら自分は月となにげに控えめかつ、暗い内面を覗かせる言葉を口にする教授。なんかここでこの教授が終盤のキーパーソンのフラグ立ったわ。「実は私が仮面のタチバナさんでした」なんつったら番組見るの投げ出すけど(笑)。
そしてその特別授業の間にJKを引き連れ弦太朗乱入。
もちろん生徒会長と不良の論議に妥協点がつくはずもなく、生徒会長VS弦太朗・JKの不良側得意種目勝負に。つかこの二人を巧みに自分のペースで勝負に乗せるあたりは杉浦、相当にしたたか。

負けたら法度に従うとの誓約書へのサインを経て勝負に挑む二人。JKの得意種目はブレイクダンス、弦太朗の得意種目は何かなと思ってたらダブルダッチ。つか、ああいう二人で縄を回す縄跳びのことをダブルダッチってのか。正直初めて知ったわ。
JK、弦太朗ともどうやらもともと役者の得意種目として、本人が普通にアクション演じてるあたりは何気に凄いな。つかJK、身軽という意味でも相当のアクション派だったんじゃねえか。その二人の得意種目を、あっさりとCG合成特撮を駆使して打ち破る杉浦(笑)。いかんもはや杉浦の技パートがギャグにしか見えねえ。
二人を正面から打ち負かし、そしてゾディアーツへと変身を遂げる杉浦。当然ながら変身して立ち向かう弦太朗ながらも、牡牛座タウラスの能力として、誓約書へのサインのために牡牛座に逆らうことが出来ない。こういうときメテオがいい助っ人というか、あくまで表面上「学外の存在」であるメテオとは勝負せずにその場を去る杉浦。ここでの杉浦の、同じ過ちは繰り返さないの台詞にハイ牡牛座編の伏線キタ。

身体が勝手に法度に逆らえなくなってしまったせいで、ついにリーゼント解除に制服着用となってしまう弦太朗の個性ナッシングな姿が(JKの黒髪メガネも相当なもんだが)w 嗚呼、弦太朗から主役オーラが消え失せてしまってるよw
身体は逆らえなくても心はもちろんフリーダムな弦太朗、杉浦の変貌の原因を探るべくJKともども自ら生徒会入り。法度に従わない生徒を取り締まる権力側に身を置いて、女子の声援で速攻生徒会として活躍するJKやるな。そうそうJKって元々こうしたねずみ男キャラ(笑)。
そして弦太朗、密かに杉浦のやり方に反感を抱く生徒会役員から、杉浦の黒幕に入院中の生徒会長の存在があることを聞き出しダッシュで病院へ。一方流星は、件の役員が牡牛座に洗脳され、コロッケのロボコップモノマネに走る様子を目撃…!

生徒会長の入院先の病院がやたら不気味な雰囲気というか、いやこの雰囲気作りはロケ先の病院に失礼だよ(苦笑)。そして弦太朗が出会う、この病院の放つダークオーラを一身で生み出している負傷した生徒会長…。
一方牡牛座対メテオ、メテオストームへのパワーアップを封じられてのピンチと、その場に何故か現れる乙女座ヴァルゴによる横入り。うぅむ、番組終盤に至っても未だ正体不明の存在として乙女座の真意は良く判らないなあ。メテオ、元より負けん気の強いキャラとして、牡牛座の得意種目であるゴルフで決着をつけるというまさかの視聴者唖然展開。
そういうことで来週はマヂでゴルフ中継です。でも流星は練習中なのでこっちの勝負は再来週になります(笑)。ああ再来週がやたら楽しみというか…イベントで上京する当日だよおい。

仮面ライダーフォーゼ 第38話「勝・者・決・定」

 2012-06-03
焦燥と慢心が隔てていた、自分によく似たあいつとの壁。
誤解という壁が砕かれたとき、自分とあいつは本当の友達になれる。鉄爪粉砕!

実は誤解だったとわかるユウキの卑劣な行為に怒り心頭、誰構わず当り散らししまいにゃ水瓶座アクエリアスに変身しての通り魔行為にまで及ぶエリーヌの精神状態がマヂヤバい。
これまでも、どんなに温厚で優秀な人間だろうと怒りや嫉妬心といった負の感情ばかりを増幅してきたゾディアーツスイッチ、「宇宙に行くための身体」という謳い文句に反して、人間が宇宙という過酷な環境の中で活動するための精神性からは程遠くさせてるよなあ…。
今回もスイッチは取り上げ使用者は適当にポイってオチが付くあたり、鶴見辰吾にとって必要なのは、自身の使徒たる人員でなく「ホロスコープスのスイッチを起動させること」にあったりするのか?

エリーヌの怒りを買ったロボット製作試験を経て、最終試験に残ったのは賢吾、エリーヌ、なんかよく知らんその他A、そしてユウキ――!
納得いかないエリーヌに対して、ユウキが不正など絶対していないことの証明を約束する弦太朗と、その弦太朗との約束を守ってエリーヌの正体を隠し、メテオとしてエリーヌの暴走を諌める流星。そうそう、メテオといったら土星カッターに木星パンチというか、あくまで弦太朗との約束のためにエリーヌの前に立ち塞がる流星もホント良キャラになったよなあ。DXメテオドライバー買ったのが、素直に良かったと思える好漢キャラ化は嬉しいですよ。

ユウキが何故最終試験に残ったのか、その理由を知るため…敵の首魁という正体を知らないとはいえ、初めて、鶴見辰吾理事長と直接対面を果たす弦太朗。
突然の弦太朗の無礼な願いごとにも、真摯に応対し便宜を図る鶴見辰吾の大物っぷりに弦太朗も感謝感激ながら、弦太朗のいつものフレンドリーさ(馴れ馴れしさ)に怒り心頭の獅子座横山一敏さん、ムキーッと嫉妬心丸出しで弦太朗を闇討ち! 本当、獅子座の怖さはその肉体派としての実力のみならず、鶴見辰吾への盲従妄信っぷりにもあるんだわなあ。

最終試験は大荷物担いで10キロの山道サバイバル。フードロイドを使ったライダー部の野次馬もとい監視にかかわらず、まんまとアクエリアスに変身しユウキを崖下に突き落として負傷させるエリーヌ容赦ねえというかフードロイド役にたたねえというか。
駆けつけた弦太朗によって解かれるエリーヌの誤解。ロボット製作試験中、ユウキに密かに渡されていた試験官側からの意地悪な命題と、その命題を守りつつ、エリーヌの――仲間のピンチを救っていたユウキ。試験官側がユウキを買ったのは、仲間のためなら自分が悪党の汚名を被るのもいとわない“覚悟”。エリーヌが、ユウキを評してもっとも足りないと思っていたもの――。

劇中、やたらお馬鹿キャラっぷりばかりがクローズアップされてきたユウキをきちんと宇宙飛行士にさせるために、スタッフ側がユウキに与えたのは、ある意味彼女が物語開始当初からずっと持っていたもの。ある意味無能ヒロイン(苦笑)っぷりが目立っていたユウキに、きちんと「宇宙を目指す者」というキャラクターとしての価値を与えたあたり、番組終盤を目前にいいところを持ってきたなあと。

反省と共にユウキに対する誤解を改め、アクエリアスの力でユウキの怪我を治し、揃ってゴールを迎える4人(賢吾の体力勝負に耐えられる訳ないはずの病弱設定は…まあいいか)。4人を待っていたのは、全員がともに宇宙を目指せる選抜試験全員合格という最高の結果。互いを認め合い、本当に友達になれるユウキとエレーヌ。
だが…尊敬する鶴見辰吾の前に立ち塞がる仮面ライダーである弦太朗に対し、ゾディアーツとして決着は着けなければならない。
互いに決して憎み合ってる訳ではない二人の雨中の決闘――。

ドラマチックなお膳立てを経て、フォーゼがアクエリアスの治癒能力を破るのは、両肩の水瓶が治癒能力の源と見抜いてのクロースイッチによる同時破壊。特に宇宙まで連れて行くことなく地上でケリがつけられるのは、アクエリアスが超新星にまで進化しなかったからエネルギー大爆発の心配がなかったからで、決して番組終盤になって予算を絞ってきたからじゃないぞたぶん(苦笑)!

スイッチから開放されつつも記憶を奪われ、ゾディアーツのことも弦太朗とユウキのことも忘れて「初めて」二人と対面し、すぐに、同じ宇宙を目指す者として友達になるエレーヌ。つか…記憶奪われたエレーヌの試験結果が覆ったりは特にしなかったのか。きっと最終回、ユウキと共に宇宙から地球を見つめるという再登場を果たしてくれるよな。
そして校長に発見された牡牛座タウラスゾディアーツは、今回同じく選抜試験に合格したその他Aの生徒。次回、ヤンキー漫画の華たるVS生徒会展開キターッ! 嗚呼弦太朗、衝撃のリーゼント崩し(笑)。

仮面ライダーフォーゼ 第37話「星・徒・選・抜」

 2012-05-27
目指す夢も覚悟もどこまでも同じはず。
ただ、誤解と相容れない感情がまた危機を引き起こす。旋風炎蹴!

今日び校長先生からの生徒への連絡はケータイに動画からというか、弦太朗の使ってるのがマグフォンじゃないあたりマグネットステイツの出番も販促も完全にオワタ。
そして学校行事としてついに開催される、「ふたつのスピカ」でもおなじみだった宇宙飛行士選抜試験! 今週も割りとあっさり正体が明らかになるホロスコープス・水瓶座アクエリアス=転校生女子エリーヌは、出会った瞬間に弦太朗と意気投合できるユウキ同様の宇宙少女。ただし、ユウキが宇宙バカなのに対して彼女が生真面目すぎるが故の今回の齟齬というか。

視聴者としてもまずここで絶対弦太朗がふるい落とされるはずだと思ってた筆記試験。本来不合格だったはずの弦太朗とユウキを合格に導いたのは、まさかの理事長考案による、運そして発想の転換が試されるボーナス問題。てか本編中さんざバカと描写されてきた二人として、この筆記試験を突破させることが今回脚本の三上陸にとっても大命題だっただろうなあ(笑)。
一次試験突破者の中に、しっかりいる元怪人だった天文部部長w いやあ、色々な意味でのこいつのインパクトは忘れがたいものがあるだけに、今回もうちょっと目立つ役でもよかったんだけどなあ。協調性をアピールするつもりで誰彼構わず女子選抜者をナンパしだすとか。

二次試験は、これまた「ふたつのスピカ」で見たことある閉鎖環境テスト。3日間ひたすら集団作業で千羽鶴を折る作業の終盤、試験として勃発する緊急事態にブチギレて「ホワッチャ!」と壊れる流星吹いた(笑)。大混乱のさなか、いつもの体調不良でぶっ倒れてしまう賢吾と突然の水瓶座アクエリアス出現! フォーゼ変身を隠すため、監視カメラへの友子の謎スキルによる折鶴手裏剣やたらすげえ!
フォーゼ変身! 隔壁をぶち破っての大騒ぎというか、これで試験が中止にならないあたりはいつもの番組の平常運転です。
アクエリアスの能力はバイオライダー化による治癒能力。いえ「星矢」のおかげで水瓶座といったら冷凍技と脳に焼き付いてしまっていたんでなんとなく意外。
賢吾を襲ったと思われていた攻撃は、実際は治癒効果。水瓶座=エリーヌの真意は、尊敬できる仲間と認めた賢吾を治すため。自らのゾディアーツ化に際しても「人間が宇宙で生きるための身体」と肯定的に捉えていたり、まっすぐなまでの宇宙を目指す信念も自らの能力を正しく使う意思も何も間違ってはいないんだけれど…ゾディアーツスイッチを手にした者として、やはり増幅されていた「父親の無念」というコンプレックスゆえの視野狭窄。

次なる試験はチームに分かれてのロボット製作。わざと足りない部品とか壊れた部品とか用意するのはこれもやっぱり「ふたつのスピカ」で見た気がする。
元のエリーヌのプランを変更し、ユウキ率先で作られたカメラのないロボットを魅せるための彼女のパフォーマンスもさることながら、相手チームのラグビーロボット大文字くんなんかええわ(笑)。トイザらスで2千円ぐらいで買えるなら欲しいレベル。

かつて、宇宙飛行士だった父親が宇宙への夢を同僚に足を引っ張られた。そのその悔しさゆえにがむしゃらに宇宙を目指したからこそ許せないユウキの卑怯な振る舞いに、怪人化して大暴れするエリーヌ。背中合わせに共闘するフォーゼとメテオがすっかりダブルライダーのチームワークというか、「ちょつと火を貸してくれ」と、ファイヤースイッチを借りての旋回火炎キックかっけぇ! すっかり腕のお飾り状態だったメテオギャラクシーにストームスイッチを装填してのリミットブレイクとか、メテオの活躍パートは流星の美味しいキャラもあいまってなんかwktkする。
エリーヌが明かした「ユウキの卑怯な振る舞い」に衝撃を受ける弦太朗。
今回、エリーヌの大暴れの原因となった…ユウキがカメラのパーツを隠したというのは、「壊れたカメラのパーツの存在で、仲間のテンションが下がるのを防ぐためだった」という意図でしたなんて次回で明かされますかね? 

仮面ライダーフォーゼ 第36話「本・気・伝・歌」

 2012-05-20
その心を揺らがせる、夢と絆の狭間の苦悩。
その魂に響くのは、俺とお前が歌う歌。捕音反響!

