Steins;Gate 第24話「終わりと始まりのプロローグ」(最終回)

 2011-09-14
大団円。
アニメ化前から原作ゲームが凄い凄いと聞いていたものの、放映開始直後から見始めた訳ではなく、いざ時間のあった日に某画サイトで5話までイッキ見。不思議なことにその週のうちにPC版の原作ゲームを手元に所持しており、土日を利用して昼夜問わず入れ込んで数日で終了させてしまいましたという…。自分にとっても、ここ数年で珍しいぐらい一気にハマりこんで触れてしまった作品であります。
ある意味原作をほぼトレースしていた内容のアニメとはいえ、アニメならではの魅せ方もあるというのをスタッフ側がきちんと心得ていたがゆえの番組全般は原作通過視聴者としても新鮮な気持ちで接することができ(1話丸まるをオカリンの悪夢で綴った13話など…話が判っていても続きが待ち遠しかった)、最後まで視聴者を引っ張るテンションを維持したままラストにたどり着いたのには喝采。

タイムトラベルをテーマとしたループ物、という作品そのものの概要は決して目新しい作品という訳ではなし。
しかし「厨二病が、本当のヒーローになる」という(「ウイングマン」あたりが源流であろう)、読者の願望を巧みに物語に落としこんだ結果…「異常な状況に置かれた主人公が、ヒロインの命を救いたいという願いの元に果てしない旅を続け、多くの出会いと別れを経て成長していく」…という普遍にして王道のフォーマットを練り上げ、結果多くの視聴者の支持と喝采を集めたことは、改めてこの作品が素直に「面白かった」ことへの賞賛が働きますです。

もちろん、物語を支える登場人物たちの魅力についても…重度の厨二病でありつつ、多くの視聴者の憧憬の念を集めたヒーロー、鳳凰院凶真ことオカリンのキャラクターが燦然と輝いてますよ。物語が終了して、こいつと付き合えなくなるのが普通に寂しいと感じるぐらいには印象強い人物になったのだなとしみじみ。
田舎在住として、去年までは地元の店1件でしか仕入れていなかったドクターペッパーが、今年の夏はどこの自販機にも置いてあったという影響力からして流石凶気のマッドサイエンティストであります(笑/いえまあ震災以降の流通の都合なんでしょうけど)。

厨二病、世界を救う。オカリンが、愛すべき者のために身体を張って、文字通り自らの血を流して切り開いた未来は、まだ誰も観測し得ない未知なる未来。
この未知なる世界線を“運命石の扉(シュタインズ・ゲート)”と称すること自体に意味はなく、意味がないからこそ――この先が何に繋がるのかも判らないからこそ“選択”する。
今回サブタイに付けられた英題は“Achievement Point”。あえてエキサイト翻訳による直訳でなく、厨二気味なナルシズムを込めて訳すれば…オカリンが果てない苦闘を乗り越えたどり着いたこの到達点こそ“約束の地”。選択の果てにたどり着いたこの場所には、いつか失ったはずの愛もまた待っている。

リーディング・シュタイナーはきっと決して特別な力ではなくて、誰もが持ってる既視感(デジャブ)。もし、その目の前にいる人間をどこかで遭ったことがあると思うのなら、それはきっと、ずっと前から出会っていた縁。
原作を通過して判ってはいても、やっぱりこの、また新しい未来ガジェット研究所の物語が始まるであろうことを予感させるラストがじわりと染み入りましたです。
製作発表が成された劇場版については、果たしてこのオカリン苦闘の3週間の再編となるのか、このラストからの続きとなる新しい物語となるのかすべてはまだまだ判りませんが、もうしばらくは未来ガジェット研究所の面々の活躍を楽しめそう。
たどり着いたここが未知なる未来だからこそ、まだこの先に、何が待ち受けていることか。この愛すべき良作を、また末永く楽しめることを願って。テレビシリーズ2クール、楽しい半年間でした。
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Steins;Gate 第23話「境界面上のシュタインズゲート」

 2011-09-07
多くの仲間達の想いと、紅莉栖の命を犠牲にしてまでオカリンが至ったまゆりの死なない世界は、後に第三次世界大戦が起こり57億もの人間が犠牲になるディストピアとはまた別の絶望の未来。この絶望の未来をもたらすキーパーソンが、第1話のモブとしか思われてなかったあのおっさん…。普通に、都知事選が行われるたび賑やかし的に出てくるあの実在の人物のパロディキャラでしかないと思われていたのがなあ。

別の未来に生まれ、今またタイムマシンで時を駆けてきた鈴羽に促され、今度こそ紅莉栖を救う世界を目指して物語すべての始まりの日、7月28日のラジオ会館(第1話時点)へと跳ぶオカリン。そして再び思い知らされる、収束した時間があらゆる干渉を寄せ付けずに紅莉栖を殺してしまう“歴史の確定”。よりにもよって、その紅莉栖を殺す役目をオカリンに担わせた上で…。
絶望に沈むオカリンながらも、その“絶望”までもが新たな未来に至る計画のための必要なファクター。自ら紅莉栖を殺してしまった罪と後悔を引きずり…絶望を塗り替えようという“執念”を持って生き延びた、2036年のオカリンから託される最後の計画。

