海賊戦隊ゴーカイジャー 最終話「さよなら宇宙海賊」

 2012-02-19
飛び出せ、永遠に時を越え!
新たな夢を掴むため、勇気の旗を掲げる俺たちの船出!

最終決戦。なお地表を焼き尽くそうとするザンギャックの大艦隊を前に、意外な最後の切り札となるのがナビィが拾ってきたバスコの海賊船フリージョーカー。まさか、この最後の展開を見越しての船名だった訳じゃあるまいな?
マーベラスと鎧はフリージョーカーに飛び乗って艦体旗艦へと向かい、地上に残ったダイランドーなぞ、もはや残り4人で充分な雑魚中の雑魚幹部。つか、皇帝の親衛隊として仰々しく出てきた割には屁ほども存在感が無かったというのは不憫といえば不憫な(泣)。
「ザンギャックを滅ぼし、宇宙に平和をもたらす」。その鎧の夢を叶えさせるべく送り出すジョーがやたら男前。デカマスターへの豪快チェンジもやたら似合ってるというか、つかズバーンへの豪快チェンジ、宝剣モードへの変形まで可能だったのか(驚!)。もうズバーンのレンジャーキーってハカセ専用でいいんじゃないかな。

海賊船を駆る海賊の戦い方は、第1話から変わらずもちろん真正面からの特攻! 旗艦突入を果たし、堂々と皇帝アクドス・ギルの前に立ち並ぶゴーカイレッドとゴーカイシルバー。旗艦突入からここに至るまでの二人の勢いがノンストップ状態というか、そしてシルバーが皇帝の相手をしている間に、レッド、旗艦の有り余る重火力を持って大艦隊を殲滅…。
ええと…展開としては爽快なんだけれど、これまでの全戦隊ロボの総力をもってしても敵わなかった大艦隊の最後として…。普通に、アクドス・ギルの心臓が全艦隊の自爆スイッチになってるとか、皇帝を倒さない限りザンギャックの大物量を殲滅することは出来ないぐらいの緊張感はあっても良かった気も。

大艦隊を殲滅させ、地上のジョーたちの元に戻った二人と、もはや最後の対決と6人の前に立ち塞がるアクドス・ギル。
宇宙全てを手中に収めたつもりで、アクドス・ギルが犯した最大の過ちは、スーパー戦隊に守られ続けたこの地球に手を出したこと。自分たちの背中には、34のスーパー戦隊がいる! 皇帝との最終決戦を前に敢然と言い放った、この台詞こそゴーカイジャーのすべての結晶。
実は最終回、ここで再び劇場版のごとく、イメージだけとはいえ全200人(ニンジャマン含む)のヒーローたちが一堂に会する…って画があるんじゃないかと思っていたんですが、そのインパクトある画はどうやら春の映画までお預け(バイオハンター・シルバの再登場が楽しみすぎる…ッ!)。
34戦隊の戦士たちへの大連続豪快チェンジというド派手な荒技の奔流を一身に受け、ついに滅び去る邪悪の皇帝…。

第1話のカレー屋さんとか男塾の雷電みたいな戦隊に詳しい保母さんという気の利いたゲストたちとの別れを経て、新たなる夢、宇宙で2番目のお宝をその手に掴むべく旅立つゴーカイジャーと、返却されたレンジャーキーを手にそれを見守る、歴代スーパー戦隊の戦士たち。
栄光の初代スーパー戦隊・ゴレンジャー:アカレンジャー/海城剛の激励もそうだけど、嗚呼…ブログなどで今でもスーパー戦隊愛を熱く語る男、ダイレンジャー:テンマレンジャー/将児こと羽村英の登場(キリンレンジャー/知ともども)がまた感無量ですよ…。
35番目のスーパー戦隊というアニバーサリーだったとはいえ、これほどまでに、日本中の、あらゆる世代の視聴者たちの憧憬を集めてきた、レジェンドヒーローたちが集った偉大な番組となった「海賊戦隊ゴーカイジャー」。今年も継続されるレンジャーキーの商品化と併せて、またこうして過去戦隊に出演された方々の、今後のシリーズ登場を願ってやまないところであります。

35番目のスーパー戦隊としての使命を全うし、地球に、全宇宙に平和をもたらしたゴーカイジャーを待ち受けるのは新たなる旅立ち。最後にその海賊たちを見送るアカレッドに別れを告げるマーベラス。少年の頃宇宙刑事ギャバンに薫陶を受け、アカレッドとの出会いを経て一人前の男として鍛え上げられ、多くのスーパー戦隊の戦士たちとの出会いを経て成長を遂げた、誇りある――夢追う海賊としての、笑みを浮かべた逞しき表情を見せて。
予告されている、次にマーベラスが己が夢を賭けて挑む相手は、スーパー戦隊と同じく世界の人々の自由を守り続けた数多の風、仮面ライダー!
もはやゴーカイジャーが、東映ヒーローユニバースを繋ぐヒーローになってしまったなあという感慨とともに、春の劇場版での海賊たちとの再会を心待ちにしますです。
さらば海賊戦隊。その海賊旗が翻る先は、新たな夢が待つ広大なる自由の海。
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海賊戦隊ゴーカイジャー 第50話「決戦の日」

 2012-02-17
いつか問いかけたこの星の価値、それこそ見つけ出した最高のお宝。
地球の涙を、人々の勇気を守護(ガード)、それこそがスーパー戦隊!

最終回直前ということで、ザンギャック大艦隊を相手ののっけからロボ総力戦。今まで手にしてきたスーパー戦隊の大いなる力も惜しげなく投入というか、これまで明かされなかったメガレンジャーの大いなる力は意外といえば意外なメガウイング。全国の玩具系サイトさんがDXメガウインガーの発掘に躍起になったことだろうなあ。いえ自分ちの押入れにも眠ってますけど(苦笑)。これまた今まで劇場版しか出番のなかったゴレンゴーカイオーも堂々飛翔。つくづくDXゴーカイオーに合体できるバリブルーンが欲しくなるわなあ。
この大いなる力の総力をもってしてもその数を減らせない大艦隊…。ザンギャックの怖さは、つくづくその物量に尽きると改めて思ってみたり。大星団ゴズマ壊滅後に台頭した帝国とはいえ、その他銀帝軍ゾーン等宇宙勢力となる過去の敵の残党も取り込んでるとしたら、どれだけ物量が計り知れないんだか。
その圧倒的物量の前に、ついに敵わず吹っ飛ばされてしまう二大ロボ…。映画「199ヒーロー大決戦」冒頭で示唆された、レジェンド大戦で過去の戦隊ロボたちが倒されたという展開をそっくり踏襲するがごとく。

ガレオンからバラバラに放り出され、ザンギャック艦体によって破壊された街中を各々駆け抜けるメンバーたち。ここで遭遇する懐かしい面々。
ルカとアイムが再会したのはゴーゴーV回にて出会った親子。生まれたばかりの赤ん坊の姉となった少女の胸に託されていた、ゴーピンク/巽マツリの与えた、どんなに怖かろうとも兄弟と家族を守るという責任感。
ジョーとハカセが目撃したのは、客演、マジレッド/小津魁の想い人だった山崎さんとゴセイジャーたちの地上での後見人天地博士(ヴァンプ将軍)。スーパー戦隊から教わった、あきらめない意思を胸に人々を勇気付ける二人というのが…それぞれの本編中の役柄を思い起こすになんたる適役。つかこんなに頼りになる天地博士はゴセイジャー本編でも見れなかったよ(感涙)。
そして、鎧とマーベラスがそれぞれ出会う…変身できずとも瓦礫の中から人々を救い続ける、ジュウレンジャー:マンモスレンジャー/ゴウシと、マーベラスが地球を訪れた頃出会った、海賊が見つけるべきこの星の価値を説いた、あの日の少年。

おそらくは他のスーパー戦隊の面々も、変身できずとも各々人々を守るために戦い続けているであろうことを語るかのゴウシの活躍にまた涙というか、そのゴウシが鎧に託すのは、宇宙最大の宝が可能とする、ザンギャックのいない平和な世界…。それが過去34のスーパー戦隊を消滅させるものだとしても構わない、それが全てのスーパー戦隊の願い。再びガレオンに集まった5人を前に、鎧の訴える悲壮な決意が辛いなあ。
されど、もはや5人に、宇宙最大の宝を使う意思はない。

かつてマーベラスから薫陶を与えられ、おそらくはあの日からずっと強くなるべく自身を鍛え上げていたであろう少年と、その強くなった少年の姿を目に、かつて彼から問われたこの星の価値、それを見つけたと満足そうに応えるマーベラス。
それは、過去のスーパー戦隊たちがこの星にもたらしてきた、どんな危機にも決してあきらめない多くの人々の勇気。ザンギャックに奪われ、あるいは滅ぼされてきた自分たちの故郷の星々にはなかった尊き心の輝き。その輝きを発し続けた光――スーパー戦隊の存在は、人々の勇気を支える何よりも大きな宝物。
自分たちもまたスーパー戦隊と言うなら、逆境に対し決してあきらめない人々の勇気の礎となって戦い続ける。それこそがスーパー戦隊!
嗚呼…番組序盤にて製作側から提示された、「本来宇宙人として地球を守る義理のないゴーカイジャーが、いかに地球を守るようになるのか?」というテーマが遂に結実した瞬間…。

ゴーカイジャーの探し出した本当の宝物が「人の心」に結実するというのは見えすぎていた展開ながら、その尊い輝きを照らすのがスーパー戦隊の存在というのは番組テーマ的には良い集約。見せ掛けの、なんでも願いをかなえる万能の聖杯など必要ない。その聖杯を満たしていたのは、スーパー戦隊に守られ続けた人々の心の輝き。
ザンギャックによる地球人類抹殺の執行その当日、なお決してザンギャックに屈しない勇気ある人々の目に映る、大きく翻る海賊旗。それは、邪悪に決して屈しない意思を込めた自由の旗。
ザンギャックの大侵略を前に敢然と立ち塞がる、35番目のスーパー戦隊――海賊戦隊ゴーカイジャー!

今回、まがりなりにもジュウレンジャーのレジェンド回でもあるので、ドラゴンレンジャーの装甲を装着したアームドティラノレンジャーまでしっかり登場させたのは流石のひとこと。
群がる敵をことごとく薙ぎ倒し、今、目前に立つは皇帝直属の幹部であるダイランドー(存在感なさすぎ)ただひとり。
次回、遂に最終回! スーパー戦隊35番目のアニバーサリーを飾った戦隊としての最後のサプライズは果たして!? あと…気になってるところとしてアカレッドとマーベラスの再会はあるか??

海賊戦隊ゴーカイジャー 第49話「宇宙最大の宝」

 2012-02-11
四六時夢中、未来を目指して走り抜けてきた。
振り返りはしない。がむしゃらに探し続けてきた宝が、今、目の前に――。

チェンジグリフォン:疾風翔こと和興さんのブログからの嬉しい情報を信じて待ち続けてよかった…。
ファイブイエローが!
グリーンフラッシュが!
ブルーマスクが!
そして…歴代レッドでも五指に入る伝説のレッド、バルイーグルが!
バスコにそれぞれの大いなる力を奪われていたレジェンド戦隊のメンバーの方々、自分たちの力がゴーカイジャーの手に渡ることとなっての改めてのエール。
いやあ、さすがに個々の方々おひとりずつのゲスト回までは贅沢だったというか、しかし二代目バルイーグル:飛羽高之が自ら奪われた大いなる力を取り戻すべく敢然とバスコにリベンジを挑む…って展開が来たら、これは燃えたわなあ。
このドリームメンバーの薫陶を受け、ゴーカイジャー、遂に最後にナビィに隠されていた宇宙最大のお宝に繋がる扉を開く…。ある意味1年間、視聴者の興味を引っ張ってきた展開として、レジェンドメンバーに見守られての開門というのがなんとも感無量な…。

どこでもドアと化したナビィが導いた、地球の中心に鎮座する宇宙最大のお宝、その正体は、恐らくはチェンジマンの力アースフォース、あるいはギンガマンの力アースの源、ゴセイジャーが守ろうとしたこの星そのものの心――“地球の意思”。
34のスーパー戦隊の力を宿すことで、宇宙を望むままに作り変えるだけの力を持つまさしく奇跡の聖杯。しかし、その力を使えば、34のスーパー戦隊そのものも消滅してしまう――。
つか、アカレッドはまさしくこの宇宙最大の秘宝の力でザンギャックを消滅させようとしていたんだろうけど、34のスーパー戦隊の巻き添えやむなしといのも覚悟の上だったんですかね…? さすがに最終回には登場してその意図は語られるんだろうけど、むしろアカレッドの正体も気になってきたわなあ。Vシネ「ボウケンジャーVSスーパー戦隊」で見せたレンジャーキーなしで豪快チェンジできる能力といいなにげに全戦隊を統括するまでの貫禄といい只者じゃないことは確かながら…。
まあ、前記のとおりの“全戦隊を統括するキャラ”として今後のアニバーサリー戦隊にも関わるキャラだろうから、たぶん最後まで「戦隊の謎の偉い人」って扱いなんだろうけど。

ゴーカイジャーが宇宙最大のお宝を扱いあぐねているその時、もはや背水の陣とばかり最後に自らを模した巨大ロボで挑んでくるインサーンさん17歳。つか、本当に単なるキャラクター整理での出番だから、たいしたドラマもなくやられる一方の役というか…。
ゴーカイオーからはチェンジマンの大いなる力・パワーバズーカとマスクマンの大いなる力・鉄拳オーラギャラクシーを受けて巨大ロボ撃破! そしてチェンジグリフォン、ファイブイエロー、グリーンフラッシュ、ブルーマスク、バルイーグルのドリーム戦隊による一斉攻撃を受け儚く散るインサーンさん17歳…。
嗚呼、せっかくの井上喜久子さん17歳が1年間演じる悪の女幹部ということで、彼女メインの回とかイロイロ期待してたんですけどね。結局目立ったのはカーレンジャー回というかジェラシット回だけでした(泣)。人間の女に変身して海賊どもを骨抜きにする話とか見たかったですよ。本当、大してドラマの流れにまったく絡まなかった女幹部というのも惜しいなあ。

インサーンさん17歳を時間稼ぎの捨て駒に、遂に地球に集結してしまうザンギャックの全艦隊。その圧倒的な砲火に晒されるゴーカイジャー…!
遂に迎える決戦の時というか、次回、最後?のレジェンドとしてのジュウレンジャー/マンモスレンジャー:ゴウシの決死の覚悟からしてただならない模様。最終回に向けて、如何なゲストが終結するかというのもまた楽しみに、いよいよラスト2回! 