山羊座カプリコーンの発する音があらゆるスイッチに反応するというか、その能力で獅子座横山一敏さんが探そうとしていたのは、鶴見辰吾をも色めきだたせる、失われたはずの“コアスイッチ”の存在。
えーと、賢吾が最初にラビットハッチに入るために何者かからもらったスイッチ…アレは単なる空間連結スイッチだっけ?
なんにしても、番組後半の鍵として、流星に存在感喰われまくっている賢吾のキャラクターをクローズアップさせるための要素となりますかね。

ライダー部に辞意を表明したJKと、JKとの絆が失われたことで変身不可能に陥るコズミックステイツ。この辺の理由付けは結構あっさり明かされたなあと思いつつ、なおも友達である山羊座との夢のため、聞いた人間たちを狂わせる音だとしても山羊座との合同ライブを計画するJK。
JKと怪人を探して、賢吾・ユウキ・友子を除くライダー部の面々が奔走する中、山羊座の邪魔はさせまいと立ちはだかる獅子座。
鶴見辰吾から蠍座・蟹座・牡羊座のスイッチを預かり怪人ながらもフォームチェンジの能力を得たとはいえ、獅子座に対しメテオストームさえ敵わないというのは、そのまま横山一敏さんとの貫禄の差でもあるわなあ(汗)。今回、初戦にて獅子座に大敗し病院送りにされる流星ながら、たぶんまだ入院中であろう二郎と旧交を温める骨休みぐらいにはなりましたかね?

ライダー部としての活動の中で、誰よりも友情の大切さと重さを学んできたJKだからこそ、自分の夢以上にゾディアーツ化した親友を見捨てられないというのもあったかなあ…。
ついにJKと怪人のライブ当日、JKがマイクを握る、その前に、今は音楽をやめたJKの親父譲りのギターテクを引っさげ会場に姿を現す弦太朗。
再びJKと、いや、学校中のみんなの心を繋いだ名DJ・ジーンと友達になるために、弦太朗が訪れていたのはジーンのルーツたるJKの父親の元。幼い頃、ミュージシャンであった父親に憧れたJKと、音楽から足を洗い漁師としてつつましく、何より家族を守るために力強く働いているJKの父親。
弦太朗がにわか仕込みの下手くそなギターで奏でる曲は、かつて、JKが父親に――音楽への夢に憧れた曲。
その演奏に乗り、JKが歌う…会場に集まった客の失笑を買うその歌は、JK自身にとっての本当の…“自分の夢”であったステージ。
友達と心から笑い合い、魂を叫び上げる、本当に自分の歌いたかった歌。
友達のためなら、誰に笑われようとも構わず、どんな努力も惜しまない。弦太朗の美徳がまた輝いてるなあ。

会場の外での獅子座対メテオのリベンジマッチ。やはり一方的に獅子座のなすがままと見えたメテオストームながら、狙いは最初から右足の一点集中。足を負傷させられたことにより、退くことを余儀なくされる獅子座というか、ああ、これは獅子座とメテオのライバルフラグが立ったね。今後獅子座を倒すために激しい特訓に打ち込む流星とか描写されたら俺得。
そして山羊座対フォーゼ。名DJ・ジーンと友達になったことにより…JKとの絆を取り戻したフォーゼはもはや無敵。
コズミックステイツへのフォームチェンジを経ての、ビート+ネットのかけ合せによる音響反響バリアとか、こういうスイッチのかけ合せによる演出はホントもっとイロイロ見てみたいわ。

宇宙にて撃破される山羊座と、その倒された山羊座のスイッチを回収する乙女座ヴァルゴ。今回、鶴見辰吾が山羊座をダークネヴュラ送りにせず記憶消去だけで開放するのは、コアスイッチの反応を発見した…という功績ゆえの温情か。
毎度毎度、スイッチから解放された生徒が病院送りになったり場合によってはピンピンしてたりするのは、どうもあんまり体力差って訳でもなさそうだなあ…まあそんな理由付けまで番組で説明されるとは思ってませんが。

スイッチから開放された山羊座は再びJKの友達に戻り、そしてライダー部一同に頭を下げ、再びライダー部に迎え入れられるJK。
今回、間接的にJKを救ったのはある意味親子の絆ながら、JKのネーミングが仮面ライダーX:神敬介のアナグラムから来てるあたりが本編に生かされたなあと(苦笑/Xライダーは父子の絆が生んだとも言えるライダー)。
ええ今回初めて明かされたJKの本名があまりにも仮面ライダーX的にモロ直球すぎて、JKの内省と父親への想いが反映されたいいラストシーンにもかかわらず吹いてしまいましたと。
次回、またも元ゾディアーツの生徒登場…ああ、あいつのツラは忘れられんわ(笑)。

仮面ライダーフォーゼ 第35話「怪・人・放・送」

 2012-05-13
友達のために、取るべきは夢か友情か?
揺れる心が、絆の結晶すら瓦解させる。銀河破裂!?

京都編を経て、学校上空から降り注ぐコズミックエナジーは増大の一途。賢吾が判りやすく「ホロスコープスが続々誕生するかも」と言ってるそばから山羊座カプリコーン誕生。つか、新たなホロスコープスを発見するのに役立つラプラスの瞳を得て、めっちゃ調子付いてる橘さん校長は本当に視聴者を飽きさせない好キャラ(笑)。もうぜひ最終回までしっかり生き残ってください。

JKの密かな趣味はネトラジの人気覆面DJ。当然というか意外というか弦太朗も番組ファン。つか弦太朗んちにもネトラジ聞けるPCあったのか…。radikoでアニソン番組ばっか聴いてるだけですんまそん。
流星が本格的に弦太朗の相棒格になったせいか、今回、賢吾はギャグキャラとして自己主張。しっかり番組にハマり、ユウキ、友子とバンド組んでる吹いたw いえ怪人による洗脳効果のせいとはいえ、ライダー部のメンバーがやってると別に日常のひとコマとして違和感ないというのもどうかと(汗)。
今回、JK主役話として、山羊座の正体はミュージシャン志望のJKの親友。山羊座の奏でるギターの演奏の効果で上手くなるJKの歌と、山羊座からのユニット再結成の誘い。そして乱入するライダー部。
変身したフォーゼ対山羊座。一気にコズミックステイツで始末しようというフォーゼながら、そのフォーゼを邪魔するJKのリアクション芸が(笑)。
コズミックステイツに起こる不調は、最初は山羊座の特殊能力の効果かと思ったけど、今回のクライマックスとか見るとどうもそうじゃないっぽいなあ…。

山羊座がJKの放送に乗っかって流した演奏のため、ライダー部の3人含めて異様な興奮状態に陥る生徒たち。「夢より友達のほうが大事だ!」と山羊座を説得しようとするJKが、今回もまた成長っぷりを見せてくれるなあ…。本当にライダー部中一番伸びしろあっていいキャラになりましたですよ。
例によって、成績は決して良くなくても友達を見る洞察力は確かな弦太朗によって見破られる覆面DJの正体。ロケンローラーだった親父に憧れてのミュージシャンの夢と、中学時代、山羊座と組んでのユニットの下手さを嘲笑されての夢の終わり。嗚呼…登場当初のJKの人間としての屈折っぷりの理由はこの辺か。
散々ゾディアーツ化した人間たちの末路を見てきたからこその山羊座への説得と、その親友からの…「夢をあきらめた、自分の親父のようになっていいのか?」の問いに言葉を詰まらせるJK。

ええ今回、友達、友情、夢と、「フォーゼ」を構成する要素が見事に全盛りになった話というか、それでいてJKの苦悩を通してすべての要素がバランスよく1本のエピソードにまとまってるのは上手いなあ。
生徒たちを異様な興奮状態に陥らせてしまう山羊座とJKの放送と、橘さん校長と獅子座横山一敏さんの暗躍。そして、最終的に友を、自分の夢を見捨てられず、ライダー部退部宣言を発するJKとその瞬間フォームを維持できず爆発的に解除されてしまうコズミックステイツ――。

コズミックステイツ=ライダー部の絆の結晶という基本設定がいよいよ明確になったというか、ライダー部の絆が揺らぐと変身不能になってしまうというのがライジンオーというかジョージ秋山先生のザ・ムーンというか。
話数的に、メンバーの個々話をやるとしてもJK主役話は次回限りかなあ…。これからホロスコープス続々登場シリーズが続くとして、まだ未登場の、自分の誕生星座回がどんな話になるのかも興味しんしんなんですが。予想としては大文字さん主役回(ニヤリッ)。

仮面ライダーフォーゼ 第34話「天・穴・攻・防」

 2012-05-06
例え当たり前の青春でないとしても、でも今は人知れず人のため。
明日のために俺は戦う、それが俺の青春! 大文字書!

京都編後編。フォーゼとメテオが揃っても叶わない獅子座レオゾディアーツと、奮闘虚しく破壊される二つ目の石碑。
手助けしてもらった形ながらも、ひとり静かに飲んでるレオ:横山一敏さんに余計な真似をするなと文句垂れてケンカ売る橘さん校長、よっぽど自分の進退に余裕がないというのが判っているというか。つか同格のホロスコープス同士のタイマンであっさり力負けするあたりも校長らしいと言えば校長らしいわ(笑)。いえもはや変身前の佇まいの貫禄だけで差を付けられているんですけど。
宿で対策会議を練る弦太朗、賢吾、流星ながら、わざわざ布団まで敷かれた室内で変身してフォーゼに封印の紋章がフィードバックされてることを実証するって画が(苦笑)。
後付設定とはいえ、フォーゼの姿形に意味が込められていたあたりの解説は唸るところ。
翌日の日程もやっぱり自由行動というか、この学校、修学旅行で引率の先生楽すぎるな…。弦太朗を狙う肉食系女子から離れて封印の石碑を守ろうとするライダー部ながら、やっぱり喰らい付いてくる肉食系パネぇ。

賢吾・流星組は石碑のある寺へ。正体を隠す必要がなくなって、自分に対する呼び方が変わったことに対する賢吾からの流星へのツっ込みが。まあ当人同士にとっても、弦太朗を通して気心の知れた友達同士になれた訳だしなあ。いえ互いに、ある意味肉食系女子以上に弦太朗を取り合うライバル同士ではあるけど(アッーーー/笑)。
わざわざ京都ロケに姿を見せる鶴見辰吾と、その鶴見辰吾に接触しようとする賢吾の前に立ち塞がるレオ対メテオ。竹林の中での激突というのがやたら雰囲気あるなあ。流石に貫禄の差を見せ付け、とどめを刺す価値もないとばかりあっさりメテオを退けるレオ。本当、ガチな強敵として番組にいい緊張感をもたらしてくれております。そして破壊されてしまう三つ目の石碑…。
賢吾、やっとのことで鶴見辰吾と直接対面。予告でも衝撃的に使われていた、鶴見辰吾からの賢吾の父を殺したのは自分だという発言は、賢吾に対してはあくまで比喩のこと。いえ回想にて、賢吾の父の研究成果を奪い月に置き去りにしたというのは…賢吾の父役風間トオルまで含めて、当人たちが宇宙服を着込んでまで再現された回想シーンで明かされることとなりましたが(なんかこうなると、本当に仮面のタチバナさん=賢吾の親父説が濃厚になってくるんですけど)。
視聴者だけが知ることとなる賢吾と鶴見辰吾の因縁。また終盤に向けてのドラマを盛り上げる伏線が張り巡らされていくよ。

一方最後の石碑を探す弦太朗とユウキ組、しつこい肉食系女子に対して、やむなく自身が仮面ライダーであることを明かし今は遊んでる暇がないことを説明。いえ大文字焼き=大文字さんチーッスを連想してるあたりで真面目にやってるわけでもない気がするけど(笑)。
そして、そんな弦太朗側の事情など、最初から知っていた上で弦太朗に接近していた肉食系。
視聴者にしてもウザさ全開だった肉食系の真意は、弦太朗に危険な戦いからはなれて、普通の高校生としての青春を送ってほしかったという切ない願い。たまらずフォーゼドライバーを奪って駆け出す肉食系と、その連中の前に立ち塞がる天秤座リブラ!
フォーゼドライバーがなく、例え変身できないとしても、果敢にリブラに立ち向かう弦太朗。人知れず人のため、誰知れず友のため。友達の危機を決して見捨てず、友達の笑顔のために、友達と共に笑うために身体を張る。それが――誰のどんな青春よりも眩く尊い弦太朗の青春。

肉食系がフォーゼドライバーを返し、改めて弦太朗と友情を交わすシーンがあっさり気味に思えるのは、なにげに今までの彼女のウザキャラっぷりを際立たせ過ぎたからというのがあるかなあ。たぶん純粋に弦太朗に対する恋心を持っての行動だったとして、もうちょっと彼女の純情ぶりを見せていたほうが…自分ひとりの手に収まらない、でっかい男たる弦太朗に対する失恋…といった切なさも見せられたと思うんですけどね。
彼女と弦太朗が、今後も後腐れなく友達同士になるためには、このぐらいのあっさり感でいいのかも知れませんけど。

久々登場のペンスイッチで、今回の戦闘は当然大文字つながり。書いた字を物質化するペンモジュールとしての大文字バリヤーに大文字斬り(笑)! いやあ、たとえ京都に同行していなくても存在感を発揮する大文字さん流石だよ。
コズミックステイツになっての必殺技にて、ついに校長撃退…と思いきや乙女座バルゴの能力で救出される校長と、そしてとうとう破壊されてしまった最後の封印――京都上空から消える、コズミックエナジーを振り注がせていた“穴”。

つかね…この“穴”が消えたからって、京都の街そのものに何か異変が起こるって訳でもなかったというのがなあ…。実は京都の地盤は降り注ぐコズミックエナジーのおかげで安定していて、そのため石碑を破壊されて“穴”が塞がれてしまうと地盤が安定を失い災害が…流石に今のご時世では不可能ですけど。
これで“穴”は天ノ川学園上空のものひとつだけとなり、よりゾディアーツの出現が集中するということになるんだけれど、それでもやっぱり京都の封印を守るための、それらしく危機を煽る緊張感ある理由が欲しかったなあとも。

石碑の破壊という任務には成功したものの、度重なるフォーゼへの敗北から、ついにダークネヴュラ送りを言い渡される橘さん校長ながらも…生死のギリギリで発動した自身の秘められた能力、他者の正座を見極めるラプラスの眼に覚醒しその利用価値を見出され処刑中断。
いやあ…鶴見辰吾の台詞どおり、実にしぶといキャラになったなあ橘さん校長(笑)。もうこのままファイズの琢磨同様、最終回もちゃっかり生き残るキャラって気がしてきた。本当、ギャレンだった頃から美味しい役回りなのは変わらないよなあ橘さん。

天ノ川学園のみに降り注ぐこととなったコズミックエナジーと、よりゾディアーツたる人間を発見しやすくなった橘さん校長の眼。これから残りのホロスコープスが続々登場する展開として、そのための布石が張られましたかね。
次回、山羊座登場。自分の誕生月が牡牛座として、パワフルな強敵怪人が出てきてくれたら俺得。

仮面ライダーフォーゼ 第33話「古・都・騒・乱」

 2012-05-05
古都を巡る陰謀と最強の敵出現!
父の影を追うとき、また新たな秘密が紐解かれていく。巨足凍圧!