幾度と時を駆け抜けてきた自らの足跡も、自ら踏みにじってきた仲間達の想いも、背負ってきた多くの願いも傷も決して…“なかったことにしてはならない”。
今現在、オカリンの立つ絶望の世界がそれらすべてを“なかったことにして”到着したことと対照的に、物語のクライマックスに至ってついに語られるテーマは、実は多くの物語が幾度と述べてきた普遍的なこと――。本当のエンディングは、長く苦しい旅路と、その思い出を積み重ねた果てにこそ、自分達の望む世界として待っている。

今回見る前に実は第1話を再見して、その第1話サブタイに添えられた英題は“Turning Point”。
そのすべての始まりの場所こそ、オカリンの――狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真の踏破すべき約束の地“シュタインズゲート”へ至るための最後の分岐点。
今回OPが、物語の、まさにこの瞬間を指していた歌詞である2番で流れた時点で既にニヤリだったのですが、このクライマックスに至って流れる原作版OP「スカイクラッドの観測者」で、見ている自分のテンションやべぇぇぇ!

完全復活を遂げ、高らかに鳳凰院凶真として立ち上がるオカリンの勇姿。ああ、今回オカリンの鳳凰院凶真への“変身”がとことんテンション上がる…!
今さらながらしみじみと判る、鳳凰院凶真こそオカリンが夢見たヒーロー像の反映。悲しみも絶望も知り、それでも、愛する誰かのために希望を捨てないからこそヒーローになれる。この作品が単に時間ループ物のカテゴリに留まらず自分が好きになれたのは、きっと、この真っ当なまでのヒーロー誕生のフォーマットに強く惹かれたからなんだろうなあ。

嗚呼、わかっちゃいるけど次回で最終回…。今現在ぼちぼち進めてるPSP版終わったら、またPCにインストールした原作再プレイしてしまいそう。
絶望も、悲しみも乗り越え、捨ててきたはずの多くの想いすべてを背負って、遂に待ち受ける鳳凰院凶真最後の戦い――。

Steins;Gate 第22話「存在了解のメルト」

 2011-08-31
前回がまゆりとオカリンの穏やかな時間だったのに対し、今回は紅莉栖とオカリンの静かな、そしてかけがえない時間。
まゆりを救う方法はただひとつ、セルンに保存されたオカリンの最初のDメールを打ち消し、電話レンジがタイムマシンとして機能し始めたすべてをなかったことにすること。そしてそこにあるのは、紅莉栖自身もまた失われてしまった世界線。
紅莉栖がオカリンにまゆりを救う決断を促せるのは、何よりも、何度も、何度もまゆりの死を目撃する度に心をすり減らし続けたオカリン自身を救うためなんだよなあ。

いつだって、今までだって、紅莉栖はずっとオカリンの苦悩を支え続けた最高の仲間。
オカリンが時を超える度、失われたはずのそれぞれの時間での紅莉栖の記憶が決して消えていなかったのは、リーディング・シュタイナーという造語による物理的仮説でもなく因果を重ねた思いの蓄積などという陳腐な言葉遊びでもなく、そこにあったのは互い同士の愛情だったというのは…どんな物語の不思議な出来事にも、一発で説得力を与えてしまう、何者にも覆せない最強の論理。
初めて、素直に、紅莉栖への純粋な思いを告白し彼女の唇の思い出を何度も、何度も刻み込むオカリン。
オカリンひとりに見送られ、アキバを去る紅莉栖。大きく放物線を描き放たれたドクペに込められた願いは、これから自分のいない世界に、ただひとり自分の思い出を抱いたまま旅立つオカリンへのささやかなはなむけ。もう自分に振り向かず、助けるべき存在の所に行けという、彼女のプライドゆえの気丈にして切ないメッセージ。

いつだって、今までだって、鳳凰院凶真は本来気弱な青年であるオカリンの、精一杯の強がりの代弁者。
IBN5100の機能が発見した、セルンに保存された最初のDメールの消去こそ、狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真その勝利の時。
高揚すべき勝利宣言に覗く切ないもの悲しさは、その勝利の影に犠牲になった幾つもの尊い想いゆえに。
すべてを決するエンターキーを叩いたまさにその瞬間、最後にオカリンの前に現れる紅莉栖と、そして突破する世界線1%の壁…。

鳳凰院凶真の勝利したその世界は、もう、誰も紅莉栖のことを覚えていない、誰も紅莉栖のことを知らない世界。
紅莉栖の痕跡でもある、彼女の縫った白衣の刺繍の跡まで消えたことを自嘲気味に確認し、あくまで鳳凰院凶真として強がろうとするオカリン。
そのオカリンに捧げられる、まゆりの「オカリンは自分のために泣いていい」という言葉は、何度となく、多くの想いも犠牲も踏みにじっての苦しい旅を終えたオカリンに対する、誰よりも「赦す」という恩赦であります。
Dメールとタイムリープを巡る、多くのオカリンの罪に対して赦す資格があるのはまゆりだけというか…本当にここが、物語の終着点であったとしても、美しい終わり方でもあるんですな。