ファイブマン/ファイブイエロー:星川レミ役元・早瀬恵子こと成嶋涼さん、現在は同じくファイブマンのファイブブラックのリアル奥さんとのこと…。当時ファンでもあったので、今さらながらめでたいわなあ。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第48話「宿命の対決」

 2012-02-03
Just feel it,Don't think'bout it
見えるのは君だけの道、君だけの夢。

さらば宿敵、バスコ暁に死す!
Gガンダムだったらここでもう視聴者も製作スタッフも燃え尽きてしまうところというか、バスコはそれだけの喪失感を存分に視聴者に与えるキャラだったんですなあ。
サリーを捨て石にしたバスコの策に嵌り、まんまとゴーカイガレオンを乗っ取られるゴーカイジャー。ここでバスコが重要視していたのが意外にもナビィでしたというか、まあナビィこそが宇宙最大のお宝をもたらす最後の鍵的な存在ってのは判りやすいわなあ。
前回、サリーがわざとらしく落っことした果物ナイフは実は伏線でしたと、自らを縛り上げた戒めを抜け出し、マーベラスが重傷を負って敗退ムードのゴーカイジャーたちと連絡を取るナビィ。このナビィのもたらした情報こそ、ガレオンを奪い返す最後のチャンス。倒れたマーベラスを残し、大胆にガレオンに飛び込むジョーたち5人。わざわざ本物の船舶の内部と思わしき場所でロケというのがそれらしくてかっこいいなあ。

5人の前に立ち塞がる、バスコがレンジャーキーから実体化させたニセ?ゴーカイジャーたち。ゴーカイグリーンの名乗りポーズを前に「僕はそんな、トイレのあとズボンで手を拭くようなポーズはしないぞ!」というハカセの弁ワロタ。つか、日頃自分でどんな名乗りポーズしてるつもりだったんだよw
たとえ自分たちの変身後の姿だろうが、仏作って魂入れずの偽者たちに本物が負ける道理はない。ゴーカイジャーといえば素顔のメンバーたちの近年作品にない激しいアクション…というのがもはや代名詞というか、変身せずとも(ハカセまで含めて)存分に強いメンバーたちという画はホント喝采ものであります。

偽者を打ち負かしたことで自分たちのレンジャーキーを取り戻し、バスコに肉薄するジョーたちながらも、オールレッドによる豪快チェンジも必殺のガレオンバスターもたやすく破られてしまう。元より実力者としてのバスコながら、つか、ぶっちゃけ労せずして欲しい物を手に入れる実力がありつつ、欲しいもののためには持っているものを捨てる…というバスコの人生哲学が改めて不思議なところ。
その強さゆえ、別に何も捨てる必要はなくとも、欲しい物を欲しい侭に出来るバスコ。それでも「得る」ためには「捨てる」というルールを貫くのは、あるいは自身が強欲にまみれること――物の本質を見る目を曇らせないことのセーブのつもりなんですかね。決して誰も信じず、出過ぎた欲に溺れないからこそ誰よりも強く、誰よりも孤高であれる。
ある意味、何よりも曇りなきその目が「宿敵」と認めたからこそ、初めて、マーベラスを馴れ馴れしい口調でなくきちんと名前で呼ぶバスコ。

倒れた仲間たちの元に、重症をおしてそれでもいつもの不敵な姿勢を決して崩さず現れるマーベラス。そのマーベラスに対し、嘲るように、赤き海賊団などアカレッドが自分たちにレンジャーキー集めの手伝いをさせるために作り出した道化であることを告げるバスコ。それでも、マーベラスの夢は決して折れない。
レンジャーキーがある。35のスーパー戦隊の大いなる力がある。そして、宇宙最大のお宝がこの星にある。それを目の当たりにすることこそ、海賊の名に誇りを賭けたマーベラスの夢。5人の仲間たちを、そしてスーパー戦隊の戦士たちをも惹きつけてきた途方もなくでかい夢。その夢を奪うことも、笑うことも決して許さない。
マーベラスに、自身の夢の矜持を叫ばせたのは本当に今回がクライマックスなのだなと手に汗握るところ。ついに火蓋が切られる、宿命の赤き海賊同士の死闘。
レッド対敵幹部の一騎打ちは戦隊のクライマックスの象徴。一進一退どころか、もはや気迫でバスコとの実力差を埋めているゴーカイレッドの荒々しさ溢れる立ち回りが本当に凄いわ。
バスコと自らの足を地に縫い付け、本当に、最後の決着の一撃を放つゴーカイレッド。

バスコをして、相打ちと認めさせた決着のはずながら、その二本の脚で再び立ち上がるマーベラス。その胸を穿ったはずの銃弾を止めていたのは…バスコ自身がサリーに贈った、爆弾を仕込んだ首飾りの欠片。
宇宙最大のお宝を得るため、自らが手塩にかけたサリーすら切り捨てることに躊躇のなかったバスコ。「何かを得るために、何かを捨てる」、自らが孤高の存在であるための戒律が、自身の敵を守っていた皮肉。
あるいは、ゴーカイジャーたちに夢の重みを実感させるための役割として、その役目を全うして消滅していくバスコ…。

最後の決闘を終えて、今度こそ、宇宙最大のお宝の入り口に立つこととなるゴーカイジャー。次回、そのゴーカイジャーたちを宝へと導くレジェンドの方々が…メンバーだけで震えすぎるわ!
年が明けてから突然サンバルカンキーセットが発売されるぐらいやはりサンバルカンは別格だったというか、次回、心底レジェンド客演に胸躍る回! あ、井上喜久子さん17歳に死亡フラグが…。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第47話「裏切りの果て」

 2012-01-22
信じるべき者、信じてくれた者との命がけの葛藤、
一か八かなら前だけ見ればいい!

ついにすべての戦隊の大いなる力が揃い、満を持してのバスコ最終決戦編。バスコの居場所を見つけるのをどうするか考えあぐねて、出た結論は本人に直接TEL。手段もそうだけどホントに連絡ついた途端「会うの明日にしようか」と弱気かますマーベラス吹いた。
おさるだからサリーの腹の中にストックされてたバスコの巨大怪人戦力も今回で打ち止め。毎度見てて思うけど、一番最初に手に入れた大いなる力としてマジドラゴンの使い勝手のよさは異常。別に当てにしていた訳じゃないというか、単にガレオンを自分の近くに呼び寄せるための囮だったというか、最後の巨大怪人2体が倒されたことを損失とも思わずバスコ、まずはサリーを滅多撃ちにして大いなる力奪取作戦開始。

当然のことながらバスコからレンジャーキー奪取の密命を受けて重傷を負わされたうえゴーカイジャーの元に放たれるサリーと、用済みと捨てられたとしか見えないサリーを放っておけず手当てのためガレオンに連れて行くマーベラス。
マーベラスの元に去来するのは、かつて仲間として共に笑い合っていたバスコに裏切られたことに対するトラウマ。もちろん、バスコがあえてサリーを自分たちの元に放り出した意図など見え見えながらも、自分と同じ立場に置かれてしまったサリーを見捨てられないのは、ジョーの指摘曰く「お人よし」。
ジョーがここ数年の戦隊にないぐらいレッドと対等なブルーというのは以前にも書いたけど、やっぱりこの二人の信頼関係は無駄にかっこいいなあ。

当のサリー、自分を世話してくれたバスコの命令には服従ながらも、そのバスコに滅多撃ちにされたことと親切に手当てしてくれたゴーカイジャーとの狭間で葛藤。それでも宝箱(レンジャーキーの入っていない空箱)をバスコの元まで持っていくものの、尾行してきたゴーカイジャーの説得を受けてバスコと袂を分かつことを決断。
しかし、そのすべてはやはりバスコの掌の上。マーベラスの背にサリーが隠れた瞬間、ここぞとサリーに仕掛けた自爆装置のスイッチをオン――!

「何かを手に入れるためなら何かを捨てる」。バスコの人生哲学に殉じる形で見事に捨て石にされるサリーというか、普通に番組に陽性な空気をもたらしてくれたキャラクターが死ぬと、いよいよクライマックスって緊張感が張り詰めてくるな。
重傷を負い倒れたマーベラスを残し、バスコに挑む5人。せっかく2010年代の映像技術で放たれるダイレンジャーの各技(無類のチート技たる天時星時間返しまで!)が通用しないというだけでも存分に強敵の貫禄を見せつけるバスコというか、海賊戦隊、あえなく全滅…! ついに、35戦隊すべての大いなる力とゴーカイガレオンをも手中に収めるバスコ!
ナビィを足蹴にして踏みつけるというゆかりん王国民噴飯ものの所業を演じただけでもバスコの逆転負けフラグは確定してるようなもんなんだけれど(実は、今までも意外とゴーカイジャーの反撃のきっかけを作っていたナビィとして)、本当にバスコとの決着がいよいよ次回で着くわけなんだわなあ。
例によって、バスコ暗躍編となると完全に鳴りを潜めるザンギャック。いや今回なんか存分にバスコとゴーカイジャーの間に割って入って漁夫の利を収めることが充分に可能だったのに、これはやっぱり番組の敵対構造を複雑に見せないための措置なんですかね?
「スーパー戦隊の大いなる力」の争奪戦に加わらなかったというのが、ザンギャックが存在感ない最大の理由だよなと思いつつ、なんか次回のバスコとの決着編が最終回って気さえしますですよ(つか絶対バスコがザンギャック皇帝の寝首を掻く展開はあると信じてたのに)。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第46話「ヒーロー合格」

 2012-01-20
君にも聞こえるか、心の中の悪意に抗う必死の叫びが。
風のなかで、手を携え、僕らはもっと強くなる!

ニンジャマン、海賊に無理やり居候して1週間。先週までのVIP待遇はどこへやら、マーベラスに思いっきりウザがられてるワロタ。
ニンジャマン発案の特訓に付き合うハカセ、アイム、鎧ともちろんサボって逃げるマーベラスとジョーとルカ。元来素直なよい子である3人と、海賊として生来のアウトローキャラとしての3人とくっきりキャラが分かれてるなあというのが今更ながらアリアリと。

一方ザンギャック、残り話数も少なくなってインサーンさん17歳、ただでさえ残り少ない出番で目立つべく今週の怪人招聘(つか、このまま番組が井上喜久子さん17歳の無駄遣いのまま終わったりしたらすげー残念なんですけど…)。
今週の怪人の能力は、人間の悪意を膨らませること。あっさりその能力の直撃を受けて、頭の悪そうなヤンキー同士としてガチ喧嘩をおっぱじめるハカセと鎧。つか鎧、なんかメンバー中で怪人の特殊能力の被験者役って気がしてきた…。
ハカセと鎧を止めようとするニンジャマンとアイムに対し、事態にスルーの態度を決め込むマーベラスたちに不信感を募らせるニンジャマンながら、この3人はニンジャマンよりも落ち着きがあっただけ(苦笑)。ハカセと鎧がおかしくなった原因をあっさり突き止め、さっさと怪人のアジト強襲。前にもあったパターンとはいえ、この3人だけだとサンバルカンへの豪快チェンジも含めてやたらチームとしてのバランスよくなるよなあ。チビっ子に対するサービス精神皆無のこいつらだけじゃ、チビっ子人気は出ないでしょうけど(汗)。

ハカセと鎧の喧嘩に身を挺して割って入り、見事に、悪意に支配されかけていた二人の心を救ってみせるアイム。なんつーか、疲れきって倒れた二人を暖かく膝枕で迎えるあたりからしてアイムのヒロイン力の右肩上がりっぷりはとどまるところを知らんでえ。
ハカセと鎧を支配していた悪の心を打ち破ったのは、仲間を傷付けることなどできないという悪意に勝る仲間意識。冒頭でのこの3人の訓練シーンがきちんと複線として機能していたあたりは感心。そして、冷淡に見えたマーベラスたちも仲間たちを救うために戦っていたことを知り、暴走しがちな自身を律するためとはいえ、人間不信に陥っていた自分を恥じてゴーカイジャーたちに頭を下げるニンジャマン。
単純で、物事に対する行動がやたら極端とはいえ、それでも根っから涙もろい人情派。やっぱりニンジャマンって見てるだけで気持ちいいキャラだわなあ。本当にニンジャマンと再会させてもらえたことは、番組からのいいお年玉であります。

誤解も解けたら後は怪人との決着のみ。もちろんカクレンジャーへの豪快チェンジもスパっと決まり、そして巨大戦において遂に使われるカクレンジャーの大いなる力は…ニンジャマン自身の巨大化! いえ元々自力で巨大化できるキャラクターなんですけど…。きっと師匠である三神将に、暴れ過ぎを咎められてイロイロ能力を封印されてたんだろうなあと自己納得。
海賊たちよりも主に視聴者の胸に爽やかな風を残し、三神将の元へと帰っていくニンジャマン。いやあ、今後ともゴーカイオーの胸から飛び出してくれたりしたら嬉しいんだけどなあ。今回、個人的忍者キャラの後輩として風雷丸との共闘も見たかったところなんですけどね。
次回、いよいよバスコとの決着編(?)。いや、もはや既にバスコのほうがゴーカイジャー最大の敵みたいな状況で、バスコ自身がザンギャックそのものを乗っ取るぐらいの展開はあってもいいはずなんですけど。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第45話「慌てん坊忍者」

 2012-01-08
明日の青空を信じ、ただ追いかけて来た。
心優しき忍者に語られる海賊たちの夢の軌跡。

正月はじめの戦隊は恒例、メンバーによる演芸大会と総集編。そこにレジェンド回としてのニンジャマン登場を挟める豪華お年玉感覚がゴーカイジャーのいいところ。
かつてタイムイエロー:ドモンがゴーカイジャーたちに守らせた神社には、10年の間(レジェンド大戦という大事を知る由もなく)ニンジャマンが封印されていました。てか、子供を助けるためとはいえ大暴走をしでかしたせいで10年間壷の中で反省させられていたというのが、実にニンジャマンらしい封印の理由で泣けてきたよ…嬉し泣き的な意味で。

ともあれゴーカイジャー、旧年中はマーベラスの不遜な態度が多くの先輩戦隊たちの不評を買ったことを反省、今年は好感度アップを図るべく穏便かつフレンドリーに先輩を接待。ハカセと鎧によるご馳走に振袖姿艶やかなルカとアイムにジョー渾身のキャラ和菓子、そしてマーベラスとナビィによる昭和の伝統芸と、いやあ実に日本のお正月。
1年の初めとして、ニンジャマンのみならず視聴者に対して改めて語られるレジェンド大戦とゴーカイジャー戦いの記録。わざわざニンジャマンにレンジャーキーの能力を説明するためだけのオールブルーチェンジにオールライオン。いやかつてのアオレンジャーファンとして、オールブルーによるクールな戦法はぜひ怪人との実戦で魅せてほしかったんだがなあ。

総集編として、全戦隊への豪快チェンジにこれまでのレジェンドメンバーたちの登場と画的には実に豪華な今回。そして接待の締めとして、珍しく素直に宇宙最大のお宝への情熱を語り、ニンジャマンに大いなる力の譲渡を依頼するゴーカイジャー…。いや俺の知ってるニンジャマンだったら、ここで男泣きに「よっしゃ、持ってけ!」って快諾のパターンだったんだけど、流石に今までさんざそのおっちょこちょいぶりから人に迷惑かけてきてしまったことを反省していたニンジャマン、まずは慎重に海賊をじっくり観察することに決定。いえ来週もまたニンジャマンの勇姿を堪能できるってだけで視聴者としてはいいお年玉であります。

そして、そのニンジャマン復活を陰ながら見届けていたのは…、バスコですらその存在を発見することが出来ないカクレンジャー、そのリーダーであるニンジャホワイト:鶴姫! 演じた広瀬仁美もゴセイジャーに続いて客演ながら、いやあ、大葉健二さんがレジェンドメンバー二役を演じられるのなら、ぜひ黒騎士ヒュウガと同じ小川輝晃が演じるニンジャレッド:サスケの登場も期待したかったところ。
ともあれ次回、ニンジャマン久々の巨大化。さすがに「怒り爆発!」はあってもサムライマンへの変身はないだろうなあ…。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第44話「素敵な聖夜」

 2012-01-07
そんなありふれた励ましも、膝を着く者にとって初めて聞く言葉。
豪快なまでに呼び起こす、雪降る聖夜の真白い奇跡。

冒頭、のっけからバスコ、ザンギャック配下の私掠船船長から一転ダマラスを刺した裏切り者として追われる身になったことが明らかに。まあ自分の手元にも順調に大いなる力が集まっている以上、もはやバスコ自身にとって足枷でしかないザンギャックに付き従う必要はないしなあ。もしこの後の展開で、ザンギャック皇帝までがバスコに討たれるなんて展開になったりしたら、ザンギャックって歴代戦隊の中でも最も影が薄かった悪の帝国として名を残すことだろうなあ。

全部で11の次元が平行宇宙として存在するのが戦隊の世界観(ゴーオンジャーな)。そのうちのひとつ、クリスマスワールドからは毎年大月ウルフや秋山莉奈や桜金造といった嬉し楽しいサンタたちが到来するのが戦隊世界の常。そうか、ゴーオンジャー以前に初めてクリスマスワールドに行ったのがカクレンジャーになる訳か…と感慨深く、今年のサンタさんはどうやらクリスマスワールドのバイト募集に応募したと思われる(笑)バトルケニア:曙四郎。
うん、「ゴーカイジャーVSギャバン」も控えてるからケニア役大葉健二さんのテレビ本編登場もどこかであるはずと思っていたけど、サンタ役というのは動物にも子供にも優しいケニアに似合ってるわなあ。
良い子に優しいケニアと言えど、いい年して「プレゼントくれ」とか抜かす大人にはさすがに自重を求めます。ケニアサンタさんからプレゼントをもらえなかったルカが憮然としつつ、そこにクリスマスに浮かれるリア充カップルを狙ったザンギャックのクリスマステロキターーーッ! がんばれザンギャック、「アゴなしゲン」のドドイツとか久米田康一漫画の各キャラとかが応援してるぞ! とりあえず、クリスマスの飾り付けしてるチビっ子ぐらいは見逃してやれよと、幼い姉弟をも狙ったザンギャックに立ち向かうルカと鎧。嗚呼、姉弟の弟のほうと、別に女っ気がある訳でもないのに鎧までがクリスマステロの犠牲に…そいつはむしろ俺たちの側のいい奴だったのに(泣)!