のっけからまさかの財団X、ヤミ金業者よろしく鶴見辰吾のところに債権回収押しかけ! なにげにW以降の平成ライダーの世界観を繋ぐ役割として存在感を発揮してきた財団Xというか、しかしガイアメモリやオーメダルのノウハウも失い、映画で栄光の7人ライダーにまで目を付けられて、もうアストロスイッチの研究成果も手に入らないも同然というか…。次のライダーでも、直接のライダーの戦う相手ならずとも黒幕的な存在としてあり続けるかなあ。
もはやチンピラ的な三下臭をプンプンさせる財団Xの面々を、あっさり追い払う鶴見辰吾のガチムチの部下は…おおっ、機動刑事ジバンの中の人、ライダーだったらドラスの中の人だった横山一敏さん! つか獅子座レオゾディアーツがこの人だったというのは超納得するしかねえ!

ライダー部3年生組一行、新学期早々というやたらせわしい時期に橘さん校長の肝いりで京都へ修学旅行。一学年全員が来てるはずなのに、何故か橘さん校長とアンガールズ田中先生とライダー部プラス約一名しか来てないような気がするのは気のせいだ。
賢吾、修学旅行初日からさっさとひとりで自由行動のフリーダムっぷりと、そして弦太朗にまとわり付く名もなきクラスメートの女子約一名。今回、弦太朗を彼氏としてゲットしちまいたいというこの肉食系女子がある意味最大の敵というか…弦太朗の毎度の友情の握手を回避していた時点で、京都編のドラマパートのテーマは示されたみたいなもんだ。

ライダー部班に無理矢理入り込んだ肉食系女子、ユウキのお供のマスコットはやぶさくん(わざわざ目の部分の交換で表情が変えられるというのが芸コマだわ)を人質に、自分と弦太朗の間を取り持てと舎弟化。そんな肉食系女子の獲物を狙う眼光を察した流星、ひそかにかつ大胆に弦太朗をガードというか、こいつもやっと弦太朗と腹割って付き合えるようになってからのデレっぷりがもはや肉食系女子との三角関係バトルにしか見えんwww なんつーか、こうも楽しそうな流星見てると、本当にこいつと弦太朗が友達同士になれてよかったなあと思えますです。
もちろんライダーの定石らしく、ほぼ偶然というかで橘さん校長の変身した天秤座リブラと接触→バトルの流れ。その場で橘さんが破壊していた石碑というのは判りやすい伏線。

一方賢吾、亡き父親の同僚だった大学教授の元へ。回想シーン登場の賢吾の父親役が風間トオルというのは、いや元祖ビーバップ繋がりとはいえ思わぬビッグな人を連れて来れたよなあと感嘆…。
賢吾の目的はコズミックエナジーのことをより深く知るため。天ノ川学園と京都、それぞれの上空に位置するコズミックエナジーの降り注ぐ“穴”と、風水や陰陽道、四聖獣というちょっとニヤリとするキーワードにて成されていた、京都上空の“穴”を制御していた昔の人々の英知。
つか、わざわざここでフォーゼドライバーが“4”の数字にまつわるデバイスなのかが後付け的に解説が成されたなあ(笑)。
青龍・白虎・玄武・朱雀の四聖獣が守ってきた古都の封印。なんとなく、四聖獣スイッチなんてのが最終回または夏の劇場版に向けて商品化されてしまいそうな悪寒。朱雀ロケットとか玄武ドリルとか…ちょっといいかもしれない…。

橘さん校長の謎の行動が気になるものの、ともあれ弦太朗一行、W以降のライダーとしては3年目となる太秦映画村へ。ここでも肉食系女子の引き立て役にされるユウキ哀れというか、魚屋の衣装の無駄なハマりっぷりすげえwww 
ここにも当然封印の石碑が(わざわざ)あるということで、橘さん校長、戦闘員軍団を引き連れ出現。
なんでか理由は知らないけど鬼平コスプレで到着した賢吾の指揮を得て、もちろん販促としてコズミック、ストームの最強フォームにて迎え撃つフォーゼとメテオ。やべえ戦闘員を一掃するメテオストームのベイブレードの腕前がやたら巧みになってる…てかスピード感ある画面がめちゃカコエエ。
コズミックステイツによる今週のスイッチ重ね掛け技はフリーズ+ジャイアントフット。フリーズがやたら汎用性高いスイッチになってるというか、橘さん校長のピンチを見かねて、横山一敏さん、ついに獅子座レオに変身!
MOVIE大戦から登場していて、やたらかっこいい風格の怪人として誰が変身するかと思っていたのが…これ以上ないという変身前の人を得た怪人になったわなあ。

次回、ついに賢吾、鶴見辰吾と直接対面。鶴見辰吾の衝撃告白といい、また大きく話が動くかなあ。もちろん弦太朗サイドのドラマとして、肉食系女子の改心劇もな。

仮面ライダーフォーゼ 第32話「超・宇・宙・剣」

 2012-04-22
すべてを失い、初めて直視する自分の本当の心。
心のままに立ち上がるとき、友を思う絆が希望を呼ぶ。銀河超越!

最強フォーム登場編とはいえ、盛り上がりが最終回並み。それだけ今回、ある意味最も視聴者の感情移入を誘うキャラとなっていた流星の改心がメインとなる話ではあったんですけど。

親友・二郎を救うための取引として牡羊座の命じるままに弦太朗を倒してしまった流星。本気で、わざわざ律儀に二郎をあっさり覚醒させる牡羊座というのもやや拍子抜けではあったんですが、まあ牡羊座にしてみれば、指1本動かすだけで自身の目的の障壁たるライダーを排除できるんだからお安い御用ってところか。
倒れた弦太朗を担いだ賢吾は脱出に成功したものの、牡羊座に囚われの身となるライダー部。牡羊座によるまたも厨二くさそうな劇の配役に据えられつつ、真っ先に脚本を引き裂くJKがやたら男前でビックリした。

何気にある意味、ライダー部に加入して最も成長が著しいJKというか…。あの戦闘能力皆無の逃げ腰部員だったのがこうも変節を遂げたのは、愚考すれば、弦太朗との付き合いによる感化ばかりでもなく…自身がファンとなり慕っていた蟹座の落研部長の存在が大きかったんじゃないかなあ(落研部長が怪人だった、そのときのショックの様子からして)。
慕っていた、身近な人物さえ悪意に狂わせてしまうスイッチの恐怖。それを目の当たりにしたことがJKのライダー部員としての自覚を促したんじゃないかとも。そういう本人の成長を踏まえて、個人的、JK主役話はもう1本ぐらい作られてほしいところであります。

意識を取り戻しながらも、まだ肉体の回復までは至らず苦しむ二郎。その様子を前に、自分が、ライダー部を裏切ってまで得たのはなんだったのかと嘆く流星。
嘘吐きの自分を、常に真正面から受け止めようとしてくれた男。
こんな本音を隠した男のために、いつも全力で立ち向かってくれた仲間たち。
そう、自分が真正面から向き合おうとしなかった本音は…弦太朗と友達になりたい。
失わなければ判らない本当の気持ち、というのは普遍のモチーフながらも、こと流星が感情移入しやすいキャラクターなだけに切実に響くわなあ。

ラビットハッチ、弦太朗を甦らせるために懸命に手を尽くす賢吾と、その賢吾に自らの存在を明かし助言を与える仮面のタチバナさん。つか、もうタチバナさんが賢吾にラビットハッチの扉となるスイッチを贈った張本人でいくね?
タチバナさんの助言を受け、ラビットハッチの外壁に刻まれた、後に続く若者たちに残されたメッセージ…「不可能を越える“絆”」

こと「絆」って文字は、東日本大震災以降のヒーロー物に課された重要テーマであります。個人的、今回弦太朗復活のための、フォーゼドライバーから反発するコズミックスイッチを押し込む役として…賢吾ばかりでなく、他のライダー部全員の力が必要だったというのがあってほしかったんですけどね(三途の川の向こう岸に渡ろうとする弦太朗を、仲間たちが必死で繋ぎとめるイメージ…というのでその役目は果たしたんでしょうけど)。いえまあ、贖罪のため、囚われのライダー部救出にひとり、変身なしで生身で立ち向かう流星というシチュエーションが良かっただけに…いろいろ詰め込むのが難しい脚本ではあるかなあ。
とりあえずアンガールズ田中先生、せめてスイッチを押し込む役ぐらい手伝え(汗)。

ワイヤー吊りによる横っ飛びキックも勇ましく、ライダー部の仲間たちのために生身で戦闘員軍団に立ち向かう流星。イケメン役者だろうが激しいに過ぎるアクションを要求する坂本浩一監督の演出は今回もパネェ。ついには敵わず、ボロボロになり膝を着く遊星ながらも…その流星の元に、友達のためにと駆けつけてくる弦太朗――。
やっと果たされる、弦太朗と流星の握手に朝っぱらから涙腺滲んじまうじゃねえか。
牡羊座の前で、ついに変身を遂げる…仮面ライダーフォーゼ・コズミックステイツ!

フードロイドにセットされていたものも含む、全スイッチがフォーゼに一体化して誕生する最強フォームというのが何気にアームド響鬼と既視感。しかし全スイッチの能力を取り込んだ最強戦士としての能力の見せ方として、ランチャー+フリーズスイッチの重ねがけによる凍結ミサイルとか上手いな。
必殺剣・バリズンソードもまたスイッチの能力を発動可能というか、もはや能力万能すぎで、今後派生フォームの出番がまったく無くなりそうな件。
コズミックステイツの必殺技は、ダイザーによる打ち上げを用いることなく宇宙空間に敵ごとワープしての超銀河斬り。乙女座曰く「自分に近い力」ってことは…園ちゃん先生や落研部長の救出フラグが立ったりした??

かくして反ゾディアーツ同盟とライダー部は協力関係を結ぶこととなり、一応反ゾ同盟側の意向として流星=メテオであることはアンガールズ田中先生を除くライダー部以外には秘密のまま。
まあ今回、コズミックステイツ誕生編でありつつ完全に流星主役話ではあったんだけど、やっとのことで流星が今後なんの後ろ暗さもなくライダー部の一員として戦えるようになったのが視聴者としても嬉しいわなあ。友子から「秘密のライダー2号さん」と、改めて流星に手渡されるメテオドライバーに感無量。本当、ライダーの任命役は彼女が担っているわなあ。
次回、京都に修学旅行で風間トオル客演の豪華編。自分の高校時代も修学旅行京都だったわ。太秦でリアル将軍様の撮影見たぞ!

仮面ライダーフォーゼ コズミックモジュール DXバリズンソード仮面ライダーフォーゼ コズミックモジュール DXバリズンソード
(2012/04/28)
バンダイ

商品詳細を見る

仮面ライダーフォーゼ 第31話「昴・星・王・国」

 2012-04-15
見つけた! お前が、お前こそが捜し求めた親友覚醒の鍵!
その邪な人形つかいの狂気を前に、友を想う心が揺れる。流星反逆!

ロバート・A・ハインライン「人形つかい」
http://manuke.seesaa.net/article/4522778.html

この表紙が出ただけで、今回の舞台昴星高校に何が起こっているかが一瞬で理解できるな。文庫本の中に書き記されたメッセージより、表紙のほうがよっぽど雄弁だった件。

冒頭の突然の「今回の仮面ライダーメテオは!?」吹いた。まあアリエスゾディアーツの登場がメテオにとってのクライマックスみたいなもんだしなあ。アリエスとの決着以降は、正体バレのシチュエーションも経たということで、真っ当にフォーゼとダブルライダーとして活躍してくれるんだろうか?