オカリンひとりだけが、多くの辛い思い出を抱いたまま動き出す新しい世界と、そして――その世界さえも時間の陥穽だったことを告げる、切羽詰った1本の電話。
…EDの最中の、突然の映像の逆転再生と鳴り響くダルのケータイという、まさかの原作トゥルーエンドへの道程の完全再現演出!
嗚呼…原作でここまで至ったときのテンションが再び甦った! 次回、いよいよ最終章突入。オカリン、シュタインズ・ゲートの真の選択に至る…。

Steins;Gate 第21話「因果律のメルト」

 2011-08-24
両天秤にかけられたまゆりと紅莉栖の命を前に板ばさみとなってしまうオカリンと、まゆりによって回想される、オカリンとの、二人だけの穏やかな時間。
せっかくIBN5100を取り戻したとしても、現在の世界線のままではまゆりの死は確定している。それを容赦なく指し示す、せっかくの、二人で始めて出掛けたコミケでの帰り道でのまゆりの犠牲…。何度も、幾度となく、まゆりの死を目の当たりにするという…Dメールで世界線を意のままに弄んだことの罰を受け続けるオカリンにとっての無限地獄。今回、自棄的に自らの死を選ぼうとして…それをまゆりに庇われたというのが辛すぎるわ…。

再びタイムリープで過去に逃避するオカリンながら、ずっと人質として側でオカリンを見てきたまゆりにとって、もはや隠すことの出来ないオカリンの苦悩。
まゆりの前で、あくまで狂気のマッドサイエンティストとして虚勢を張り続けるオカリンながら、自分こそがオカリンにとっての重荷になっているのではないかと、日頃おっとりとした態度ながらも敏感に察するまゆり。
まゆり自身にもやはり蓄積されていたリーディング・シュタイナーによる、幾度となく重ねた自身の辛辣なる最期の記憶が…。

今回、ある意味あの悪夢の13話と重なる、抜け道のない袋小路に追い込まれたオカリンの葛藤編であります。今までDメールを取り消すための奮闘の中で、常にオカリンの力となってくれた紅莉栖ながら、その紅莉栖の命まで犠牲にしてしまわなければならないのかを思えば彼女に助けを求めることも出来ない。
原作バレをアニメの感想でやってしまうのは反則なんだけど、もはや、オカリンに許された行動はただひとつ…“選択”だけなんですな。順当に行くなら、次回でオカリン、自らの“選択”に、最後の勇気を持ってその手を揮う――。

なにげに、せっかくのコミケ回(札入れの千円刷の束を確認するダルの様は、戦場を前に給弾を確認する兵士のごとく)なのにストーリーの重さが切ない空気にしてしまっているというか…。実はコミケに興味深々な紅莉栖が、いざ会場入りしたらいろいろはっちゃけそうに思えてならない(苦笑)。
あと、地方在住者として、コミケとお盆の墓参りを両立できる都会人の強みをなんとなく実感してしまったなあと(汗)。
まさに部活動のごとく賑やかなのが当たり前でもある未来ガジェット研究所の現状を思えば、オカリンとまゆり、たった二人だけだった頃の、静かにして穏やかな雰囲気が相当に違和感とも思えますです。スカウトされたとはいえ、このリア充カップルな雰囲気の中に入り込めたダルの強心臓バネぇ(笑)。

Steins;Gate 第20話「怨嗟断絶のアポトーシス」

 2011-08-17
いわゆるところの萌郁の世界線に来てから、実は守るべき対象のはずのまゆりとほとんど会話を交わしていないオカリン。オカリンの余裕のなさが如実でもあるんだけれど、前回、まゆりが犠牲になるタイムラインを冷徹に傍観して確認するあたりとか含めて、オカリンが自ら色々と大事なものを踏みにじっているようでもあってなんとも辛いな…。

遂にオカリンと萌郁が知ることとなるFBの正体と、そのFB本人もまた、ただ救いを求めていただけの人間のはずなのに、蜘蛛の糸に絡め取られてしまった存在だったことを悟る萌郁。
正体を知られたFBが、独白の末に萌郁を撃つのはエージェントとしての動作。その動作に、自らの死も含まれるのは…ただひとりの家族を守ることはもちろん、恐らくは何よりも、この蜘蛛の糸の連鎖を自ら断ち切るため。
原作全編に渡って、ある意味一番ショッキングなエピソードでもあるのは、タイムリープという超常を離れたオカリンたちの日常の代表とも呼べる人物までもが事件に根深く関わっていたという事実が…まさにオカリンたちを閉じ込めた逃げ場のない籠を指し示していたがゆえ。
実は一連のシーン、原作から大きく改変されていたりする部分があるんだけれど…てか激しくカットされたくだりはあるんだけれど、これは、自分の大好きな東映特撮で言えば、「超光戦士シャンゼリオン」38話のラストシーンが当時から物議を醸したあたりに起因するんだろうなとだけ(冗談のように聞こえるかもしれませんが、たぶん割と本筋突いてますので)。