倒されてしまう飾りつけ途中のクリスマスツリーというのが、クリスマス編としてなんとも悲劇的な画…。リア従どもはどうでもいいけど子供と鎧を救うには、今週のオカマ怪人がもってる魔法の杖が必要。魔法の杖強奪のため、文字通り自ら身体を張った大バクチに打って出るルカというか、第2話での中学生といい、一般人でも変身させてしまうモバイレーツとレンジャーキーはホント憧れの変身アイテムだわな。
基本ルカが案外子供たちのために身体を張るキャラなのは、やはり故郷での過去が大きいからなんだよなあ。シリーズ中、知り合った子供たちにとっての人気者の姉御役になる…って展開が挟まれても良かったのかもしれない。

一応レジェンド回だからバトルフィーバーへの豪快チェンジと、番組終盤ということで最近続くオール単一カラー豪快チェンジも今回はオールイエロー戦隊。つかすべてのイエローのイメージの始祖、キレンジャーへのチェンジがないのが…まあ近年デブキャラは戦隊に入れてもらえないですけど(泣)。
シルバーによる二つのレンジャーキーを融合する能力も久々登場、というか、確かに赤と緑はクリスマスのイメージカラーだけど、ヒーローの配色でそれに成功してるのはV3だけだというのもまじまじと。

クリスマス販促ロボ戦を経て怪人も撃破、ガレオンに戻った6人を待っていたのは、ケニアサンタさんからのプレゼントとしてのバトルフィーバーの大いなる力…。
ケニア役大葉健二さんの本格的な活躍は映画に持ち越しとして、やっぱり大葉健二さんのご勇姿をテレビで見られるというのは古くからの東映ヒーロー番組ファンとして至福。本当に2011年は、戦隊ファンにとってのあらゆる意味でのアニバーサリーイヤーだったのだなあと感慨。
次回、新年第一発目としていよいよ最後(?)のレジェンド回…カクレンジャーよりニンジャマン、満を持して登場
! 威勢が良くてオッチョコチョイ、お調子者だが子供と仲良しというあの好感キャラとの再会が嬉しいわなあ。なんとなく鎧と意気投合しそうに思えるわ。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第43話「伝説の勇者に」

 2011-12-19
たったひとりで立ち上がるあいつは伝説の凄い奴。
六人揃えば俺たち無敵さ! 命知らずはかかって来い!

流石は宇宙最強の男の実力というか、あっさりゴーカイジャーを壊滅状態としマーベラスをザンギャック皇帝の元に突き出すダマラス。毎度毎度思うんだけど、ヒーローを捕えた悪党の「ただ殺すだけでは面白くない」は、圧倒的なまでに逆転敗北フラグ。わざわざマーベラス公開処刑という、いかにも邪魔が入ってきそうなイベントを企画しなくても(悲)。

一方、ダマラスに相手にされなかったという理由だけで見逃されたハカセ。毎度他のメンバーがピンチに立たされたときにひとり悩むのは常とはいえ、マーベラスは処刑目前、他の仲間たちも消失という今回はなかなか洒落にならない状況(伝説の勇者疑惑のオチ、自作自演でした/笑)。今回、ハカセにハッパをかける役がナビィというのも珍しいまでの大活躍ながら、声だけだったら田村ゆかりからエールを送られたってことじゃないか。この業界に田村ゆかりにハッパかけられて奮起しない男はいません(どこの業界!?)。

海賊に入りたての頃、決して仲間たちのようにスマートに、豪快にとはほぼ遠い戦い方しか出来なかったハカセ。そんなハカセが、決して仲間たちに劣らぬ戦力としてやってこられたのは、そのハカセのパーソナリティーを認めたマーベラスによる「自分の出来ることをやれ」の言葉。
たかだか気弱だけど律儀さだけがとりえだった青年が、自分自身を認められたことで変わった――というのが、どこまでもハカセに対する共感を呼び起こす演出であります。ある意味、鎧とは別のベクトルで“ヒーローへの憧憬”を呼び起こすキャラなんでしょうね。自分だって、出来ることをすればヒーローになれるという憧れ的に。
決して、仲間たちの真似をした力強く豪快に敵をねじ伏せる戦い方など出来なくても、自分には自分だけが出来る戦い方がある。

地球に降り立っての、マーベラス公開処刑の時刻。磔にされつつなお不敵に、まだ仲間に凄い奴がいるぜと笑ってみせるマーベラスと、その前に現れ既にサンバルカンとファイブマンの大いなる力も奪ったことを告げるバスコ…ってえぇえ!? 初期戦隊屈指のコンビネーションを誇るサンバルカンさえも!?
ファイブマンの場合は、子供を人質に取られたりしたら兄弟先生は屈するしかないってのがなんとなく想像できるのが悔しいな…。たとえ変身できずとも、普通にバスコに肉薄できるであろうサンバルカンの力が奪われたってのが本当に不思議というか意外というか。
なんとなく、本編のスピンオフでバスコが大いなる力を強奪するくだりの外伝ストーリーを見てみたい気も。反フラッシュ現象を利用しフラッシュマンを苦しめる罠に嵌めたりとか、新たな宇宙からの仲間を装いチェンジマンに近付くとか。

そして、その処刑を目前に、自ら伝説の勇者と堂々と名乗りを上げてその場に現れるハカセ。次々と豪快チェンジを繰り返し、群がる戦闘員をなぎ倒しダマラスさえも誘い出したその意図は、その隙にナビィによるマーベラスの拘束の解除…(本当に今回ナビィ大活躍)!
ついに開放されたマーベラスと、その二人の元に遅れて駆けつける、実は意外にもバスコに救われていたジョーたち。もちろんバスコの狙いは、自分では奪うのが厄介な大いなる力をゴーカイジャーたちに集めさせるため。そしてゴーカイジャーたちの反撃開始に乗じて、そのダマラスを後ろから討つバスコ…!
いやあ…まともに戦ったらゴーカイジャーでもダマラスには敵わないってのが描破された後とはいえ、まさかここまでダマラスにとって報われない展開にしてくるとはなあ…。もちろん大いなる力を手にした後のバスコにとっても、最大の邪魔者となるのはむしろダマラスだからというのもあるんでしょうけど。
六人揃っての今回の豪快チェンジはオールグリーン戦隊。デンジパンチとプリズムカイザーによるダブルパンチについつい惚れ惚れというか、現代の映像技術であれだけかっこよくなるのかミドメラン。
クリスマス商戦時期だけあって、今回の巨大戦は商品化されてる限定(苦笑)での巨大戦力総登場。なんだか、それでも今回の巨大戦に物足りなさを感じるのは…どうせなら各戦力との合体形態での戦闘も見せてもらえりゃ言うことなかったのにね。その代わりというか、今回の必殺技は全巨大戦力による一斉攻撃。まあこの火力でなら大概の敵は撃破というか、ダマラス、なんだか視聴者から見てもあまりに無念すぎる最期…。

今回、主役話だった割に完全にバスコとダマラスに存在感食われていたというのもとことんハカセらしいわなあ(苦笑)。伝説の勇者疑惑というのはタチの悪い戯言だったとしても、それでも、自分の出来ることを全力で駆使してマーベラスを救ったハカセの勇気は、これからも仲間たちの間で語り継がれる“伝説”。それでも、仲間内でハカセの扱いが悪いのはやはりいつものゴーカイジャーの平常運転。
次回、海賊、地球を訪れて初めてのクリスマス。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第42話「宇宙最強の男」

 2011-12-11
一度交わした約束のためなら、倒れかけても逃げはしない。
一緒に夢のゴールを掴むまで、今、自分に出来ることがあるならば。

番組開始以来ある意味ずーーーっと引っ張ってきたハカセ過去話。そして年末クリスマス決戦回に向けて、ついにダマラス直接参戦――!
冒頭パートにて、ジョー曰くあいも変わらず豪快というより愉快な戦闘を演じるハカセながら、毎回しっかり他のメンバーに負けず劣らずの戦果を上げてるあたりは流石だよ。今回、ゲキレンジャーへの呉越同舟豪快チェンジにてやっと登場を果たす黒獅子理央とメレながら、やっぱりヒーロー側に立つと異質な出で立ちの二人だわなあ。
ワルズ・ギル死亡の責を一身に受け囚われていたダマラス、やっとリベンジの機会を与えられて出陣。漲る闘気だけで自身を捕らえていた監獄を吹き飛ばす、その貫禄とゴーカイジャーに対する復讐の念があまりに凄ぇ。でもこんな時にまでハカセハブられギャグはさすがに控えてください(一気に緊張感解けて笑っちまった)。

一方ゴーカイジャー、アイムが読んでた女性誌(表紙を一時停止してよく見たら、ジェラシット、旅館経営者にまで出世してる…)から湧き上がるハカセ元伝説の勇者疑惑と、初めて明かされる、実はハカセは記憶喪失の町の修理屋さんでしたという海賊参入の経緯。
もちろん伝説の勇者疑惑は人違い以前に昔バイトかなんかでやってた格好というオチが付きそうながらも、修理屋時代、海賊にビビリながらも「約束したから」と、逃げ出すことなくダウンしたガレオンのメインコンピューターを修理した(てか切れてた電源スイッチ押した)ハカセ、その約束を裏切らない姿勢と炊事洗濯掃除といった生活能力の高さを認められ海賊加入。まあ、この修理屋時代ぐらいはザンギャックも把握してるんだろうし、だからこそ「こいつはどうでもいい」というハブられギャグが定着しちゃってるんだろうけど(笑)。

大いなる力探しの合間の退屈しのぎとばかり、ハカセの失われた過去の記憶探しに走るマーベラスとジョー以外の三人というか、真摯にハカセが本当の伝説の勇者と信じる鎧は、ウザいけど先輩を立てるいい後輩だなあ。そんなホノボノムードをいっきに緊張感に包み込んで、ついに、バスコさえも従えゴーカイジャーたちの前に姿を現すダマラス。

つか、ダマラスが文字通りの「宇宙最強の男」であることを見せ付ける展開として、ヒーローのここまで圧倒的な負けっぷりも相当だろう…(大汗)。

バスコの攻撃によって姿を消すジョーたちと、ついにダマラスの手に囚われることとなるマーベラス。これだけ見ても、ワルズ・ギルがダマラスに直接戦闘を許さなかった理由は…地球侵略の手柄がすべてダマラスの手腕によるものとなってしまうことが判りきってたからだよなあ…。過ぎた実力持つ部下は、無能な上司にとって手に余る画の典型だったんだわな。
もはや相手にされることなく、ひとり残され呆然となるハカセ…。ええもちろん、今までもコンプレックスに苛まれながらも多くの逆転劇を演じてきたキャラとして、次回サブタイからしてハカセが本当の「伝説の勇者」になるのが次回なんでしょうね。描かれるであろうダマラスの最期に際して、無視してきたことを後悔させるぐらいの活躍を魅せられるか?

海賊戦隊ゴーカイジャー 第41話「なくしたくないもの」

 2011-12-04
その儚き願いに、その決して折れぬ芯の強さに賭けて、
約束しよう、君のためなら何も惜しくはないのさ。

ついにザンギャック皇帝、馬鹿息子の仇討ちのために地球に飛来。さっそく息子を守れなかったダマラスを拘束というか、インサーンさん17歳の証言によれば元々ダマラスの出撃を禁じていたのはワルズ・ギル本人だったというのに報われんなあ。
そして皇帝の連れてきた強力怪人ザツリグ(てっきり皇帝直属の幹部怪人かと思ったらそんなことはなかったぜ)こそ、かつて、アイムの故郷の星を滅ぼした張本人。

これまで、断片的にはザンギャックに故郷を滅ぼされた亡国の姫様というプロフィールが語られてきたアイムながら、いよいよ本格的に描かれる彼女の過去…。
目前で両親を焼き尽くされ、逃亡の旅先にて遭遇した海賊たちの姿を前に、自分の顔が手配書に載ることで同じく故郷から逃げ延びたはずの多くの同胞たちに自分がザンギャックと戦い続けていることを伝えられる…というあまりに儚い決意。
ゴーカイジャーに入りたてのアイムの、やはりというかのドジっ子お姫様っぷり回想が非常にそれらしいなあ。我の強い連中が集まった一味として、ある意味一触即発状態の海賊たちの和み要員となりつつ、それでも現行の二丁拳銃の使い手とまで強くなったアイム。こうなるまでどれだけの努力を積んだことか。
因縁の相手、ザツリグをひとりで倒すためにガレオンを降りようとするアイムながらも、マーベラスの言葉で思い出した、自分たちが培ってきた仲間の絆に涙し、改めてザツリグを討つのに力を貸してほしいと懇願。この辺のヒロインの掘り下げ方は、さすがヒロイン話なら任せろの荒川稔久センセの真骨頂というか。

ゴーカイジャーの攻撃をその超能力でことごとく跳ね返すザツリグながら、判りやすいむき出し弱点は超能力を発動するときに見開かれる胸のひとつ目。決死の覚悟で攻撃する隙を作り、アイムにその目を潰させるゴーカイジャー。
逆転のチャンスを得て、今回ゴーカイジャーが次々とチェンジするのは歴代のコンビーヒーローたち。ゴーオンウイングスやゴウライジャー、デカマスター&デカスワンというのがなんとも納得の強力コンビながら、ここで黒獅子理央とメレのコンビにもチェンジしてくれれば結構喝采だったのに。
そして決め手は、シンケンジャー本編中でも叶わなかった殿&姫のダブルシンケンレッド! うおこの画は文字通り燃えるというかやべえ! 今回のエピソード、むしろこれをやってくれたことが最大の賞賛ポイントになっちまうわ!