39番目のスイッチ・スタンパースイッチの完成と共にその封印が解かれる40番目最後のアストロスイッチ――コズミックスイッチ。ボタン部分の厳重な構造といい、いかにもな「押したらヤバい」感が良いなあ。フォーゼドライバー未だに買ってないけど、これだけ単品でちょっと欲しいわ。
自らの母校、昴星高校へのゾディアーツ出現について仮面のタチバナさんから助言を受け、弦太朗らと共に母校に戻る流星。つか、弦太朗たちの体験通学のためにアンガールズ田中先生が橘さん校長(いつもややこしい…)に頭下げてる画が。今回出番はこれだけとはいえ、意外と真面目にライダー部のために働いてる姿になんかほっとしたわ。
母校に戻った流星を待ち構えていた、流星の彼女候補のクラスメートは…おおっ、姫シンケンレッド:志葉薫! すげえ、来週からの「スーパーヒーロー大戦」公開に先駆けて、まさか姫自らがライダーの動向を探りに現れるとは…。
姫から託された文庫本の警告の通り、流星との入れ替わりの交換編入生・元来演劇部という牡羊座アリエスゾディアーツに支配されてしまった…好みの脚本どおりの学園生活を強いられ、逆らえば永遠の眠りに閉ざされてしまうという恐怖に支配されてるというその実態が明らかになる昴星高校。
牡羊座による演劇プランが、紙工作の教室ディオラマの中で生徒を模した紙人形を配しての人形遊び感覚というのがなんともそら恐ろしいよ。

牡羊座の能力は、その羊という姿ゆえに“眠らせる”こと。つかアストロスイッチの昨日までも文字通り“眠らせて”しまうあたり、スイッチ多用のアクションを得意とする坂本浩一監督にとっても難敵だ(笑)。
現れるメテオながら、牡羊座の“眠る人間を起こすこともできる”能力を確認するのみ。それはメテオ――流星にとって、自らの目的たる、親友・二郎の覚醒をついに果たせるという事実!

仮面のタチバナさんにとって、最優先事項はホロスコープスのスイッチの回収。そのためのフォーゼと組んでの牡羊座撃滅命令ながらも、基本頭に血が上りやすい流星が冷静になれるはずもなし。
つかね、一見馬鹿全開のリアクションながらも、他者(友達)を見る目は冷静という弦太朗との対比がまた際立つなあ。母校に立ちテンション上がってついついライダー部の面々たちの前で地を出してしまう流星に対して、やっと本当の顔を見せてきたなと嬉しくもある弦太朗の余裕がやたら大物だよ。

弦太朗まで牡羊座に眠らされ、やむなく牡羊座による学園ドロドロ恋愛ドラマに付き合わされる賢吾たち。てか牡羊座、演劇部とか言いつつ単なるラノベファンだろお前www ユウキの「お兄ちゃん!」発言にブーッと吹いて反応する自分も大概だけど(笑)。
目を覚ました弦太朗、密かにレジスタンスを企てる姫たちの協力を得て反撃開始。今回もシンケンレッドに変身しないとはいえ、鉄パイプの一閃で戦闘員をぶっ飛ばす姫が流石だよ。
スタンパースイッチの能力炸裂、さらにダイザーに乗った大文字さんらライダー部メンバーたちも駆けつけ、いよいよ牡羊座にとどめというところで…割って入る、メテオストーム。
メテオの、躊躇しながらもとどめの一撃を受け、ついに倒れてしまう…弦太朗。

事態を前に、珍しく慌てた様子を見せ、メテオストームの変身を解除する仮面のタチバナさん(やっぱりタチバナさんの正体も、シュラウド同様メイン登場人物の肉親…って線がまた濃くなってくる)。
ついに、実はメテオだったという、自らの正体をライダー部のメンバーたちにさらけ出すこととなる流星。
そして…流星の目的が、親友を救うためだったことをやっと知ることができて…衝撃よりも、その「友達の腹を割った本音」が聞けたことを何よりも嬉しく思う弦太朗。
どんなに自らが傷つくことになろうと、自らも分かち合える、友達の幸福が何より嬉しい。弦太朗の美徳を改めて目前に、その――弦太朗の命を、自ら奪ってしまった現実を前に、立ち尽くすしかない流星。

フォーゼ最終フォーム登場編とはいえ、なんとも衝撃展開のつるべ打ちが続くなあ。一度死という安楽を得ても、なお、守るべき人々のために甦り立ち上がるはライダーの宿命。
次回、ついに仮面ライダーフォーゼ・コズミックステイツ誕生! だけど姫登場を受けて、姫と友子による流星の取り合いというそれこそ下世話なラノベ展開を期待してしまったり(汗)。

仮面ライダーフォーゼ アストロスイッチ コズミックスイッチ仮面ライダーフォーゼ アストロスイッチ コズミックスイッチ
(2012/04/28)
バンダイ

商品詳細を見る


人形つかい (ハヤカワ文庫SF)人形つかい (ハヤカワ文庫SF)
(2005/12)
ロバート・A. ハインライン

商品詳細を見る

仮面ライダーフォーゼ 第30話「先・輩・無・用」

 2012-04-08
12032702.jpg

学園に吹く新たな風。
そして吹き荒れる風が、新たな展開をもたらす。電磁網縛!

アンガールズ田中先生、もう笑っちゃうしかないというかとうとうライダー部の顧問就任!
「生徒を守るのは教師の務めだ!」と言いつつ、怪人出現を前に真っ先に生徒を見捨てて逃げ出すあたり本当にブレない(笑)。

アンガールズ田中先生にらライダー部部室――ラビットハッチの存在を知られ、やむなくすべての事情を告白するライダー部ながら、自身の常識を超越した事態に際してもあくまで自分の物差しの範囲内でしか行動できないあたり流石だよ。
38番目、ネットスイッチを取り上げたまま「非公認の部活許さん!」「このことはすべて校長に報告!」と、いや教師としては当然の行動かもしれないけど、こういうとき「俺は何も見なかった」という第2話時点の大文字さんの反応は至極当然だったんだなあ。

前回で蝿座怪人へと変身してしまった新入生、スイッチによって心を侵食されたままクラスでも思いっきり不良番長。自分自身を庇い続ける新入生女子から庇護を拒み、彼女からもらった揃いのストラップも川に投げ捨てる極悪非道ぶり。ひとり川に降りてストラップを探す彼女の元に、当然のごとく同じく川へ飛び降りてくる弦太朗(ワイヤー釣りとはいえ、弦太朗本人によるスタントというのがまさに坂本浩一監督のお仕事)。
なお頑なに弦太朗を拒む彼女ながらも、その「先輩」という存在に対する不信感が、中学時代の蝿座への部活内イジメというのが根深いなあ。

一方流星、仮面のタチバナさんから自分の母校である昴星高校に怪人出現という情報を得て母校に急行。かつての旧友たちのよそよそしい振る舞いからして何気に嫌な伏線というか、馬鹿正直にその場で目撃される橘さん校長(やっぱりややこしい)の変身した天秤座リブラ。
変身前の小物っぷりはともかく、堂々した風格のリブラとメテオの激突というのはやっぱり様になるなあ。今回は友子に変身してメテオを煙に巻くリブラというか、知ってか知らずかもはやメテオの潜在的弱点を突いちゃったのは流石だよ。

「さらば月世界!」と地球に帰還(ロッカー開けただけ)したアンガールズ田中先生、ライダー部から没収したアストロスイッチを手にしたまま新入生女子とばったり。
そりゃまあ前回があって、アンガールズ田中先生がスイッチを生徒に配ってる教師と誤解されるのは当然というか、この時点でアンガールズ田中先生がライダー部を一歩踏み越えた、「教師の誰かが、スイッチを配っている黒幕」という情報を得てしまった件。
衝動的とはいえ、その場で新入生女子に話を聞こうとするアンガールズ田中先生、こればかりは本心から教育者としての義務感と思いたいけど…その直後の蝿座出現→生徒ほっといて逃走があるから、小心者ではあるけど決して善人という認識は持たれないんだわなあ。

もはや心まで豹変してしまった友達の姿に呆然とするしかない新入生女子と、その彼女の元に、ライダー部の協力を経てやっと探し出したストラップを届ける弦太朗。
本心からの相手を思う気持ちは行動にて示すもの。いつだって、弦太朗はそうして友達を作ってきた。そしてまた、頑なな心を紐解き、新たに弦太朗の友達になる生徒がひとり。

蝿座に追い詰められたアンガールズ田中先生の元に、やっとのことながら弦太朗到着! アンガールズ田中先生の顔芸変身カウントダウンやめい(笑)。
坂本浩一監督回は、やたらとスイッチラッシュによる戦闘が見所ではあるんだけれど、他の監督の回の時でもこれだけ潤沢にスイッチアクションにかけられる予算が行き渡っているんだろうか? とりあえずジャイロスイッチ+ガトリングスイッチの連携による戦闘ヘリ攻撃かっけぇ! こういう男の子ゴコロが判ってる画はいいよなあ。
やはり小バエへの分散能力に苦戦するフォーゼというか、アンガールズ田中先生、まさかの「映司ぃ、こいつを使え!」のメダルならぬスイッチ投擲! やべぇ、今回一番笑っちまったwww
アンガールズ田中先生が没収していた38番目のスイッチ、ネットスイッチの能力によって昆虫採集ならぬ小バエまとめて採集。そして、蝿座の豹変した心を取り戻す、友達からの心からの訴え。やっと人間の心を取り戻し、怪人の姿を破壊されて元に戻る新入生…。

ライダー部に救われた新入生コンビ、ライダー部への入部希望。とりあえず仮入部ということでどうやらサブレギュラー扱いになるらしいけれど、これはやっぱり現状のライダー部の人間関係が完成しきってしまっているから…というのも大きいんだろうなあ。なんだかんだで美羽と大文字さんが卒業しつつもライダー部に在籍しているあたりといい、たぶん現状のメンバーが最後まで変動しないまま最終回まで行くんだろうね。
そしてアンガールズ田中先生、「生徒を守るのは教師の務めだ!」と声高にライダー部顧問就任を宣言! 「見直したぜ!」と感動して抱きつく弦太朗とユウキがやっぱりアホの子というか、なんかますます賢吾と流星の頭痛のタネが増えただけって気がして仕方ないわ(苦笑)。
次回以降、またライダー部をどんなトンチンカンな事態に巻き込んでくれることやら。

そして昴星高校…。ああ、制服からして、流星の入れ替わりに交換編入生として入った生徒がゾディアーツだったわけか。その変身した姿は…流星の探してやまなかった牡羊座アリエスゾディアーツ!
40番目、最後のアストロスイッチ登場というイベントに併せて、いよいよ流星のドラマもクライマックス来るか!?

仮面ライダーフォーゼ 第29話「後・輩・無・言」

 2012-04-07
期待と不安、義務感と渇望。
揺れ動く若き心をスイッチがまた蝕む。火花電散!

いよいよ新学期ということでいろいろと番組も変化の予感。いえ一番不安なのは、目の上の瘤だった蟹座がいなくなって浮かれまくりの橘さん校長なんですが。乙女座からの忠告は、間違いなく転落フラグだよなあ。

新学期早々、さっそくというか目を付けた新入生二人とダチになろうとする弦太朗は4月から無駄に元気。そして3年生となった弦太朗たちのクラスの担任は、まず間違いなく橘さん校長によるライダー封じとしてのアンガールズ田中先生。つか、いまだに園ちゃん先生との合成2ショット写真肌身離さずずっと持ってたのか…。一途というよりもキモいとしか思えんあたりはさすが安定のアンガールズ田中先生である。
つか、目の仇の弦太朗たちを放課後まで見張るって…それは流石に越権行為なんだけど、まあ本人が言ってた通り「ここはそういう学校」だからなあ。ただでさえ少ないフードロイドたちの活動の場を、自分たちについて来るアンガールズ田中先生の足止めに使うユウキマヂ鬼畜。

そして橘さん校長、よりによって弦太朗が知り合った、気弱そうな新入生にスイッチ譲渡。スイッチを手に、蝿座ムスカゾディアーツに変身した途端にスイッチの力に呑まれて大暴れ。今回坂本浩一監督ということでアクション面には期待大だったけど、ワイヤーワークで縦横無尽に飛び回りフォーゼをも翻弄する蝿座マヂすげー。
でも遅れてきたメテオには思いっきりジークンドーでホワッチャ!されてたあたり、この辺は所詮ケンカ番長の弦太朗と武道家である流星との下地の差が出ちゃってるわなあ。
逃げた怪人と、その怪人の変身前の名前を呼ぶ新入生女子。その彼女に事情を聞こうとするもけんもほろろの扱いの弦太朗。つか今回、変身前だろうが変身後だろうが弦太朗、この子に投げられてばっかしって印象だわなあ。
なんつーか、“先輩”という存在そのものに嫌悪感を示している彼女、いやたぶんかつて蝿座がらみのことで蝿座に対して過保護っぷりを発揮するようになったんだろうけど、蝿座自身がスイッチの力を渇望した一番の理由か、彼女に常に守られている自身の不甲斐なさというのは皮肉な。

リブラゾディアーツとして蝿座にスイッチを渡したあと、すぐに変身を解除していたのか他の生徒に「先生」と呼ばれていたのを思いっきり聞かれていた橘さん校長。うわまた橘さん校長転落フラグが(汗)。
蝿座本人からその話を聞いて職員室に駆け込む新入生女子と、そこをアンガールズ田中先生に捕まって連れ込まれる弦太朗と、そして怪人出現の報を大きく鳴り響かせるマグフォン。
乱する事態の中、先に駆けつけた賢吾たちの目前で、新たな段階の姿に成長するという…かつてのゾディアーツにない特色を見せる蝿座というのは、果たしてこれは蝿座だけの特色か実は渡されたスイッチが新たな能力を付加された新開発バージョンなのか?
蝿座を追い詰めるメテオは橘さん校長の繰り出した戦闘員に足止めされ、なんとか到着したフォーゼはまたも蝿座の前に翻弄を余儀なくされる。蝿座の機動力に対抗するための、ホッピング&マジックハンドキターーーッ! ホッピングってなんかやたら好きなスイッチなので出番があると嬉しいわ。
蝿座の分散能力に苦戦しつつも、エレキステイツそしてファイヤーステイツにフォームチェンジし蝿座を追い詰めるフォーゼ。いざとどめというところで新入生女子が蝿座をかばって立ち塞がるというのは…そりゃまあ怪人にとどめをさす=怪人を元の人間に戻すというのは常識的には繋がらない行為だしなあ…。
そして月面、その粘着質な執念を持って、とうとうライダー部の部室にたどり着いてしまうアンガールズ田中先生…!