自らの死の間際にオカリンに謝罪する萌郁。実はまだこの世界線では、萌郁はまゆり殺害などの罪を何も犯してはいないのだけど…彼女もまた、リーディング・シュタイナーにより別の世界線での自らの罪を垣間見たのかも。
そう思うと、原作にあった彼女の謝罪に対するオカリンの「許すよ」の台詞も切らないでほしかったんですけどね。

悲劇の末に消去されるDメールと、戻った世界線において「その悲劇すらなかったことになってしまった」ことを複雑な視線で見つめるオカリンというのが…あまりにオカリンの孤独感を際立たせております。今回もまたオカリンは、誰かを傷付け、その罰として、誰もその悲劇を知らない世界で彼女らの傷を背負ったまま生きていくしかない。
そして、すべての傷跡の成果として、やっとオカリンの手に戻るIBN5100…。

忘れていた。すべての基点はそこだったのに。まゆりのためという目的のために顧みる余裕もなかった。
オカリンを追い詰める、真の袋小路。まゆりが救われる世界は、最初のDメールにその名を刻まれた人間、その死が確定した世界。
両天秤にかけられる――まゆりと紅莉栖の命。
EDの、あたかも砂時計の中に閉じ込められた紅莉栖という画を象徴する最後の展開。クライマックスは近し。

Steins;Gate 第19話「無限連鎖のアポトーシス」

 2011-08-10
オカリン、最後のDメール消去に挑む。
タイムリープを繰り返す度、もはや何の躊躇もなく紅莉栖に助けを求められるようになっているオカリン。どんなにタイムリープを繰り返そうが、決してあなたは孤独じゃないとオカリンを励ます紅莉栖のいじらしさが身に沁みますですよ。タイムリープ初期の頃、半信半疑な扱いだった頃を思えばやけに素直にオカリンの言葉を信じるようになってる紅莉栖。愚考すれば、紅莉栖もまた(オカリンが因果を重ねたことによる)リーディング・シュタイナーが働いて、無意識ながらも事態を素直に受け止められるようになっている…のだろうか?

今やオカリンにとっての憎むべき仇敵、萌郁の住居を調べるも、彼女は既に自ら命を絶った後…というの出だしが実にタイムリープ物ミステリー。
萌郁がまだ生きていた日付へと飛び、そして目の当たりにする、自らの居場所もなく、誰にも必要とされず、ただラウンダーの指示者である“FB”なるメールの相手の存在だけに依存していた哀れな女の姿。つか、まさかほぼ原作どおりに、まゆりを殺害した相手に対するオカリンの容赦ないバイオレンス描写が思いっきり炸裂するとは(汗)。萌郁の顔面歪ませる思いっきりのマヂパンチにドン引きであります。

前回、前々回と駆け足気味な話が続いたせいか、萌郁というキャラに対する孤独感と憐憫をじっくり描いたあたり、これまで目立たなかった彼女のやっとのヒロイン編という感慨も。
身寄りもなく、自らの居場所のない孤独な境遇を打ち明ける萌郁にオカリンがふと思い出す、彼女自身が、自らのDメールで消してしまった…未来ガジェット研究所の一時のラボメンとして仲間達に囲まれていた姿。もしかしたら、ラウンダーというリスキーな立場も捨てて、萌郁が得ていたかもしれないかしましくも暖かな居場所という可能性…。もはや萌郁を哀れな女として、ついにその時迫る、その萌郁を利用したFBとオカリンの対決。
次回、原作上がりとしてたぶん原作ゲームやってて一番驚いたところ。次回で、いろいろなところが繋がるのですよ…。

Steins;Gate 第18話「自己相似のアンドロギュノス」

 2011-08-03
彼女イナイ歴=年齢のヲタサークル所属の厨二病学生、生まれて初めてのデートでござるの巻。
ルカ子編。ルカ子の出したDメールの取り消しのため、ルカ子の望みをかなえる形でオカリン、ユニクロで買ってきた服でルカ子とデート。つか、事前準備に入るも基本寂しい青春を送ってる連中の集まりとして、未来ガジェット研究所ラボメン一同リアル異性とのデートに際し右往左往するばかりで屁の役にも立たないあたりは…いや紅莉栖の初々しい慌てぶりだけで笑えるんだけれど、リアル独身視聴者としてなんだか身につまされるんですが…(orz)。

ある意味第2クールに入ってから一番平和な回。だけど、結局はルカ子の好意を、もう永遠に惚れた相手と添い遂げることが出来なくなるという残酷な形で踏みにじる結末。時間線をいじったことで、他者の人生に生死までも弄ぶこととなってしまったオカリンにこれでもかと突きつけられる、己の犯した罰への断罪。
もう本人も覚えていない、鈴羽と父親の邂逅。フェイリスとその父親との幸福な思い出、もう生涯胸に秘めるしかないルカ子の好意。自らが壊してしまった、それらの出来事や想い、重みのすべてを当人達に代わって背負い続けるのが、オカリンが今後の生涯に渡って償わなければならない罰。
ぎこちないどころか、まさに外見だけを取り繕ったようなデートを経て、それでもルカ子が本当に欲しかったものに最後に気付くオカリンが何気にイケメン。つかやっぱり、狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真として覚醒(笑)した生き生きとしたオカリンとその弟子として妖刀を揮うルカ子という、この恥ずかしくも微笑ましい二人を見てるほうが楽しかったり。