そろそろクリスマス商戦だから販促の必要があるとはいえ、なんかここまで物語のテンション上がるとロボ戦が蛇足に見えてしまうというのがなんだかな…。
今回見てて思ったのは、どうせならデンジマンのレジェンド回に絡められればともね。故郷を滅ぼした憎むべき仇敵を前に自分を見失うアイムに対し、デンジブルー=青梅大五郎が語る、故郷デンジ星を滅ぼされ、それでもあて無き逃亡の旅のさなか、地球にデンジマンという希望を残したデンジ姫の物語を語る…みたいな。まあアイムの掘り下げ話として、レジェンドメンバーに視聴者の目が行ったら仕方ないですけど。
ついに両親と故郷の仇討ちという本懐を果たしたアイムと対照的に、ますます復讐の念を募らすザンギャック皇帝そしてダマラス。次回、いよいよダマラス出陣というか…これまで直接前線に立つことがなかったキャラだけに、どれだけの武漢ぶりを発揮してくれることか。単純に強さでゴーカイジャーを追い詰めるだけなら今回のザツリグが果たしちゃったからなあ。
あと、そろそろハカセの過去も明らかに? 次回の伝説の勇者っぽいのは明らかにフェイク確定。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第40話「未来は過去に」

 2011-11-29
どんな明日が待ち受けていようと、立ち止まらない、振り向かない。
その未来の希望を信じてNEVER STOP!

タイムレンジャー回ながら、今回のレジェンドメンバーがタイムイエロー:ドモンというのはある意味意外な人選ながら、タイム本編最終回の心残りのひとつに決着をつけたというのは…これは歴代戦隊ウォッチャーとしてはなんたる泣かせ展開。
今更ながら、豪獣ドリルは毎回鎧の出動コールに応じて31世紀の未来から飛んでくるという設定からドモン、21世紀での歴史改変阻止の任務をビデオレターにてゴーカイジャーに依頼。つか、大いなる力の譲渡を匂わせておいて、結局先輩権限で後輩にタダ働きさせたというオチがなんたる戦隊のタテ社会(泣)。

ドモンに指定された2010年10月2日に何があったかといえば、実は映画ゴセイジャーVSシンケンジャーのその舞台真っ只中。ゴーカイジャー、ドモンに「守れ」と指定された神社にて外道衆を追い払い、ついでにゴセイジャー&シンケンジャーに闇討ちを狙っていた外道衆幹部骨のシタリも撃破。つか実はこの映画未見(汗)。実際、この映画でのゴーカイジャー登場シーンもこの通りだったとすれば、ゴーカイジャーがレジェンド大戦以前に地球を訪れていた説明にもなる訳か…。検証のために映画借りてこないとなあ。

一方、鎧は神社で保護した家出少年の身の上相談。母親の仕事の都合で引っ越してばかりで友達が出来ないという少年の悩みに対し、子供の頃、同じようにやはり親の都合で引越しを重ねても、友達はいっぱい出来たと語る鎧。明日どんな場所に行くこととなっても、自分次第で明日は変えられる。子供にきちんと向き合い、明日を諭すという姿勢からして今回の鎧は真っ当なまでに「戦隊ヒーロー」してるわなあ。まがりなりにも今回が鎧主役話として、こうした子供との交流シーンというのはなんとも好感。

そして、神社の破壊を目論んでいたのは実はゴセイジャーに宣戦布告する前のマトリンティスでしたと。ああメタルA(アリス)久々だなあ。演じる井上麻里奈つながりで「僕は友達が少ない」のドSヒロインおもろいです。
メタルAが引き連れてきたマトリンティス怪人は、もちろんマトリンティスと言ったらこいつのザンKT。今更ながらの豪獣神単騎の販促バトル(ここで、ヒュウガに誓った黒騎士キーを使うあたりがまた泣かせるよ…)であっさり始末されてしまうあたり、ゴセイジャーをさんざ苦しめた装甲が付くのはこれからなのね。それを匂わすメタルAの台詞からしてなんともwktk。

鎧が守った少年、未来はまた引っ越した先でも新たな友達を作ることを約束し、そして31世紀に帰還する豪獣ドリルに残された鎧の手紙に添えられた写真に写っているのは、未来と、その母親森山ホナミ――。
ここでドモンが感涙するシーンは…ぶっちゃければ現在のメイン視聴者である子供さんがたにとっては「?」でしかないんだけれど、これは…当時のタイムレンジャー視聴者にとって、この上ない心救われるシーンだったですよ。
今回、ドモン本人が21世紀に赴かない理由は、現役時代に歴史改変とかやっちゃって行動を制限されてるから…? とかイロイロ脳内設定が働きますが(レジェンド大戦時は、それこそユウリたちと一緒に無理矢理にでも時を超えたはずで)。あえて“時を超えた、絆の邂逅”というシーンにしたことで、タイムレンジャー本編テーマであるところの“時間”の強調とか心情的な喜びと切なさの同居とか描かれてて凄くしんみりした。
マトリンティスや外道衆といった悪役レジェンドまつりのみならず、ジェットマン回にもダイレンジャー回にも負けず劣らずの、シリーズを重ねてきたスタッフの愛情がにじみ出る良回だったです。

次回、いよいよザンギャック皇帝地球到来。アイムの過去の悲劇も、正面から描かれるときが来たか…。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第39話「どうして? 俺たち高校生」

 2011-11-20
誰だって、謳歌し通過する資格のある輝ける青春。
誰だって、明日の平和を、希望を夢見てる。

今回のレジェンドメンバーは電磁戦隊メガレンジャー/メガレッド:伊達健太! やべえ大好きなレッドなんでテンション上がる…! いえ戦隊でメガレンジャー回ってんならメガブルー:瞬役松風雅也も来そうだったんだがなあ(含笑)。

恐らく初めてじゃないかという、ナビィのめっちゃ具体的なナビケートを受けてゴーカイジャー、97年当時と変わらぬ平成国際大学もとい諸星学園高校へ。健太、どうやら無事に浪人生活を経て大学を卒業、実家(八百屋)を継がずに母校で教師になっていましたの巻。つか、健太のテンションが学生時代とまったく変わってないのにホント涙滲んで来た…。

とりあえずゴーカイジャー来校について歓迎の方向の健太、メガレンジャーの大いなる力が欲しかったらウチの学校の生徒になれと、どう考えてもアイム以外全員ハタチ過ぎのメンバーに対して何たる無茶振り。無茶を通せば道理は引っ込むが流儀のゴーカイジャー、とりあえず二人づつ分かれて校内散策。もうマーベラス×鎧は立派に公式カップル扱いなんだな(ウフフ…)。
マーベラスと鎧は番長と子分のノリまんまでバスケ部の練習にメンバー参加、ジョーとアイムは生徒達の恋愛模様を影ながら応援、ハカセとルカは懐かしのデジ研部室にて臨時講師。各々が各々、明日を夢見る学生達と交流を図るという展開は恣意的なまでに昭和の学園ドラマ。まあターボレンジャーにしてもメガレンジャーにしても、学生戦隊の学園生活はとにかく陽性に、希望に溢れる形で描かれるのが常なんですけどね。メイン視聴者であるチビっ子たちにとっての、身近な未来図として。

そしてワルズ・ギルが斃れたことで久々に動き出してきたバスコ、健太に狙いを定めて襲撃。校内に仕掛けた爆弾を解除してほしかったら大いなる力をよこせと脅迫。この緊急事態に対し、真っ先に動き出す、健太先生の後輩となるデジ研部員達というか…部室のPCとI.N.E.T(メガレンジャーの所属組織)がまだ繋がっていたあたり、健太たちの卒業後もデジ研とI.N.E.Tの交流はまだあるんだなあ。現在のI.N.E.T構成員の中には諸星学園高校OBも決して少なくあるまい。
生徒達の応援を受け、校内に仕掛けられた爆弾すべてを発見するゴーカイジャー。今回、ゴーカイジャーが積極的に学園を守った理由が、自分たちの経験することのなかった学園生活に対する憧憬ばかりでなく、愛すべき学生達との交流があったゆえというのが、メンバー達の学園描写を中心に描かれてきたメガレンジャーらしい好展開。このすぐ後のフォーゼでのカースト制度ありの学園描写とあまりに対照的過ぎる(泣)。

どう見ても百均のキッチンタイマーが張り付いてる時限爆弾はボルテックバズーカ(タイムレンジャーの)にて圧縮冷凍。うん、ウルトラ警備隊装備品の時限爆弾も歯磨き粉の入れ物改造だったし、こうした日用品改造の撮影用プロップっていかにも特撮見てるって感覚が凄くする(苦笑)。
メガレンジャーの大いなる力については、カンゼンゴーカイオーの販促時期というのもあって今回は戦闘終了後に受領。カンゼンゴーカイオーの必殺技・ゴーカイカンゼンバーストが片手のみのロケットパンチというのもあって、スーパーギャラクシーメガのスーパーギャラクシーナックルのごとく両手ロケットパンチが使えると予想してたんですがね。
爽やかな青春の一時を謳歌し、卒業証書(大いなる力)を手に諸星学園高校を去るゴーカイジャー。ぶっちゃけると今回、青春真っ只中の戦隊でもあったメガレンジャーの学校卒業後の後日譚ということで、ゴーカイジャーに眩しい学園生活を共感させる役目を健太が自分達の生徒に仮託させるというのは…健太自身の出番が後方になることでもあってちょっと残念だったんですけどね。
個人的、やっぱり健太先生の熱血授業を不真面目に受けるゴーカイジャーという画も見たかったかも。なんにせよ、久々に好きだったレッドと再会できたという意味でも良回だったです。

次回、タイムレンジャー回ということで予告に出てたあの子供…ああなるほど、最終回の…。次回レジェンドメンバーがタイムイエロー:ドモンって理由が明白だわなあ。壊滅前のマトリンティスまで登場と、相当カオスな話になりそうな予感も。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第38話「夢を掴む力」

 2011-11-13
ひとりより二人、二人より、仲間たちの絆がいい。
力も夢も、そして勇気も、今、海賊戦隊その真価を見せる時!

グレートワルズへの敗北により、ひとりガレオンに残ったまま吹っ飛ばされるマーベラスと、そのマーベラスの元に急ぐジョーたち。
マーベラスが自分達だけを脱出させたことに対し、鎧が納得できないのは、マーベラスの、海賊の仲間として最後まで一緒に戦わせてほしかったという割り切れない思いゆえ。
一方、またも「仲間の犠牲」のために生き残ったジョー、仲間達と別々にひとりマーベラスの元に走るも、そこに立ち塞がるバリゾーグ…。

実は最強ロボ登場編でなく、1話丸々かけてやってほしかったところのジョーとバリゾーグ因縁の最終決戦。ジョーにとって、自分が仲間の死によって生き残らされてきたというのは切っても切れないトラウマ。その因縁を断ち切るためにも、そして…目前の、かつて、自分を救うために犠牲となった男の魂を救うためにも、自身のトラウマそのものの歪な形であるバリゾーグを斬り捨て先に進まなければならない。
これまで描かれてきたジョーとバリゾーグの因縁すべてが結実する決戦というか、ぐいぐいと見入らせるシーンの緊張感が半端なさすぎ。

一方、ガレオンにて倒れたままのマーベラス、夢の中にて、やはりかつて身を挺して自分を生き残らせてくれた恩人・アカレッドと再会。
誰かの犠牲の上に成り立つ自身、という点にて同じトラウマを背負っていたマーベラスとジョー。マーベラスがジョーを最初の仲間として拾ったのは、シンパシーと共に、自分と同じ匂いをジョーに嗅ぎ付けたからでもあるんだよなあ。
自身のトラウマと決着を付けるべく剣を揮うジョー。
自身のトラウマの主から本当に守りたかったもの、そして自分がなにを守るべきかを悟らされるマーベラス。
今更ながら、この二人が近年戦隊にないぐらい「対等な位置に立つ、レッドとブルー」というのが判りやすいなあ。

ついに、バリゾーグとの決戦に勝利し(リアクティブアーマーとして、バリゾーグの剣圧から装着者を守って粉々にされるブルーのスーツという演出がやたらかっこいい)、その内に封じられていた恩人・シド先輩の魂から自らの進むべき道を指し示されるジョー。ジョーがシド先輩の魂を救ったばかりでなく、シド先輩の魂もまたジョーを導くというのがやたら泣ける。
そして、仲間たちの危機に駆けつけ、珍しく素直に鎧に詫びるマーベラス。アカレッドに悟らされた通り、自分が成すべきだったのは単純な自己犠牲で仲間の命を守るのではなく、同じ夢を持った仲間と共に、その絆をもって戦い続けること。
他戦隊への豪快チェンジなしで、派手にザンギャックを吹っ飛ばすゴーカイジャーたちの、文字通りなんたる“豪快”なことか。本当の意味で6人の絆が結ばれた戦隊は決して負けない。かつての、34のスーパー戦隊たちがそうあり続けたように。

自身にとって唯一の忠臣だったバリゾーグを倒され、怒り心頭で再びグレートワルズで乗り込んでくるワルズ・ギルに立ち向かうゴーカイジャー。スーパー戦隊としてのゴーカイジャーにも秘められていた“大いなる力”は、サブタイでも示された夢を掴む力。
ゴーカイジャーの大いなる力の結晶として誕生する最強ロボ・カンゼンゴーカイオーへの合体に、ゴーカイオーと豪獣神から何故に合体のための炎神ソウルが出現するのかとか炎神であるマッハルコンがなんで必要になるのかという疑問は、これはもう、実はガレオンを始めとするゴーカイマシンは、炎神のボディとなる炎神キャストだったという珍説を持ち出してみたり(笑)。各ゴーカイマシンががらんどうの構造なのは、本来炎神ソウルが入る予定だったんだよ。
アカレッドが宇宙中に飛び散ったレンジャーキーを探し集めるため、たぶんマシンワールドに渡って炎神の協力を取り付け、宇宙も渡れる炎神キャストとしてのガレオンを借りたんだろうなあと。ガレオンに本来の炎神ソウルが納まったとき、ガレオンにも炎神らしい「目」が出現するんだろうなあ。

必殺技がロケットパンチというのも気持ちよく、遂にグレートワルズに勝利するカンゼンゴーカイオー。
ついにワルズ・ギルを倒し結束を新たにする6人と、その忠義ゆえにワルズ・ギルの死にゴーカイジャーへの復讐を誓うダマラス。嗚呼…ワルズ・ギル本人に信頼されていなかったとはいえ、ダマラスがなんて真の忠臣。なんとも今後復讐という目的が入った以上、ザンギャックの標的が完全にゴーカイジャーに向くことになるんだわなあ。
次回、そんな激戦の予感をよそにレジェンド回。メガレンジャーは自分にとって過去五指に入る大好きな戦隊ですよ。教師になってもメガレット:健太が元気そうなのが何よりで楽しみ。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第37話「最強の決戦機」

 2011-11-06
強大な敵、蒸し返される過去の傷、問われる“守る”ことの意義。
この果てない疑問にどうする君ならどうする?