なんつーか今回、新入生二人の葛藤がメインではあるんだけれど、全編に渡っての活躍といいもうアンガールズ田中先生主役だとしか(苦笑)。つか、アンガールズ田中先生はこのままゾディアーツのこともライダー部のことも知らないまま外周で大騒ぎする役どころと思っていただけに、まさか本気でライダー部の核心に至っちゃうとはなあ…。まさに新学期からの大変化が訪れちゃったよ。
このままアンガールズ田中先生が顧問化しても、現状のウザキャラとしてライダー部にとってのプラス要素になるとは思えないし、本当に今後どういう扱いになるんだろうね。
次回、流星久々に母校に行く。って…え? 今回見る限り話の核心と流星の母校に何の関係が??

仮面ライダーフォーゼ ゾディアーツスイッチ仮面ライダーフォーゼ ゾディアーツスイッチ
(2012/04/07)
バンダイ

商品詳細を見る

仮面ライダーフォーゼ 第28話「星・嵐・再・起」

 2012-03-25
孤高の戦士、今試される友情と約束。
新たな運命が嵐を呼ぶ! 風車轟転!

来週から弦太朗たちの担任になってくると共に、ガンバライドのCMまでも乗っ取ったアンガールズ田中先生吹いたwww 現状唯一の一般教師レギュラーとして、本編でもますます活躍が増えたりするのかな。

進化したばかりの超新星の力への不慣れからすぐに元の蟹座の状態へと戻りつつ、しっかり流星の魂の輪は頂いていく落研部長。この後すぐの鶴見辰吾への報告で、さっさと流星の正体報告してればまたその後の運命も変わっていたのかも知れないのになあ。下手に落し物のスイッチ拾わないで寄席の世界に進んだとしても、JKも認めていた才能を鼻にかけてあっちでも先輩方から顰蹙買うキャラになってたんだろうなあとも思ってみる。洒落者を貫き通すより、弁えるべき師弟関係は大事にしなきゃならんかったということで。

仮面のタチバナさんからは変身ベルト回収通告を出され、落研部長から呼び出しを受けたにもかかわらずその約束の時間間際になって、病床の親友の様態が悪化したとの電話が来てまさに四面楚歌状態の流星。
やはり真っ先にそんな流星の事情を察するのが弦太朗とはいえ、落研部長に対する人質としてライダー部全員が乗り込むあたりの(こういうときひとり逃げるはずのJKすらも!)結束の凄さが。
全員一致で自分の身代わりになってくれたライダー部に対する「こいつらも俺と同じだったんだ…」という流星のモノローグが感慨深いな。

流星が戻る約束の時間までにライダー部に大喜利を仕掛ける落研部長。てか、真っ先に手を上げた美羽のネタを聞く前にあっさり座布団没収ならぬ魂の輪チョッキンが非道すぎ。怒りを隠さない弦太朗ながらも、ごめん繰り出したネタがアレだっただけに同情が(苦笑)。
病院にて、弱った親友・二郎に必死で呼びかけ続ける流星と、その流星に最後のチャンスと新たなスイッチの受領を告げる仮面のタチバナさん。つか、前回で流星の行動は常に把握していると言っておいて、現状で落研部長との約束の時間に間に合わない場所を指定するあたりがなんたる非情な。
ここで、一瞬ためらいつつ流星が選んだのが真っ先にライダー部の元に駆けつけるというのが、判っていても泣かせる展開。ひとり魂の輪を切られずに残っていた友子の前に現れるというのが、本当にフラグを着実に構築してやがるぜ…流星さんテライケメン。

新スイッチも、メテオ復活のチャンスも蹴ってこの場に駆けつけた流星をしたいがままに弄る落研部長ながら、調子に乗ると高笑いする癖を突かれて「今お前笑ったな? ハイ笑ったー見ちゃったもんねお前の負けー!」とばかり、トンチと難癖で窮地を脱するとはなあ…。いやまあ、ここで流星が大真面目に蟹座大爆笑のネタ披露しちゃったら、今回の流星さんマヂイケメンの空気が台無しになっちゃうんですが。
流星の難癖のおかげで復活したライダー部、改めて落研部長と最終決戦。そして流星、30分遅れで仮面のタチバナさんとの約束の場所へ。ライダー部に借りを返したい、という流星の、心からの切実な訴えを待っていたとばかり新スイッチ――ストームスイッチを用意していたタチバナさん。
一見タチバナさんがいいツンデレおじさんに見えたりもするけど、調子づいていた流星に反省を促すと共に、改めて流星にとって必要なのは自分たち反ゾディアーツ同盟と、流星に掛けた手綱を引き締めた…という話でもあるんだよなあ。謎と非情の人でありつつ、でもやっぱり流星のためにという善人だった…というのが仮面ライダー的には望ましい展開なんですが。

強敵、蟹座を前にフォーゼへの変身も解除され危機に陥る弦太朗と、そのライダー部の前に、変身し颯爽と姿を現すメテオ。
やはりライダー変身ベルトは光る! 回る! じゃなきゃあかんというか、メテオの律儀な昭和テイスト本当に大好き♪ 風車をあしらった新スイッチ・メテオスイッチによって新たな進化を遂げるメテオ――仮面ライダーメテオストーム!
まあスーパーサイヤ人のごとき姿はそのうち慣れるとして、本当に必殺技が、玩具のギミックまんまのベイブレードだったとは(汗)。かつての蠍座同様、エネルギーが溜まりきって地上で爆発させると危ないという賢吾の台詞があって、いやここでベイブレードで敵のエネルギー吸収→破壊力転化を説明台詞だけで片付けるとはなあ…スーパーサイヤ人なのになんか地味(泣)。
いやここは、ベイブレードの起こした爆発的竜巻で蟹座、宇宙まで吹っ飛ばされる→メテオ、愛車メテオスターに乗りダイザーにて宇宙へ打ち上げ→宇宙にて棍棒の一撃でドカーン! 蟹座一巻の終わり…って派手なぐらいの流れが良かったのに。まあフォーゼ最終フォームも控え、メテオに先にCGの予算を費やせないという事情はあるにしてもなあ…。

ほうほうの体で逃げ帰った落研部長ながらも、橘さん校長(ああややこしい)、蟹座の失敗を待ってましたとばかり、喜々と落研部長を罠に嵌めて乙女座の力にて異次元送り。いやここは、落研部長が会おうとしていた鶴見辰吾に化けて、メテオの正体を聞き出したところで落研部長を絶望させたところで異次元送りにするとか…つか「メテオの正体」という大情報と落研部長を陥れるのを秤に掛けたというのは、橘さん校長どう考えても大失態だろ…。なんだかんだで橘さん校長、小物キャラとして終盤までまんまと生き残りそうな気がしてきた。
今回、ライダー部の結束と友情に助けられたことに素直に頭を下げる流星ながらも、まだその心を開くことはできない。胸中で思いを判り合える同士として認めつつ、自らの境遇ゆえに自分に関する事実を明かすことができない流星のジレンマもまた今後描かれる部分になるんだろうな。
次回、いよいよ新学期。ライダー部の新入部員も来る?

仮面ライダーフォーゼ 発光回転 DXメテオストームシャフト仮面ライダーフォーゼ 発光回転 DXメテオストームシャフト
(2012/04/30)
バンダイ

商品詳細を見る

仮面ライダーフォーゼ 第27話「変・身・却・下」

 2012-03-18
道化の嘲笑が、嘘吐きの仮面を剥ぎ取る。
その下卑た笑いが、人々の魂を凍てつかせる。水流凍結!

春休み、のっけから鶴見辰吾の黙認を得て蟹座の落研部長、「スイッチ欲しい奴は俺んとこへ来い!」とばかり大喜利大会開催して参加者の魂収集。まあ今回の活躍っぷりは、どう見ても敗北フラグ踏みまくってるよなあ。果たして園ちゃん先生同様異次元に飛ばされレギュラー落ちか、メテオ新フォームに来週跡形もなく木っ端微塵にされるか。

春休み中のライダー部、んじゃ俺んちで鍋パーティーやろうぜとばかり一同揃って弦太朗のお宅訪問。日頃人間関係に興味ないくせに、実は行く気満々の流星おもろすぎ。
流星、ここんとこむしろライダー部としての活躍が順調なことから思いっきり慢心中。てか、反ゾディアーツ同盟メンバーとしての活動ってなんかやってたっけ? ああ一応ライダー部潜入中のスパイではあるんだわな。
上司であるタチバナさんの不安をよそに流星、わざわざ落研部長の呼び出し受けて、弦太朗んち行く前にちょっと顔出し。かつて真っ先に自分の正体を見抜いた切れ者にして“嘘吐き”と、自分と同じ匂いがする流星に共闘を持ちかけるも、流星がそれを受ける必要一切なし。
てか、直前にタチバナさんに「今のメテオの戦力では奴に止めを刺せない」って通信したばかりなのに、あっさりメテオに変身して落研部長に戦闘吹っかける流星やたら単細胞すぎ。今回、流星の慢心と油断が招いてしまう最大の危機というか、よりによって、因縁の相手落研部長本人にメテオとしての正体を知られてしまう流星…!
つか…かつて、よりによって「油断」で正体知られてしまうライダーって他にいたかなあ? これは普通に流星あかんだろ(汗)。

一方ライダー部一同、弦太朗んちへお宅訪問。いかにもな下町のバイク屋ってのが弦太朗のイメージを1ミリたりとも裏切ってなかったが、爺ちゃんが八名信夫ってだけでその血筋がめっちゃ納得だった(笑)。つか賢吾もあっさりマッシグラーの整備を爺ちゃんに任せるなよwww 幼い弦太朗を連れて全国を転々とした流浪のメカニック…という設定からして、今後もライダー部の外部協力者としてマシン類の整備を手伝ったりしてくれたらかなり俺得。
元東映フライヤーズ投手から俳優転向の際、球団オーナーでもあった当時の東映社長に「長嶋や王に打たれるより高倉健に撃たれろ!」と言われたという(wikiからそっくり転載)八名信夫爺ちゃん、弦太朗のルーツをしみじみと語る。幼い頃、両親を交通事故で亡くし、爺ちゃんと共に全国を点々とする生活を送ってきた弦太朗。それでも行く先々で「友達になったら相手の笑顔が見れる。それが嬉しいから友達を作る」とあちこちで友達を作ってきたという過去。なんともゴーカイシルバーと境遇が重なるというか、春映画で真っ先に弦太朗の友達になりそうな戦隊メンバーが奴だって気がしてきた。
つか…爺ちゃんも弦太朗も詳しいことは良く知らないという、なにかしら研究職に就いていたらしい両親。嗚呼、こりゃ確実に今後の展開へのフラグだわなあ。さすがにタチバナさん=実は親父は単純すぎるとして、反ゾディアーツ同盟の実態を紐解く鍵は間違いなく弦太朗の両親の死の真相にあるんだろうね。

そして…遅れて合流しつつも弦太朗の話に反発を覚えるように、先に鍋パーティーを後にする流星。その胸にあるのは、無二の親友である二郎を追い詰めてしまったその苦い過去から、ゾディアーツへの復讐と共に、もう二度と友達を作らないという切なくもある決意。
今回、弦太朗の過去が明かされるエピソードであると共に、「友達」というキーワードを介して弦太朗と流星の対比を改めて浮き彫りにする話でもあるんだよな。
誰もが認める単純な性格ながら、その実冷静な観察眼の持ち主である弦太朗。
慎重な性格に見えて、肝心なところで弦太朗並みに単細胞の流星。
本当に流星が腹のうちをさらけ出したら、似た者同士としてこの二人、きっとあっさり打ち解けるんだわなあ。

街中で落研部長が女の子はべらせて春休み満喫中のところを流星、あらためて落研部長に敵対宣言。いざ堂々と変身しようとするも、タチバナさん、前からの宣言のとおり、正体を知られてしまった流星に変身を許さない…。
上司の承認がなくては変身できないというスペクトルマン同様の弱点を背負い、メテオに変身できず一方的に痛めつけられる流星と、流星の様子を訝しんだ友子のフードロイドを使った機転にてその場に駆けつける弦太朗。つか、いい気分でぐっすりウト寝中の爺ちゃんの横で戦況に指示を出すライダー部の画が(笑)。
フリーザー&ウォータースイッチで蟹座を足止めし、マグネットステイツで止めを放つも、あたかも今まで喰らってきた生徒たちの魂の結実とばかり“超新星”としての進化に至る蟹座…。
ついにメテオ変身を承認しなかったタチバナさんの真意は、まあ慢心気味だった流星を戒めるためとして、その手にしていた新スイッチ・ストームスイッチはどうした経緯で流星の手に渡るのやら。予告でついにその姿を見せたメテオ強化フォーム・メテオストーム。何気に元のメテオがストイックな分、あたかもスーパーサイヤ人のごとき姿がどうしたもんだかとも思いますが…まあそのうち慣れるんだろうなあ。
出来ることなら、アクセルトライアルのように単一能力には特化しているけどその他の面では弱体化という、大元のメテオの存在感を崩さないデメリットとか設定されてるとちょっと嬉しい。

仮面ライダーフォーゼ 第26話「有・終・輪・舞」

 2012-03-17
ラスト・ダンスは誰がために?
ぶつかり合い、励ましあい、培った思い出をその手に託して。磁力挟撃!