あと今回、前回のフェイリス同様ルカ子にも現れたリーディング・シュタイナーの兆候。これはもう、オカリン自身がDメールによる時間改変及びタイムリープを繰り返したことによる、オカリンを中心とした因果とも思えてくるなあ。リアル異性とのデート対策に際してギャルゲ知識でしか対応できないダルというのはやめてもう本当にやめて(ココロガイタイ/泣)。
次回、取り消す最後のメール。原作を順当に行くのならオカリン、敵の核心に迫る…。

Steins;Gate 第17話「虚像歪曲のコンプレックス」

 2011-07-27
原作での流れ。
オカリン、フェイリスの出したDメールの内容を聞き出すためカードゲーム大会会場へ。

成り行きからフェイリスと二人三脚にて、卑怯な手段で勝ち進んできた白石稔演じる4℃に勝利。

過程からフェイリスと信頼関係を築くも、白石、敗北の腹いせにフェイリス追っかけ=アニメでの今回の冒頭。
つーことで原作でのフェイリス編はむしろカードゲーム大会部分がメインでもあったんだけど、その辺一気にすっ飛ばして1話に収めたなと。

鈴羽のためのDメールを消去した成果は、まゆりの死をわずか1日伸ばしただけ。途方に暮れるオカリン、今度は最初から紅莉栖に相談。これまでのDメールを打ち消していくことでIBM5100を入手していた元の時間線に戻るしか方法はないという過酷な旅路への結論。ひとりタイムトラベルへと旅立つオカリンを見送る、紅莉栖のひと言が切ないなあ。
順番的に、まず取り消すべくは秋葉原の様相を一転させたフェイリスのDメールと、両天秤にかけられる、時間改変のおかげで消えずにすんだ命と時間改変のために死にゆく命――。
今、危険に晒される友達のために、家族と過ごした幸福な10年間を幻とするフェイリスの決意が儚くも切実。
築いた信頼も、ほのかな想いも、すべて泡沫とする「時間の修正」という行為の残酷さ。オカリンだけが、消滅してしまった時間線の出来事を覚えているというのが今回ことさら残酷な――。

突然オカリン以外のキャラが説明もなくリーディング・シュタイナーに覚醒するあたりは、原作どおりといえばそれまでながら謎といえば謎。ご都合主義的ながらも、個人的にはオカリンの孤独感が僅かでも解消される希望的要素とも思えたのですが。
番組放送期間的には実に2ヶ月ぶりに元の様相を取り戻す秋葉原。されど(鈴羽の苦心の成果としての)IBM5100を取り戻すまでの道程はまだ遠く。
あと、オカリンとは別の意味での厨二っぷりを僅かな出番で存分に爆発させてる4℃(白石)が、ゲスとはいえ間抜けな顛末も含めて何故か好キャラ。出会う場所が違ったら、オカリンとは存分に厨会話で熱く語り合える親友同士になってただろうなあとか妄想してみたり。

Steins;Gate 第16話「不可逆のネクローシス」

 2011-07-20
未来を託す言葉に込められた、揺るぎない決意と儚い思い。何気ないピンバッジ騒動から明らかとなる、過去にしか行くことが出来ない鈴羽のタイムマシンの一方通行の性質と、それすら覚悟の上で未来ガジェット研究所ラボメンたちという友達と過ごした思い出を胸に旅立とうとする鈴羽。
鈴羽の切ない思いを知ったからこそ、その願いを背負うことを承諾するオカリン。同じ時間を過ごした仲間の願いを決して無碍にはしないことこそ、リーディング・シュタイナー能力の持ち主にして未来ガジェット研究所のメンバーたちの中心としてのオカリンの決意。

原作で通過済みの展開を追っているとはいえ、たぶん原作でも最も切ないエピソードのアニメ化として、スタッフが凄く丁寧に作っていたというのが好印象であります。
ある意味、劇中最も重い運命を担った鈴羽に対する、旅立つ直前の探していた父親との出会いという心温まる贈り物と、そのわずか数時間後にオカリンたちが知ることとなる、鈴羽の旅の顛末…。

鈴羽が胸に大事にしまったであろう、やっと知り得た父親のことも、ラボメンたちと過ごした思い出も、全てを消す権利は誰にもない。それでしか救えない運命があるのならば、全てを背負って、鈴羽にとっての暖かい思い出さえも全て消去するDメールを送信するオカリン。
鈴羽の温かな思い出を消去した成果として、僅かに数値を変動させるダイバージェンス・メーターと、回避される形となる8月13日の夜の悲劇。

鈴羽自身がオカリンに指し示した、ダイバージェンス・メーターの数値1%を超える――セルンによる悲劇の未来を塗り替える方法として、今までのDメールが叶えてきたラボメンたちの願いを残酷な形で消し去る…。今後もオカリンに迫られるのはこの非情な決断。
時間を飛び越え、変化を繰り返す歴史の観測者としてのタイムトラベラーの。その絶対的な孤独を描破したここからの展開がいよいよ神がかってきていて、ここから先の展開もアニメにてどう見せてくれることか本当に期待。

Steins;Gate 第15話「亡環上のネクローシス」

 2011-07-13
支配された未来、廃墟の中から立ち上がった未来戦士・鈴羽!