連戦連敗のワルズ・ギルの元に父であるザンギャック皇帝から送りつけられる、ザンギャック最強のロボであるところのグレートワルズ。うん、今年も順調に最強合体ロボ用のかませ強敵来たな(苦笑)。前戦で親父の目が届かないことをいいことにわがまま放題好き放題そして失敗の連続を繰り返した馬鹿息子に対して、つかむしろ、チャカ(拳銃)送り付けて「おどれの不始末じゃ、自分でケツ拭いて来いや」っていう大親分からの三行半にしか見えないんだが…。

我侭な馬鹿息子ライフを謳歌しつつ、自分が父親からも無能扱いされていたことは自覚していたワルズ・ギル。ダマラスたちに対しても「どうせお前ら俺を馬鹿にしてただろ」ってひがみ根性全開で、唯一の忠臣たるバリゾーグを従え自ら出陣。
つか、今までダマラスの口からワルズ・ギルに対して出た本音は「いないほうが静かでいい」程度の安堵の台詞ぐらいで、明確にワルズ・ギルを見下すような発言はなかったはずなんだよなあ…。皇帝に対する忠義同様、ワルズ・ギルに対しても一定の忠義は持ってるとも言えるはずで、まあむしろ、次回以降のワルズ・ギル戦死(いや確定事項だろこれ)からやっと本音が聞けるのかも。

一方、ゴーカイジャー側はゴーカイジャー側で、連戦連勝にひとり浮かれる鎧と、対照的に慎重さを崩さないマーベラス。
今までスーパー戦隊たちがそうしてきたように、地球は絶対守るとひとり息巻く鎧と、対するマーベラスはザンギャックの強大さを知るが故にそれが単純ではないことを悟っている。
かつて陥った危機にて、恩人の死に守られた傷を持つ者。
どんなに危機が訪れようと、その度に自分たちを救ってくれた希望の光を見続けた者。
宇宙の厳しい世界で生きてきたマーベラスと、希望の光に守られ続けた地球で育った鎧という温度差がなんとも顕著な…。鎧の存在感がいつまでもメンバー内で浮いているのは、決して鎧ひとりだけが地球人だからという訳でもないんだわなあ。

そしてザンギャック強襲。先陣を切って現れた、因縁の相手バリゾーグに対してひとり挑むジョーとその露払いを引き受けるマーベラスたち。毎度ながら、ゴーカイブルーVSバリゾーグの剣戟アクションのスピーディーさがほんとパネぇ。
一方、残りのメンバーの前に立ち塞がる強敵、皇帝親衛隊に対して、ついにバスコから奪取した番外戦士キーにて豪快チェンジを遂げるゴーカイジャー。鎧が黒騎士にチェンジするというのは、ギンガマン話を回想するになんたる感無量。ズンズン体操込みでズバーンでさえ登場できるのを見るに、今さらながら、着ぐるみの保存の関係上199ヒーローの一員にニンジャマンがいないというのがなんとも惜しいなあ。

ブルーVSバリゾーグの対決は今回も痛み分け。そして満を持して殿下、グレートワルズ召喚。やはり最強合体ロボ登場編用のかませ強敵だけあってやたら強いグレートワルズの前に危機に陥る豪獣ゴーカイオーと、そして仲間たちの命を“守る”ため、他のメンバーを脱出させて自らはゴーカイガレオンに乗ったままグレートワルズに吹っ飛ばされるマーベラス…。
いよいよ、マッハルコン語るところの「ゴーカイジャーの大いなる力」としてのカンゼンゴーカイオー登場のためのお膳立ては整ったというか、次回、やっぱり巨大戦特撮に注目だな。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第36話「相棒カイゾク」

 2011-10-30
次元の壁も突破して、掴むは力と技と団結。
新たな相棒を仲間に加え、誰が付けたか、俺たちは――!

ヒューマンワールドが鎖国バリアで閉ざされてしまってる間に、ガイアーク、再び地球侵略開始! ゴーカイジャーがヒューマンワールドに戻れない今、その侵略に真っ向から立ち向かうのがザンギャックでしたって(笑)。
いつになくやる気満々に自ら地上に降りるワルズ・ギルながら、「ここ俺の陣地ー! お前勝手に入ってくるなよな!」って子供くさい理由が相変わらず器小せえー。

一方、鎖国バリア突破のためそれが出来るマッハルコンの協力を仰ぐべくゴーカイジャー、炎神たちの世界であるマシンワールドへ。両親(スピードルとベアールV)の気持ちも知らず、ひたすら反抗期ゆえの暴走中のマッハルコンを捕まえるべく、ゴーカイマシン、番組始まって以来の活躍開始! パワーアニマルや爆竜が主にCGで描かれる存在だったのに対し、昔ながらのミニチュア撮影で描かれてきたのが炎神。やはり実存的な重みとスタッフの手作業による工夫の様をまじまじと感じられるアナログ特撮は良いなあ。
マッハルコンがグレてた理由は、地球を守った輝かしい経歴の持ち主である両親と比較して、自分は何も持っていないという劣等感。嗚呼、「フォーゼ」の大文字さんに続いて、親の存在感ゆえのプレッシャーに思い悩む若者がここにもまたひとり。そのマッハルコンの暴走を、甘えゆえに逃げてるだけだ、欲しいものがあるなら自分で手に入れろと喝破するマーベラスに男泣きのマッハルコン、海賊への就職を決意。
やったねスピードル、息子さんの就職決まったよ(笑)。この無駄に人間くさい炎神たちによる人情ドラマが「ゴーオンジャー」の世界だわなあ。前回よりは走輔の暴れっぷりがセーブ気味とはいえ、今回も存分に、ゴーオンジャーの世界にゴーカイジャーのほうがゲスト出演って色合いが強いわ。

マッハルコンのド根性にて鎖国バリアは打ち破られ、ヒューマンワールドへの帰還を果たしたゴーカイジャー、ガイアークとの決戦! 炎神という“相棒”の力を得て、ついに発動するゴーオンジャーの大いなる力。つか、律儀に炎神ソウルとキャストに分離した状態で召喚されてくるマッハルコンがなんか可愛らしいよ。
ついに合体を遂げるゴーオンゴーカイオーのスピードでガイアーク撃破! マッハルコンは今後もゴーカイジャーが呼べば次元の壁を突破して駆けつけてくるというか、つまり実家住まいで親元の世話になりつつ就職ということね。洗濯や食事の手間がかからない分には実家住まいも悪くないぞマッハルコン。ここんとこ出勤過多だった風雷丸も、ガオライオン同様にしばらくは休暇をエンジョイできるようになるな(笑)。
基本まんま乗り物の姿として、身振り手振りでのリアクションが出来るわけでもないのに、人間くさいドラマを演じられる炎神というのはやっぱり視聴者の親近感的にも魅力あるキャラクターだよなあ。改めて、ゴーオンジャー放映当時の玩具関係の人気をついつい思い起こしてみたり。
次回、意外なことにワルズ・ギル最終決戦の模様。ええようやくカンゼンゴーカイオー登場編であります。

海賊戦隊ゴーカイジャー ゴーカイマシンシリーズ05 DXエンジンマッハルコン海賊戦隊ゴーカイジャー ゴーカイマシンシリーズ05 DXエンジンマッハルコン
(2011/10/29)
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海賊戦隊ゴーカイジャー 第35話「次元ノムコウ」

 2011-10-23
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たとえ無縁の世界の話としても、その危機を放っておけない。
世界を変えるそのために、道なき道を行こう!

近年戦隊でも特に好感度が高かったというのもあって期待していたゴーオンジャー編。顔出しゴーオンメンバー自体はゴーオンレッド:走輔のみ出演ながら、そこはパートナーである炎神たちの声も豪華だったゴーオンジャー。のっけからの突然のサポートロボ・ボンパー登場からスピードル、バスオン、ベアールVたちの登場で一気に番組世界がゴーオンジャー色に染まっていくなあ…それこそ今回、むしろゴーオンジャー世界にゴーカイジャーがゲスト出演という比喩がピッタリするぐらいに。

ゴーオンジャー本編世界で提示された、炎神たちの住むマシンワールドを含めた11に分かれた並行世界の説明と、その世界のひとつガンマンワールドを我が物顔で荒らし回るガイアークの残党。先にガンマンワールドでガイアークと対峙したスピードルたちは傷つき(戦闘シーン、わざわざ炎神たちのミニチュアを出しての新規撮影!)、走輔の元に再び助けを求めて、次元の裂け目から落下そしてガレオンに落っこちるボンパー。
久々にボンパーと再会した走輔の、事態を知ってのスピードルたち救援の即決ぶりと、ゴーカイジャーに同行を断られそれでも単身トランポリンや棒高跳びで次元の裂け目への突入を試みる猪突猛進ぶりとか、そうそう走輔ってこういう奴(笑)。もはや3年ぶりの再会ながらも、やはりこの好漢ぶりが相変わらずすぎて泣けますですよ。
決して聡明な人物という訳でなくとも、その猪突猛進さからゴーオンジャーのリーダーとして仲間たちを引っ張ってきた走輔。その熱量に押される形でゴーカイジャー、ガンマンワールドへ。
ガイアークとの先頭で傷つき、縮小した炎神キャスト状態での再会となる走輔とスピードルたちながら、ゴーオンジャー本編での相棒ぷりを振り返るに、なんとも視聴者的にも感無量。そして走輔が知る衝撃の事実…スピードルとベアールV、結婚して子供まで出来てました…えぇえーーーっ!? その不肖の息子・マッハルコンは現在グレでマシンワールドにてバリバリに暴走中…なんつーか炎神側が怒涛の人生過ぎるわー。

ガンマンワールドで暴れまわるガイアーク怪人対マーベラス真昼の決闘。実力でマーベラスに敵わず、当然のごとく汚い手段でゴーカイジャー殲滅を図る怪人ながらもバトルフィーバーそしてチェンジマンへの豪快チェンジで圧倒。しかし劇場版でも思ったけれど、バトルフィーバーにチェンジするんならやっぱりダンスアクションで戦ってほしいわなあとしみじみ。
巨大戦において、さっそく試そうとしたゴーオンジャーの大いなる力は不発…。まあマッハルコンの販促的(笑)に、ゴーオンジャーの大いなる力は炎神との絆が必要とかそういう理由なんだろうなあ。
怪人を倒したものの、すべてはゴーカイジャーをガンマンワールドに閉じ込めその隙にヒューマンワールド(地球)を侵略してしまおうというガイアークの罠。鎖国バリアー(こういうネーミングからしてゴーオン風)で閉ざされたヒューマンワールドに戻る術はあるか、ゴーカイジャー?
あと、マッハルコンの声が平田弘明というのは「パイレーツ・オブ・カリビアン」での吹き替えからなんだろうけど、新炎神というだけでなく、他所から強力な“海賊”を助っ人にしたという意味合いからして次回からの本格的な活躍に期待だったり。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第34話「夢を叶えて」

 2011-10-16
あの日仲間と誓った夢は、育まれ、誰より大きなものに。
たとえ何者が立ち塞がろうと、夢見ることを、誰も邪魔できない。

ゴーカイジャーの凄いゲストはレジェンドメンバーだけじゃないぜと、仮面ライダーW/ナスカドーパント:園咲霧彦こと君沢ユウキ客演。くっ、相変わらず爽やかなぐらいイケメンだ。
役がルカと久々に再会する幼馴染みということながら、荒川稔久センセと坂本太郎監督という、嗚呼…この二人が関わった平成前期戦隊で、場合によっては視聴者に手ひどいトラウマを残す話の数々のイメージから、今回絶対霧彦がルカを手酷く裏切りルカを絶望のどん底に容赦なく叩き込む話になると身構えてたら意外とそんなことはなかったぜ(苦笑)。
かつて、ルカと共に故郷の星でザンギャックの脅威から子供達を守りつつ隠遁生活を強いられていた霧彦、今はルカとは別ルートで出世して、通りすがりのガイアメモリ密売人ならぬ宇宙実業家として大成功を収め、ルカを迎えに地球を訪問。今回冒頭、唐突に街角でルカとハカセにケンカ吹っかけてくるザンギャックの前に立ち塞がり、金を渡して退散させるの図がまんまDQNに対する金持ちキャラの対応まんますぎてワロタ。霧彦は、やたらこういう余裕を持った仕草が似合うよなあ。

もちろん霧彦の正体は今週の怪人が化けていた姿というか、いやもうちょっと過去の因縁とか幼馴染みの情交じりにルカを追い詰めてくるもんだと思ってただけに、あっさり正体バラしてなんか拍子抜け。今回の怪人の作戦は、そんな高度な心理戦を仕掛けようとか悪賢いものでなく、単に本物のルカを捕らえて自らはルカに化け、ガレオンに潜入しての破壊工作。つか、それすらも食べ物の好き嫌いだけであっさり見破られるって…(汗)。

まあ今回の主題は、幼馴染みとの再会によっていよいよ炙り出される、ルカが海賊に加わった経緯と、今までうっすらと語られていた過去がらみの彼女自身の夢。
治療のための金もなく、救ってくれる医者もなく、ザンギャックから隠れて暮らす生活の中で病死してしまったルカ自身の妹。そして、自らの故郷を蹂躙するザンギャックのために、明日をも知れぬ生活に脅える自分達が面倒を見ている子供達。その現状を塗り替えるため、ルカと霧彦の抱いた夢は、星を丸ごと買い取りザンギャックの手が出せない平和な星を作ること。
あの貧乏生活の中でそうした大それた夢を抱き、そして実業家として成功した以上、霧彦についてはたぶん故郷の星が侵略を受けるまでは相応の教養を持っていた人間だったんだろうなあ。そして肉体労働派(苦笑)のルカはザンギャックの資金を狙う泥棒に転身、マーベラスと出会ってその度胸を買われて海賊に。
何気に人生が見事に分かれた二人ながらも、マーベラス達と出会った今のルカの夢は、宇宙最大のお宝を見つけ出し、宇宙丸ごと買い取って、宇宙全体を平和にしてしまうこと――!

これまでも虐げられて生きてきたルカのルーツが度々描かれてきたけど、今回、遂に明らかになるルカの壮大なる目標。取り沙汰される宙最大のお宝の存在というか、宇宙そのものと同じ価値のあるものとして、ゴーカイジャーたちの夢を果たすには存分な代物――各々の夢を叶えることこそとゴーカイジャーたちの目的というのも改めてフィーチャーされましたかね。
変身能力を駆使してゴーカイジャーを翻弄する今週の怪人が、何故かゴーカイチェンジに応じての変身が出来ないのかは謎。巨大戦での、ビルに化けての「志村後ろ後ろ!」攻撃最高すぎ(笑)。ルカの胸に、一時の再会の思い出だけを残して再び宇宙に去っていく霧彦ながら、個人的、最終回あたり、金にあかした私軍を率いてゴーカイジャーとザンギャックの最終決戦に駆けつける…なんて熱い展開があったら俺得。

次回、ついにゴーオンジャー編! ネタバレにて新炎神マッハルコンの玩具にゴーオンゴールドのレンジャーキーが付くと知ってるだけに、ウイングス二人にも再登場してほしいもんですが。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第33話「ヒーローだァァッ!!」

 2011-10-09
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力を欲した訳は、その命を守るため!
拍手の嵐を背に、満を持して真打ち、赤龍拳登場!