さすがに大文字さんの株をどん底に突き落としたままにはしないだろうとは思ってたけど、ちゃんと視聴者者が望む、最高の形でのキング大文字さんが描写されてほっとしたよ。本当に大文字さんは番組きってのみんなのアイドルやでえ(嬉笑)。
美羽、大文字さん卒業引退を受けての新生ライダー部初戦、やる気スイッチが入ったJK操縦によるダイザーのブレイクダンス攻撃すげー。
つか、怪人は撃退(逃げられただけ)しても問題は解決しないというか、元怪人の三人、学校新聞に再び怪人になったとのあらぬ疑惑を書き立てられて卒業式不参加の事態に…。つかそれ洒落になってねえよ! 確証もない疑惑の段階で、普通に冤罪煽られてるじゃねえか。メガネの新聞部部長、普通に名誉毀損で訴訟起こされるフラグというか、鶴見辰吾のおかげで治外法権化しているこの学校内で今まで好き勝手に他者を貶める立場にいれたと思うとそら恐ろしいな。
これだけの事件の続発に関わらず、アンガールズ田中先生曰く「ここはそういう学校だから」のひと言で何事もなく開催が決定される卒業式。このときの新聞部部長のリアクションだけで髪の毛座ゾディアーツの正体確定というか、ここんとこの怪人の正体ミスリードの展開をしても、今回消去法ですぐ正体判るわなあ。

新聞部部長が、スイッチを手に事件を起こした動機は、学校が大好きだから卒業したくなかったので卒業式ぶっ壊そうとした…。普通に留年とかしろよ!
なんつーか、今回の学校新聞とかだけでも、他者に対して有利な立場に立てる居場所から離れたくなかったから…というのが明確すぎるわ。スイッチを手にしたせいで正常な判断力が奪われるのか、元々正常な判断力などないアーパーだったのか。
メテオのリミットブレイクを受けボコボコにされつつ、なんか久々にホロスコープスへの成長の兆しとして復活を遂げる髪の毛座。美羽と大文字さんが抜けた新生ライダー部に対し「お前たちだけでは無理だ」という遠まわしなアドバイスが…くっ、メテオいい人過ぎるぜ。

もはやこの部室に来ることも最後と、月面のライダー部部室で私物を片付けながらも寂しげな美羽、ひとり月面で地球を見上げるそこに弦太朗、改めて美羽に大文字さんとダンスパーティーで踊ってくれと依頼。
つか、「本当は弦太朗と踊りたかった」という美羽の本音を聞いたばっかりの大文字さんが、わざわざその場をバッチリ目撃というか…「弦太朗がそう言うなら」という美羽のOKの返事が切なすぎるわなあ。大文字さんにぶん殴られる弦太朗の、空気の読めなさがあまりに辛いわ(泣)。
そして卒業式も終えダンスパーティー、例の三人も「弦太朗にどうしてもと言われたから」と、きちんと出席している画になんともほっとしたわ。ダンスパートナーを命じられてパーティーに参加した流星、なんともギスギスした雰囲気の美羽と大文字さんに対して「JKはバネがあるがスタミナがない、ユウキは直感が働くがパニクリやすい」とさり気に進言。なんとなく、ライダー部で美羽が真っ先にメテオの正体に気付くフラグが立ったか?

客演ライダーGirlsの挿入歌がやたらいい雰囲気というか、その卒業式ナンバーをバックに互いの手を取る美羽と大文字さん。そして、会場の外にて、パーティーを守るために髪の毛座との決戦を繰り広げるライダー部。
嗚呼…いい雰囲気のBGMの中、美羽と大文字さん、それぞれの回想が流れるあたりは不覚にも涙腺が…。激しくぶつかり合った仲だけれど、それでもお互い判り合えて、ライダー部という決して長くない時間の中で分かち合えた友情…。そして、誰よりもその友情を受けて成長を遂げ、誰よりもその友情を大切にしてきたのは大文字さんその人。
外では弦太朗たちが戦っている。ならば、自分も友達としてすぐに駆けつける。それは美羽とて思いは同じ。心を繋いだ友達のために立ち上がる、だからこそキング、だからこそクイーン。
今までの、大文字さんの地に落ちた株が、一気に大気圏突破級に爆上げする瞬間! 嗚呼…大文字さんの男前っぷりが今更ながらに輝いているよ。

蟹座の落研部長が敵の加勢に加わり、窮地に陥るライダー部。そのライダー部を一喝で立ち直させる美羽と、電池切れのJKに代わってダイザーで駆けつける大文字さん。やべえ強くかっこよく活躍するダイザー久々でwktkする! ただでさえメテオに出番取られすぎてたからなあ。
蟹座は例によってさっさと敗走、髪の毛座もマグネットステイツとダイザーのツープラトンにて撃破! もう広義的な意味で、大文字さんが乗るダイザーこそ2号ライダーで(G3みたいなもんってことで)実はメテオは3号ライダーだったってことでいくね?
事件は解決し、そして、守られた会場からライダーGirlsの挿入歌が聞こえる中、弦太朗に美羽と踊ってくれと上着を託す大文字さん。くっ…やはり大文字さんは要所要所で男前すぎるわッ…! 卒業、そして最後のダンスパーティー、卒業生二人に爽やかな思い出を残す夜が更けて――、

で、もはや想定の範囲内ながら二人とも、学校は卒業したけどライダー部は卒業しません宣言w まあもはや、流星の存在まで含めて現在の人間関係でライダー部は完成しきってるもんなあ。まあ個人的、卒業生二人は準レギュラー化してちょくちょく事件に介入する役柄、そして体育会系と頭脳派の新入生2名がライダー部の新戦力に…って展開があっても良かったんですが。
まあ時期的に、4月になったらライダー部新入生ネタって話はあるかも。
次回、衝撃、約束されていたライダー対戦隊スーパーヒーロー大戦。弦太朗のじいちゃんは黒十字軍の黒十字総統だった(笑)!? あと早くも蟹座退場とメテオ新フォームの予感。

仮面ライダーフォーゼ 第25話「卒・業・後・髪」

 2012-03-10
卒業という、新たな未来へ踏み出すための一歩。
その一歩を踏む足を過去が引きずろうとする。追憶掘削!

弦太朗モテ期到来。くッ…MOVIE大戦での手痛い大失恋以来俺もやっぱり弦太朗の友達になりたいって凄く思ってたのに…(悔涙)。
3年生ということで、ライダー部内にて間近に卒業を控える美羽と大文字さん。式典後の謝恩会ならぬダンスパーティーが今更ながらなんたるアメリカンな高校。つか、今回のっけからの美羽をダンスパーティーに誘おうと必死の大文字さんの残念な人っぷりスタンピードワロタ。
実は美羽がもっとも弦太朗に対し乙女だった展開にも今更驚かされたものの、第1話での初登場シーン以来、まさかこんなにも視聴者の好感を集めるキャラになるとは予想し得なかったわなあ。あ、大文字さんは2話の時点で視聴者のアイドルでした(笑)。

同じく卒業を控える、今ではそれぞれ弦太朗と友達になっていたかつてゾディアーツになったことがある3年生たちと、以前彼等が変身した怪人たちによる事件発生とその事件の裏で暗躍する髪の毛座ゾディアーツ。うん、きっと今回の怪人の正体はメガネかけた新聞部。てかそいつぐらいしか容疑者がおらんわ。
今では友達となった連中のために奔走する弦太朗と、美羽によるユウキ新部長の指名。まあ、技術者肌の賢吾はリーダーの責任は嫌がるだろうし弦太朗は弦太朗ですぐに暴走しだすで、ある意味消去法での人選ではあるなあ(苦笑)。
そして再生怪人カメレオンゾディアーツ出現。再生怪人があっさり倒せる弱さなのは当然として、怪人が倒されたあと現場に残った髪の毛に着目するあたり、ユウキの元来の好奇心旺盛な性格の賜物か。

事件を追うさなか、大文字さん、弦太朗に自分と美羽の恋の橋渡しを依頼。つか、大文字さんの「ライダー部に入ってよかった。思い出が出来た」という台詞にじわっと来たよ…。イキがってるけど残念な人として視聴者に愛されてきた大文字さん。このまま学校は卒業しても、「究極超人あ~る」の光画部のごとくOBとしてライダー部に入り浸ってください!
つか、フォーゼによるスコップスイッチの初使用が、大文字さんから美羽への地面に愛のメッセージ書き(笑)。このあと大文字さんが責任持ってメッセージ埋めました。たぶん。

今度はフォーゼとメテオを追い詰めた強敵、ドラゴン出現。流星、物陰でメテオに変身しようとするも「逃げるな」と友子にがっちり腕をホールド。糞ッ、こっちはこっちでカップル成立してやがるよ(悔泣)。
当然対ドラゴンとしてのマグネットステイツへのフォームチェンジと、とっさの指示にて、再生ゾディアーツの正体が髪の毛座によって作られた分身だったことを暴くユウキ。なおも出現する再生怪人と乱入する落研蟹座、そのフォーゼの危機に、無理矢理ダイザーに乗せられたJK、嫌々ながら参戦!
ユウキは新部長として立派に勤めを果たし、ダイザーもどうやらJKが新パイロットとして活躍してくれそう。そのライダー部新体制の活躍を前に、美羽の胸に去来するのは、安堵よりもう自分の居場所がライダー部になくなったことへの寂しさ…。
そこに、文字通り道化の格好して大文字さん、空気読まずに美羽に愛を囁きに告げに参上。ここでライダー部の新体制がうまく機能してくれてることを他人事状態というか…美羽、思わず、ダンスパーティーは弦太朗と踊りたかったと本音を絶叫…。

嗚呼、もはや大文字さんの株が下げ止らず。やはり次回、3年生として最後の大活躍のための布石と思っとくしかないなあ。
今回もやはり、かつてゾディアーツになった生徒の再登場というシチュエーションがあって、本当に「フォーゼ」ってキャラクターを大事にしてくれてる番組だわなあ。実は美羽同様弦太朗に恋する乙女状態の友子の先輩とかニヤニヤしたわ。
元ドラゴンの陸上部部長、偏執さが取れれば普通に寡黙なスポーツマンといういい男だったことが判明。次回、「よくも俺たちに罪をなすりつけてくれたな!」と髪の毛座にタックルかましてくれたりしたら俺得。

仮面ライダーフォーゼ 第24話「英・雄・願・望」

 2012-03-03
力なき故に正義は無力、暴走する悪意の力が正義を気取る。
正邪せめぎ合う意思に、一筋の勇気の輝きが射す。爆炎逆転!

キッグナスの正体も、バレてみれば「ファイトクラブ」オチでしたというか、まああのキッグナスファンの集いの連中がテロリスト化しなかっただけでもまだ良かったわ。

友子を人質に取られたとはいえ、キッグナスに一方的にやられたことへのリベンジを誓う流星、だけど当の友子からは自分を見捨てて逃げた臆病者扱い(泣)。ある意味、平成の世では珍しい正体隠すヒーローの苦難を背負ってるあたりからしてつくづくメテオとフォーゼが対照的であるってのが目立つわなあ。
友子、メテオに対する恩義から独自にメテオの仇を討つべく流星を連れてキッグナス捜索開始。ちょっと個性が過ぎる女の子と苦労人のイケメンというコンビがなにこのリアルラノベ状態(チッ)。

弦太朗は例の採点部長こそキッグナスの正体ではと、改めてファンの集いに殴りこみ。「私が、私たちがキッグナスだ!」のガンダム00ネタやめろ(笑)。嗚呼、宗教にハマった人間とまともなコミニュケーションは取れないという絶望的な現実が、日曜日の朝からなんて辛い。
キッグナスに救われたが故に、キッグナスに憧れた者たちが“正義”に心の拠り所を求めて築いたコミュニティとしてのファンの集い。コスプレ少年が比較的まともなのは、正義の行いに染まろうとしても、小心ゆえに手を出すことが出来ないから…というのが、「口だけで正義を語る偽善者のほうが、正義を気取るあまり周囲を糾弾する自分を見失った馬鹿よりマシ」という皮肉であります。

キッグナスの姿を、コスプレ少年が毎回目撃しているというあたりが正体バレへの伏線。そのコスプレ少年の前に現れる落研部長(蟹座)対フォーゼ。落研部長も見事に前座ポジションに落ち着いてきたというか、つか同じくハサミを持つ生き物モチーフとしての蠍座(園ちゃん先生)はなんだったんだってハサミの切れ味怖えー。
一方、霊感少女キャラだった割にその場のフィーリングで流星を引っ張りまわす友子というか、いま自分でフィーリングって言ったぞこの女(笑)! そのフィーリング霊感に導かれるように、自らがキッグナスと初めて出会った場所へフラフラと現れるコスプレ少年というか、ここから、流星と友子がキッグナスの正体を目撃しての解決編パート、ライダー部ってなんでああも小芝居ネタを好むんだろうなあ(ニヤリッ)。

ライダー部たちの小芝居を経て、やっと、泣いてる誰かのために手を伸ばす――本当のヒーローになるための一歩を踏み出すコスプレ少年と、その小さく目覚めた勇気に惜しみない賞賛を送るライダー部。
キッグナスの正体は、自らがヒーローになりきれない少年の願望が生み出した別人格。前回のヒキのキッグナスの台詞「私はお前の分身だった…だがこれからは私がお前になる」は、あれは自分の本来の人格であるコスプレ少年に対してということか。
本当のヒーローの勇気に目覚めた少年に、もうスイッチは必要ない。自らを本当のヒーローへの道に導いてくれた弦太朗と握手を交わし、スイッチを捨てようとするコスプレ少年ながら…自分たちの拠り所としてのキッグナスを求めるファンの集いがそれを許さないというのが画的に怖すぎるよ(泣)。

もはや狂信者としてのファンの集いのために無理矢理ラストワン状態でキッグナスにされてしまうコスプレ少年と、彼を救うために乱入するフォーゼ。そのフォーゼを阻止する落研部長に、今度こそキッグナスへのリベンジに燃えるメテオという乱戦状態。
取られる人質も無く、もはや一切の遠慮が無くなったメテオ普通にマヂ強いわ。対戦相手のキッグナスがさんざ卑怯な振る舞いを見せた敵というのもあって、なんつーか、痛快なまでに強いメテオを見るとメテオドライバー買って良かったとかついついガキ的なwktk感に捉われるなあ(笑)。
フォーゼ、ライダーだけど聖闘士に同じ技は通用しないとばかり、カニばさみを封じた上でファイヤーステイツで焼き蟹攻撃。マグネットステイツ登場以降、旧フォームが弱体化して描かれる訳でなく、敵の属性に応じて有効な攻撃手段として描かれるあたりは安心。ここ最近すっかりエレキとファイヤーの存在感が霞んでいただけにねえ。

キッグナスはホロスコープスへの進化も無い雑魚敵としてメテオに始末され、落研部長は今回もさっさと退散。キッグナスファンの集いは解散しても、今度はフォーゼを心のヒーローとして善行に目覚めるコスプレ少年というのが爽やかなエンディング。
善行とは、決してポイントを積み重ねるものでなく、ただ目の前の困っている人間に対しての無償の親切心。このコスプレ少年も、後にライダー部への協力者として再登場してくれたりしたら嬉しいわなあ。
次回、いよいよ美羽及び大文字さん卒業…。ダイザーは新1年生部員に任されるのか!?