↑原作やってて、鈴羽(バイト戦士)の正体が未来戦士だったと知ったとき、真っ先に思いついたのがコレだったりする(苦笑/誰かMAD作ろう)。
バイト戦士改め未来戦士鈴羽によって語られる、未来ガジェット研究所がタイムマシンを生み出したことによる、セルンの支配下にてデストピアと化してしまう未来。もはやそれを阻止する方法はただひとつ、セルンに傍受されている、オカリンが第1話で送信した最初のDメールをセルンのデータベースからの消去。それが出来るレトロPC・IBN5100を1975年にて入手しオカリンたちに手渡すことこそ、時を駆けて現代の秋葉原に降り立った鈴羽の使命。

物語のバックボーンと最終的なゴールが示された結構重要回。未来ガジェット研究所メンバー、雷雨に晒されたことが原因で故障した、ラジ館8階の鈴羽のタイムマシンの修理開始。仲間達の協力を得て余裕を取り戻し、やっとポジティヴに動き出すオカリンというか、鬱展開が続いた分、やっと痛々しい厨二病患者という本来のアイデンティティーを取り戻したあたりに視聴者としても安心(笑)。
タイムマシンの修理と並行して行われる、現代の秋葉原にいるという鈴羽の父親探し。特別事件に関わりのない人捜しだとしても、ラボメンである鈴羽のためというオカリンの行動原理がまるでギャルゲの主人公みたいなイケメン性質。アニメ独自展開としてのまゆりのパパ捜し作戦と、まんまと罠にかかる助手吹いた。
実質タイムマシンの修理を受け持つこととなるダルながら(物語中ここがこいつの最大の活躍場面)、まゆりに鈴羽との仲を揶揄されたり原作にない鈴羽との会話シーンなど、もはやこの二人の関係性がわかりやすい伏線として描写されてるから、原作厨視聴者としても特にアニメ感想書くのに気を遣わなくてよくて助かるわ(苦笑)。

今回、実質次に起こる事件の中継ぎ話ながら、ラボメン面々の日常的な雰囲気が番組に戻ってきてて面白かった。友達に恵まれ、平和に暮らせるこの時代を愛した鈴羽と、この先も変わらぬ平和な未来を託されるオカリン。ヒーローとはほど遠い小物キャラのせいでついつい忘れがちだけど、未来への選択肢を握っているのは主人公としてのこいつなんだよな。
原作を順当に行くのなら、次回、オカリンに非常な決断が迫られる…はず(いや、原作でのあの展開、今回来るとばかり/汗)。

Steins;Gate 第14話「形而下のネクローシス」

 2011-07-06
時をかける孤独の戦士オカリン、第2クールに至りついに遂に新たな武器を手に入れる。自らの進むべき時間線を目指す道標…その名はダイバージェンス・メーター!

前回から続く、まゆりを救うためのオカリンの終わりなき孤軍奮闘。基本ヘタレ体質の臆病者がまゆりを守るために被っていた厨二病患者の仮面、鳳凰院凶真としての強気を演じ続ける余裕もなくなってるあたりが視聴者としても辛いな。
ひとりで覆せない状況をひっくり返す方法は、信用できる誰かに助けを求めること。打ちひしがれるオカリンの前に現れ、本人に代わって鳳凰院凶真ポーズや高笑いでオカリンを奮い立たせようとする紅莉栖があまりにかっこよすぎる。この辺はさすがメインヒロインの貫禄というか。

紅莉栖の助力を得ての新たなタイムリープにて、今度は最初から紅莉栖の協力を求めるオカリン。そしてもうひとり、オカリンの前に自ら正体を現す新たな味方参上。
ちょっと早急さを感じないでもない展開が、原作の整理(アレンジ)を実感するところながら…たったひとりでままならない状況が、仲間の協力を得ることで変化していくという希望が見え始める展開に改めてほっとしたり。
セルンのエージェント・ラウンダーとしての萌郁。
オカリンたちの前に示される、時間線という物語の根幹を成す概念。
そして“オカリンたちの現在の時間線”の延長の未来としての、2036年からの使者ジョン・タイター。
色々と物語設定の説明話でありつつ、オカリンの苦闘を軸に物語がきちんと動いているあたり、今回もやたら面白く見れましたです。

原作を順当に行くなら、たぶん次回はバイト戦士回。時間線を弄ぶ手段を手にしてしまったオカリンに、非情な決断が迫られる話が続く…。

Steins;Gate 第13話「形而上のネクローシス」

 2011-06-29
今明かされる、狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真誕生の秘密。
小学生の頃、懐いていた祖母を亡くし喪失感に打ちひしがれるまゆりの意識を繋ぎ止めるために、咄嗟にオカリン少年の口から飛び出した子供の浅知恵丸出しの言葉が紡いだ「狂気のマッドサイエンティストとその人質」としての二人の幼くも暖かな関係。ここでまゆりが度々口にしていた「自分がオカリンの人質」という言葉の暖かな意味もまた明かされると共に、その関係を打ち壊した一発の銃弾。
この悲劇を覆すため、今、まさに完成を果たしたタイムリープマシンを作動させ“跳ぶ”オカリンと、そのオカリンの前に容赦なく立ち塞がる「8月13日、椎名まゆり死亡」という、たかが時間跳躍者ひとりの力ではもはや覆すこと叶わない固定されてしまった事象。