久々の鎧主役編と、一定の戦隊世代にとってはある意味歴代最強のレッド、ダイレンジャー/リュウレンジャー:天火星・亮登場!
亮、レジェンド大戦を終え、夢を叶えて独立して餃子中心の中華屋の店長に…ん? R5こと仮面ライダーバース:伊達さんを後輩に初代レスキューフォース隊長として活躍してたような…レスキューフォースを退職して昔からの夢を叶えたんだな! 演じる和田圭市の若々しさが、ぶっちゃけこれまでのレジェンドメンバーと比べてもイメージの変わらなさが随一だわ。

前回までの怪我から復帰し、やる気満々の鎧、今回も宇宙規模の帝国なのに作戦行動範囲が狭いザンギャックの怪人と遭遇。そして大食い怪人登場のお約束で胃袋に吸い込まれてしまう重要アイテムというか、よりによって奪われてしまうゴーカイセルラー。
そんな折、怪人を追う鎧が町で偶然接触する、出前中の亮――。

ゴーカイセルラーを奪われ、変身出来なくなったことを落ち込む鎧というのは、鎧の日頃のやる気を見る限りはむしろ「何が何でも怪人からゴーカイセルラーを取り戻す!」って怒りとモチベーションを表しそうなもんなんですけど…。
追加戦士の先輩であるアバレンジャー/アバレキラー:仲代壬琴から託されたアイテムであると共に、ギンガマン/黒騎士ヒュウガから改めて地球を守る使命と共にゴーカイセルラーを受け取った経緯がある分、鎧にとってゴーカイシルバーへの変身以上に、ゴーカイセルラーが自身のアイデンティティーの象徴でもある訳で。それを思えば、今回、亮の励ましも耳に入らず、あまつさえ亮当人に苛立ちをぶつける女々しい醜態もちょっとは納得なんですけどね。

先輩である亮の薫陶を受け、ヒーローに憧れ誰かを守るためにヒーローそのものになったという自身の初志を思い出し、先輩と共に生身で立ち向かう鎧というカタルシスへの流れは、鎧の格がVの字回復するあたりのメリハリも含めて好感のエピソードではあります。
まあ、むしろ亮役和田圭市の、素顔での名乗りポーズから戦闘というアクションの、キビキビした動きと物凄い身体のキレについつい惚れ惚れ…。
あと、類は友を呼ぶの言葉どおり、亮の店がある商店街の皆さんもとてつもない方々が集まっていたというか…。新堀和男、神尾直子、ショッカーO野って、この方々も立派なレジェンド戦士の方々だよ! むしろ今回、亮登場以上にサプライズ過ぎるだろう(興奮)!
今回、市井の商店街の方々という役柄上戦闘員に襲撃される役どころとはいえ、出たーーーっ! ご本人の著書でおなじみの、ショッカーO野さん得意の一回転背面着地だーーーッ! ショッカーO野さんはヒーローショー出演時代、数メートル下の膝下までの深さしかないプールへの高所ジャンプもあの技で、怪我もなく見事に派手に水しぶきを上げて着水してみせたんだーーーッ(大興奮)!

春の劇場版にて、既に亮自身から託されていたダイレンジャーの大いなる力は、ダイレンジャー自身の必殺技でもあった気力ボンバー。気力+豪獣神のドリルにて今回の怪人も撃破し、みんなで亮の餃子をいただきつつ、鎧、改めて亮にヒーローであり続けることを誓って綺麗にオチ。
歴代レジェンドメンバーの薫陶を受け、一歩ずつ強くなっていくゴーカイジャーという基本路線を踏襲した好編であると共に、レジェンド勢の豪華さも手伝って、いやあ、自分にとってはハリケンジャー編、ジェットマン編に劣らぬ豪勢なレジェンド回になっちまったわ(笑)。次のゴーオンジャー編でも、こうしたサプライズがあることを凄く期待。ネタバレ済みの新炎神マッハルコンの声が平田広明なだけに、怪人の声がバーナビーとかな…。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第32話「力を一つに」

 2011-10-02
胸に響くは「一人じゃないんだ」の声。
五つの希望のチャージが生み出す、敵を吹き飛ばす無限のエナジー!

前回のバスコへの敗北を受け、負傷にもかかわらず(重傷の凱を除いて)各々特訓を開始するゴーカイジャーたちと、新兵器の開発を始めるハカセ。
何気に明らかになる、ガレオンや武器のメンテ役でありつつハカセ自身は実は自らの発明をしたことがなかったという事実。てか今回、ついに戦隊といえばこれだの必殺バズーカ登場話なのに、五人の力をひとつに結集するところまでのハカセの遠回りっぷりが泣ける(それこそ5人の力をひとつにして撃ち放つビッグボンバーまで登場しておきながら…)。

新必殺武器登場話の怪人は固さが基本。今回の怪人の装備した盾の前に必殺技を破られ危機に陥るゴーカイジャーというか、ニュースーパーダイナマイトが破られるのは納得いかねえ(ダイナマンの大いなる力を使わずに放っているからと脳内で言い聞かせる)!
頭が煮詰まったときは、外に出て体動かしてのリフレッシュが基本。今回ゲストの補欠サッカー少年との出会いを経て、仮完成ながらも新兵器を生み出すハカセながら、付け焼刃以外の何者でもない武器は案の定怪人には通用せず。
落ち込むハカセと、ひとりで練習を重ねた努力も空しくレギュラーの座を取れなかったサッカー少年との再会。少年と二人で練習することを通して、ひとりだけでなく、仲間と力を合わせることでより大きな力を発揮できることにやっと気が付くハカセ(いや、戦隊って根本からこうなんですけど)。

本当に今回、ここまでのハカセの遠回りっぷりがどうしたもんだかと思うんですが…。基本やるときは出来る子なんだけど、こと戦闘力に関して圧倒的に他のメンバーに劣っていることを自覚しているハカセ。ハカセのコンプレックスと自信のなさが、最初から他のみんなの力を借りるという発想を阻害していたとすれば悲しいまでの皮肉。
やっと他のみんなの力を借りることに行き着き、俄然新兵器の完成に力が入るハカセ。鎧の助言により、オーレンジャーのオーレバズーカ(5人のストレージクリスタルを結集させて使用する必殺武器)からヒントを得て、オーレンジャーの大いなる力をもって完成する新必殺武器・ゴーカイガレオンバスター! 今からでも是非、S.H.フィギュアーツ・ゴーカイグリーンの初回特典あたりとして付けてください(笑)!
五人の力をひとつに合わせたガレオンバスターの威力により、遂にその強固な盾を打ち破っての怪人撃破! いやそれ以前にゲキレンジャーに豪快チェンジして戦っていたんだから、盾の死角を突いてスピード技で攻撃するとかあっても…強固な要塞の壁は、真正面から突破してのスーパー戦隊魂!

今回、珍しく仕事っぷりをみんなに讃えられながらも、自分は決して天才などではないし、まだ自信など持てないと吐露するハカセ。しかし、そんな自分でも、掴みたいものは掴めたというその表情に見える満足感。
まだレギュラーにはなれずとも決して諦めないというサッカー少年もまた、必ずレギュラーの座を掴めることを信じる様は、ハカセ自身が得た「仲間と力を合わせ、あきらめないこと」の大いなる示唆。ハカセという、近年戦隊でも稀に見るコンプレックスの持ち主を通して、他者と力を合わせることを説いた脚本のメッセージは極めて良心的であります。ただし、ハカセの遠回りっぷりへのツっ込みが収まらないというのもどうしたもんだか(苦笑)。

次回、劇場版に続いてダイレンジャー/リュウレンジャー:亮登場! もはやアクションに関して一切の心配がない頼もしさというか、しかしレジェンドメンバーも、だんだん生身で戦う比率が増えていくな…ジャンですら実際には戦わなかったというのに(汗)。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第31話 「衝撃!! 秘密作戦」

 2011-09-25


暗躍と略奪、奪われていく地球を守ってきた力。
その過激な作戦、地球の明日を変えるため。

まさかのオーレンジャー回、オーレッド:星野吾郎役宍戸勝と併せて、まさかの戦隊OB最大の有名人オーピンク:丸尾桃役さとう珠緒出演! いやあ、バラエティ番組とかでもさとう珠緒が戦隊出身であることを誇らしげにしていたのがちょっと嬉しかったりもしたけど、本人が帰ってきてくれるとはなんとも感無量…(さとう珠緒本人にとっても出世作だしなあ)。遊園地でわざわざあの制服姿で看板片手にゴーカイジャーに呼びかけてたり、もはやお姉さんの貫禄で連中を引っ張りまわしたりと、あのコケティッシュさか健在なのも嬉しいところであります。

視聴者もゴーカイジャーもあずかり知らぬところで、着々とスーパー戦隊の大いなる力の略奪を続けていたバスコ。地球守備隊が襲われたということは、冒頭段階でチェンジマンの力が…なんてこった! この危機を前に、国際空軍も今は出世した吾郎、桃の二人が秘密作戦開始。つか、ゴーカイジャーとバスコを接触させることなく吾郎が単身でバスコから大いなる力を奪還しようというのは、最悪ゴーカイジャーに集まっている大いなる力を奪われる事態を避けるためでもあるんだろうなあ。変身できないとはいえ、複数の戦隊の力をたったひとりで奪う。それがただのコソ泥には出来ない真似というのを正しく理解しているということですが。
偽取引による吾郎とバスコの交渉は互いの予定通り決裂、桃から事態を知らされ、それまで桃がひとりで築いていたフワフワした空気から一変、張り詰めた緊張感に包まれる物語(コメディ的な空気と緊張感が、アンバランスなまでに同居していたのも「オーレンジャー」本編の雰囲気)。

冒頭の将校スタイルではちょっと恰幅が付いたかと思いつつも、あの制服スタイルのアクションにて当時の精悍さを失っていなかった宍戸勝が流石の戦隊OB。鎧が尊敬の念を込めて語る、たったひとりでもパラノイアに立ち向かった勇者、星野吾郎(思い起こすところの「オーレンジャー」1話、その時点でただひとり超力を授かった戦士として、単身マシン獣に挑むオーレッドの勇姿…!)。その称号のとおり、歴戦の戦士としてひとりでもバスコに肉薄する吾郎ながらも、裏の裏を掻くバスコの知略の前に迎えてしまう危機と、そこに駆けつけるゴーカイジャー。
オーレンジャー側の立てた作戦は、吾郎が単身バスコの相手をしている間に桃がゴーカイジャーにオーレンジャーの力を託すこと。だが、そんな他者から恵まれる力などいらない。自分達の汚名、そして誇りは海賊であること。欲しい物は、自分の手で掴み取る! きちんと「海賊戦隊」というゴーカイジャーの矜持を叫ばせた脚本が、オーレンジャー本編の雰囲気再現と共に良脚本。

またもバスコから放たれる、追加戦士レンジャーキーの戦士達。ウルザードとズバーンを相手に、まだくっついたままだったゴーオンウイングスキーでチェンジするシルバーというか、ああ、相手になってるこの二人は単身で巨大化できるんだよなあ…。着ぐるみが現存してないからという理由で、巨大ロボ扱いにされて199戦士からあぶれたニンジャマンの立場が(泣/まあ、ニンジャマンの場合は巨大ロボである三神将の弟子というのもあるけど)。
苦戦の末に巨大ウルザードファイヤーとズバーンは豪獣神に倒され、残る戦士達も、改めて吾郎と桃から託されたオーレンジャーの大いなる力にて撃破! ここで主題歌メロオケでなく、「オーレンジャー」番組単体に留まらない戦隊屈指の名挿入歌「虹色クリスタルスカイ」を流すのが泣かせ過ぎる!
遂に、バスコの手に落ちていたすべてのレンジャーキーを取り戻し、バスコに迫るゴーカイジャーながらも…アカレッドは薄々気付いていたらしいという、その怪人としての真の姿を現し、たやすくゴーカイジャーを圧倒するバスコ…!
小悪党のコソ泥的な立場と思われていたバスコが、とうとう第三勢力としての真の存在感を見せてきたというか、まさかのレジェンド戦隊回で迎えるゴーカイジャー圧倒的敗北。そのバスコの手に握られたチェンジマン、フラッシュマン、マスクマンの大いなる力は、その真の姿を見せずとも奪ってきたもの…。
アースフォース、プリズムパワー、オーラパワーという地球・宇宙・人=天地人を形容する力が奪われたというのは、古参ファンの感慨としてもなんとも衝撃的な。
いやあ、バスコが今回奪っていった最大のものはオーレンジャーの存在感といっても過言でないというか(汗)。映画、テレビ未登場の力として、次はジャッカーとバトルフィーバーあたりの力が狙われるんじゃないかとか危惧しつつも、改めてバスコこそがゴーカイジャー最大の敵と印象付けられたあたり、いよいよザンギャックの空気化が本格化してきたなあ。
次回、いよいよ新戦力ガレオンバズーカ登場。実はゴーカイチェンジに頼らないゴーカイジャー自体のパワーアップってこれが初めて。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第30話「友の魂だけでも」

 2011-09-18
生涯出会えたただひとつだけの宝、遥かな友よ。
今は眠っているその魂のために。

今回のレジェンドメンバーはライブマン/イエローライオン:大原丈。演じている西村和彦が「ライブマン」放送以降もバリバリに活躍している俳優というのもあるけど、アクションシーンの殺陣が普通に決まりすぎててとんでもなく驚いた…どうやったら脚あんなに高く上がるんだよ。あと鎧、さりげに「自分が生まれる前に活躍していた戦隊」とか言うな(全戦隊リアル視聴世代…/泣)。
ちなみに今回、もうひとり「ライブマン」からの出演者が大教授ビアスを演じていた中田譲治! 現在の活躍が声優中心ということで怪人役なれど、これまたさりげに大教授ビアスの持ち台詞だった「私の辞書に敗北の文字はない」を言ってくれるサービスぶりが…。それにしてもこの人、役柄とツイッターでのフレンドリーさ(はっちゃけぶり)のギャップがやたら楽しいわ。

今回の殿下の無邪気(考えなし)な思いつき作戦は、バリゾーグの量産。考えなしゆえにその作戦がもたらす意味がどれだけ残酷なことかというのが、共に親友を失った苦い経験の持ち主であるジョーそして丈には重くのしかかるというか。
かつての親友にして敬愛する先輩であったシド先輩をバリゾーグに改造され、今なおその悲劇を再びもたらそうとするザンギャック。そして、今なお科学アカデミアに籍を置き科学者となった丈の検分では、改造された人間を元に戻すことは出来ない…。

今回なんとも感心したのが、元より「ライブマン」という重いテーマを扱っていた戦隊の登場というのもあるけれど、かつて同じく友を失ってしまった丈の苦渋といい、若い研究者の掌から飛び立つ蝶のビジュアルといい、「ライブマン」を知る視聴者にとっては、やたらと脚本はじめスタッフ側の思い入れを感じたところ。
若さゆえのプライドと功名心を突かれた過ちから、かつて悪の道に走ってしまった友。最後まで悪の道に残ってしまった友のひとりは、その魂が救われることなく散っていった。
たとえひとりよがりの思い込みだろうと、諦めきれないがゆえの悪足掻きだろうと、もし、散っていった友がまだ救いを求めているというなら、その魂だけでも救いたい――。「ガオレンジャーVSスーパー戦隊」にて墓守となっていたレッドファルコン:天宮勇介といい、大教授ビアス率いるボルトとの戦いが終わってからもなお、ライブマンたちはずっと友のために戦い続けていたんですな。

バリゾーグへの改造素体となる多くのスポーツ選手を拉致していた怪人のアジトに乗り込み、その野望を粉砕するゴーカイジャー。ジョーが怪人に放つ一撃は、かつてシド先輩から伝授された誓いの技。
巨大化した怪人に対し、遂に炸裂するライブマンの大いなる力は、鎧が興奮気味に解説するスーパー戦隊初の二大ロボによるスーパー合体ロボ・スーパーライブロボ! いやあ、さすがに着ぐるみが現存していないだろうがゆえの旧フィルムのデジタル処理による登場といい、スーパービッグバーストのエフェクトのこだわりひとつからしてこれまた感心。
怪人を倒し、もう自分達の悲劇を繰り返させない願いと共に、バリゾーグ=シド先輩の魂だけでも救うことを誓うジョー。今回、レジェンド戦隊メンバーとの出会いが、きちんと現在を戦う戦士に影響を与えるあたりは「ジェットマン」回や「ボウケンジャー」回同様に良かった。シド先輩としての自我も記憶も失い、ジョーのいる地球をひとり見つめるバリゾーグの心境やいかに?