仮面ライダーフォーゼ 第23話「白・鳥・同・盟」

 2012-02-26
真白き姿は正義の名の元に。
だが、「正義」への盲従はその姿を歪にする。巨足圧巻!

フォーゼがゾディアーツ専門に学園の平和を守っている影で、学校の周囲のかっぱらいへの制裁からDQN退治まで活躍していた純白のヒーロー・キッグナス。既にオーズ、Wに栄光の7人ライダーとも友達になった弦太朗として、新たなヒーローの友達は大歓迎。つかキッグナスに憧れるコスプレ生徒、こいつの胡散臭さが蟹座の落研部長と同じぐらいプンプンするぜーッ!

その落研部長、鶴見辰吾に認められて堂々のホロスコープス入り。つか同格のホロスコープスになった途端の橘さん校長への下克上宣言吹いた。こいつはこいつで今のところ、底が知れないというキャラが立ってる分、ネタバレされてるフォーゼ最終フォーム登場までは生き延びられるかな? 逆に橘さん校長の追い詰められ感と、あっさり底が見えちゃった感が悲しすぎるレベルなんですが(泣)。
そして落研部長、単身堂々とフォーゼに挑戦。甲殻類だけあって現状のフォーゼのあらゆる攻撃が通じない堅さと、蟹だけあって何でも切れるハサミの切れ味パネェ。流石にまがりなりにも幹部怪人の貫禄に危機に陥るフォーゼの前に現れる、謎のヒーロー・キッグナス。

「小さな親切、大きなお世話」、「ヒーローは孤独なもの」等々の決め台詞と共にキャンサーを圧倒するキッグナスにマヂ惚れ状態の弦太朗というか、いやそこは賢吾同様ゾディアーツと見抜けよ(汗)。
今回、流星が弦太朗らと共にキッグナスファンクラブの集いに参加するのは、弦太朗と自分に続くヒーローの登場に対する興味と正義のゾディアーツなどいるのかという疑問。ちょっとキツ目の採点部長のチュチュ姿と、自己啓発セミナーのごとくの集会の様子からして胡散臭いというか、見事にハマる弦太朗とユウキが期待を裏切らない過ぎるわ。嗚呼、こうして人は宗教に堕ちていく(泣)。
流星、上司のタチバナさん(仮面のほう)にゾディアーツの正義の倫理観を問うも、反ゾディアーツ同盟のメンバーとしてのタチバナさんの言は、ゾディアーツに対する一方的な蔑視。未だ劇中その組織の全貌が明かされない反ゾディアーツ同盟が、かつてのアンチショッカー同盟同様にゾディアーツによる被害者が結成した組織としたらその敵対感情も相当なもののはずと頷けますが。
流星にメテオドライバーを託した理由も、優れた身体能力とジークンドーの技という利用価値以前に、自分たちの同士たり得る人材と見込んだからか?

もはやついていけんと、さっさと集会をあとにする流星とやはりその場にいたたまれず行動を共にする友子。友子の「ちょっと前の自分を見ているようで…」という嫌悪感は、彼女が仮面ライダー部という居場所と友達を得て変われた証明。
仮面ライダー部の面々の前に初めてその姿を見せたメテオに対して仮面ライダーの意義を説いたりと、なんだかな、恣意的なまでにフラグが立っててニヤニヤが止まらねえわ。
ほぼライダー部の渉外担当として、その調査能力の高さはとてつもなく部の役に立ってるJKの調査にて明らかになる、正義のヒーローでありつつ、自らを批判する者に対しても容赦のない制裁を加えるというキッグナスの危険性。果たしてそのキッグナス集会に対する悪口で盛り上がっていた流星と友子の前に、自分への批判は許さんとばかり現れるキッグナス。思わずキッグナスに対し本気で殴りかかりつつ、友子がいる前ということで慌てて駄々っ子パンチに切り替え逃走する流星が毎度大変だ。
今回、流星に代わって友子の危機を救うために奮闘する新フードロイド・ソフトーニャはたぶん一応モチーフは猫。怪しいダンスを踊りまくる弦太朗とユウキの目を、冷凍ガスで一瞬で覚まさせる偉い奴。ソフトーニャが弦太朗を呼びつけてる間、流星、物陰にてメテオに変身。自分の不利と見るやあっさり友子を人質にとって盾にするキッグナスの小物っぷりが…これはさすがにあの採点部長のキャラじゃないよなあたぶん…。

自身の甘さを呪いつつも、友子を人質に取られて手も足も出ないメテオ。うん、もう是が非でも流星と友子のフラグが立ったようにしか見えない展開と、その場に駆けつけ怒り心頭のフォーゼ。今回登場の新スイッチ・ジャイアントフットは大文字さんのトラウマ(笑)を掘り返す凄い奴。デカ足ストンピング攻撃の文字通りのデカ足ビジュアル、本当にまだまだアストロスイッチには視聴者の度肝を抜く能力を秘めた奴がおるなあ。
調子乗りすぎたストンピングの隙を突き、フォーゼの背後を取るキッグナス。フォーゼに対する「私はお前の分身だった…だがこれからは私がお前になる」の台詞は、ヒーロー願望の行き着いたところとしての、自分自身がフォーゼの立場に取って代わろうってこと?
「正義」への妄執は、単なるテロリズムに過ぎないことを喝破したという意味では「オーズ」のバッタヤミーの回と重なるわなあ。とりあえずキッグナスの正体、たぶん採点部長は例によってフェイクだろうなあ。

仮面ライダーフォーゼ フードロイドシリーズ 05 ソフトーニャ仮面ライダーフォーゼ フードロイドシリーズ 05 ソフトーニャ
(2012/02/25)
バンダイ

商品詳細を見る

仮面ライダーフォーゼ 第22「馬・脚・一・蹴」

 2012-02-18
交わらぬはずの二つの道も、いつかひとつに重なる。
だから今は、ただ一直線に駆け抜ける。蹴技連発!

案の定というか、長澤奈央先生=ペガサスがナイスミスリード。そこそこ序盤のうちに、前回本当にただのモブ的な役だった落研部長こそがペガサスゾディアーツと明かされましたというか、基本平成ライダーのフォーマットどおりの2話完結、1話目で単にモブのひとりが実は怪人の正体ってのも「W」以来の定着パターンではあるなあ。
一方、なにやらメテオに対し執着的な態度を見せ始めるホロスコープス・乙女座ヴァルゴ。単身メテオを誘い出して勝負を挑んだり巧みにペガサスの正体のヒントを吹聴したりと、なんだか新たなライバル関係構築?

舌先ひとつで世界を作る。落研部長の口車にまんまと乗っかり弦太朗、情緒不安定気味の長澤奈央先生こそゾディアーツと思い込んで思いっきりストーキング開始。学校サボってキックのジムに入り浸る長澤奈央先生の元に殴りこみに(つか、リングに上がっての長澤奈央のガチなアクションがマヂ凄ぇわ…)、怪人となった先生とガチで勝負すべく、変身して教室にてウンコ座りにて待ち伏せ。ウンコ座りする仮面ライダーというシュールに過ぎる画も、なんだかフォーゼの世界観ではもはや日常風景と思えてくるから困る(苦笑)。

結局長澤奈央先生がゾディアーツというのはカン違いでしたと弦太朗土下座で平謝り。結局長澤奈央先生の苦悩の理由は、現職を辞してもキックで生きていける自身がないことの、中途半端な自分への嫌気。
友達をたくさん作る学生生活と、怪人を倒す仮面ライダーとしての苦闘。決して二つの道を両立できるほど機用ではないはずの弦太朗ながら、それはただ、二つとも全力で、一直線で駆け抜けているだけ。
中途半端に両立する二つの道があって、でも、そのうちひとつを捨てる決断は必要ない。ただ我侭になって、二つとも手放さずに全力であればいい。それがきっと、本当に自分が辿りたい道につながっていくはず。
なんだかすっかり進路に迷う人へのエールとなってる番組内容ながら、これぐらい前向きに、元気なメッセージが込められていてこそ日曜日の朝日と共に現れるヒーローではあります。平成ライダーの中でも、ことフォーゼは日曜の朝にふさわしいライダーになってるわなあ。

ヴァルゴから与えられたヒントと、大文字さんのひと言がきっかけで遂に落研部長こそペガサスだと、名探偵のごとく見破る流星。自らの正体がバレての落研部長の、飄々とした態度から一変した佇まいにドスが効きすぎというか、ラストワンに至ってしまったスイッチにて変身するペガサス。
応戦するフォーゼながら、長澤奈央先生を騙っていただけあって意外と接近戦最強のペガサスに苦戦。ええここで、本物長澤奈央先生がフォーゼにキックボクシングの技を伝授する展開がやたら胸熱。
見よう見まねキックボクシング技と共に繰り出す、MOVIE大戦のときのごとくの連続スイッチチェンジがやたら圧巻というか、坂本浩一監督、アクションといい女優や小道具の使い方といい、本当に視聴者へのサービス精神をわきまえているよ。前回と今回、決して派手な特撮が使われてる訳でもないのに、やたら豪華な印象がするのはこれこそが坂本浩一監督の個性ってこと?

ついにマグネットステイツ必殺技で撃破されるペガサスながら、その撃破の爆炎の中から…ペガサス、新たなホロスコープス・蟹座キャンサーとして進化再生! 嗚呼、12星座の蟹座か…。某黄金のクロスの人だったら、そこそこ実力はあるんだけど視聴者に嫌われまくる悪役ぶりを発揮してスパッとやられるってフラグが(汗/蟹座の人すんまそん)。
果たしてヴァルゴは最初からそのつもりでメテオ=流星を利用したのかという新たな疑惑。あるいは…流星の親友、二郎にスイッチを与えた張本人こそヴァルゴだったって因縁まで明らかになったりするのかも。

すっかり教師としてのやる気まで満ち満ちた長澤奈央先生、学校にキックボクシング部設立の決意。いや仮面ライダー部の顧問になってくださいというのは全視聴者の願いです(笑)。今後もサブレギュラーとして度々でも登場してくれたら嬉しいなあ。
次回、ドラゴン、ペガサスと来てキグナス登場。本当に聖闘士星矢のメイン星座網羅しちゃうの!?

仮面ライダーフォーゼ 第21話「進・路・誤・導」

 2012-02-11
誰もが、決して進みたい道に行ける訳ではない。
それでも今は歩む道を一直線に貫き通す! 鋼爪滑走!

橘さん校長直々の退職宣言にて、園ちゃん先生完全に番組からフェードアウト。アンガールズ田中先生の人生始まる前から終了というか、つか第1話で園ちゃん先生が校内のゾディアーツ事件についてアンガールズ田中先生に相談してた素振りはなんだったのかね? あるいはアンガールズ田中先生が事件に興味を持つか否か探りを入れてみたのかも知れないけれど、ここで選択を間違ってなければ愛しの園ちゃん先生に誘われゾディアーツスイッチを手にするという人生もあったのかも??
退職扱いになった亡き園ちゃん先生の代理として、特撮ファンみんな大好きハリケンブルー:長澤奈央先生担任に着任。初っ端の無気力ぶりとそれに相反する、すらりと伸びた脚から繰り出すキックのキレがすげえ! 今回、アクション派坂本浩一監督という効果が早くも出ております。

今回登場のゾディアーツはペガサス座。前回のドラゴンといい、着々と「聖闘士星矢」のメイン星座が揃っていったりするんだろうか? 
ペガサスゾディアーツ、自らの力を試すがごとく街の武闘家の皆さんを次々と襲撃。しかもその実力派怪人、橘さん校長が自ら選んだ訳でなく、うっかり落としてしまったスイッチを誰かが勝手に拾って変身している状態…! つか、幾度となく退場フラグを踏みまくっている橘さん校長とはいえ、ここまであからさまに失態を重ねなくても(泣)。

時期的にはもう卒業式間近というのもあって、美羽と大文字さんは基本優等生というのもあってさっさと進路が決まった模様。つか、ここまで馬鹿正直に3年生二人の進路をきっちり描くとはなあ。でもまあ、卒業してもなんだかんだでライダー部には入り浸るんだろうなあ。
そういうことで2年生として弦太朗、ユウキ、そして賢吾も長澤奈央先生から進路指導。つか長澤奈央先生のやる気なさ過ぎと弦太朗の進路考えなさ過ぎの相乗効果ワロタ。言うまでもなく進路指導票は真面目に書かなきゃ怒られるというか、弦太朗の顔面ギリギリに寸止めされるハイキックやっぱりかっこええな。
ペガサスが拾ったスイッチを巡り、勃発するリブラ対ペガサス。格闘技対決なら混ぜろと参戦するメテオと遅れて参加するフォーゼ。フォーゼを吹っ飛ばすペガサスのハイキックというのは非常に判りやすい伏線。
つか、メテオ戦闘時の不在を「あいつ逃げ足速いな」で済まされる流星がw つくづく、友子の超常的な直感がメテオ=流星と結びつかないのが不思議だわ。

ペガサスが落とした扇子からその正体と目される落研部長と、そしてそのハイキックから弦太朗が怪しいと睨む長澤奈央先生。ジムで目撃する、学校での無気力ぶりから一転して活き活きとした姿を見せる長澤奈央先生というか…。
ああ、自分も趣味が仕事の辛さを支えてるみたいなところあるから、こうした人の気持ちは判らないでもないけど…現実の仕事でなく、趣味に没頭しているときが「これが自分の本当の世界」というのは発言痛すぎる(泣)!
落研部長の扇子は長澤奈央先生が没収したものということで、なんか今回はミスリードも何もなくあっさり長澤奈央先生=ペガサスで本決まり??