この、オカリンの時を駆ける奮闘と決して結果を変えられないという絶望感が凄まじく(今回クライマックスでのまゆりの死因は…もはや“時間そのもの”の悪意というレベル)、現状、見ている視聴者をもどうしようもない袋小路に追い詰める演出は恐怖のひと言。
小手先の足掻きで固定された事象を覆せるはずもなく、オカリンがまゆりを助けるために取るべき手段は、Dメールの起こしてきた事象と物語の伏線ひとつひとつを追いかけていくこと。本当、今回からが後半戦というよりは物語の真のスタートであります。

あと、地方在住者としてyahoo路線で調べてみたら、本当に総武線が止まったら地下鉄使わないと御茶ノ水には行けないのな。今回だけでもこういう細かい伏線にやけに感心しました(バイト戦士、ひと駅分ぐらいチビっ子歩いて連れて行けよ…)。

Steins;Gate 第12話「静止限界のドグマ」

 2011-06-23
時の果てにたどり着き、まゆりの説く孤独に打ち震えるオカリンの夢と、ラボメン一堂の葛藤の果てに完成を見るタイムリープマシン。
そのマシンの実験を一度も試みることなくオカリンがマシンの公表を決意するのは、夢ばかりでなくこれまでのDメール実験で存分に時間の理を人の手で弄んでしまった取り返しのつかない結果を目の当たりにしてきたのも大きいんでしょうけどね。
クローズアップされる、オカリンにとっての紅莉栖とまゆりとの関係というか、紅莉栖に対しラボメン全体への誠実なる本心を明かし、そして誰よりも精神的支柱であったまゆりの存在。「自分がもう人質じゃなくても大丈夫」というのは、オカリンを側から見守ってきた人間としての人間的成長の祝福でありそしてこの後に来る辛い別離の予感。

ラボメンとしてタイムリープマシン完成パーティーに招待されるバイト戦士と紅莉栖の一触即発な空気が毎度のことながら視聴者の胃にピリピリ来るところながら、今回この二人のちょっとだけ和解的な流れが良かった。そして、まるで秋葉原を封鎖するがごとくのテロ予告のニュースがもたらす不穏な雰囲気と、未来ガジェット研究所を襲う最悪なまでの悲劇…!
原作通過視聴者として、このショッキングな展開が来るとしたら1クールのクライマックスだろうなと思ってたら案の定でしたというか、ここからが物語の本筋だよなと思うと感慨もひとしお。
悲劇を塗り替える鍵は、今まさにこのラボの中にある。Dメール実験による事件の数々はまだ序章に過ぎず、今、この悲劇を打ち壊すためのオカリンの果てない冒険はここから始まる。

Steins;Gate 第11話「時空境界のドグマ」

 2011-06-15
偶然発見されることとなる電話レンジによるDメールの原理と、セルンに通じてるという紅莉栖への疑惑の忠告。上半身ジャージを取っ払った露出も眩しいバイト戦士大活躍というか、バイト戦士の紅莉栖への怨嗟や憤りは現状“言いがかり”に過ぎないんですけどね。ええあくまで現状は。
電話レンジによる新たな可能性としての、意識のみを過去の自分自身に飛ばすタイムリープ。その完成がいかな影響を与えてしまうかということに恐怖しつつも、その興味と好奇心を抑えられずに電話レンジの改造を進めるオカリンと紅莉栖。
嗚呼、科学者の興味と好奇心が破滅の引き金を引くというフラグがこれでもかと。オカリンの携帯に届く、もはや殺害予告としての第二の脅迫メールがラボメン一堂が引き返せないところに足を踏み入れてしまったことを端的に示しているというか…。
(ここでオカリンが、仲間にメールの存在を打ち明けて対策を講じるってことをしなかったのは…自分ひとりの胸にしまっておく度量というよりビビって話せなかったが正しいんだろうね)

意識のみを過去の自分に飛ばし、Dメールのようなバタフライ効果による偶然の変化でなく自分自身の意思で歴史を変えられるタイムリープ。その行為が、他者と自分の関係まで変えてしまう――自分自身を孤独に追い込むこととなると、拙い理解ながらも鋭いところを突くまゆり。
実はOP歌詞が示している今後のオカリンの絶対的な孤軍奮闘をある意味予言していたとなれば、なんと意味深な。