次回、9月のレジェンド連発編の締めとしての「オーレンジャー」回。普通にさとう珠緒が登場するというのが驚きだわな…。戦隊輩出最大の有名人を迎える次回はてさて。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第29話「アバレ七変化で新合体」

 2011-09-11
君が超えたいものは何?
過去の傷を乗り越えた彼女もまた、強き芯を持った仲間のひとり。

メインライター荒川稔久センセ脚本ということで、同じく荒川センセがメインを勤めた「アバレンジャー」回であると同時、荒川センセが大好きなピンク七変化話。いえ今回の徹頭徹尾陽性な雰囲気が、あまりに前回の空気と別次元過ぎるという気も(笑)。

ワルズ・ギルとハサミは使いよう、ワルズ・ギルと煙は高いところが好きと言われるワルズ・ギルが、どうしたことか今回風邪でハナ水グズグズ。今週の怪人の使命は、ワルズ・ギルの風邪の特効薬として結婚式中の女性の幸せオーラを吸い取ること。もちろん、毎度のことながら作戦行動圏が狭いもんで、外食帰りのゴーカイジャーと鉢合わせするのはお約束(いやここは今回、空気読んで恐竜やにカレー喰いに行こうよ)。
今週の怪人の能力は、インサーンさん17歳に頼らなくても身体のサイズが変幻自在。アバレブルー・三条幸人その妻えみポンが見守る中、ミクロ化した怪人に機体内部で暴れ回られピンチに陥る豪獣神とゴーカイオー…って、いやネタバレで知ってたとはいええみポン幸人のところに永久就職してたのかよ!? なんという荒川センセしか知る由のなかったメンバーのその後。

怪人を誘き出すため、鎧を花婿役にウェディングドレスに身を包んでのアイム七変化作戦開始。メガピンク:今村みく曰く七変化は女戦士のたしなみの言のとおり、戦隊ヒロインの得意技は華麗なる七変化での諜報そして敵の翻弄(むしろ、敵の翻弄ばかりではありますが)。ある時は花嫁、ある時はでかい注射器持ったナース、またある時は暴走マッド婦人警官、しかしてその実態は、愛の戦士ゴーカイピンクさ!
アイムの活躍により、取り戻される幸せオーラと破壊される怪人のサイズ変幻自在能力。そのアイムの大アバレな大活躍に、アバレンジャーの大いなる力の真の使い方と、スーパー戦隊200人目のヒーローアバレピンクのレンジャーキーを授ける幸人えみポン夫妻…つか、アバレピンクキーの手作り感と、律儀にあのアバレピンクのジャージ姿に変身させるモバイレーツの変身機能パネェ(そもそも、一度しか変身してない戦士で200人目になるなら「バイオマン」のマグネ戦士とか「マスクマン」のX1マスクとかも加えようよ常考)!

かつて鎧の夢枕に現れた仲代先生が「そのうち判る」とファジーかつええかげんに解説していたもとい、ゴーカイジャーが本当にアバレンジャーの大いなる力に相応しいと認められるまで封印されてた(んだよな?)その真の使い方は、ゴーカイオーと豪獣神、二体のロボを合体させる(てか、両腕とパイロットをゴーカイオーに移す)こと。
一応、位置付け的にはゴーカイジャー初の、二大ロボによるスーパー合体として完成する豪獣ゴーカイオー! 合体のありがたみ的にシンケンゴーカイオーに譲るけど見事に今週の怪人撃破!

今回、七変化にスーパー合体と、まがりなりにもな戦隊の重要要素をひとくくりにした回でもあります。その分、せっかくの幸人&えみポン夫妻の出番が割を食っていた感はありますが(えみポンが、人妻になってもあの性格が相変わらずなのにはなんか安心した)。
前回ジェットマン回の渋さの余韻が覚めやらないうちの陽性話ということでちょっと戸惑ったりもしましたが、相変わらずの空気のザンギャック側といい、むしろこっちのほうが「ゴーカイジャー」本来の雰囲気でもありますです。歴代女戦士達の七変化っぷりに決して劣ることのない、アイム役小池唯の力演とコケティッシュさとあいまって、今回非常に華やかな話でした。
次回、またも話は重い雰囲気っぽく「ライブマン」回。嶋大輔が焼肉「男の勲章」で喰い過ぎてなきゃ、「ガオレンジャーVSスーパー戦隊」に続いて登場可能だったのに…残念!

海賊戦隊ゴーカイジャー 第28話「翼は永遠に」

 2011-09-04
たとえその命尽きても戦い続ける不屈の闘志。
静かな星を、綺麗な空を取り戻すために――。

全戦隊伝説の男、ブラックコンドル:結城凱復活! 冒頭、朝の7時半から小洒落たバーでお姉ちゃんと賭けトランプに興じるあたりからしてまさしく凱というか井上敏樹脚本。演じる若松俊秀が、20年前とイメージ、演技のテンション、そしてアクションのキレとほとんど変わってないあたり、俳優としての自己管理の凄さにただただ驚嘆。

かつてマーベラスを完膚なまでに叩きのめし、その心に深いトラウマを残した今週の怪人キアイドー(声が杉田智和というのは、「仮面ライダーキバ」キバット役として井上敏樹繋がり?)。本当に強い敵と戦いたいが為なら自傷も厭わない、狂気の沙汰ほど面白いというキャラ造形がいかにも井上脚本だよ。
バイオマン、マスクマンと「人の身体に秘められた未知のパワー」戦隊に次々と豪快チェンジを果たすものの、マーベラス自身がその身に刻まれた恐怖に打ち克てず敗走を喫するゴーカイジャー。今回、お宝ナビが示したジェットマンの力こそがキアイドーを打ち倒すヒント。
鎧(シルバーのほうの)によるジェットマンの解説もいつになくリキ入ってるというか、メンバーのその後で、無農薬野菜のネット販売で社長…雷太ぁ、出世頭かよ(笑)。さっそくジェットマンのメンバーを探し始めるゴーカイジャーながら、モバイレーツを奪うなどの挑発を繰り返しその捜索を妨害する…当のジェットマンたる結城凱。

鎧(シルバーのほう)の語る「消えたブラックコンドル」の謎とか、どうも番組世界でも後年ジェットマンはイロイロ伝説を残したんだわなあ(苦笑)。バイラムとの戦闘終結後の死亡…ということで、そもそも凱の死についてはジェットマンのメンバーとしては公表されてなかったんだろうか。
あるいは、ひったくりのチンピラ大藤直樹さん(ブラックコンドルの中の人)に刺されたあと実は助かっていて、その後のレジェンド大戦で雄々しく戦いそして斃れた…という妄想も働きますが、まあそれは野暮な妄言ってことで。

自身の心の弱さを凱に指摘され、その凱を追ったマーベラスが目にする、凱本人の墓…。添えられている、煙草に酒に花束と、おそらくは今も、毎日のようにこの墓を訪れているであろうジェットマンのメンバーたち(陽気なアコちゃんヌードル、20年越しのロングセラー商品になってるのか)。
凱が、死してなおマーベラスたちの前に現れた本当の目的は…かつて、衝突も葛藤も繰り返し、本当の親友として、仲間たちとして深い絆で結ばれた竜たち4人を、もう戦いに巻き込まないため。

死してなお、仲間たちを守るためにひとりキアイドーに立ち向かう凱と、その凱の強靭な意志に、自分達の求めたジェットマンの大いなる力の真髄を悟るマーベラス。
出会った当初、バラバラだったジェットマンの5人が、仲間達と、自分自身と向き合い手にしてきた結束と勇気。どんなに心の闇に沈んでしまおうと、決して屈せず自分自身に打ち克つ力、死をも乗り越える意志の力――それこそがジェットマンの大いなる力。

鎧(シルバーのほう)だけが凱の姿が見えなかった…というのは、名前が被る分ややこしくならないようあえてこの二人のコミュニケーションを排除したという意図なんでしょうけど、あるいは、実は宇宙人には地球人にない感覚として“霊が普通に知覚出来る”というのがあって、故に霊の存在を恐れる地球人に対して歴代の侵略者達は夏場を狙って幽霊作戦を展開した…と例によって脳内設定補完。
キアイドーを倒したマーベラスたちに、改めて、自分達が守ってきた青空を、今度こそゴーカイジャーに託す凱。ベンチに座って、空を見上げての「目に沁みやがる」は…あの最終回にリアルタイムで感銘受けた視聴者を泣かせてくれるわなあ。
凱が地上に再び舞い降りた理由は、冒頭の天国の小洒落たバーにて、美女(神様)相手の勝負に買ってのご褒美。どんなところに行こうと凱ってキャラは本当に変わらんなあ。凱役若松俊秀もそうだけど、当時のメインライター井上敏樹による脚本といい、「ジェットマン」って作品に対する愛情が半端ないですよ。
「ジェットマン」自体が記憶に強く残る戦隊というのをさっぴいても、今回、いつものレジェンド戦隊編と比較してもはるかに当時の記憶を呼び起こす好編でした。ええ「カーレンジャー」編とは別ベクトルで(苦笑)。
今月は怒涛の4週連続レジェンド戦隊編。次回は「アバレンジャー」アバレプルー、アバレピンク(?)登場。もちろん舞台が恐竜やであることを期待。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第27話「いつもより豪快なチェンジ」

 2011-08-28
二人の心が入れ替わっての大暴れ。
それでも、互いが自分を見失わない限り、暴れた数だけ強くなる。

戦隊名物キャラ入れ替わり話。まあ、そう言っても自分がパッと思いつくのは「ファイブマン」の末っ子兄妹だったりしますが。
他人の心と体を入れ替える怪人を繰り出し、世界の要人の中身をザンギャックに入れ替えようという今回の作戦。ワルズ・ギルはきっと「バビル2世」読んで今回の作戦思いついたな(そういや、番組開始半年以内に絶対トップの座から引き摺り下ろされイベントがあるもんだとばかり思ってたのに…。ザンギャック側のドラマがまったく動かないおかげで生きながらえてるなあ)。
今回キャラが入れ替わることになるのはルカとハカセ。てか、ナヨってるとはいえ基本イケメンのハカセの身体を手に入れた途端、女子高生にモテまくりの男前っぷりを発揮するルカがなんて頼もしい。一方、ルカの身体に入ってしまったハカセはゲスト、レッドレーサーや機動刑事ジバンの中の人横山一敏さんにモテまくり(笑)。横山一敏さんの鍛え上げられたガチムキのボディに情熱的に追いかけられるというのも、それはそれで男としての名誉ではあるなあ(身体はルカだけど/笑)。

横山一敏さんからの逃亡劇のさなか、ビルの屋上に追い詰められつつ、隣のビルに飛び移れれば逃げられるものをルカの身体を気遣って躊躇するハカセ。
物事を考えすぎてしまって事態に躊躇するのはハカセの悪癖ではあるけれど、ハカセが熟考するべき優先事項は仲間のため。体育会系メンバーが目立つゴーカイジャーの中で、ひとり気弱さが目立つハカセを仲間達が認めるのは、まさにルカが語ったとおりの「ハカセにはハカセのいいところがある」から。

世界の要人たちを会議場にて一斉に襲おうとしたザンギャックの前に、ここぞと殴り込みを仕掛けるゴーカイジャー。元に戻りたかったら自分を倒してみろと、今週の怪人、嗚呼、悲しいまでの自爆発言。怪人の誰もが誰も、ジェラシットみたいな不屈のド根性を持ってるわけないのに(泣)。
今週の怪人はサクっと倒し、元の身体に戻った途端、あっさり非モテに戻り、(ルカが)助けた女子高生からもさっさとフセれるハカセ。うん、それでこそ全男視聴者が敬愛してやまないハカセだぜ!
なにげに劇中での優遇(目立ち)っぷりが際立つハカセとして、今後もある意味ゴーカイジャーを代表(笑)するキャラとして、日曜の朝から視聴者を沸かせ続けてほしいもんです
次回、ゴーカイジャーが過去戦隊メンバーから力をもらう戦隊として、誰がこの展開を予想しえたことか…。戦隊史上最大の伝説の戦士、ブラックコンドル:結城凱…復活!

海賊戦隊ゴーカイジャー 第26話「シュシュッとTHE SPECIAL」

 2011-08-21
この星を守るために、受け継がれる名は“伝説の後継者”。
9つの刃に誓いを込めて、巻き起こせ正義のハリケーン!