ペガサスをおびき出すため、大文字さん久々に日の当たる出番! まあ囮とはいえ、あっさり登場したペガサスを前に、胸を張って自信満々に逃げ足を披露…。すげぇw 大文字さんはやっぱりキングとして輝いてるよwww 卒業してもやっぱりライダー部に入り浸ってレギュラーでいてください!
ペガサスに立ち向かうフォーゼ&メテオ。今回の新スイッチは、「セイヤー(笑)!」と繰り出すクロースイッチと、海でも雪山でもないのに何故かボードスイッチ。しかしホロスコープスのひとり、バルゴが繰り出した戦闘員軍団相手にワイヤーワークも含めて縦横無尽の活躍というか…嗚呼、流石坂本浩一監督ということで、アクションシーンには素直に目を見張るわなあ。
フォーゼに追い詰められ、先生に手を出すつもりかと長澤奈央先生の声で叱責するペガサス。うん、もし次回落研部長が登場しなかったらこのまま素直にペガサスの正体長澤奈央先生だな。

今回と次回のエピソード、どうやら長澤奈央先生を主役に「望まぬ進路を進んでしまった人間の葛藤」ってのがテーマになるんだろうけど…それこそ3年生という立場から、卒業後の進路に悩む美羽あるいは大文字さんというドラマも作れたはずで。こういうあたり、卒業時期とメテオ販促が重なって、流星メインのエピソードを続けざるを得ない状況だったのは残念ではあるなあ(苦笑)。
さて次回、卒業式を迎えるまで橘さん校長は生き延びることが出来るか?

仮面ライダーフォーゼ 第20話「超・絶・磁・力」

 2012-02-04
共に友を思う心が思いも寄らぬ反発を招く。
だからこそ、互いに素直に結びつく部分で結び合う。磁石密着!

毎週毎週あれだけ大事件が起こる学校なのに、何故か一向に警察が立ち入らないのは、それはもちろん平成ライダーの演出の平常運転…じゃなくて鶴見辰吾によるフォース揉み消しでした(苦笑)。何気にフォーゼって、こうした平成ライダーの「説明を投げてる部分」をキチっと描いてる気がしますですよ。

強敵ドラゴンゾディアーツを相手に賢吾との仲直りを賭けてのマグネットスイッチ使用を試みるフォーゼながら、そのマグネットスイッチ――NSマグフォンは勢い余って空の彼方へブーメラン。そりゃさすがに賢吾だってブチギレるというか、この参謀役の離脱とマグフォン行方不明という二重の非常事態に際し、ライダー部も2チームに分かれて賢吾の説得とマグフォン捜索。マグフォンを見つけなければ賢吾に合わせる顔がないと、自らはマグフォン捜索チームに加わる弦太朗というか、こういう場面で使いどころ難しそうな水中行動用のスクリュースイッチ使うのな。
最終的にマグフォンを見つけるのに、友子の直感>アストロスイッチの能力といういつもの展開というか、彼女のライダー部における存在意義がホント特殊すぎるわ(笑)。

今やすっかり陸上部員となり、ユウキや流星の説得にも耳を貸さず(大文字さんおるだけ)弦太朗に対して「あんな奴もうどうなってもいい」と口走る賢吾ながら、その台詞は、流星にとって決して聞き逃せない言葉。
日頃内心でライダー部の人間関係を冷笑しているにも関わらず、いつになく熱くなって賢吾を説得する流星。流星がメテオとして戦う理由はゾディアーツスイッチのために倒れた友・二郎を救うためながら、二郎がゾディアーツスイッチに走った理由のひとつに、流星からの友情の断絶の言葉があった…というのが痛烈な。

邪魔だから、賢吾説得チームのほうに行けという美羽の計らいにて賢吾のもとへ弦太朗が駆け出す一方、なお、本心から親身になって賢吾を説得する流星。
今の弦太朗と賢吾は反発しあう磁石の同極同士の関係。
元より、弦太朗が流星にスイッチ調整役の補佐を頼んだのは、身体の弱い賢吾の負担を減らしたいという賢吾を思ってのため。
そして、賢吾が頑なにマグネットスイッチを使わせまいとしたのは、調整が難航する未完成のスイッチが、弦太朗の身体を傷つけてしまうのではないかと心配したため。
互いが互いを思う気持ちが、不器用なまでに反発してしまっていた二人。自らの苦い体験からそれを諭す役目を担う流星。
本心を隠してライダー部を引っ掻き回す役回りながらも、同様のキャラでもあった仮面ライダーカイザ:草加雅人と流星との最大の違いは、草加が根っからのピカレスクなのに対して流星自身は「友達のために、肩肘張って強がっている」ってキャラクターなんだよなあ。悪党っぽく振舞っている割に何気に好感持たれる人物というか、俄然流星が、素直に弦太朗と腹を割って打ち解ける展開が楽しみに思えてくるんですが。

ドラゴンゾディアーツの正体として、変身してその牙を賢吾たちに向けてくる陸上部部長(案の定正体がミスリードでもなんでもないし)。駆けつけ、フォーゼに変身して立ち向かう弦太朗と今回ばかりは最初から共闘にてドラゴンゾディアーツに挑むメテオ。
ダブルライダーが強敵に苦戦する一方、友子の直感とホルワンコフ(忠犬ホル公)の掘削能力にて、ついに地中に埋もれていたマグフォンを発見する美羽たち捜索チーム。てか、何でブーメランとして飛んでった携帯が思いっきり地中に…??
美羽たちが発見したマグフォンを受け取り、それまでのわだかまりを弦太朗に謝罪してマグフォンを最終調整する賢吾。互いに友を思う気持ちは、本来はそれこそ磁石の両極同士のように結びつくもの。今回は誤解からそれが反発しあう方向に向いてしまっただけ。うん、この二人がきちんと友達同士に戻る過程にちょっとうるっと来たですよ。

ついにマグフォンが割れるその瞬間、流れる新挿入かというタイミングがかっこよすぎる! 取り戻した、結びついた友情が生む新たなスイッチの力。仮面ライダーフォーゼ・マグネットステイツ誕生!
接近戦に特化したメテオと、その後方から砲撃を喰らわせるマグネットステイツというその戦術の好バランスはまるでガンダムとガンタンクのごとく。
必殺技が砲撃というのは普通に最終フォーム向けと思うんですが、ともあれ目標物を超磁力で圧縮、爆砕するマグネットステイツ必殺技・ライダー超電磁ボンバーにて遂に強敵ドラゴン粉砕!

龍だけど虎の子ドラゴンを倒され、いよいよ本当に後がなくなってきた橘さん校長…。ああ、せっかくの橘さんも出番短かく終わるんだなあと、もはや夕日に照らされる校長室がお通夜ムードだよ(悲)。
流星が原因でケンカを演じることとなった弦太朗と賢吾ながら、結局はそのケンカも流星のおかげで仲裁。なんともまた実質ライダー部の世話係となってる流星が今回株を上げたわなあ。実質こいつもライダー部と関わることで変わっていく人間というか、やっぱりこいつがライダー部と本心から打ち解ける展開が今後最大の興味であります。
次回、また来てくれたかと喜びも隠さず(キターーー)、ハリケンブルーこと長澤奈央登場。果たして彼女こそバルゴかはたまた単に次回の怪人か??

仮面ライダーフォーゼ 第19話「鋼・竜・無・双」

 2012-01-22
互いに引かれ合ったはずが、ちょっとそっぽを向くだけで反発する。
友情も時には磁石の両極のごとく、磁石反発!

今回、また怪人の正体は陸上部女子か陸上部部長かってミスリード展開があったけど、いやもう橘さん校長から「“彼”には課題を与えました」って言われちゃってるし。
前回園ちゃん先生に事実上の処刑執行を下したホロスコープス・乙女座バルゴ。彼女の登場でいよいよ自分の尻にも火がついたことを自覚する橘さん校長というか、なんだか橘さんが2クール目迎える前に消える気がしてきたよ…。まあ幹部怪人だけで12人って設定なんだから、ズバズバ入れ替えがあるのは当然なんだろうけど。

ライダー部には新フードロイド・忠犬ホル公ことホルワンコフ加入。ここで別に知りたくもなかったのに明かされる、フードロイドのデザイン及び名付け親はユウキでしたとの事実。まあ賢吾にしてみれば、フォーゼドライバー以外にもアストロスイッチの能力を引き出す端末として開発する価値はあったんだろうけど。
今回の賢吾、意中の彼氏が他の子と仲良くなっちゃって「何よ馬鹿もう知らないフーンだ!」とのヒロイン状態(笑)。ある意味、月に取り残されてしまった時より可愛い面を見せるようになってきたというか、まあ流星に存在感喰われすぎないよう弦太朗との改めての友情確認エピソードではあります。

毎度、結果オーライとはいえ突然の思い付きのみで周りの了解なく動き出してしまう弦太朗、賢吾の了承なく流星をスイッチの調整係その2に任命。つか賢吾にしてみればスイッチの調整係は父親から受け継いだ神聖的な役割であると同時、自分と弦太朗との友情関係の象徴でもあるわけでそりゃ無断で役割やられちゃったら面白くもない。
拗ねちゃった賢吾、ライダー部から離れて1年生のとき同じクラスメートだった陸上部女子の臨時コーチに就任。賢吾と並んだときの彼女の背の高さがどうしたもんだと思いつつ、いやプロポーションが良いのはコンプレックスどころか自慢すべきところだろう常考。
賢吾と陸上部女子の間に割って入るいかにも神経質そうな部長というか、もうこいつが今週の怪人でいいよ。そういうわけで今回の橘さん校長の肝いり怪人・ドラゴンゾディアーツはフォーゼ及びメテオ抹殺の使命を帯びたいかにも最強怪人。怪人との戦闘に際し、賢吾を差し置いて指示を飛ばす流星というか、まあ流星本人には賢吾と弦太朗を仲違いさせようなんて意図はさらさらないのが余計に罪深いというか(むしろ今回マグネットスイッチの調整に積極的に協力したり、ゾディアーツへの対抗手段としてのフォーゼの強化は肯定してるんだよな)。
未完のマグネットスイッチの効果は、怪人もあきれるフォーゼ自身の磁石化。自転車だのガラクタだのがバシバシとフォーゼにくっついていくギャグ画は腹筋的に卑怯(笑)。何気に久々のダイザー=大文字さんの活躍で難を逃れるものの、調整不充分のマグネットスイッチを、誰でもない流星の手引きで勝手に使った上に敗北。もはや弦太朗に一方的に絶交宣言を言い放つ賢吾というか、ああ…こいつユウキや弦太朗と出会う前は間違いなく友達いなかったんだろうし(苦笑)、ある意味人生初めての親友を取られたことに対しての素直な反応はホント可愛いな。

マブダチに絶交され、屋上でたそがれながらも忠犬ホル公に慰められ、一念発起して賢吾と仲直りすることを誓う弦太朗。今回の事態の原因は一方的に弦太朗とはいえ、でもまあこの二人の仲直りのためには、賢吾自身も自分の未成熟さを反省する必要はあるんだよね。
賢吾の設計図をもとに流星が組み立てた、マグネットスイッチの能力を制御するための新アイテムNSマグネフォン
。さっそくケータイとしての機能として怪人出現の一報。さすがに今度はフォーゼと協力して怪人に挑むメテオながらも、ドラゴンの硬すぎる表皮にジークンドーが効かない…!
ここぞとマグネフォンを使おうとするフォーゼながら、何故かマグネフォンを使うための分割が効かず、勢いあまってブーメランとして空の彼方…。
いやいちいち危機描写で笑いを取ってどうすると思いつつも、怪人の正体、弦太朗と賢吾の仲直り、橘さんの尻の危機といろいろ見所を期待させつつ次回、新フォーム・マグネットステイツ登場!

仮面ライダーフォーゼ マグネットスイッチ携帯 DX NSマグフォン仮面ライダーフォーゼ マグネットスイッチ携帯 DX NSマグフォン
(2012/01/28)
バンダイ

商品詳細を見る
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫ 次ページへ ≫
Twitter
プロフィール

事業部長わたなべ

Author:事業部長わたなべ
北国に蠢く黒い影。心に星を持つ男。
模型HP「豪雪地帯酒店・第二事業部」やってます。
http://www.geocities.jp/x3318jp/

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ

白黒つけようぜ
□□□