脅迫メールの存在をよそに刻一刻と近付くタイムリープ装置の完成と、その完成がもたらす、物語中盤最大のクライマックスが始まる。

Steins;Gate 第10話「相生のホメオスタシス」

 2011-06-08
やっとのことで前々回のDメールの成果による、るか「じゃじゃ馬にさせないで」。ハイ深夜枠でもギリギリのセクハラ描写と小林ゆう画伯の泣き演技にちょっと萌えた。
実験のつもりで繰り返してきたDメール送信が、ことごとく変質させていく世界のあり方と関わってきた人々の運命。
今さらながら事態の重さを噛み締めるオカリンを支えるのが、世界が変質しても人間関係が変わらないことの安心感というのは(萌郁との面識までなくなったわけじゃなかったし)ある意味物語の良心なのかも。
オカリンが狂気のマッドサイエンティストという自身を演じられるのは、まゆり、紅莉栖、そして鈴羽との会話から見て取れる友人関係と友達思いの性格ゆえというのが今回顕著でなんかほっとするわ。

ちょっと唐突でもある鈴羽の父親探しの中、ついに送信されてくる“敵”からの脅迫メール。父親と出会えることなく黙って去っていった鈴羽との関係を繋ぎとめるために再びDメールを打つオカリン。
鈴羽が消えた街に降る雨と、ラジオ会館の屋上から消えた人工衛星、そしてDメールによる歴史改変による「パパと合えず残念パーティー」のどんちゃん騒ぎを経た翌日の朝の鈴羽との邂逅。バタフライ効果が起きたことを指し示す「蝶が横切る」演出のとおり、またひとりのキャラの運命が大きく捻じ曲げられているんですが…それは原作通過済み視聴者として口を噤むこと。
歴史改変によるどんちゃん騒ぎを写した写メの1枚に、すごく感慨深いのがあって…これはアニメのスタッフいい仕事したとちょっと賞賛であります。

Steins;Gate 第9話「幻相のホメオスタシス」

 2011-06-02
紅莉栖のラボ内での立場、助手からねらーにレベルダウン。屋上での電話の相手は最終回の伏線と、さりげに原作バレを書き残してみる。
ツンデレとして一時見せた弱さをツンで隠しつつ、その助手へのエールを厨言動で照れ隠すオカリンってあたりの夫婦漫才こそシュタゲ(笑)。

知的好奇心を満たす実験のつもりで幾度と行ってきたDメールの送信がもたらしていた、バタフライ効果による過去改変。時間の流れへの介入は人の手に余る禁忌、特異点としてオカリンだけが持つリーディング・シュタイナーはあたかもその禁忌を犯した者への罰のごとく。

原作でも物語前半の、このジワジワとしたオカリン自身への糾弾でもある歴史改変の衝撃度がやたら背筋を震わす好演出なんですが、アニメでもこのジワジワ感の再現率は本当に大したもんです。
Dメールの危険性をオカリン本人が薄々気付き始めたのも時遅く、衝撃的でもあるクライマックスがオカリンに突きつける、自らの愚行の末路…!
ええ本当の前半クライマックスは間違いなく第1クールラストとして、あと今回のるかの服装もDメールのもたらした成果と口を滑らせてみる(含笑)。

Steins;Gate 第8話「夢幻のホメオスタシス」

 2011-05-26
未来ガジェット研究所男の娘まつりでわっしょい。我等が小林ゆう画伯の内気少女声の破壊力は抜群すぎるというか、画伯演じるるかの、恥じらい混じりの萌えキャラコスがけしからんぐらいに精神攻撃。
送信される萌郁(シャイニングフィンガー)とるかのDメールが覆す過去の事象と、それを唯一観測できるオカリンの特異点能力リーディング・シュタイナー(はずかしい厨造語)。ラボメンとなったはずの萌郁との関係がリセットされてしまったあたり、人間関係がその当事者同士の人生に大きく影響を及ぼすことを思えば、無闇な時間改変がどれだけの責任を伴うことか。そして、それに薄々気付きつつも実験を止められないオカリンと紅莉栖が、なんたる目前の興味を抑えることの出来ない科学者的エゴ丸出し。
基本ゆとり世代ばかりのラボメンが、初めて目にする前世紀末のロストテクノロジーとしてのポケベル。畜生お前ら、メールもカメラも付いてなくて使うときにアンテナ伸ばして着メロは自分で音階を入力するようなケータイも見たことないとか抜かすんだろう。渋谷のカメラのさくらやのスシ詰めのエレベーターの中で、自分で入力したガンダムOPの着メロが流れてしまったことがある自分に謝れ(泣)!
次回、未来ガジェット研究所、訳もわからずにらんまらんまで日が暮れる(含笑)。

Steins;Gate 第7話「断層のダイバージェンス」

 2011-05-18
時間改変実験開始。オカリン、ロト6の賞金狙うもビビりすぎ(笑)。
ひたすらラボ内を記念撮影しまくるシャイニングフィンガーとかバイト戦士の手のピンバッジとか下階の店で42型テレビが点けっ放しとか、原作ゲームを通過した視聴者からすればニヤリと来る伏線が貼られまくっているな。逆にバイト戦士の正体が判りやすすぎるのがナンなんですが。
2クールの尺があるという前提での、実験の日の午後の事象をじっくり重ねるエピソード。この作品はこのジワジワ感がやたら期待を煽るわ。主人公がタイムトラベル上の特異点って設定は、ある意味「仮面ライダー電王」よりも判りやすく解説されてるかも。
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北国に蠢く黒い影。心に星を持つ男。
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