レンジャーキーを渡せというハリケンジャー側の要求に対し、割とあっさり応じるアイムながら、これは現状、マーベラスたちをサタラクラjr.の元から救出する方法としての現実的な判断。もっとも、「いざとなったら力づくでも取り戻します」とにっこりクギを刺しておくあたり、優雅なお姫様然としながらも芯の強さが伺えますが。
久々にシノビチェンジを果たし、マーベラスたちが囚われたサタラクラjr.のクイズ番組空間に突入したハリケンジャーが見たものは、サタラクラjr.の出すクイズを憮然と無視し続けては罰ゲームの爆破を受けまくってボロボロの当のマーベラスたち。だがそれは、サタラクラjr.のためにビッ栗にされた人々を人質に取られてしまっていたがゆえ。

前後編2回に渡るハリケンジャー登場SPとして、今回、ハリケンジャーとゴーカイジャーの和解が描かれたその後はひたすらアクション編みたいなもの。9人揃っての変身&名乗りはまさにSPに相応しい豪華な画というか、わざわざ新撮にてハリケンジャーの名乗りシーンが見られたのも感無量。今後もまた、メンバー全員が揃うレジェンド戦隊が現れてくれるとしたらまたこの豪華なノリは貫いてほしいなあ。
群がるザンギャックを迎え撃つハリケンジャーとゴーカイジャー。スピーディーな超忍法と、荒々しい海賊戦法のコンビネーションという殺陣が、日曜日の朝から目が覚める派手さと凄まじさ。
巨大化したサタラクラjr.相手には、ハリケンジャーが返してきたレンジャーキーを手に、風雷丸と力を合わせ大いなる力の発動。風雷丸役宮田浩徳氏の「合体でござる!」の口上もこれまた感無量。合体したハリケンゴーカイオーの手裏剣乱れ投げが、これでもかの忍者能力ロボっぷり。

鷹介の問いかけに対し、つい「この星に、宇宙最大のお宝があってよかったと思う」とつい本音を漏らすマーベラス。番組中盤を過ぎ、初期回で問われた「宇宙人であるゴーカイジャーが、地球に守るべき価値を見出す理由」にもある程度の答えが出たというか(敵組織ながらも、地球の文化に完全に帰化してそのまま居ついたボーゾックもいるしなあ/笑)、むしろレジェンド戦隊未登場回での、市井の人々との出会いを経て、一歩ずつ地球を守る意思を抱いていくとも言えるゴーカイジャー。アニバーサリー戦隊としての過去戦隊メンバーゲスト続々登場の派手さも今回を含め好きだけれど、そうした、ゴーカイジャーたちが地球に好意を抱いていく過程も地道でも描いていってほしいなと。
次回、これまた戦隊の避けて通れぬテンプレ展開、入れ替わり話。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第25話「海賊とニンジャ」

 2011-08-14
刃に隠した心は、地球の命守るため。
一堂に介する2大戦隊、その魂と魂が今響き合う。

夏休みSPとも言える2話に渡るハリケンジャー登場編! ジャカンジャとの戦いの日々を経て、ハリケンレッド:鷹介が(たぶんまだ)派遣の登録社員にイエロー:吼太が介護職と相変わらずなのに対して、ドサ回りの新人演歌歌手→人気演ドル→女優と確実に出世頭になってるブルー:七海。ああ…緊急時には表の職業を離れて疾風流の忍者ユニフォームにて出動するというこの雰囲気、本当にハリケンジャーはジャカンジャ壊滅後も人も知らず、世も知らず、影となりて戦い続けていたのだなあとしみじみ…。

今週のザンギャックの行動隊長は、あのジャカンジャのサタラクラとサンダールそれぞれのjr.。なにげにこの二人だけでも(声優的に)ゲストが豪華な件。
こちらもあいも変わらず、登場するだけでその場を自らのフィールドと化してしまうサタラクラjr.のけたたましさと絶妙なウザさ。いやあ、サンダールjr.には是非、ハリケンジャー放映当時同様に「見せてもらおうか、宇宙海賊の巨大ロボの性能とやらを」と声優ネタ台詞をかましてほしかったところなんですが(笑)。

ともあれ、主役としてのゴーカイジャーの連中は、今回は鎧のスーパー戦隊講座からスタート。いやあ、見ているだけで素晴らしい講義だ。むしろこのスーパー戦隊講座だけで30分1エピソード作ってほしいぐらいながら(本気と書いてマヂで)、マーベラス、ジョー、ルカはあっさり途中自主退場。そしてあっさり今週のザンギャックの作戦と遭遇するあたりの開き直った展開というか、ザンギャックは毎週毎週、ゴーカイジャーの徒歩行動圏以外で作戦を実行するという発想はないのか?
サンダールjr.とサタラクラjr.の、親父譲りの宇宙忍法の実力の前に苦戦するゴーカイジャーというか、こいつら相手に戦うのに、三人戦隊だからという理由だけでライブマン、アバレンジャーへのチェンジは微妙に間違ってるんじゃないかとも。

人間をびっくりさせてビッ栗にして、ミサイルにして撃っちまおうというもはや宇宙忍者以外には理解の範疇を超えた作戦。その敵アジトを探るためにボウケンシルバーの探査能力を駆使する鎧というのは、本当に誰よりも戦隊メンバーの特色、能力を心得ているという好描写。6人目というばかりでなく、鎧がチートキャラである最大の理由が、戦隊ヲタとしての知識にあるというのも改めて実感。
アジトを急襲するゴーカイジャーながらも、強敵たる宇宙忍者二人に対する対策はまったく考えていなかったというか、またもマーベラス、ジョー、ルカは翻弄された上にサタラクラjr.に捕らえられ、鎧は巨大化したサンダールjr.相手にひとりでロボ戦で挑む羽目に。
ここでまさかの風雷丸見参に驚くところながら…風雷丸といえば、演じる宮田浩徳氏の絶妙な前口上あってこそなので(こんなキャラまでも当時と同じキャストが!)、本格的にゴーカイオーと合体する来週こそ期待したいところ。
なにげに天空神のイメージや能力を付加されている風雷丸というか、きっとハリケンジャー唯一の自律行動可能な戦力として(リボルバーマンモスは、隠密行動に向かないしな/笑)、変身能力を失った三人のサポートのためにおぼろさんが改造したんだろうなあ。

強敵、サンダールjr.は先に倒したものの、ゴーカイジャーを翻弄するサタラクラjr.の宇宙忍法に対抗するため、レンジャーキーの譲渡を迫る鷹介と、それはマーベラスが命懸けで宇宙中を探して集めてきたものだと反発する鎧。その対立の根にあるのが、ゴーカイジャーに対する鷹介たちの不信感というのがなあ…。
またもレジェンドメンバーの信頼を行動で勝ち取るしかないゴーカイジャーというか、次回、9人の戦士が一同に揃うという予告での画だけでwktkが収まんねえよ!

あと、何気に番組も1年間の折り返し点…。うわもう番組開始から半年か! なんかやたら早く感じるわなあ。

海賊戦隊ゴーカイジャー ゴーカイマシンシリーズ04 風雷丸海賊戦隊ゴーカイジャー ゴーカイマシンシリーズ04 風雷丸
(2011/08/27)
バンダイ

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海賊戦隊ゴーカイジャー 第24話「愚かな地球人」

 2011-08-07
裏切り、騙され、捨てられようと、この手に欲しい物はただ愛ひとつ。
どんなにどん底に打ち捨てられようとlive on my dream, 運命なんてこの手で掴む。

笑聖・世界の浦沢義雄&坂本太郎監督コンビ、自分らの担当怪人ジェラシットを引き連れゴーカイジャーに再臨。今回、最初から最後まで常人に浦沢脚本の先を読むことがどれだけ不可能かと思い知らせてくれるというか、オチ付近の時間帯のツイッターの異常な書き込み量を自分は生涯忘れないことだろうなあ(笑)。
ジェラシット役櫻井孝宏が「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のゆきあつ役というのもあってすっかり自分の中でネタ声優として定着しているというか、いやあ今回も浦沢脚本を受けてのブットビ具合が流石の域。もう櫻井は今年はゆきあつとジェラシットだけで他に仕事しなくてもいいんじゃないかな。

粗大ゴミとしてザンギャックから捨てられたジェラシットが、オバハンに生ゴミ扱いされたところから始まる二転三転する怒涛のストーリー展開。タコ焼き屋のあんちゃんと戯れるジェラシットの姿を見た瞬間、関わりあうのを避けようとするゴーカイジャーたちがいい判断というか、今週のザンギャック怪人出現にやむなく変身し、とうとう事態に巻き込まれるあたり…。マーベラスたちが普段の番組の世界観から、ズルズルと浦沢ワールドに引きずり込まれるという雰囲気がやたら好演出。
つか、もはやジェラシットとタコ焼き屋怒涛のドラマの影に隠れて、情報戦を展開しようとした今週の怪人の作戦が結局なあなあに終わってしまったのがなんとなく惜しい気も。こいつの作戦だけでも普通にエピソード1本作れそうだしなあ…。常人に世界の浦沢義雄の脚本意図なんか計り知れないけれど、今回、ちょっと詰め込みすぎではとか思ってしまうあたり、自分ごときではまだまだ浦沢義雄度が足りないということか(汗)。

宇宙人に偏見を持ってたオバハン、宇宙に生きる者としてのジェラシットの、住む星を問わない大きな愛を知る。ここまでで充分にいい人情話なのに、そこから先まで描いてしまうのが世界の浦沢義雄の恐るべきところというか…あの予★想★GUY★に過ぎるラストを、番組見てた誰が想像できたというのか…。
結局今回、タコ焼き屋のあんちゃんか不幸になって終わりというのが笑っていいんだか反応に困るオーラスwww 去り行くマーベラスたちの背中が、やっぱりジェラシットに関わるんじゃなかったという後悔を引きずってるように見えるまで、いやあ、なんだかジェラシット編があと1回ぐらいはあるんじゃないかって悪寒に思えてきたわwww

次回、予告のサタラクラとサンダールの声からして「おおっ!」と唸りつつ、ついに告知されてたとおりハリケンジャー三人揃って参上! まさに夏休みスペシャルな前後編になりそうだわなあ。毎度毎度楽しみすぎますです。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第23話「人の命は地球の未来」

 2011-07-31
その手を重ねた絆は兄弟同様。
ひとつの命を救うのは、無限の未来を――絆を救うこと。

今回のナビィの、例によってファジーに過ぎる手掛かりは「人助け」。まあ確かにすべての戦隊に当てはまる要素とはいえ、普通に鎧だったら「人助け→人命救助→ゴーゴーファイブ!」と脊髄反射的に連想しそうなもんなんだがなあ。
ともあれ街中で一日一善運動を開始するゴーカイジャー(♪戸締り用心火の用心)。姉妹のごとき仲睦まじさを揶揄されるルカとアイムが主役回というのもあって、ひたすらお年寄りを階段の上へピストン輸送するマーベラスとか落し物を拾った縁ですっかりオカマの人に気に入られるジョーとハカセとか、男連中の扱いが悲し過ぎる(笑)。
そしてもうすぐ二人目の子供が生まれるという母娘と出会い、新たな命の誕生を前にかつて自分の妹を失った苦渋の過去を回想するルカと、陣痛に苦しみだした母親の元に駆けつけ病院に付き添う――ゴーゴーファイブ:ゴーピンク/巽マツリ。ええ演じる柴田かよこ(当時の芸名坂口望二香)もつい2年前にシンケンジャーでもゲスト出演されてましたが、ところで今回、同僚の救急隊員役がスーツアクターである中川素州ということで…変身前と変身後のダブルゴーピンクが揃ってましたですかい! この辺のキャスティングの遊び心がさすが長年続いたシリーズ…。

今回、わざわざそのマツリの持つ大いなる力を狙って現れるバスコというか、何気にバスコ登場回はザンギャック幹部面々が登場しなくなってきてる。立場上はザンギャックに雇われている身といえ、もはや扱いは第三勢力として立ってきてるわな。
救急車で搬送しなければならない重傷の子供を人質に大いなる力の譲渡を迫るバスコと、何よりも目の前の命を救うためにその要求に従おうとするマツリ。そして、自らが妹を救えなかった過去を語り、今、目の前の子供を救えるのはマツリしかいないと自らが囮になろうとするルカと――そのルカに自分を頼ってほしいと訴えるアイム。

失われた兄弟と、新たに紡がれる絆。戦隊で女性戦士が二人になったことの効果として発揮される、同姓同士の姉妹のごとき息の合ったコンビネーション。てか、今回ある意味マジレンジャーの大いなる力マンセーって話でもあるというか、ゴーゴーファイブ回のはずなのにマジレンジャー話に見えるのは何事(汗)? 全員でゴーゴーファイブにゴーカイチェンジしつつ、明確な追加戦士が不在のゴーゴーとして、やっぱりハブられる鎧にまた涙。
バスコの繰り出してくる巨大怪人への決め技は、ゴーゴーファイブの大いなる力としての一斉放水。いえてっきり、全身からハシゴ車のハシゴが飛び出すラダーアタック攻撃になるもんだと。

今回、自分の好きなゴーゴーファイブ話ということで結構気負って視聴に臨んだんですけど、ちょっと今回サブタイに内容のスケールが追いついてなかった気も…。まあ今回、劇中の擬似姉妹的関係たるルカとアイムの「姉妹の絆」って話でもあるので、兄弟戦隊というテーマは生きていますかね。今回のゴーカイチェンジも、同じく兄弟戦隊であるファイブマンとマジレンジャーだし。
次のレジェンドメンバーは、ハリケンジャーが3人揃って登場ということでこれまた豪華なことになりそうで楽しみ。まあその前に、来週の…おおっ、あいつは!? また話がトンでもないことになりそうな…。

海賊戦隊ゴーカイジャー 第22話「星降る約束」

 2011-07-24
流星に誓う約束は、誰にも絶てない永遠の友情。
その約束を果たすために、地球狭しと駆け巡れ!

前々回でひと段落したかなと思ってたのに、そろそろお盆商戦時期ということでまだまだ続く鎧大活躍。鎧、豪快チェンジでハブられないよう手製のスーパー戦隊大百科を力作。つかそれ印刷してコミケでの販売予定ある!? 地方在住者なので、通販可能なショップにも委託してもらえるとマヂ嬉しいぞ(笑)!
そんな鎧の力作同人誌をまだ読まないまま、今回の主役ジョー、今週のお買い物当番。そしてくっついていった鎧が遭遇する、荒川稔久センセ脚本名物やたら口の悪いガキ。

大規模艦隊で地球を取り巻いてる状態のクセに、毎回ゴーカイガレオンのご近所での地道なテロ活動に余念がないザンギャック。今回の目的はボウケンジャーも見落としていたプレシャスを利用しての、地球に巨大小惑星激突作戦。クソッ、ゴーゴーファイブがいないからビクトリーマーズ出場できねえ!
そのザンギャックの作戦をたまたまガキが目撃したせいで、今回の作戦、例によってゴーカイジャーにバレバレ。負傷しつつも、友達との約束のために自転車での登山を目指すガキと、そんなガキを応援する心持ちで送り出すジョー。ここでジョーがガキに対して連想する相手がマーベラスってのが、ジョーにとってのマーベラス像が判りやすいな(苦笑)。

ガキの目指す山頂こそがザンギャックの目的地と知り、もはやさすがにガキを止めようとする鎧と、それでもなお、ガキの約束のためにザンギャックを排除しようとするジョー。
マーベラスに、かつてのシド先輩と、友に恵まれ今日まで生きてきたジョーだからこそ知る、何よりも重いのは友との盟約。ゴーカイメンバー中、ある意味一番クールで他人ととっつき悪そうなジョーが、誰よりも熱く友情を大事にしているというキャラ付けはホント好感度に繋がるよ。自分がゴレンジャーをリアル視聴してた頃、アオレンジャー:新命明が一番好きだったのは、単に見掛けが一番かっこよかったってだけじゃなかったよなあ。

ゴセイジャー、オーレンジャーに豪快チェンジしての今週のバトル。鎧の戦隊同人読んだ成果としてのマイナー大技超力ダイナマイトアタックで怪人撃破(見覚えあったけど、wikiで確認したら本編中3回しか使ったことなかった…鎧の同人のチェック力パネェ)!
ワルズ・ギルがインサーンさん17歳の仕事を奪っての巨大怪人出現と、さすがに絶望しかけるガキ。それでもなお、ゴーカイオーで応戦しつつガキを励ますジョー。巨大化怪人は久々にシンケンゴーカイオーで始末し、巨大小惑星は豪獣神の販促技(反則、じゃなくてあくまで販促)にて宇宙で撃破! くっ…ジャイアントロボの右腕にドリルがあったら、あんな悲しい最終回には…(泣)。
そして、遂に山頂にたどり着いたガキを待っていたのは、やはり約束を守ってくれていた自分の親友…。

子供ゲストの友情話ってのは、戦隊シリーズを通しての泣かせ話ではあるんだけれど、今回、ガキ同士の約束のために奮闘するジョーが凄く良かった。子供同士の友情、その友情を見守るヒーローというのは子供番組のエピソードの偉大なフォーマット。むしろ掟破りが続くゴーカイジャーで、こうした素直なエピソードが見れたというのも以外だったんですけどね。
次回登場のレジェンドメンバーは、遂に待ってたゴーゴーファイブよりゴーピンク:巽マツリ。ええマトイ兄ちゃんの元気な顔を久々に見たいというのもありましたけど、こんなご時世だからこそ「人の命は地球の未来」というテーマがくっきり輝く話になってくれてるのを期待。
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Author:事業部長わたなべ
北国に蠢く黒い影。心に星を持つ男。
模型HP「豪雪地帯酒店・第二事業部」やってます。
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